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2025年6月4日水曜日

[DIY][pc] 水冷PC自作




[DIY][pc] 水冷PC自作
水冷キットAquarius II November 11th, 2003
今まで、空冷では定評のあるALPHAのPAL8045を使っており、来年の夏まではこれで持たせるつもりでした。冬は窓開けて高速ファンを使えば空冷でも十分冷えますから。が、今回安く手に入れる機会がありThermaltake社製のAquarius II (実売17000円程度)を購入しました。水冷入門キットとしては10000円のPOSEIDONもありますが、ポセイドンはラジエーター、水枕がアルミ製であることや、PCの起動と連動してポンプを作動させるためにはリレーを別に買わなければいけないなどの理由でAuarius IIに決めました。 このキットは、
  ・ ポンプ
  ・ ラジエーター
  ・ 水枕
  ・ リサーバー
  ・ これらをつなぐチューブ  から成ります。
当然ながら高級なキットと比べると個々のパーツが少々安っぽいですが、チューブには曲げ防止のスプリングが入っていますし、説明書は英語ですが図入りの丁寧なつくりで好感が持てます。
タンクも兼ねるポンプ。動作中は青色LEDが光ります。消費電力は2Wです。PCIパネルからケース外のリサーバーとラジエーターにチューブを4本出しています。冷却水には薬局で精製水を買ってきて付属のクーラントを入れました。(ついてるクーラントの量が少なく1: 20程度と薄い。)
銅製ラジエーター。標準でついていたファンは回転数可変の物に変更しています。説明書には「ケース内(フロント)に設置」とありますが、冷却能力の点から付属のマグネットにてケース外に固定しています。強力なのでがっちり固定することが可能。
銅製の水枕。やはりアルミ製より重さはかなりあります。重いとなんだか安心感がありますね。CPUとの設置面はかなり荒かったので鏡面処理しました。Pentium4、K7、K8対応です。
組みあがるとこんな感じ。水冷にはフルタワーだと思っていましたがミドルタワーでも平気ですね。かなりギリギリではありますけど。右の写真がリサーバーです。水位が下がってきたらここから精製水を足します。
水枕を通って加熱された冷却水を直後のラジエーターで放熱します。室温と水の温度差が最大の時なので効率がいいはずです。(一般的な配置らしい)
水枕とラジエーターの位置を逆にすると、ラジエーターで冷却された水がCPUを冷やす配置となります。条件次第ではこっちのほうが冷えそうです。
現在、半月ほど使っています。これ1台でゲーム、ネット、ベンチまでなんでもこなすのでもちろん常用前提です。となると静穏性が重要です。その点はPAL8045に2200回転のファンをつけていたのに比べてかなりいい感じです。もちろんラジエーターは外に付いているので同回転数ではうるさいですが、低回転数なファンでも十分に冷えます。ポンプも静かです。また熱がケース内にたまらないので電源ファンの回転数上昇も防げて、ケース側面の12cmファンも止めることができました。肝心の冷却性能は、同回転数ファンを使用した場合ではPAL8045より5度から10位下がりました。常用クロックもAthlonXPの1700+にて2200MHz(1.6V)から2300MHz(1.7V)に上げました。BIOS読みの45度で安定しています。これからはCPUの消費電力も100Wを超え、オーバークロック常用するには水冷じゃなきゃやってられない感じですね。今回水冷デビューしたわけですが、満足な買い物ができました。空冷に対して水冷は水漏れのリスクが伴いますが、それを差し引いても静穏性、冷却製のパフォーマンスから水冷はおすすめです。
今後の課題としては、
・ ラジエーターを換える
・ 水枕を換える
・ ビデオカードの水冷化
・ チューブの交換などを考えています。ラジエーターのファン回転数を最大(3000回転)にしても思ったよりCPU温度が下がらなかったので放熱能力はすでに十分なのかもしれません。よって水枕、あるいはビデオカード用水枕を付け足すつもりです。すると今度はラジエーターが欲しくなって、ポンプも変えたくなって・・・と、空冷よりはるかにお金がかかりそう・・・。チューブは付属のが細いタイプのなので太いのにしたいのですがパーツとの接続を考えると面倒です。これから水冷キットを買う方はチューブの太さでキットを選ぶのもありですね。その後のパーツ交換の分かれ道になると思います。太い物は高級品が多いですけど。チューブ内径は1/2インチ、3/8インチ1/4インチの物があるようです。このAquarius IIは計ってみたら1/4インチでした。また、チューブ曲げ防止用のスプリングは抵抗になるので、取ってしまってもいいかもしれません。
     
蝉音のPC Review
http://atarasiikun.fc2web.com/aquarius2.htm
      
PC水冷デザイン
http://wcd.fc2web.com/tirasi01.html
                
                 
























