2023年1月28日土曜日

[軍事] EMS兵器の脅威〜那野比古『コンピュータ・パニック』(1985)


[軍事] EMS兵器の脅威〜那野比古『コンピュータ・パニック』(1985)
那野比古『コンピュータ・パニック』〜EMS兵器の脅威(1985)
那野比古『コンピュータ・パニック』(1985)
2000年代のコンピュータ無力化戦,ひとたまりもない「電磁波パルス雲」
■核爆発で相手の“頭脳”をパー
1958年に5回,1962年に4回,米国は中部太平洋ジョンストン島上空で超高空核実験を行った。この中には1962年7月9日の実験のように高さ320kmでの14メガトンの水爆実験という大気圏外核爆発も含まれている。現在では,大気圏外での核実験は条約で禁止されているが,この1950年代末〜1960年代初めにかけての核実験では,核爆発が地上の電子機器に及ぼす影響が浮き彫りにされた。同時に現代戦では核爆発一発で,相手側の"頭脳"であるコンピュータを沈黙させえる可能性を改めて示唆した。2000年代の戦争は,コンピュータ戦になるといわれている。中央の戦略超大型コンピュータ群が次々と決定していく戦略を,各作戦本部にある高性能,超小型の戦術コンピュータが受け継ぎ作戦を実行していく。戦況はこの逆のルートでリアルタイムに中央コンピュータに報告されるとともに,中央コンピュータは別個に,偵察衛星,通信傍受衛星,大平洋にひそかに設置してあるソノブイ(水中音響探知装置)ネットワークなどからのデータを総合シミュレーション(模擬演算)を行って戦略に対する修正命令を打ち出す仕組みだ。むろん相手側に攻撃を加える巡航ミサイルや戦闘爆撃機自体もコンピュータのかたまりであることはいうまでもない。
このようなコンピュータ戦では,自国の人的,物的資源の犠牲を最小限に食い止め,しかも戦争を早急に終結させるためには,相手側のコンピュータを"発狂させる"ことが第一ということになる。 戦略コンピュータは黙りこくってしまい,原子力発電所のコンピュータは暴走して原子炉を破壊,ミサイルも使いものにならなくなるといった事態となれば,もはや白旗を掲げる以外に方法はあるまい。身体に打撃を加える前に頭脳をマヒさせろというこの作戦は,各国でも秘密裏に研究が進められている。ひと口にいえば,故意にかつなるべく素早く数多くのコンピュータを使いものにならなくしてしまおうというわけである。
コンピュータは,動作中にわずかな電源電圧,電流の変動があっても誤動作するし,データ消去という故障が生ずる。ましてや瞬間的とはいえ1000万ボルト,9000アンペアといったような超強電流が全配線を駆けめぐれば,以後は発狂状態に陥ることは間違いなしだ。
そんなことが本当にあるのか? それを示したのがジョンストン島の超高空核実験であった。むろんソ連も何回も大気圏外実験を行っており,そのデータはしっかり握っているものと推測されている。
■ 回線通って心臓部直撃        
超高空核爆発は,非常に広範な影響を与える。米国は1958年8月1日,同島上空780kmでメガトン級の核爆発を行った際には,夜中から早朝にかけて1100km離れたハワイで短波ラジオが聞こえなくなり,1962年7月9日に行われた14メガトンという最大規模の実験では,その直後から30 秒以上,ほぼ太平洋全域にわたって極超短波通信が途絶してしまった。しかも極圏でしかみられないオーロラが,何とハワイ,それにサモア,トンガ,フィジーといった南太平洋の諸島でみられたという。ハワイではさらに一部の電灯が破損,消えてしまい,数百の防犯ベルがいっせいに鳴り始めたことも記録されている。 これは核爆発で発生した荷電粒子の運動が,電磁パルスという強力な電磁波のカタマリ,つまり"電磁波の雲"を作り,これが周囲に発散,電離層に穴をあけて通信を不能にしたり,電気回路に殺到してその中に電流を発生させ機能をメチャメチャにしてしまう。
ジョンストン島の実験の場合,この「電磁波パルス雲」の直撃によってハワイの電力線の変圧器の中に1mm秒,つまりは1/1000秒という極めて短時間に1,000万ボルト/9000アンペアという驚くべき超強電流が引き起こされている。電磁波パルス雲が与える影響は極めて広範囲だ。メガトン級の水爆を高度100kmで爆発させれば,直径1000km,東京から下関までが電磁波の雲にさらされる。これを高度350kmまで上げると,アメリカ全土の電子機器に被害を与えることが可能だ。
