[ネタ][ゲーム] PS4ゲーム『Detroit』(2018.6.11)〜伊集院光『深夜の馬鹿力』
伊集院光『深夜の馬鹿力』〜PS4ゲーム『Detroit』
TBSラジオ・伊集院光『深夜の馬鹿力』
2018.6.11
■PS4ゲーム『Detroit』
ここ2週間くらいPS4のアドベンチャーゲームにハマってて。アドベンチャーゲームが好きなんで。まァ映画みたいなストーリー始まって。んでどういう行動を僕がとるかで,ストーリー決まりますよ的な。それこそ,自分が中学生ぐらいの頃に初めてやったアドベンチャーゲームは『ミステリーハウス』っていうパソコンのゲームで。NEC PC-8001っていう,コンピューターでやるゲームで。まァ雑な線で描いた図みたいな家の中を探検してって,そこで相手見つけては謎を解いていくみたいなゲームで。もう謎が解けるか解けないか。んであとはなんか失敗した選択肢をやるとゲームオーバーになるから,戻らないみたいなのは当時としてはあたり前だったのが,その後になんかこう,マルチエンディングみたいなものが出だして,多岐多様に広がってったから,今やどこからどこまでがアドベンチャーゲームだかわかんないんだけど,そのPS4の金かかってる作品だけあって,この『Detroit』は,すごい。
舞台は2038年のデトロイトですと。でいて一番最初のシーンは,人質立てこもり事件みたいなのが起きてると。で自分は捜査官としてそこに派遣されたヤツとして現場に行く。 その現場に行って,でそうすると「ちょっと変なヤツ来たな…マジかよ」みたいな扱いを受けて。最初の5分ぐらいで判るのが,俺はその2038年の世界では当たり前になったアンドロイドの捜査官で。でどうやら暴走したアンドロイドのお手伝いさんロボットみたいなヤツが,子供を人質に立てこもってるのを説得に行くみたいなストーリーで。「泣き落としをする」とか「色々手がかりを集めてから説得に行く」とか「いきなり強引に説得に行く」とか「説得どころかいきなりやっつけに行く」とか,その説得の順番とかを選ぶことでストーリーが変わってくみたいな話からまァ始まって。で基本ゲームオーバーは一切ないから,何を選ぼうが何をやろうが,基本的には話は進んでいきます。で説明書にも「あんまり途中最善手とか考えないで,とにかく思ったようにやってみた方がいいよ」って書いてある。「思ったように30時間ぐらいやる,遅くとも30時間ぐらいで,なんとかそのエンディングまで行くから,エンディングまで行ったら今度は選ばなかった選択肢を選び直していくことで,全部潰してみるのも面白いですよ」みたいな。で実際はゲームをクリアする毎に小休止みたいのがあって,その小休止の時に自分の選んだフローチャートみたいな図が出るわけで,「ここには別の選択肢もあったよね」みたいなヤツも出るから,後でそれを潰してくのが相当楽しいぽいよっていうゲームで。すごいよくできてるのは,その2038年に世の中の本当に出てくるビックカメラみたいな量販店のアンドロイド売り場があるぐらい,アンドロイドがメジャーになってるわけ。 なんかBICアンドロイド館みたいなところに行って,「これは新製品ですごい機能がいいんですよ」みたいなことを言われたりとか,あと「今保証期間内だから,無料でこれ治せるだろ」みたいな揉め事が起こったりとかしてくんだけど,そのそういう世の中でどうやらアンドロイドがでバグり始めましたよって,いろんな犯罪を犯すようになってきましたよみたいな漠然とした話なんだけど,主人公っていうか,いっぱい話があって,すげェなんかアメリカのその辺の匙加減すげェなと思うのは,おそらくやってて飽きてくる頃,そろそろ一服着きたいなみたいな大体15分ぐらいのところで,一旦そのセンテンス終わるのね。 ある程度のクライマックスでおしまいってなっちゃって。で「続く」ってなって,違うヤツのストーリーが始まって。今度は別のお手伝いさんロボットとしての俺の話が始まって。で,それもワクワクしてきて,で10〜15分ぐらいでまた「続く」ってなっちゃって,また違うヤツのストーリーで,それやるとまた「続く」ってなって。