Poseidonのポンプに交換
January 8th, 2004
Aquarius II付属のポンプ(写真右)は実は可変タイプだったのです!水温が低いときは水を送り出す量が小さく、水温が上がるとたくさん吐き出すらしいです。(CUSTOMの店員さんより)これでは水温を下げるために寒い中頑張っている意味がありません。
そんなわけで最初からフルパワーなPoseidonのポンプ(写真左)を購入しました。
交流115V、7W、600リットル/hと書いてあります。
Aquariusポンプは直流12V、2W、排水量は不明です。
組み込む前に公称値600リットル/時を確認します。1分あたりなら10リットルとなるはずです。
結果、
Poseidonポンプ  2,750ml/分  (165リットル/時)
Aquariusポンプ  950ml/分  (57リットル/時)
毎分10リットルには遠く及びません。交流115Vの時に10リットルなら、100Vの時は
(消費電力 P = V2/R より) 7.5リットルくらいは期待できると思うんだが。
まあAquariusのに比べれば消費電力が約3倍、排水量も3倍なのでそれなりな結果ですが。あ、でもAquariusはこのときは水温が低くて静穏モードでしょうから、2Wの消費電力では無いよなあ。そのうち温水で計ってみよう・・・。
100Vはコンセントからとるのでパソコンのスイッチと連動させるにはリレーが必要ですが、3000円くらいするみたいなので電源タップを買ってきました(500円)。オレンジのスイッチを入れないとPCの電源も入らないのでポンプの回し忘れは無くなります。
~ 注意 ~
付属の固定のための金属タイを使うと左図のようにチューブが切れます。跡がついているだけでなく実際に切れています。一応弱めに締めたつもりだったのですが。器具を使わなくても抜けることは無いので使用しないことにしました。ポンプの真上にHDDがあったので何ヶ月も気づかずに使っていたら・・・。
リサーバーをはずせたので少しスッキリ。精製水のつぎたしはタンクに直接いけます。
CPU温度は、Aquariusポンプがアイドル時45度だったのがPoseidonポンプで42度に。(AthlonXP 216x10.5 = 2268MHz 1.7V 気温25度)騒音は若干うるさくなりましたがまだまだファンのほうが大きい音なので気になりません。
PCの電源を入れる前にポンプとラジエーターファンを動作させ、容量の大きいタンクの水を冷やしてからベンチマークをとろうと思います。
     
蝉音のPC Review
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PC水冷デザイン
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ポンプ性能 (改訂2版 05年9月)
初稿 だんなさん主宰の「ハーフインチ倶楽部」に投稿 05年1月
 ポンプのカタログに記載されている性能数値は、流量(最大で毎分何リットル流れるか、L/min)と揚程(最大で何mまで水を揚げられるか、m)の2種類が表示されていることが多いです。
 ただし、カタログ数値には落とし穴があり、数値が意味するのは下記の通りです。
 流量=揚程0時の最大流量
 揚程=流量0時の最大揚程
 誤解しやすい例として、カタログスペックで流量10L/min、揚程1.5mと表示されたポンプで実際に高さ1.5mまでくみ上げた場合に、流量が10L/min流れると考えてはなりません。最大流量10L/minという数字は、あくまでも揚程ゼロ時の最大流量です。高さ1.5mまでくみ上げたら、流量はゼロになってしまいます。
 カタログの数字だけ見ても実際の配管状態でどれだけ流れるかピンとこないので、一般的には縦軸に揚程、横軸に流量を表した性能曲線を使って判断します。
 PC水冷で定番のエーハイム製ポンプなどは、メーカーさんがきちんと性能曲線を公表しているので問題ありません。実測データもメーカー公表結果と大体一致しており、さすがに一流メーカーと納得できます。
 しかしPC水冷用の電圧可変型DCポンプだと、定格電圧で測定した性能曲線は一応公開されてますが、細かく電圧別に測定した性能曲線は公開されていませんので、自分で測定することとしました。
測定機材と方法は下記の通り
・流量センサ
 キーエンス FD-81 (測定範囲 1~10L/min)
 4-20mA電流出力を1-5V電圧変換し、デジタルテスタでHOLD値を測定。3回平均をL/minに換算。
・圧力センサ
 キーエンス AP-12センサ(旧型、0~1.0Kgf/cm2)
 キーエンス AP-80Aセンサアンプ(表示器)
 手動で約3秒間のピークHOLD値を3回測定。Kgf/cm2表示を直読し、3回平均を水頭cmに換算。
・流路構成
 リザーバ(または水没) - ポンプ - 圧力センサ(T字分岐) - 出口バルブ - 流量センサ - リザーバへ戻る
 写真のように、測定対象ポンプの吐出口からできるだけ太いホースを使って最短距離で圧力センサへ配管し、出口バルブを調節して任意流量時の吐出圧を測定することで性能曲線を得ました。
 水没可能なポンプは洗面器に沈め、吸込み抵抗を最少にした。
 水没不能ポンプでは大型リザーバと15mm大口径ホースで接続して配管ロスを少なくし、なおかつリザーバ水位をできるだけポンプ位置と同じ高さになるように調整して落差が生じないように留意しました。
 測定装置のホースおよびニップル類は可能なかぎり大口径のものを使用し、流路圧損を最少にしている。また、水温が極端に変化すると水の粘性変化によって流量曲線が変化するため、水温を20~25℃に調整して測定した。
 可変電圧DCポンプはDC可変電源に接続し、供給電圧をテスタで実測調整。
また、一部ACポンプでは50Hz商用電源直結と60Hzインバータ接続の両方で測定している。
グラフ凡例
 縦軸 揚程(H) cm
 横軸 流量(Q) L/min
 グラフに描かれた曲線は、二次関数にて近似している。近似式から、任意流量時の揚程を算出できる。
性能曲線データ
Alphacool AP-900
 05年初頭の頃までは、国内調達可能な市販DCポンプの代表格だった。
 オープンインペラー型で12~24Vで使用可能。12V動作時に900L/hrと紹介されているようですが、実測すると24V動作で900L/hrに届くかどうかの実力。カタログの表記ミスが疑われる。
 24V動作時に最大揚程340cmに達するので高圧損型水枕にも使用できるが、24V動作ではそれなりの騒音・振動を発生する。
 12V動作では静音性に優れるが最高揚程120cm程度とローパワーで、高圧損型水枕との組み合わせだと冷却性能で妥協を強いられる可能性もあります。
 また、新型クローズドインペラーポンプと比べると、揚程性能は明らかに劣る。そろそろ旧式化したと言うことでしょう。
(メーカー等への不満、電圧別の性能曲線データはきちんと公開すべき。最大流量と最大揚程を直線で結んだだけのいいかげんなデータは、公表しない方がマシ。)
Laing DDC
 水冷マッキントッシュに採用されたポンプで、最初からPC水冷用に専用開発されたクローズドインペラー型DCポンプです。
 定格12V時に最大揚程400cmを超え、ここで紹介するACポンプも含めた中で最高性能を示します。最大流量は7L/min程度と控え目ですが、多くの水枕で最適流量となる2~5L/minの範囲で十分な吐出圧が得られます。逆に5L/minを超えると急激にパワーダウンするため、大流量型水枕で最大流量を得たい場合には不向き。
 7V以下の低電圧では始動不良となる場合があったので、動作範囲は8~13Vと思われます。電圧調整範囲は狭いですが、定格の半分以下まで絞ることが可能です。また、ここで紹介した中では一番コンパクトなため、内蔵組み込みは容易です。
EHEIM 1048 (50Hz仕様)
 特にコメントの必要もない定番ACポンプ。陸上使用だとわずかに動作音や振動がありますが、おおむね静かなポンプと評されています。ここで比較した中では、本体サイズが大きい方。鑑賞魚飼育用だけに、耐久性や信頼性には定評があります。また定番ポンプだけに、リザーバ等のアクセサリが豊富で便利。能力的にはオープンインペラーらしく低揚程で、AP-900の12V駆動と同様に高圧損型水枕だとややパワー不足に陥る可能性があります。
 ここではポンプに一体装着可能なEH48Rリザーバ装着時のデータも掲載しました。リザーバの吸込み口がポンプ付属バーブよりも少し細いため、最大揚程は変化しないが最大流量は少し下がりました。たかがリザーバでも、いくらかの流路抵抗を示します。
Aquariumsystems Maxi Jet MJ-1000 (CoolingLab扱い品 Ver.1仕様)
 CoolingLab扱いの製品で、他と比べて低価格なACポンプ。
 能力はEHEIM1048よりも上で、西日本地域の60Hz動作時だと余裕も出てくる。騒音・振動はEHEIM1048と比べていくらか大きいが、そこそこ静かに使えるレベル。
 独断と偏見による用途別ポンプ選定
1.水枕1個構成でそこそこ冷えれば十分で、極端な静音を追求しない場合
 どれでも使えるが、この中で一番安いMJ-1000は手が出しやすい?
2.高圧損型水枕で5L/min以下の小・中流量域で冷却性能を追求する場合
 DDCがイチオシ。コンパクトで組込みも楽。
3.低圧損・大流量型水枕で流量勝負の性能追求をする場合
 Laing社の新型D5がイチオシだろうと思う?(未検証)
4.ポンプパワーを落としてでも静音性を追求
 ここで比べた中では、APシリーズの12V使用が一番静かだと思う。
Laing D5を絞って使った場合も静かかもしれない?(未検証)
      