米国防総省のデータによると,原子力発電所に長さ160m以上の電線,回路が存在すると,電磁波パルス雲に襲われた場合,最大9000ボルトの電圧が生じ,コンピュータ,制御装置,変圧器は一瞬にして焼き切れコントロール不能に陥る可能性があると警告している。この結果恐ろしい炉心溶融や原子炉暴走といった大事故につながる可能性がある。目に見えない電波のカタマリが一瞬襲っただけで,至る所にこれだけの電流が発生するのだからたまったものではない。電線が長いほどこの電磁波の雲に弱いとされている。コンピュータが直撃を受ければ,文字通り"火葬"となる。 電力線やデータ通信回線中に発生した超強電流もコンピュータの中に流れ込んでくる。いくらコンピュータ自体を防御しても,この抜け穴もふさいでおかなければ意味が
なくなる。
コロラド州コロラドスプリングスの地下深くにある北米防空司令部 (NORAD)では,むろん電磁波パルス雲対策が施されている。電磁波をシャットアウトするには,銅や鉄など導電性金属で覆う手がある。電子レンジからの漏洩マイクロ波程度なら,亜鉛の薄膜ですむが,強力な電磁波雲の遮蔽には,ぶ厚い鋼鉄の二重ドアが必要である。
なぜこのような電磁派パルス雲が発生するのだろうか。例えば高さ100kmの核爆発を行うと,発生した強力なガンマ線がチッ素原子や酸素原子を電離させる。このような電離の範囲は,下面の高さが地上50km,直径1000kmのような形をしており,中では原子からはじき出された電子が渦巻き流れる。この電子の流れ,つまり電流が強力な電磁波のパルスを発生させるのである。 放送局のアンテナが電波を出す中央の厚さが80kmという巨大な皿とまったく同じ原理だ。
■ ナッシュビルのミステリー
電磁波が引き起こしたいたずらの実例をお目にかけよう。1970年十12月,米テネシー州ナッシュビルにある内国歳入庁(インランド・リベニュー・サービス)のコンピュータで大変な騒ぎがあった。入力しておいたはずの数千件にのぼる納税記録が,磁気テープからゴッソリ消え去ってしまっていたのである。内部の者の妨害行為かと調べてみたが職員はいずれもシロ。といって外部から侵入した形跡はまったくない。コンピュータ専門家が集められ謎解きが始まった。そして判ったことは,200mほど離れた場所に設置された空軍のレーダーが犯人だった。強力なレーダー・アンテナからの極超短波がコンピュータ・ルームに侵入,磁気テープの内容を消し去ってしまったらしい。 コンピュータ自体の誤動作も疑われた。 この事件はレーダー波という電磁波でコンピュータを狂わせうることを実証している。
国防総省はこの事件が詳しく世間に知られることを極度に恐れた節がある。すでに2000年代戦のためのコンピュータ破壊技術の開発を進めていたからである。この事件が地元紙に報道されると,それ以上の詳細ないきさつの公表を禁止し,コンピュータ自体もそそくさとナッシビルから同州メンフィスへと移転してしまった。「ナッシュビルのミステリー」と呼ばれたこの事件は,電磁波の悪影響としては小規模なものだが,超高空核爆発に伴う電磁波パルス雲の怖さをかいま見せたものとして注目される。超大国はこの電磁雲を相手国コンピュータの"必殺兵器"として真剣に研究を進めているのだ。
■「粒子ビーム砲」に熱を入れる米ソ
過熱する破壊兵器競争
コンピュータ破壊兵器としては電磁波パルス雲発生とこれに関連した粒子ビーム砲(PBW),放射線照射,磁気爆弾,ガス爆弾,レーザー砲などが考えられる。
放射線照射というのは,核爆発の強力な放射能を直接あてるというもので,鋼鉄や重コンクリートをも貫くという中性子爆弾がクローズアップされているのは周知の通りだ。 レーザー砲も直接破壊兵器であり,これも対象はコンピュータばかりとは限らない。 1978年夏,米国はカリフォルニアの砂漠で超音速飛行中の対戦車ミサイルをレーザー・ビームで破壊することに成功している。この時はフッ化水素レーザーが使われたが,その発生装置は小さなビルほどの大きさがあったといわれる。 レーザー砲の開発は空軍が「高エネルギー・レーザー兵器プロジェクト(HW)」を推進しており,射程1000kmのものを開発して衛星や大陸間ミサイル