でさっきの続きみたいになってるから,なんかあと引くんだよね。そのもうちょっとだけやりたい。どうせ10分で次の1区切り来るんだから,とりあえずもう1区切りぐらいやって寝ようかみたいな感じになって。でそれ毎日楽しみで,なんだかんだで今日も1時間ぐらいやろうかなと思って2時間ぐらいやっちゃう感じで,ずっとやってて。ストーリーもよくできてて,なんか「最終的にはアンドロイドは人なのか?」みたいな話でさ。 なんか「アンドロイドに人権を」みたいな,難しいこと言えば,昔のアフリカ系アメリカ人の公民権運動みたいなことなんだよね。その「アンドロイドはここまで精巧に感情とかもできてるのに,ずっと人間の奴隷みたいにして働いていくのはおかしいんじゃないか?」みたいなのが,大暴動に発展していくっていうのが,大まかなストーリーになってて。 で最終的に結論は出るの。俺は半寝ボケ状態でやってるから,途中アクションアドベンチャーなんで,敵が殴ってきたらそこに表示された丸ボタンを瞬時に押して,次表示されるボタンが✕マークだったら✕ボタン押してボディブロー入れて。でその次に次のリスト,〇連打で〇ボタン連打。俺寝ボケてるから,半分寝ぼけてるおっさんだから,全部裏入ってもストーリーは進む。全部裏入ってボコボコボコボコにされたらゲームオーバーとかじゃないから。ボコられて,なんの解決もできないでくの棒なりにゲーム進むから。ゲームオーバーはないから,ずっとワクワクしながら進む。
でもなんかその一通りこう…俺の中では俺はなんとなく映画『ブレードランナー』みたいに,人間よりもアンドロイドの方がよっぽど人間らしい行動をする…みたいなのにのっとって選択肢がいっぱい出ると,なるべく人として正しそうな,建前上は人として正しそうな選択肢を全部選ぶをやってくわけで,やってったら,まあまあメインのストーリーみたいとこ最後まで行くんで,なるほどこういう話になるんだ…って,長い連続ドラマを全部観たっていう感じの充実感もあって面白かったなと思って。じゃあ,いざ,「他の分岐も全部やる」が,このゲームのいいとこだから,他の分岐を潰していこうと思うと,一番最後に選んだヤツの手前からがいい。 分岐が果てしなくないから,最後の最後まで選んだやつの1個手前の分岐を選ぶ。 じゃあ選ぼうって思うと,なんかさ意味のわかんない。なんつうの?それまでずっと人として正しいことをしてきたにも関わらず…例えばネタバレしないように全く関係ないストーリーで言うと,「最終的にカイルを蹴る」っていう選択肢,おかしくない? それが苦痛。あまりに感情移入のしやすいような作りになってるにも関わらず,自分が何十時間もやってきたその統一感のあるストーリーから急に逸脱することのキツさみたいのと,あとテーマが重い。 そのここまで精巧に作られたアンドロイドは人なのか?っていうことで,結局アンドロイドを人として認めろっていう大きな流れみたいのが出てくるんだけど,そうするとまァ未来俺たちにもそういう世の中来るとするじゃん。そうなってきた時に,人型のアンドロイドのお手伝いさん,俺がそのBICカメラのアンドロイドコーナーでアンドロイド買ってくるとするじゃん。そいつが,俺のそのわがままにずっと付き合ってくれてるとするじゃん。 でコイツがある日突然「いやいやいや,私ってもう人じゃん」っていう。 こんなに悩んだりもするしってなってきた時に,その時にもらったポイントで買ったルンバは人? 言ってることわかる?そういうこと。じゃ,その側が,それ言い出したらどうなるの?っていうさ。ルンバも,あとそれからおそらくその頃にはBICカメラとサンシャイン60の間を通ってるバスとかも,今は普通に無料のバス通ってますけど,シャトルバス通ってますけど運転してくれてますけど,あいつも多分AIで勝手に動くようになってるじゃん。その全部をキチンと判断して,「ここをこう言ったらこうだし」っていう。おばあちゃんが乗ってきてるから,あんまり振動があるような運転しちゃダメだみたいな優しい心とかも思ったバスじゃん。 あのバスは人?どう?どうなる? みたいなことを結構いっぱい考えさせられる。 その『Detroit』っていうゲームがちょっと面白い。 相当面白いんだけど,最初はそのいろんな分岐をやってくことっていうのが目標だったんだけど,俺の中で結構ちゃんとやっちゃったもんだから,そこにあらがうのが結構難しくなってきて。だからこんなにアンドロイドについて考えたのはもう『安堂ロイド』以来だね(笑) 僕の中で『安堂ロイド』はもう徹底的に観ましたから。もう業だと思って観続けましたから。