PC水冷デザイン
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2025年6月1日日曜日

[科学] ぼうずの自由研究



ルーム・エアコン(発表者:ぼうず)
私たちが家庭で使う数々の便利な製品の代表的なものにエアコンがあります。エアコンはエア・コンデイショナーの略です。日本の家庭でも20~30年前より普及しはじめました。エアコンは空気調和器と言われビルや工場とかオフィスで使われるような大型のものは別にして一般家庭で使われるものを説明します。  通常、エアコンは室内器と室外器に分かれています。 普通空気の温度を変えるために室内器の中にあるコイル状に熱交換器の中に触媒(従来はフロンガスでしたが地球環境を守るオゾン層を害するということからフロンガスの使用が禁止され、それに変わる触媒が使用されます)を通し、外を流れる空気を冷やしたり、暖めたりします。 
エアコン(夏)
液体は気体になるとき(気化するとき)に周囲から熱を奪います(気化熱)。また逆に気体は液体になるとき(液化)周りに熱を出す作用をします。この作用を利用したのがエアコンであり、また冷蔵庫も同じ理屈で冷却します。エアコンの場合、冷房と暖房は触媒の流れが逆になります。 液体は蒸発器を通すと気化して気体になります。このときに外気の温度を吸収します。これがクーラーの原理です。 気体になった触媒は、今度は凝縮器を通ると熱を出します。この原理が外気温度を上げる役目をします。これが暖房の原理です。 夏、クーラーを使用しているときに室外機のところで異常な暑さの風を感じるのはこのためです。家庭やオフィスで夏になるとみんなが一斉にクーラーを使うので街の温度が上昇して社会問題になっています。   たびたび「触媒」という言葉が出てきますが、広い意味では「ある化学反応をさせるときに触媒を使うと、その化学反応が早くなる」というときに使われます。この触媒はふつうは固体ですが、気体や液体もあります。ここでいう触媒とはちょっと意味が違った広義の意味で使用しています。 従来、この触媒にフロンガスが使われておりました。フロンは無色無臭性の気体または液体で、科学的・熱的に安定しており毒性も低くて引火もしにくい物体です。冷房・暖房・冷凍などをするときに使用されています。 しかしこのフロンガスが大気中に放出されると、地球を取り巻く成層圏に流れ、太陽の紫外線により分解されて生ずる塩素原子がオゾン層を破壊します。 日本では1996年以来オゾン層を破壊するいくつかのフロンガスの製造が禁止され、代替フロンが使用されています。これらは地球温暖化の原因になることから、大きい問題になっています。 メーカーはこの使用禁止のガスの代わりにイソブタンを使用したものなどを検討しています。 なお冷蔵庫を部屋に設置するときには、背後に熱を放出するラジエータ部分があり、この部分が後ろの壁にあまり近ずけないほうがよいでしょう。
                
