2011/2/26(土) 午後 9:48
Apple 携帯電話
昨年は、イギリスに3ヶ月近くも軟禁状態にあったので、イギリスの通信事情含め、色々な体験ができました。 iPhone関係の話をまとめておきます。
■Softbank海外パケットし放題
私がイギリスに出発したのは、8月の頭。
ちょうどSoftbankの海外パケットし放題が始まって1ヶ月ほど経った頃です。
当面は1日あたり1980円のところが1480円の定額。動画視聴などを行うと、2980円上限となります。
今まで、海外で携帯電話を使うとなると、ローミング料金でべらぼうに高額となるため、余程のことが無い限り使う気にならなかったわけですが、今回は、思う存分(結果として)使うことになりました。
現地に到着すると、SoftbankからSMSが届きます。
海外パケットし放題で使いたいなら、手動でVodafoneUKを設定せよ、という内容。
デフォルトでは、キャリアは自動になっていますので、ここをVodafoneUKに指定。
初めてのイギリスですから、とにかく地理的なものは全くわかりません。しかし、iPhoneにはGPSとMapという強力なアプリがあります。
初めての土地で、なにより、自分が今、どこに居るのかがわかるのは心強いです。
私は方向音痴ではない方ですが、どこに居て、どっちに向かっているのかがわかるのとわからないのでは、心理的なストレスが全く異なります。
おそらく、このパケットし放題が無く、Mapアプリで地図データをバンバン、ダウンロードしていたら、1日だけで数万円の請求が来ているのではないか、と思うほど使わせてもらいました(笑
また、現地鉄道の列車の時間を調べたり、お店を調べたり、といったことも、その場で即できるのは、とっても便利。
まだiPhoneが無かった頃に、米国やカナダに出張しましたが、当時iPhoneがあれば、たぶん行動範囲はもっと広がっていたと思います。
とはいえ、1ヶ月使ってみたところ、請求額は5万円弱。
確かに昔の青天井時代に比べれば激安にはなっていますが、日本で利用している感覚で見ると、無茶高い!
このサービスは、あくまで1週間くらいの海外旅行で、現地で3日ほど使う、というレベルが丁度良いのでしょうね。
さて、この海外パケットし放題、気をつけないといけない点がいくつかあります。
1)1日定額のリセットは、日本時間の夜中0時。
現地の時間に慣れてしまうと、日本の夜中0時なんて意識していないとあっという間に忘れてしまいます。現地で2時間利用でも、日本時間で夜の11時~翌1時までだと、倍の料金になってしまいます。
とはいえ、毎日、バシバシ使っていたので、後半は、あんまり気にしなくなってましたけど、、、
2)SMSは定額対象外
日本に居るときは、Softbank同士であれば、SMSもMMSも無料なので気にしなかったのですが、SMSは定額対象外で課金されちゃいます。しかも、送信1通100円とか有り得ない!(受信はタダ)
メールを送るときは、あえてタイトルを入れて送りMMS扱いにしましょう。ただ、これをすると、日本で受信する側は課金対象になってしまうのですが、、、、まぁ、パケット定額に入っていると信じて(笑
その2はUK版iPhone入手
■UKでの滞在が1ヶ月経過。MySoftbankの請求を確認、、、、
海外パケットし放題。安くなったとは言え、月5万円も払ってられない、ということで、滞在1ヶ月頃にUK版iPhone4(SIMフリー版)の購入検討を開始しました。
普通に携帯屋さんで購入できるiPhoneは、SIMロックタイプのもので、かつ2年契約といったもの、とても一時滞在者が契約できるものではありません。
となると、SIMフリー版なわけですが、基本、AppleStoreでしか売っていません。イギリス到着初日に、イギリスの電気街でも探してみたのですが、売っていないことはないのですが、絶対数が少なく、あってもプレミアム価格となっており、16GBで600ポンドを越える値段。
方や、AppleStoreだともちろん正規のお値段32GBで600ポンド。しかし、納期はなんと1ヶ月。悩ましい、、、、