僕的にはアンドロイドの2大作品です。 今,僕の中でえ毎週っていうか,毎日のようにアンドロイドに関するドラマを楽しんだり久しぶりなんですけどね。
■漫画『銀牙-流れ星銀-』
あとなんすかね…今週はね…ちょっと前にここで話しした『銀牙-流れ星銀-』の話。高橋よしひろ先生の犬の漫画『銀牙-流れ星銀-』からの『銀牙伝説WEED』。『銀牙-流れ星銀-』が20巻ぐらいあって,確か『銀牙伝説WEED』が60巻あって,さらに『銀牙伝説WEEDオリオン』が30巻ある(笑) で,さらに現在連載中の『銀牙~THE LAST WARS~』が連載中で16巻っていう,この長い犬の漫画を読み始めてハマったっていう。
これに関しては後輩の26歳のギャラクシー漢崎コータロー君は,異様にこの『銀牙-流れ星銀-』シリーズが好きで。でしかも「このコータロー君に紹介されて『銀牙-流れ星銀-』を読み始めました」っていう話を,人づてに高橋よしひろ先生が聞いて,そのことを『銀牙~THE LAST WARS~』の最新刊の単行本の後書きとかに書いてくれるような事に発展したのを今思い出して,このことを喋るべきかどうかちょっと迷ってんだけど。実は『銀牙-流れ星銀-』すごい面白かったんです。 最初のシリーズが。それで,その『銀牙伝説WEED』の話になる,こっちもすごい面白かったんですね。 でさらにその子供たちが活躍する『銀牙伝説WEEDオリオン』になったんですけど,オリオンで少々飽きまして。ずっと犬だからさァ。ずっと犬でちょっと飽きまして止まってたんです。 そしたらその芸人草野球のギャラクシーの漢崎コータロー君と一緒になったら,要約すると「最近,進捗具合の報告がねェじゃねえか?」と(笑) で向こうからしてみると,「早く『銀牙~THE LAST WARS~』の話をしたいのに,何か言うとネタバレになっちゃうからってずっと我慢をしてきた」と。で「今まで会うたびに「ここまで来たよ」って話を君はしてきたけども,最近なんだ?」と。「報告がないようだが,どうなっているのかね?」と,25歳ギャラクシー漢崎コータロー君に言われて。まあ実はヤツをは,もうその「『銀牙~THE LAST WARS~』の単行本に伊集院君がこういうことで話してた」と。でしかもその「後輩の漢崎コータロー君っていうのがいて…」っていうことまで高橋よしひろ先生が触れてくれた事がまァ嬉しかったらしくて。 だから今までも「最近どうですか?」 みたいなことを言われても「ちょっと忙しめで…」みたいなこと言ってたんだけども,これ難しいな…なんかもう漢崎コータロー君には気使いませんけど,高橋よしひろ先生に気を使うわ。 ちょっとあのね…『銀牙伝説WEEDオリオン』って,その『銀牙伝説WEED』の子供の話で,ウィードの子供いっぱいいんのよ。いっぱいいる上に,日本全国に散り散りバラバラになっちゃった上に,代が変わってくから,昔の『銀牙-流れ星銀-』の時にあった犬の子供とかもいっぱいいるわけで,そういうのがすげェ出てくるのよ。で子犬が日本全国で散らばっちゃってる段階で,今どれの話してんのか,あんまわかんないから,今アイツがどこにいるみたいのが分かんなくなっちゃうわけで。あと俺自身,漫画力が衰えてんだよ。 いつも言うけど,高校生ぐらいの時に『ドカベン』の控え選手が何から全部克明に名前を覚えてて,今どういう展開でどうなった? みたいなことを全て記憶できた時代とちょっと違っちゃって,漫画の読む能力がすげェ衰えてるから,わかんなくなっちゃうわけ。 