落とす計画という。海軍も同じ原理の対空レーザー砲を開発中だ。磁気爆弾というのは,強力な磁性材の微小な粉末を磁化させこれをコンピュータ設置上でバラまく。そうするとこの微小磁石は窓のスキ間や空気ダクトを通ってコンピュータ・ルームや磁気媒体保管室に侵入付着して内容をメチャメチャにしようというもの。これはアイディア倒れの感がある。ガス爆弾というのは,腐蝕性のガスを打ち込んでコンピュータうをボロボロにしてしまうのが狙いだ。同じ建物の中でちょっとしたボヤがあっただけなのにコンピュータに大きな被害が出たという事件がしばしばある。英国であるコンピュータ・サービス会社が,レストランの二階を借りて営業していた。このレストランで深夜ボヤが発生,壁や柱の一部を焼いただけで消し止められたが,まったく関係のない二階にあった小型コンピュータは使いものにならなくなってしまった。壁張材は,いまはやりの合成繊維製で火災の規模のわりにはモウモウたる煙を出す。 特に塩化ビニールなどではかなり多量の塩化水素が発生する。 塩化水素はアンモニアなどと並び水に極めてよく溶ける気体で,塩化水素の水溶液は塩酸だ。熱をもつ煙に消火のための水がかかると塩酸の蒸気と化す。 これが二階のコンピュータを襲ったのだからたまらない。翌日には配線の被覆までボロボロになってしまった。ガス爆弾はこの応用というわけだが,一方では毒ガスの戦争への利用は国際条約で禁じられており,これもちょっと実現はむずかしい。となると,やはり対コンピュータ戦には電磁波パルス雲が主流として浮かび上がってくる。核爆発に伴う電磁波現象についてはすでに述べてあるので,ここでは粒子ビーム砲を簡単に眺めてみよう。
■「チェア・ヘリテージ」計画
粒子ビーム砲というのは,文字通り電荷をもつ電子や陽子,宇宙戦では中性の中性子などを加速しビームに集束して目標に当て,これを破損させたり無力化させるもの。これは目標の近くを通過しただけでも粒子ビームが出す電磁波雲で,相手の電子機器を狂わせる能力をもっている。だから必ずしも命中しなくてもよいのである。米海軍が迎撃用に電子ビーム砲の開発に着手した「チェア・ヘリテージ計画」が著名だ。この計画では50億電子ボルトのエネルギーをもつ電子のカタマリに方向性をもたせ1/10億秒発射する(ビーム)のが基本となっており,一群はこれらのビーム20発で構成され,6群/秒発射することを目標にしている。これによるとミサイルなどが粒子ビームの直撃を受けた場合,1km以下ならミサイル自体に孔のあくほどの破壊を受け,3km以下なら内部の電子機器が破壊されてしまう。6,7km離れていてもすぐ近くをこの粒子ビームが通過しただけで,それが発する電磁波パルス雲がミサイルを襲い電子機器に損傷を与え,内蔵のマイクロコンピュータなどを盲目化させてしまう。自然の中では,瞬間的に強電流が流れる例として雷がある。 雷では0.01秒の間に11万ワットの放電が起こるとされているが,粒子ビーム砲ではこの数百倍のエネルギーをコントロールしなければならないむずかしさをもっている。
チェア・ヘリテージ計画では,重さ100tくらいのコンパクトな電子加速器を開発して積み込む計画であるが,これがもっと小型,高性能化されると衛星に搭載させることが出来る。超高空核爆発にかわり,相手国のコンピュータ設置サイトを個々に攻撃することも夢ではなくなる。1967年,米国とソ連は宇宙空間での核兵器禁止条約に調印しており,この条約に世界70数カ国が加盟している。したがって現在,超高空での核爆発は不可能である。これに代わって登場するチャンピオンが粒子ビーム砲というわけだ。では粒子ビーム砲は現実にできているのか。これは米ソとも極秘中の極秘でなかなか真相は明らかにされていない。しかし1977年10月,当時の米国防長官は「ソ連は対衛星兵器実験に成功しており,すでに実用化の段階にある」と語り,粒子ビーム兵器がかなり進歩していることを示唆している。…

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Takahata521: ロシアEMP電磁波兵器の懸念
キエフとホワイトハウスが見た終末の光景
2022/11/16 00:09