ぼうず
                
                



                
                
                
                
                
                
冷蔵庫(発表者:ぼうず)
■液体を蒸発させて温度を下げる
液体が蒸発するときには、周囲から熱を奪います。この熱のことを気化熱といいます。暑い夏の日に庭に水をまくとひんやりと涼しくなった経験があるでしょう。これは庭にまかれた水が蒸発する際に空気中の熱を吸収し、空気は熱が奪われたぶんだけ冷却されるため、周囲の温度が下がるのです。冷蔵庫も液体を蒸発させることで庫内の空気から気化熱を奪い、温度を下げています。この液体のことを冷媒といいます。 液体を少ないエネルギーで効率よく蒸発させるためには低い温度でも簡単に蒸発する物質を使う必要があります。そこでかつては冷媒にフッ素と炭素の化合物であるフロンという物質が使われていました。しかし、フロンガスが大気中放出されると生物にとって有害な紫外線をさえぎってくれるオゾン層が破壊されることがわかり、現在ではフロンに代わる物質が冷媒として使われています。 ※以前使われていたフロンはCFC(特定フロン)が使われていました。オゾン層破壊の問題で日本では1988年にオゾン層保護法が制定され1995年にCFCは全廃されました。CFC全廃後はHCFC・HFCといったオゾン層の破壊の少ない代替フロンを使用していますが、2020年までには全廃されることになっています。これからの冷媒としてノンフロン(例 HC:シクロベンタン)が注目されており一部実用化されています。
■高温・高圧の冷媒を急激に膨張させて気体にする
では、実際にどのように冷媒が使われているのかを見ていきましょう。冷蔵庫は、貯蔵庫と冷却器、コンプレッサー(圧縮器)、コンデンサー(凝縮器)、冷媒を通すパイプというのが基本的な構成要素です。 まず
1.コンプレッサーを電気で動かして、冷媒ガスを圧縮させます。
2.高温・高圧になったガスがコンデンサーを通ると、外気に放熱されて温度が下がり液体に変わります。
3.液体になった冷媒は冷却器に送られ、急激に膨張して気体に変わります。
4。気体に変わる際に庫内の熱を吸収して温度を下げます。 
■新しい冷却方式電子式冷却方式 
今までの冷蔵庫と違い冷媒を使用しません。2つの異なる金属を接触させて、これに直流電流を通すことによって生じる"ペルチェ効果"を利用して温度を下げます。騒音がない等の利点はありますが冷却効率はよくないので、小型の自動車用冷蔵庫などに利用されています。
* ペルチェ効果とは―
異種の導体(または半導体)の接点に電流を流すと、熱の発生または吸収が行われる現象。
■直接冷却方式と間接冷却方式の違い
冷蔵庫の冷却方式には、直接冷却方式(直冷式)と間接冷却方式(間冷式)があります。
直冷式は、冷却器が庫内に露出しているタイプです。消費電力が少なくて済み、冷却器の近くに置いたものは早く冷やすことができる長所がありますが、霜がつきやすい短所もあります。
間冷式は、冷却室内に冷却器を置いてファンによって冷気を庫内に送り込むタイプです。食品に霜が付かない長所がありますが、冷却するのに時間がかかり、消費電力が大きい短所があります。                
                    
ぼうず
http://bohzu.fc2web.com/Elec/elec_presec9.htm
                
                




                
                
                
                 