しかもどっかしらで犬が犬と戦ってる話だから。基本的にはね。もうそれ言うと元も子もないけどね。 だからあれこれ何だっけ?みたいなさ。今あの犬は誰とどの辺にいるんだっけか?があんまわかんないわけ。ずっとわかんなくなっちゃって,ちょっとお手上げになってて,これでコータロー君には「実は忙しくて,もう完全に止まった」と。『銀牙伝説WEEDオリオン』30巻中の6巻のところで止まったと。 もうそこからピクリとも動かなくなったっていう話をしたら,ここからコータロー君の説教ですよ(笑) 「ちょっと伊集院さんいいですか?」と。しかも野球をやってる途中でその話をしたのに「野球終わったらいいですか?」って言われてさ。野球は野球で今はやらなきゃいけないから,「野球終わって帰り今日仕事ですか?」「いや別に仕事じゃないけど」「終わったらいいすか?」って,後輩ですよ?(笑) 呼び出しですよ。ある意味で。「どういうことですか?はっきり言いますよ,僕言いましたよね? 『銀牙伝説WEEDオリオン』は一旦『銀牙伝説WEED』でかなり熱くなりすぎた話を,少し着眼点を変えて冷やしますから,多少飽きることもあるでしょう,初心者はそこで一旦ダレることがあるって僕言いましたよね? 言ったのに読み始めたわけですよね?」という。もう俺は,「…ああ…ハイ…」(笑) 「俺言いましたよね? 『銀牙伝説WEEDオリオン』は確かに僕みたいに1週1週人生を一緒に歩んできた人間に比べて,一気に単行本で行っちゃう初心者は,多少『銀牙伝説WEEDオリオン』のところでダレるかもしれないって話はしましたよね?だけど僕は『銀牙伝説WEED』の猿編(猿が敵になる)のところで言いましたよね? 猿と戦うとこで,ちょっとそれはやりすぎじゃないか?っていう気持ちになるかもしれませんが,それは抜けなければいけません」て僕言いましたよね? 抜けた先にはまた熱さが戻ってきますよって言いましたよね?それ結果どうでした?どうでした?どうでした?」「…言った通りになりました」(笑) 「ですよね?ですよね?この『銀牙伝説WEEDオリオン』を読み終わる頃には先生何を言いたかったか分かるんです,そしていよいよ『銀牙~THE LAST WARS~』で爆発するんです。 『銀牙伝説WEEDオリオン』をちゃんと読んでください」(笑) これもほぼまんまですよ。ほぼまんま。 僕ももう50歳ですよ。 25歳の漢崎コータローご存知ですかね? あのギャラクシーのコータロー君から。デニーズの裏の駐車場で,ずっとこの話を延々と。「僕言いましたよね?確かに『銀牙伝説WEEDオリオン』は一瞬分からなくなるんです。ただ,先生の言いたいところはどこか?ってことはおのずとわかるんです,それは30巻中25巻以降ぐらいになると,なるほどということはいっぱい出てくるんです,じゃあ言いましょうか?じゃあそんなにあんたわかんないなら言いましょうか? いろんな子供が,同じ親から生まれた子供でも育つ環境でどんどん違っていく,その育った環境によって曲がることもあれば,まっすぐ育つこともあるしっていう,そういうテーマが隠れた…ここまで言わなきゃわかんないですか? 」みたいなトーン(笑) 「この通りに全部読んでくれ」と。で,「何巻まで読んだかを逐一報告してくれ」と。 野球やったのが金曜日でしょ。金曜〜月曜で24冊読みましたよ。 そして思ったこと。コータロー君,それから高橋先生,僕が間違ってました(笑)