📝Για κτύπημα σοκ και δέος μιλούν ΝΑΤΟϊκοί: H Ρωσία θα ψήσει την Ουκρανία με ηλεκτρομαγνητικό παλμό - Ετοιμάζουν τους υπερηχητικούς Zircon (εικόνα) - WarNews247
NATOの人々が語る衝撃と畏怖:ロシアは電磁パルスでウクライナを焼くだろう - 彼らは超音速のジルコンを準備している
英米は、ウクライナ軍に衝撃と畏怖を与える攻撃について話しており、ロシア軍はEMP電磁パルスを引き起こす特殊な武器で攻撃すると強調している。その中で、WarNews247の暴露から2ヶ月後のフィナンシャル・タイムズ、サン、タイムズは、スペツナズ部隊が特殊装備を搭載し、ジルコンミサイルによって攻撃を行うことができると報じている。もしジルコンロケットを使用すると、歴史上初の超音速EMP電磁攻撃が行われることになります!
スペツナズが携帯する非核バージョンのEMPは、最大6マイル離れた電子機器を消滅させることができると考えられています。ロシアの超音速巡航ミサイル「ジルコン」が高高度で容易に発射できる比較的小さな核EMPなら、建物を破壊したり、人を殺したりすることはないかもしれない。しかし、ウクライナ領土の数千平方マイルの電気回路を永久に無効にすることができます。
■EMP 電磁パルスショック
これらの兵器は、コンピューター、発電機、衛星、ラジオ、レーダー受信機、信号機などの電気・電子機器を短絡させる強力なエネルギーパルスを発生させるよう設計されており、ウクライナの軍事・民生インフラを無力化し、光、熱、通信、輸送を失う可能性があります。EMP攻撃は、ロシア国営放送のトークショーで十分に説明され、実際に宣言されています。ロシアの大佐が、バルト海でどのような爆発が起こるか、地図を使って放送で紹介しました。おそらくプーチンとその将軍たちは、不特定多数の『軍事技術的手段』を繰り出すという不可解な脅しで、この可能性をずっと前から警告してきました」と英国の専門家は言います。爆発を起こすために使用される戦術核兵器は、ウクライナ人が領土を取り戻すために展開しているゲリラ戦と通常戦を組み合わせた機動的で散在した部隊に対しては、おそらく効果がない。しかし、核兵器を電磁波の戦いに使うのは別問題です。
この種の攻撃の特徴は、一斉射撃やキノコ雲ではなく、メデューサのような奇妙な電気的な青い球が真上で脈打ち、その後に静寂が続きます。この高度では、音は伝わりません。ロシアの超音速巡航ミサイル「ジルコン」が高高度で容易に展開できる比較的小さな核EMPは、建物を破壊したり、人を殺したりしない可能性があります。しかし、それはウクライナの領土の何千平方マイルの電気回路を永久に無効にすることができます。NATOの同盟国がウクライナに配備している無線機、GPSナビゲーション、航空無人機など、ほぼすべての防衛装備品は、配備、メンテナンス、統合に電子部品に依存しています。電磁波の影響が残るため、3カ月以内に被災地上空の衛星の90%が破壊される可能性があります。しかし、地上でのロシアの情報活動にも影響を受けると思われます。
📝Ο χρόνος κυλά αντίστροφα για χρήση EMP- Ν.Μεντβέντεφ: "Θα χρησιμοποιήσουμε τα όπλα μαζικής καταστροφής στην ώρα τους" - Εκκένωση της Κακχόβκα - WarNews247
メドベージェフ:「いずれ大量破壊兵器を使用する」
ロシア高官が初めて大量破壊兵器の使用を口にし、ロシアが「いずれ時期を見て使用する」ことを認めました。メドベージェフの発言は、イギリスやアメリカの界隈で、計り知れない結果をもたらす電磁パルスを引き起こす兵器の使用が差し迫っているというヒステリーを起こした後に出たものです。
メドベージェフの声明