2025年5月25日日曜日

[機器][pc] 水冷ペルチェPCの自作





[機器][pc] 水冷ペルチェPCの自作
お題1.特大水冷ペルチェ実験(05年初頭)
きむちさんに製作していただいた、特大水枕です。
市販水枕のSlitEdgeをモデルにして、大型化した構造になってます。
非常に美しく仕上げてあり、ガラスに張り付くくらい平面精度も良いです。
今回使用した62mm角266W特大ペルチェです。サロンパスみたいと言われてます(笑)
隣に並んでいるのが40mm角170Wですけど、二回りでかいですね~
モデルにしたSlitEdgeと並べてみました。でかい…
きむちさん特製3点セット。水枕、バッファ板(62mm角×10mm)、バックプレート
ペルチェとバッファ板はぴったりサイズです。
水冷ペルチェシステム全景です。台所の窓際に設置しており、軽自動車用ラジエータが窓の外に設置してあります(笑)
ポンプは右下に写っている緑色のイワキMD30-RZ-Nで、配管はすべて15mmホース(フツーの水まきホース)。
マザーに載せたところです。運転中は下のようにエアコン用パテで断熱してあります。
マザー EPoX EP-9NDA3+ (Rev1.0)
メモリ SanMax/Hynix BT-D43 1GB×2枚
HDD Maxtor Diamond Max PLUS9 80GB×2 Syba製S-ATAアダプタ接続 (NV-RAID)
CPUやバッファにはグリスを塗っていません。パテで囲って堤防にして、内部はイナートリキッド(フロリナートの類似品)で満たしてあります。グリスと違って粘度が低いので脱着も楽ですし、空気を完全遮断しているので結露の心配も少ないです。
この実験を思いついたのは、04年秋の事でした。たまたまアキバの秋月電子さんで62mm角特大ペルチェを見つけたので、これを使えば1枚で昔の並列ペルチェと同等以上の能力が出せるのではないか? と考えました。特大ペルチェに特大水枕を組み合わせれば、今時の100WオーバーなCPUでも冷やせるのではないか?という妄想(^_^;です。
極限オーバークロックを狙うなら、ドライアイスとか液体窒素を使った冷却手法が手っ取り早いと判っていましたが、これらの手法は短時間しか遊べないのであまり興味がありませんでした。自分としては、長距離ベンチマーク(π計算で有名な近藤氏のPifast)に挑戦したかったので、なんとか特大水冷ペルチェを実現できないか模索してみました。
まずは市販水枕を片っ端から調べてみましたが、62mm角サイズの水枕は一つもありませんでした。HDD用水枕ならありましたが、あまり冷却効率が良さそうではなかったし、大きすぎて装着困難だから却下。
次に考えたのは、市販水枕SlitEdgeのトッププレートのリテンションネジ穴部分を削って2個並べる方法でしたが、04年秋時点で既にSlitEdgeは販売終了で入手できませんでした。
特大水枕を何とか確保しないと構想(妄想)は実現不能なので、PC水冷ショップの掲示板でお見かけした「銅の魔術師きむちさん」に図々しく相談してみました(^_^;
なんと快く製作を引き受けて頂けて、04年12月に特大水枕を確保することができました。きむちさんに感謝致します。
製作前のメールによる相談では、下記のような点を留意して設計・製作していただく事となりました。
■ 工程
1)62mm角ペルチェに合わせたサイズ。
2)AMD K7のソケットAおよびAMD64兼用で装着できるようにする。
3)ペルチェは62mm角266Wで、266W/38.4cm2=6.9W/cm2と非常に熱流束(面積当たりW密度)が小さいのが特徴で、W密度的にはCPUの1/10以下。
ペルチェ発熱にCPU発熱分を加えても、水枕に対しては10W/cm2程度のW密度になるため、内部プレート形状はそれほど凝った細工は必要としない。市販水枕SlitEdgeを手本として内部はシンプルなスリット構造とし、20mm厚銅材をフライス加工して削り出す。また垂直方向の熱抵抗を下げるため、加工可能な範囲で底厚を薄くする。
4)製作を簡略化するため、トッププレートや配管パイプは半田接合とする。
5)水枕とセットで10mm厚バッファ板とバックプレートも製作する。
バッファ版は小さなCPUコア(1cm2以下)と接する部分なので、横方向に効率良く熱拡散できるように10mm厚としました。これは、だんなさんのバッファ厚比較データを参考にさせていただきました。
■ 運転したデータ
実際に運転したデータは下記の通りです。
軽自動車ラジエータを窓の外に設置し30cm扇風機で送風、大型ポンプで循環
外気温 5.2℃(夜間)
水温 10℃
バッファ板 -4.5℃
水枕周辺温度(室温) 12℃
ペルチェ電圧 9V
マザー EPoX EP-9NDA3+ (Rev1.0)
CPU AMD64 3500+ BIコア(勝銃) (定格200MHz×11時に1.40V、45.8Aで最大67.0W)
CPU設定
Vcore 1.84V(テスタ実測)  Vcoreの二乗比 (1.84÷1.40)2=1.73倍
クロック 250×10.5=2635MHz クロック比 2635÷2200=1.20倍
推定W数 67×1.73×1.20=139W (@2635MHz)
CPU温度 20℃(Pifast実行中の高負荷時、BIOSモニタ読)
266W級の特大ペルチェでも、今のところ高負荷時にはCPUは20℃までしか冷やせてません。無負荷時ならバッファ単体は-20℃以下まで簡単に下がりますが、OCしたCPUは冷やしきれませんでした(^_^;
使ったCPUの素性が悪いのが痛いですね。フツーの電圧(BIOS限界1.7V以下)ではSuperπ程度なら通りますが、負荷が重いPifastは目一杯Vcore上げないと通りません。コア電圧を上げると爆発的に発熱が上がるので、もっと低電圧で回せるアタリ石が欲しいです(^_^;
上記OC設定におけるPifast10億桁の耐久ベンチ結果 3.46時間
大雑把に言うと、推定139W負荷時に特大水冷ペルチェシステムではCPU温度=水温+10℃程度という結果が得られました。
非常にアバウトな計算ですが、対水温での熱抵抗は
10℃(水温との温度差)÷139W(W数)=0.072(W/℃)
となりました。
市販水枕の熱抵抗が0.12~0.15程度、ヒートパイプ式空冷が0.15(爆音状態)~0.2以上(静音時)と言われているので、いちおーペルチェの方が成績は良いようです。
とは言え、極限OCを狙うならドライアイス等を使った方が成績は良いでしょう(^_^;
                