で,なんかこっから『銀牙~THE LAST WARS~』が超面白くなるらしいんですけど,逆に言うとそのある程度視点が変わったせいで,地味に見えたかもしれないその『銀牙伝説WEEDオリオン』30巻を全部読み終わると,この後のその『銀牙~THE LAST WARS~』が超面白くなりますと。でもこっち側はそんな言った通りになってるわけ。 それ,オリオンのケツの辺りからなるほど途中退屈だったけど,そういうことなんだって。その,同じような子犬の中にこれだけ個性が出てきちゃうのは,育てられた親犬とかボス犬の差でこんなに変わっちゃうんだみたいなことで,結構コータローの言う通りになってるってことはラストウォーズやべえんじゃねえか?っていう。 これでもう即座にAmazonで『銀牙~THE LAST WARS~』全巻ポチッて。そのオリオン終わると同時にもうすぐに来いぐらいのテンションで『銀牙~THE LAST WARS~』来たら全部で17巻。 もう多分今までのシリーズはKindleBookで出てるんです。だから電子書籍で結構これiPadで読んでるんですけど,新しい『銀牙~THE LAST WARS~』は本でしか出てないんです。その単行本でしか多分出てないと思うんですよ。 で,その単行本で買ったんですけど,これがその17巻のうちの4,8,9,11巻だけ先に来るみたいな(笑) 肝心の1巻2巻がまだ来ないみたいな。明日ぐらい到着みたい状況で。だから僕はもう一応義務として朝晩に「今何巻まで来てて,今どうなってて,今どう思ってるか?」っていうことを25歳の漢崎コータロー君に逐一報告しなきゃいけないっていう義務を負ってますけどね(笑)
ただもう,その漫画力がすげェ落ちてるのよ。本当にもう悲しいぐらい漫画力が落ちてるわけで,その『銀牙伝説WEEDオリオン』の単行本の中にも,その辺は多分編集者の人は分かってるみたいで,「今どの犬がどの辺りにいるか」みたいな日本地図とか,ある程度ここまでのストーリーみたいなのを一回ごとに書いてくれてるんだけど,もうさそれがさ,やっぱり電子書籍世代じゃないっていうことも含めて通感するのは,紙の漫画をそのまま電子書籍にしてるんだよ。紙の漫画の巻頭のところに「今ウィードの子供たちが〇〇にいて,昔の仲間が〇〇にいて,敵は今〇〇から来てる」っていう日本地図みたいなヤツがちゃんと書いてある。で書いてあって,それを見て始まんだけど,分かんなくなっちゃう。あいつどこにいるんだろう…みたいなことは分かんなくなっちゃうから,巻頭に戻りたいんだけど,紙の本は戻るの楽じゃん。3ページ目ぐらいのその「前回までのあらすじ」とか地図に戻るのがすごい楽じゃん。だけど,電子書籍ってそこに戻ってくるの,ちょっとめんどくさくなくない?だから結局10巻ぐらいの時から,自分のオリジナルの表とコマを作って,今犬がどこにいるっていうの紙で書いて動かしながら読むっていう。で,そのたびにコータロー君に「何巻まで行きました,これこれ〇〇のとこになりました」ってライン打つと,そすぐに既読になって,「赤カマキリの心を動かしたのは,なんという犬のどういう行動ですか? 」みたいな検定がついてくるわけ。 こっち側はあの「えっと…あの犬のあの辺かな…でも徐々に赤カマキリの中に優しい心は目覚めての…目覚めたとは言えないから…」って考えてるうちに,もうコータロー君から「それがすぐに答えられないってことは読み方がおかしい」っていう(笑) もうねずっと銀牙検定を受け続けてるんですけど,いやもうなんだろ真摯な心みたいのがなくなってんだよね。 本当に表音…なんだろうな…子供の頃って,ある程度頭の中で鳴ってるからなんだろうけど,文字でこの犬のことをさしてるって意識はあるんだけど,そのなんとなく声として聞こえてくる能力が完全にどうやらなくなってるらしく,ざっと読んでりゃ分かるだろみたいな感じに甘えちゃってるんだろうね。 いつまでたってもその犬の長男の犬がこの名前で,次男がこれでとか,なんか思い出のシーンみたいなパッと見てもどうだった?ってみたいな思い出せなくて。で,やっぱり紙だったら前のここってパって開けるし,この辺りを一応さらって見ようか?ってできんだけど,それもできないまま。