困難な日常生活の中で、非常に困難な軍事的決断の影響を受けながら、我が国と我々全員にとって極めて重要な今年の成果が表れ始め、敵にとっても悪い結果となりました。私は彼らに気づかせたいのです。将来の世界秩序を形成しているのは、今日のロシアであり、英国や暗黒のキエフのような国家ではないことを忘れてはならない。そして、この新しい平等主義的な世界秩序が構築されます。ロシアはNATOや西側諸国と単独で戦っていることを忘れないでください。したがって、過去との類似性は、不正確であるか、ある特定の条件下でのものです。ただひとつを除いては、私たちだけで強大な敵や敵対する同盟を破壊することができます。ロシアは、できるだけ多くの兵士や民間人の命を救おうと、戦いを挑んでいることを忘れないでください。敵は兵士や民間人の命を数えてはいない。そこに、彼らとの大きなモラルの違いがある。ロシアは、すべての合理的な人々にとって明白な理由のために、潜在的な大量破壊の手段のすべての武器をまだ使用していないことを忘れないでください。そして、それは集落にある潜在的な敵の目標にまったく命中していませんでした。それは、人間が本来持っている善良さによるものだけではありません。
何事にもタイミングがあります。そして、最後になりますが。最も緊密な団結、日々の努力、最高の士気だけが、国の勝利を確かなものにします」と語った。
📝Σκηνικό Αποκάλυψης βλέπουν Κίεβο και Λευκός Οίκος: Εσπευσμένη ειδική αποστολή της CIA - Φόβοι ότι η Ουκρανία θα δεχτεί συντριπτικό πλήγμα - WarNews247
キエフとホワイトハウスが見た終末の光景:CIAの特殊任務が急遽決定-ウクライナに大打撃の懸念も
ウクライナ問題は、アメリカがトルコ国内でロシア高官と会談し、ウクライナで核兵器を使用した場合の影響についてクレムリンに最高レベルで警告せざるを得ないという、非常に重大な局面を迎えている。当初、クレムリンはアンカラでの米国との会談を確認しなかった。しかし、少し前に、公式なアップデートがありました。クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、記者からの質問に答え、会談を確認した。「はい、確かにそのような交渉が行われました。それは、アメリカ側の主導によるものである」という言葉を、その意味するところをすべて含めて強調して述べた。
会談の理由については、少し前にワシントンから確認があった。これは、昨年1月にロシアのセルゲイ・ラブロフ外相がジュネーブで米国のアントニー・ブリンケン外相と会談して以来、米ロが直接会ってハイレベルの外交接触を行う初めてのケースです。ロシアの電磁波兵器使用が発覚し、メドベージェフ大統領が大量破壊兵器の使用を予告した48時間後に、この会談が行われたことは紛れもない事実です。明らかにアメリカはこの方向を示す十分な情報を持っており、これがロシアがヘルソンから撤退した理由かもしれません。
おそらくロシアの参謀本部は、電磁パルスを引き起こす戦術核兵器による攻撃を計画しており、ヘルソン後方の、たとえばニコラエフやオデッサの基地でウクライナ軍を殺傷するつもりなのだろう。そうなれば、モスクワはたとえばトランスニストリアからヘルソンとオデッサの両方で反撃する機会を得ることができた。十分な戦力が間に合えばの話だが。
■ロシアメディアの報道内容
コメルサント紙は、アンカラでロシアとアメリカの代表団による会談が行われていると報じた。ロシアからは、対外情報庁長官のセルゲイ・ナリシキンが出席していた。トルコ当局は公式コメントを発表していない。トルコのNTVチャンネルは、トルコの特別局の情報源を引用して、今回の会談はロシアと米国の間のコミュニケーションラインを確立するために重要なものになるのではないかと推測している。ロシアの新聞「コメルサント」は、クレムリンとワシントンの会談はウクライナ戦争に関するものだったと報じている。しかし、アメリカ政府高官はこれを否定し、今回の会談の中心課題は、ロシアによる核兵器使用の結果であると主張した。
当初、クレムリンはコメルサントの報道について質問されると、肯定も否定もできないと答えた。ロシアのSVRサービスは、コメントの要請に応じなかった。しかしその後、クレムリンはトルコの首都アンカラでロシアとアメリカの情報機関の責任者が「秘密裏に」会談したことを確認した。コメルサントは会談の目的について詳しくは述べないが、会談は事前に公示されていなかったと報じている。
■ホワイトハウスが確認
少し前にアメリカ側も会談を確認した。