イギリス出張は当初3週間だったので、当初はあきらめてましたが、仕事の方が混沌としてきて、さらに1ヶ月くらいは滞在しそうな雰囲気になってきたので、現地法人の住所に送付してもらうことで、注文しちゃいました。
そして1ヵ月後の9月末、無事にiPhone4が到着。その週末には、現地の電話会社のショップに赴き、SIM契約をしてきました。
私がSIM契約したのは、以下の2社。
残念ながらiPhone4用のPay as you go SIMはまだ各社準備中だったようで、入手可能なのは、以下2社でした。
それ以外のキャリアは、Pay as you go(プリペイド)は無くて、マンスリープランの契約のみ。
1)Orange
音声通話、データ通信など日本と同じ環境が構築できますが、データ通信は上限リミットが掛かっています。テザリングもNG。
最初、このデータ通信の設定がわからず、Mapを起動させたところ、あっという間にチャージ分が無くなってしまいました(汗
速攻で、Orangeのお店に舞い戻り、片言の英語でデータ通信オプションの設定をしてもらいましたが、(確か)500MBの上限だったので、数日で使い切り他のキャリアを探すハメに。。。。
とはいえ、音声通話するぶんには、安くて良いんですけどね。
2)3(Three)
音声通話用には、別に携帯電話を持っていた(後輩に借りていた)こともあり、データ通信がとにかくしたい!って、ことで色々探していたのですが、残念ながら良いキャリアのプランが無く、後輩が先にiPadで契約していた3のiPad用データプランSIMを購入。10ポンドで(確か)10GBのデータ通信が付いているので、思う存分使えます。
その代わり、音声通話はできないけどね、、、
3(Three)のSIMに変えてからは、Softbank iPhoneの月額量が下がったか、というと、実はそうでもなくて(苦笑)、結局、現地SIMに変えると、電話番号も変わるし、SMSやMMSはできなくなるわけで、メールを送ってくる相手にいちいち番号を変えてもらうのもなんだし、ってことで、SMSやMMSはSB版に送ってもらい、普通に返信していたら、結局毎日定額近く使うことになってました。
(特に、Pay as you go SIMは、SMSも制限受けるみたいで、送信ができない)
このあたり、2枚のSIMを挿入できて、切り替えができるようになると良いなぁ、、、と思ったりして、人間の要求はどんどん高くなるもんだと思った次第(笑
次は帰国してからのSoftbank版iPhone4の顛末
■Softbank版SIMをUK版iPhone4に入れて運用
帰国後、元から持っていたSoftbank版iPhoneのSIMを、UK版iPhone4に入れて運用。
残ったSoftbank版iPhone4は、iPod touchと化していましたが、別途復活させることに、、、
○帰国後の話いろいろ
帰国後のSoftbank版iPhone4。誰か買ってくれないかなぁ、、、と思っていたのですが、実は持ち込みでSIMの再契約を行った場合と、完全新規で端末込みで買う場合で、お値段はなんら変わらないことが判明。誰も買ってくれません、、、、泣。ということで、家族用にSIMを再契約して使うことになりました、、orz
ここでの注意点
1)Softbankで持ち込みSIM契約できるのは、Softbank版iPhone4に限られる。
今のところ、SIMフリー版を海外で買ってきて、それを持ち込んでSIMのみの契約をしようとしても、契約時にエラーが起きて契約できないとのこと。
2)どうもSIMトレイに何か仕込んであるらしい。
実はUK版とSoftbank版のSIM入れ替えの際、SIMトレイごと交換していたんですが、どうもSIMトレイに何か仕込んであるみたいで、本体は間違いなくSoftbank版iPhone4なのに、契約手続きができない、とショップで言われました。とりあえず、その場でSIMトレイだけ入れ替えて、無事契約はできましたが、シリアル番号やIMEI番号は本体にあるので、そこから読むものと思ってましたが、どうもSIMトレイ?に書き込まれているみたいで、そこから読み込むらしい。。。でも電気的な接点は見当たらないし、、、RFタグでも入ってるんでしょうかね?