なんかずっと怒られてる,ずっとずっと怒られてんのと,あとすげェ怖ェ事があって。えっとたまたまこの間,秋田のちょっとしたパンフレットみたいな,秋田県のキャンペーンみたいな,秋田県PRしたみたいなパンフレットを高橋先生がお描きになってて,ちょっとその銀牙シリーズの関連でパンフレット描かれたりとかしてて,割と勢力的に活動されてると。で,そんな中で,もしかしたらこのきっかけで,ラジオの今回のことも耳に入ってるとすれば,何かのきっかけで先生とお会いすることもあるかもしれない。 朝の番組なんかやっぱ有名な漫画家さんだから是非ゲスト来て欲しいって僕が思ってるから,そんな流れでどっかでお会いすることとかがあるかもあるかもしれないじゃん。あと,やっぱりコータロー君にちょっと先輩の格を見せたいから。「これだけ俺も読んだら,いつか高橋先生にお会いする機会とかも,お前と違ってあるかもしれないんだからね,お前は早く売れないと,そういうチャンスを俺に先にこされるかもしれないんだよ,こんなに好きな漫画なら,お前も嫌だろう?」みたいなこと言って,ちょっと先輩の優位な感じ持ってこようと思ったら,コータローが「なんかもしそういう機会があったら高橋先生に確認しときたいことがあります」って感じ。知らねェよ。 そうなってきちゃうともう絶対連れてけないよね。そうなってきちゃうと「先生がどういうつもりで,あのコマを描いてるのか確認したいことが『銀牙~THE LAST WARS~』についていくつかあります」「何故?」「それはネタバレになるからまだ言えませんけど」みたいなやつをやられてて(笑) 俺,久しぶりに俺の師匠は三遊亭円楽だと思ってたんだけど,今コータローっていう新たな師匠が生まれてる変な感じでした(笑)
■ マカダミアナッツ・バター
あと,その後輩のコータロー君から漫画知識を得るとか,オフにも知的好奇心を満たすような行動をし続けてる伊集院さんですけども,それ以外何してるかっていうとですね。 今週はひたすらマカダミアナッツの殻を割ってましたね。 柴田理恵さんが「とにかくピーナッツバターを手作りすると超美味い」って話を昔からずっとしてて。で,それはタモリさんに教わった話らしいんですよね。タモさんに教わったんだけど,単に普通に売ってる市販のピーナッツバターとかじゃなくて,ただ普通の落花生。剥いてないのでも自分で剥きゃいいんだけど,その落下生を普通にフードプロセッサーにザッとただ入れて,それをウィィインってやるだけ。それ延々とやってると,まず粉々になってくんだって。粉々になってくだけでサラサラになってくだけで,「何が?ピーナツバターになんかなんないじゃん?」っていう感じが,しばらくすると,突然ピーナツバターになるって。それが超おいしいのって。そんで忘れた頃に柴田さんが朝のラジオにピーナッツバター持って来てくれて,食べたらこれ超うまいわけ。で,「俺もじゃ作ってみますわ」って言ったら,去り際に柴田さんが言ってたのは「必ずあなたは一度私を疑います,でも,そこでフードプロセッサーを止めずにボタン押し続け,回転させ続けると絶対ピーナッツバターが現れるから」っていうことを言って,女は去っていったわけですよね(笑) ええ,謎の笑みをニヤリと残して去って行ったわけですね。
んで家で「そんなこと言ってるけど,どうなんかな? 」と思いながら,買ってきた落花生,それも千葉の八街市(やちまたし)に住んでるスタッフがいたから,そこで八街の落花生買ってきたやつで作ったら,もうあの謎の女の謎の微笑みね,謎の微笑みが残した通り。最初フードプロセッサー入れてガーってやってんじゃん。そうするとしばらく粉々になるんだけど,何も起きない。それも3〜4分何にも起きない。 粉になるだけで「ヤロー騙しやがったな」と思うんだけど,そういえばあの薄く幻のように柴田理恵が現れて「私を信じて回し続けなさい,そこにピーナツバターが現れるから」つって「本当かよ?ババ…嘘だろ!おい?」って,本当に急にピーナッツバターになる。「粉になるだけでピーナッツバターになんか…嘘だろ…?」って(笑)感じになって,で出来上がって,そのピーナツバターが美味いのと,なんかねちょっと甘みと渋みみたいのを,渋皮の残し度合いで渋みが調整できるのと,さらに自然の甘みまんまでもいいんだけど,ちょっと蜂蜜入れると,いい甘さになる。 その塩梅の調整で超美味いピーナッツバターができると。