「CIAのウィリアム・バーンズ長官は、ロシアの対外情報機関のトップと会談し、ウクライナにおけるロシアの核兵器使用の結果についてメッセージを伝えるためにアンカラに滞在している」とホワイトハウス関係者は言いました。米国当局者は、バーンズ前駐ロシア米国大使がナリシキン氏といかなる交渉も行わないだろうと述べた。ウクライナはバーンズのトルコ訪問について事前に知らされていた、と同関係者は付け加えた。バーンズは、ウクライナ戦争のいかなる解決策も議論しないが、ロシアが核兵器を使用した場合の結果についてのメッセージを伝えるだろう、と付け加えた。
「彼はいかなる交渉も行っていない。彼はウクライナ戦争の解決について議論していない」と当局者は匿名を条件に語り、バーンズ氏はロシアで拘束されている米国人の問題も提起すると付け加えた。
「私たちは、彼の渡航を事前にウクライナに知らせました。私たちは、ウクライナなくしてウクライナのためになるものはない」という基本原則を堅持しています。
米国はキエフに「現実的な要求」をするよう促す
ホワイトハウスは先週、ジェイク・サリバン国家安全保障顧問がウクライナ戦争の開始以来、その拡大を防ぐためにロシア側と電話で連絡を取り合っていることを確認した。トルコ国内でのロシア人とアメリカ人の会談疑惑は、アメリカ当局がウクライナに戦争終結のためにロシアと妥協するよう圧力をかけているとの報道を受けたものである。ウォールストリート・ジャーナル紙は、サリバン氏がウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領に対し、クリミア返還の公約を修正するなど、交渉において「現実的」な要求を採用するよう伝えたと日曜日に報じている。
サリバンは先週、ウクライナを「プッシュ」していることを否定し、バイデン政権が言うように、「ウクライナ抜きでウクライナに関することを議論しない」と繰り返した。米国のマーク・マイリー参謀総長は先週、ロシアとウクライナに対し、この冬に予想される戦闘行為の減少を利用して、戦争の外交的解決策を模索するよう呼びかけた。ゼレンスキー氏や他のウクライナ政府関係者は、クリミアを含むすべての占領地からのロシアの撤退を含む協定が必要だと述べている。
ボレル: モスクワとの交渉を開始するのはキエフ次第です
一方、欧州連合のジョセップ・ボレル外交政策上級代表は今朝、ウクライナでの敵対行為を終わらせるためのロシアとの交渉開始はキエフ自身にかかっており、西側が決めることではない、と述べた。
ベルギーの首都で開催されたEU外相会議に出席していたジャーナリストから、西側諸国はキエフに和平交渉開始を迫っているのかと尋ねられたスペイン外交官は、ロシアとの交渉プロセスに入るかどうかはウクライナ次第であると答えた。
「何をすべきかを決めるのはウクライナです。私たちの仕事は、それをサポートすることです」(ボレル氏)
外交界やメディアの評価は、へルソンを解放したばかりのキエフに、モスクワとの交渉開始を今すぐ受け入れるよう圧力をかけることに集中しています。さらにボレルは、「今日、重要な決定がなされたのは、ウクライナ軍の訓練任務の開始です」と指摘した。この作戦は、数週間後に開始され、運用される予定です。ポーランドで行われ、約15,000人のウクライナ兵を訓練するこのミッションには、多くの国が参加を希望しています。」と述べています。
外相理事会、国防相理事会のいずれもウクライナに焦点を当てる、とボレル氏は言った。
📝Senior U.S. officials have begun nudging Ukraine to begin thinking about peace talks before the winter stalls its momentum on the battlefield https://t.co/7HtyvVvj8k
— The Wall Street Journal (@WSJ) November 14, 2022
米国高官はウクライナに対し、冬に戦場での勢いが衰える前に和平交渉について考え始めるよう働きかけを始めた

メモ・独り言のblog
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