PC水冷デザイン
http://wcd.fc2web.com/index.html
                
                





















                
                
                
                


お題4.NGワード
「フロリナート」は某巨大掲示板の水冷スレッドではNGワード指定らしいですが…
業務用冷凍装置とか電子装置の冷却用、古くはクレイ社のスーパーコンピュータの冷却液なんかに使われたフッ素系不活性冷媒の事で、フロリナートは3M社の商品名、類似品にはガルデン(ソルベイソレクシス社)とかイナートリキッド(三菱マテリアル)なんてのがあります。ここでは統一して不活性冷媒と書きます。
特徴としては、非導電性(非常に絶縁性が高い)で、-100℃クラスの超低温から+200℃以上の高温域まで対応した各種沸点の製品が存在しています。
ただの水だと4~90℃あたりの範囲しか使えませんし、エチレングリコール等で不凍液化してもせいぜい-30℃程度までしか使えません。しかし不活性冷媒は、沸点グレードを選べば-100℃の超低温から+200℃以上の高温域まで利用可能と水よりも適用温度範囲が広く、なおかつ非導電性という特徴から電子装置とか産業用冷凍装置なんかで利用されています。
昔のPC雑誌とか海外サイトで、低沸点型フロリナートにMB丸ごと漬けたという「ネタ記事」が掲載されたことがあります。冷凍機用の低沸点品を使ったから見る見る間に蒸発したらしいけど、明らかにグレード選択を間違えてますな。実験として意味をなさないし、値段高いのに勿体ないなぁ…(^_^;
実際のところ、不活性冷媒でPC「液」冷をやったらどうなるか? どこにもマトモな実験報告は出ていませんでしたから、04年5月に自分で実験してみました。
結果は、水と置き換えてそのまま使える。冷却性能は水と大差なしという結論です。
本当に漏れても大丈夫か? という点に関しては、実際にお題1.特大水冷ペルチェ実験でMBへ直接ぶっかけてますが問題ありませんでした。
■ ハード構成
・エーハイム1048ポンプ+一体型リザーバ
・水枕Swiftech 12mmホース配管
・BlackIce 12cm薄型ラジエータ
写真の通りのシンプルな構成で、総液量は約450ml。
使用不活性冷媒
三菱マテリアル イナートリキッド EF-L174 流動点-50℃/沸点174℃
■ 実験データ
熱源 Athlon XP 200×12=2.4GHz Vcore=1.65V
ファン回転数 約800rpm
水冷時温度データ 室温25℃/CPU温度40℃ (Superπ3355万桁実行中)
この実験をやった当時は液温計とか流量計を持ってなかったので、流量と液温データはありません… orz
上記構成のまま冷媒を水から不活性冷媒に交換しました。
■ 冷媒交換後の状況
・冷却性能そのものは水冷時とほぼ同じで、CPU温度は変化無し。
・イナートリキッドEF-L174は粘度や比重が水よりも大きいため、ポンプ始動時の空回り(キャビテーション)が水冷時よりも激しい。
水冷だと最初に「ガッ」と音が出る程度で始動したが、イナートだと2秒間くらい「ガッガッガッガッ…」と空回りしながら始動します。
始動してしまえば水冷時と同じで静かですし、見た目で水と同じくらいの流量で流れていました。
・有機冷媒なので静電気の発生が激しい。
冷媒交換後、時々バチという音がしてシステムが固まる事がありました。どこか壊れたか?と思って調べたですが、部屋を暗くして観察するとポンプとケースの間で火花が飛んでました(^_^;
有機冷媒を樹脂製ホースやポンプの中を流してるので、静電気が盛大に発生したようです。ポンプとケースを導線で接続してボディアースを取ったら、静電気問題は解決できました。
不活性冷媒を使うメリットとしては、水冷の致命的弱点である電蝕、錆、漏液によるショートの問題が全面解決できます。これらの問題は「水」という冷媒の欠点であって、液体冷却という「方式」の欠点ではありません。
不活性冷媒の欠点は、3M社の製品で1.5Kgで3万円と値段が異様に高い事です。イナートリキッドは1Kgあたり1万円で、3Mフロリナートと比べれば安かったですが…
高い高いとは言え、水のように腐ったりしませんから回収して再利用できますので、他のパーツ類の値段と比べて極端にベラボーな値段とは言えないと考えてます。むろん、水みたいに使い捨てなんか絶対にできませんが…(^_^;
値段が高いのは小口容器に限った話で、バルクで大口購入すれば一桁安くなるようです。そのくらいの値段でなければ、石油缶とかドラム缶単位で使用する業務用冷凍装置の循環冷媒なんかに使われませんね。小口で売られてるのはサンプル品とか試験用という扱いで、特に割高になってるようです。(小口品が極端に割高という価格体系は、化学品業界では当たり前)
PCパーツ系商社あたりがフロリナート等を大口取り扱いして、1Lボトル入りでウン千円とかで小売りすることは可能だと思うのですが、どこかで出しませんかねぇ…
最近になって、海外で「Fluid XP+ Non-Conductive Coolant」という非導電性の冷却液が発売されたようです。中身の成分が何なのかは発表されてませんが、非導電性だからフッ素系不活性冷媒と同じ使い方ができるようです。1ガロン(3.7L)で$100らしいので、国内でフッ素系不活性冷媒を小口購入するよりも安そうです。どこかで国内販売してくれないかな…
                