でこれは美味いことになったんだけど,そこで思ったのが「これマカダミアンナッツで作ったらどうなんだ?」と。 それで以前お知らせした殻付きマカダミアンナッツを買いに行き,小島屋って上野アメ横の店に買いに行き。で,これがまあビー玉ぐらいの大きさのその殻付きナッツを,専用の万力みたいのでに挟んでギリギリギリギリ…「白状しろ白状しろ」って,あのよくほらさ,どうしてもこう自分の秘密にしたいことを聞きたいヤツがさ,俺の金玉をペンチで挟んでギュ~ってやるあの感じ。で,「これでもか! これでもか!」って「僕は言えません」って,ブッチ~ン,ビシャビシャビシャ「言わんこっちゃねェじゃねえよ」のあの感じ(笑) それなら質問2つしかできないよね? 最大で(笑)その感じ(笑) でナッツ1個ずつ割ったらそれを1個並べて並べてを延々と繰り返し。で20個ぐらいたまるじゃん。 そうすると2個ぐらい食うね(笑) そんなことを繰り返しながら,俺はリスなのか?ってぐらいバカなんだ。俺本当にバカなんだよな。でもそれでも,なんだかんだ一進一退の攻防を繰り広げながらやっと山ほどできた,そのフードプロセッサー1杯分ぐらいの剥きたてのマカダミアナッツを入れてガーってやるわけ。そうするとしばらくまた「…マカダミアはバターにならないのか?マカダミアンはピーナツバターとは油分が違うから?マカ…」ってなって(笑)また突然バターが出来上がった。このマカダミアンナッツバターの美味ェのなんの。マカダミアンナッツ・バターって,探しゃああんだろうけど,ほぼほぼ市販されてないじゃん。よくAmazonとか調べたら,あるにはあるんだよ。けどそう数は出てこない。 多分理由は人間ダメになるからだと思う。 ダイエットもクソもなくなる(笑) もうなんかマカダミアンナッツ・バター地獄に落ちるもんね。で,1回それ食ってからというもの,俺がやってんのは,仕事してる以外の時間は,パンにマカダミアナッツ・バターを塗って食ってる時間か,マカダミアナッツを割ってる時間しかもうないんだ。 もう俺の中で。 それぐらいマカダミアンナッツの質にもよるのかもだけど,美味い。だって今んとこ,俺の中ではもうベストの殻付きマカダミアナッツを割って,しかもそこにアカシア蜂蜜をちょっとだけ入れるみたいな配合で作ってから,まァもうもうどうしよう,どうしよう(笑) もうおそらくだけど,このまま俺このマカダミアナッツ・バター中毒が止まらなかったら,何日か後の朝,体中にべったりとマカダミアナッツ・バターを塗った死体で発見される可能性があるぐらい。 今取り憑かれてるからね(笑)
そんな曲です,関取花さんで『ホタル』…関取花さんよく聞くんですよ。ズルいなと思うな。歌いいんですよ。 歌いいんだけど,「関取花」って本名なんだよね。 関取花っていう名前がズルくない?関取花っていう名前で最初入ってきて画像を見ると全然抵抗ないんだけど,なんつうのかな,すげェハードル上げちゃう人いるじゃん。 名前すっごい工夫されたりとかしてすげえ,ハードルつけたりとかすると,俺もそういう病気だから「いけ好かねえ」ってすぐになっちゃうから。「なんかわかんねえけど,そういうところを狙ってきたんだろうな」みたいな名前つけられると,もう急に閉じちゃうから俺が悪いんだよ。そんな俺が悪いのは分かってるけど。 でもその「関取花で本名です」って入ってくる感じが,その見た感じも別にゴツい人を想像してたけど,そういうことでもないんだみたいな。スッと入ってきて,ちょっと結構割と自分の中では関取花,ヘビーローテーションになってますね。あとナッツ,他に何が美味いのかな…アーモン美味いに決まってるよね? アーモンドは割とアーモンドバターとかあるので,アーモンドも殻付き割って作ったら美味いのかな。あとはなんかブレンドとかかな? これとこれをうまくブレンドしたらいけんじゃねェの?みたいのもあるんで,ちょっとこれからダイエットとどう両立させるつもりだったろうか?俺自体は(笑)
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