3)2段階パケット定額は選択できない。
家人には、あんまり使わない(使わせない)ようにと思い(汗、2段階パケット定額を選ぼうとしたら、持ち込みの場合は、パケット定額フラットのみになりますとのこと。まぁ、使い始めたらすぐに上限に張り付くので、いいのか、、、、orz
1)ですが、みんなSIMフリー版をそれなりの値段出して入手しているわけですから、SoftbankとしてはSIMオンリーの契約くらいしても良いと思うのですが、、、、
私の場合、最初に正規のSoftbank版iPhone4とSIMを購入し、その中のSIMだけをUK版iPhone4に入れて、空いたSoftbank版iPhone4で、再度SIMのみ契約してるわけですが、結果的にはUK版もSB版も関係無いと思うんですけどね。
それより驚いたのが、2)。突然契約エラーとかお店の人に言われ慌てましたよ。端末情報を引っ張ってるようなコトもしてなかったのに、、、ホント、SIMトレイに何か仕込んでませんか?
■SW電源が押せなくなってしまい修理
復活させたSoftbank版iPhone4ですが、トップのSW電源が押せなくなってしまい修理することに、、、
まず、Softbankのショップに電話したところ、iPhone4の修理はAppleと直接やってくれとのこと。
で、今度はAppleのサポートへ電話。するとAppleCare Protectionに加入しているかと聞かれる。
このApple Care Protectionですが、お値段7800円と結構良い値段します。一応、これに入ると、無料電話サポートが90日間から2年間、製品保証(ハードウェア無償修理)が1年間から2年間へと延長されます。
果たして、お値段の価値はあるのでしょうか?
私はAppleの製品に対しては、基本、必ず入るようにしています。無料電話サポートの90日間はどうでも良いのですが、無償修理期間の2年延長(MacBookでは3年)というのは結構ポイントで、iPhoneのSoftbankとの契約縛りが2年ですので、2年越えての不具合は、いざとなれば買い替えてしまえば良いと割り切れます(2年で機種変更しているので、これ以上のサポートはいらないとも言える:笑)
あと、Apple Care Protectionに入っていると、特典があることを知りました。Appleの修理には2パターンあり、1つは不具合のiPhoneをAppleに送付、修理センターで不具合確認した後、新しい製品を送付。もう1つはエクスプレス交換サービスと言われるもので、いきなりヤマト運輸がiPhone4を自宅まで持ってきてくれ、玄関先で不具合品と交換というパターン(ただしクレジットカード必須)。
前者は、どうしても1週間ほどiPhoneが使えない期間が生じますが、後者であれば、データ移行の時間だけで済むというもの。
この手のサービスは不具合が起きてからしか、有難味が体験できないので、どうしても入りそびれるものですが、個人的には加入することをお奨めします。
なお、Softbank版iPhone4は、Softbankで契約時に同時加入が可能ですが、UK版iPhone4も後からでも加入できます(購入後1年以内)。
ただ、国内版ではないため、Appleのサポート窓口をたらいまわしにされましたけどf(^^;;;
また、SB版にしてもUK版にしても、加入はしたのに契約書が届かなかったりしますが、こちらから登録情報を確認できます。
http://www.apple.com/jp/support/applecare/welcome/
閲覧してみると、しっかり2台のiPhone4が登録されておりました。
驚いたのは、UK版iPhone4。購入したのは9月24日でしたが、Appleに申し込みをしたのは11月に入って。
しかし、しっかりUKの出荷情報を引っ張って、購入日からのサポートになっております(笑
Apple & Biro & others World
https://blogs.yahoo.co.jp/shiroh999