PC水冷デザイン
http://wcd.fc2web.com/tirasi04.html
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http://wcd.fc2web.com/index.html
                
                








冷蔵庫(発表者:ぼうず)
■液体を蒸発させて温度を下げる
液体が蒸発するときには、周囲から熱を奪います。この熱のことを気化熱といいます。暑い夏の日に庭に水をまくとひんやりと涼しくなった経験があるでしょう。これは庭にまかれた水が蒸発する際に空気中の熱を吸収し、空気は熱が奪われたぶんだけ冷却されるため、周囲の温度が下がるのです。
冷蔵庫も液体を蒸発させることで庫内の空気から気化熱を奪い、温度を下げています。この液体のことを冷媒といいます。
液体を少ないエネルギーで効率よく蒸発させるためには低い温度でも簡単に蒸発する物質を使う必要があります。
そこでかつては冷媒にフッ素と炭素の化合物であるフロンという物質が使われていました。しかし、フロンガスが大気中放出されると生物にとって有害な紫外線をさえぎってくれるオゾン層が破壊されることがわかり、現在ではフロンに代わる物質が冷媒として使われています。
※以前使われていたフロンはCFC(特定フロン)が使われていました。オゾン層破壊の問題で日本では1988年に
オゾン層保護法が制定され1995年にCFCは全廃されました。CFC全廃後はHCFC・HFCといったオゾン層の破壊の少ない代替フロンを使用していますが、2020年までには全廃されることになっています。これからの冷媒としてノンフロン(例 HC:シクロベンタン)が注目されており一部実用化されています。
■高温・高圧の冷媒を急激に膨張させて気体にする
では、実際にどのように冷媒が使われているのかを見ていきましょう。
冷蔵庫は、
貯蔵庫と冷却器、
コンプレッサー(圧縮器)
コンデンサー(凝縮器)
冷媒を通すパイプ
というのが基本的な構成要素です。まず、
1.コンプレッサーを電気で動かして、冷媒ガスを圧縮させます。
2.高温・高圧になったガスがコンデンサーを通ると、外気に放熱されて温度が下がり液体に変わります。
3.液体になった冷媒は冷却器に送られ、急激に膨張して気体に変わります。
4。気体に変わる際に庫内の熱を吸収して温度を下げます。
■新しい冷却方式
電子式冷却方式
今までの冷蔵庫と違い冷媒を使用しません。2つの異なる金属を接触させて、これに直流電流を通すことによって生じる"ペルチェ効果"を利用して温度を下げます。騒音がない等の利点はありますが冷却効率はよくないので、小型の自動車用冷蔵庫などに利用されています。
* ペルチェ効果とは―
異種の導体(または半導体)の接点に電流を流すと、熱の発生または吸収が行われる現象。
■直接冷却方式と間接冷却方式の違い
冷蔵庫の冷却方式には、直接冷却方式(直冷式)と間接冷却方式(間冷式)があります。
直冷式は、冷却器が庫内に露出しているタイプです。消費電力が少なくて済み、冷却器の近くに置いたものは早く冷やすことができる長所がありますが、霜がつきやすい短所もあります。
間冷式は、冷却室内に冷却器を置いてファンによって冷気を庫内に送り込むタイプです。食品に霜が付かない長所がありますが、冷却するのに時間がかかり、消費電力が大きい短所があります。
                
電気
                






                
                
                
                
                
                
                
                


                
                
                
                
                

                

2025年5月4日日曜日

[自作][機器] 冷却システム(冷蔵庫)自作



[自作][機器] 冷却システム(冷蔵庫)自作
大問題!!暑さ対策!! 自作冷却システム その①
2011年05月25日 09時32分24秒 | パン屋開業への道&道具達
このところの暑さで、パン生地がダレやすくなってきていて、
そろそろホイロ庫内温度を冷さないといけなくなってしまった。
道具担当として冬の間から考えていた、ペルチェ素地を使った冷却システムを組み始めました。
詳しくはネットで検索すると達人の方たちがいるので、そちらを参考にして下さい。
私はこちらを参考に真似して作っただけです…
ペルチェ素地とは4センチ角の白いプレートの半導体で電気を流すと、
片側が冷えて、もう一方が熱くなるというもの。なんとも不思議だ…。
冷える方は0度以下。触るとびっくり、ドライアイスを触ったかと思うほど冷た痛い。
最近では、小さな冷蔵庫やワインセラーなどにも使われています。
さてまずは、100vのコンセントから12vに変換することから。
電圧変換器を買うと高いので、パソコン用のATX電源を改造して12vを引き出します。
秋葉原で3980円で買ってきました。
新品を使いもせず配線カット、ちょっと心が痛むが、仕方ない。
間違ってはいけないとかなりビビりながら慎重に作業した。
端子を使い、しっかりかしめ、通電しファンが回ればOK。
次に銅板のカット。ネットで発注したものを、カナノコで地道にカット。
万力を使いしっかり固定。この固定できれいに切れるか決まりますよ。
端材の木でガイドを作り、
ギコギコすること50分。やっと一枚。
ハンズで店員さんに「10ミリくらいはカナノコで充分!」と言われて家道具で済ませた。
切れるは切れるけど、本当にこれでいいのか~?手が痛い…
まずまずの断面。この後ヤスリで綺麗に仕上げました。
4cm角、2㎝の厚み三枚切るのに2時間半。身体固まります。トホホ…。
長くなるので今日はここまで。
(整体人)
     
石の上にも三十年
https://blog.goo.ne.jp/seitaibito/e/2d52be64329f3687a0da94a8dba56579
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自作冷却システム その②
2011年05月26日 12時26分26秒 | パン屋開業への道&道具達
▼組み立て
さぁいよいよ組み立てです。
まずスタイロフォーム、べニア、銅板、ペルチェ素地(下の写真)を用意、カットして組んでいきます。
そしてパソコンのCPUクーラーの大きいものをペルチェ素地の熱い側に、冷える側に小さいものをそれぞれ取り付けます。
こっちは冷える方でちっちゃいCPUクーラー。ペルチェと銅板、CPUクーラーの間には熱伝導のよいシルバーグリスを塗布。
▼試運転
ここで小さいクーラーを取り外し、試運転。かしこにしては珍しくお金がかかっているので、それはもうドキドキの瞬間。
で・でた~~!!
な・なんと-23℃
羽目が外れてきて、デジタルの温度計付きファンコントローラーまで買ってしまったもの後戻りはできませんよ~。でも0℃以下は表示できませんでした。ガックシ...。
▼設置
3号ホイロにドンと穴を開け、
設置完了。 
早速、試運転!!それはもうドキドキを超え、ワクワクに…。
スイッチオン!!温度計とニラメッコ。
ところが、どっこい、人生甘くはありません。
いつまで経っても一向に温度が下がりません。
ア・アラ・・・・・・・。ショック・・・。もう何もする気も考える気も出ません。
その日は寝ました。
おまけ。普段使わない脳みそをしゃかりきになって使った為か、突然鼻血がタラ~~。
もう踏んだり蹴ったりの一日。
崖っぷちまで追い込まれたかしこの冷却システム。
新品だと百うん十万もするドゥーコンははなから無理。
他の手も考えつつ、また報告しま~す。
とりあえず今回は大失敗でした。
(整体人)
     
石の上にも三十年
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自作冷却システム その③
2011年06月05日 09時22分20秒 | パン屋開業への道&道具達
▼強化
先日の失敗から数日。
またムクムクやる気が出てきました。
前回の失敗をふまえ考えたのは、まずもっとしっかりとした断熱を作ること。
以前使った残りのスタイロフォーム20㎜をカッターでカットし、ホイロ庫内にきっちり隙間なく貼っていきます。
貼ると言っても接着剤などは使わず、はめ込んでいるだけ。
そしてドア部分にパッキンとしてクッションテープを貼ります。
窓は3㎜の塩ビ板を二重にし、断熱して再度実験。
また、これまた以前買ったままに使われずに押入れ深く眠っていたアルミ板。
在庫品を使えることってなんだかうれしい!!
これをバッファーの周囲と庫内の天井、背面、床部に両面テープとアルミテープで貼ってみました。
▼試運転
さてさて、これで実験です。
色々な外気温で試したところ、外気温マイナス5度位下がるようになりました。
外気温22℃。左上庫内ファン回転数。下がヒートシンク。左から2番目が庫内温度。
色々試してみて、ファンの位置、強さが重要なのが分かってきました。
ファンが近すぎて風が強いと、なぜだか全く冷えません。
外気温26℃。この位置で、回転数毎分900回転にすると、ヒートシンクが1~3℃。外気温マイナス5℃。
左上が回転数、左下がヒートシンク温度。でも庫内温度21℃。 
ということは真夏30℃超えしたら25℃にも冷えないということ。
う~~む難しい!!
しっかり冷やすには、2台体制にしないと厳しいかも…。
ここまでやってきて残念ですが、根本的に考え直しです。トホホ・・・・。
(整体人)
     
石の上にも三十年
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冷却改造KissD ペルチェ素子過熱防止
2009-09-10 22:12:29 | EOS KissD冷却改造
冷却改造KissDのペルチェ素子が過熱して破損するのを防ぐ為にサーモスタットを付けました。ペルチェ素子は冷却側から吸熱し反対側に付けたヒートシンクと冷却ファンで放熱します。
この時、何かの原因で冷却ファンが機能しないと放熱が上手く行かずペルチェ素子が過熱により破損してしまいます。
これを防ぐ為に約50℃以上になったらOFFとなるサーモスタットをヒートシンクに熱伝導両面テープで貼り付けました。
サーモスタットから伸びたリード線は黒い冷却ユニットケース内の冷却用電源ジャックに接続されています。
【サーモスタット 約50℃でOFFとなる】
【サーモスタットを付けたヒートシンクを底部から】
実は昨夜、冷却ファン・スイッチをOFFのまま冷却スイッチをONにしてしまい過熱させてしまいました。
幸い直ぐに気が付き事無きを得ましたが、ヒートシンクはかなり熱くなっていました。
本来、冷却ファンと冷却のスイッチを一つにしておけばこのような事は無いのですが、事情があり別になっています。
ただ、冷却ファンが故障で止まるケースもありますので、やはり安全装置は必要だと思います。
韓国製の冷却デジカメラにはサーモスタットが付いているようですが、国産のものにも付いているのでしょうか。
     
天体撮影ソフトと天体写真のブログ
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