2019年5月18日土曜日

[OS][ファイル管理] url.dllの活用




[OS][ファイル管理] url.dllの活用
Windows 10ミニTips
第376回検索ボックスから特定のWebページを開く
関連キーワード:マイクロソフト Windows 10Windows 10ミニTips
 2019/05/01 00:00
阿久津良和
「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。
url.dllを利用したショートカットファイルを作る
筆者は長年、とあるコマンドライン型ランチャーツールを使っている。
テキスト形式で起動するアプリや、アクセスするWebのURLを管理できるため、保守性も高い点が気に入っていた。
このランチャーツールをWindows 10 Insider Previewで使っていると、応答しなくなることが増えてきた。
他のWindows 10 Insider Preview環境は安定しているため、OSというよりもランタイムなどの問題と思っている。
また最近は、Windows 10の検索ボックスが便利で、ランチャーツールを使う場面が少しずつ減ってきたこともあり、検索ボックスの使い勝手を高められないかと整備を始めた。
検索ボックスでの検索結果に、既定では現れないツール類や設定類をリストアップさせる方法については、第372回と第375回で紹介した。同じ仕組みを使って、検索ボックスから特定のWebページを開くTipsを紹介しよう。
以前と同じようにショートカットファイルのアイコンを変更しているが、面倒に感じる場合、この手順は省いてかまわない。ちなみに、Shell32.dllのアイコンリソースを用いてアイコンサイズを変更すると、そのサイズのリソースを含んでいないため、異なるアイコンが表示されることもある。
先ほど入力したキーワードを検索ボックスに入力すると、検索結果として現れるので、そのまま「Enter」キーを押せばWebページが開く
後はキーワードを入力して「Enter」キーを押せば、指定したURLが既定のWebブラウザーで開く。他のサイトを追加する場合は、ショートカットファイルをコピーして、プロパティダイアログから書き換えればよい。
今回の話題、保守性の低さが問題なのだが、有効な解決策は見当たらない。また、Internet Explorerの廃止に伴い、url.dllが使えなくなる可能性もある。その場合は「start」コマンドで代用したいと思う。

Infoseek 楽天
https://www.mag2.com/p/money/678473?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_thu&utm_campaign=mag_9999_0516
https://news.infoseek.co.jp/article/mynavi_1909766/









デスクトップの何もないところを右クリック/長押
           V
「新規作成」→「ショートカット」と順にクリック
           V
テキストボックスに
「C:¥WINDOWS¥system32¥rundll32.exe url.dll,FileProtocolHandler "https://news.mynavi.jp/top/digital/pc/"」と入力
           V
「次へ」ボタンをクリック
           V
テキストボックスに「MYNAVI」など自身が使いやすいキーワードを入力
           V
「完了」ボタンをクリック/タップ
           V
作成したショートカットファイルを右クリック/長押
           V
「プロパティ」をクリック/タップ
           V
「アイコンの変更」ボタンをクリック/タップ
           V
「アイコンの変更」ダイアログのテキストボックスを
「C:¥Windows¥System32¥imageres.dll」
に変更
           V
現れたアイコン→「OK」→「OK」とクリック/タップ
           V
「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動
           V
テキストボックスに
「shell:programs」
と入力して「OK」ボタンをクリック/タップ
           V
「URL」など任意のフォルダーを作成してから、先ほどのショートカットファイルを移動する

gawun pc







URLだけのショートカットファイル
url.dllを利用するショートカットファイルだけでなく、URLだけを書いたショートカットファイルも作れる。ショートカットファイルの記述としてはURLのみのほうが簡単だが、検索ボックスでの検索結果が違う。url.dllを使う場合、検索結果の一番上「最も一致する検索結果に「MYNAVI」が表示されて選択状態であるため(異なる環境があるかもしれない)、Enterキーを押すだけでWebページへ飛べる。
一方でURLだけを書いたショートカットファイルだと、検索結果で少し下の「Webサイト」セクションに当該Webページがリストアップされ、矢印キーの下を押して選択~Enterキーか、マウスのクリックが必要だ。操作の手数が増えるので、url.dllを利用するショートカットファイルのほうが、後々の使い勝手がよい。
URLのみ書いたショートカットファイルを、プログラムメニューフォルダー
(C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs)
に保存したときの検索結果
目的のWebページを表示するには、
「Webブラウザーをアクティブにしてブックマークから選択」
のほうが素直ではあるのだが、日ごろからキーボードベースでWindows 10を操作することが多いなら、今回のTipsをぜひ試してみてほしい。
阿久津良和(Cactus)
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

Infoseek 楽天
https://www.mag2.com/p/money/678473?utm_medium=email&utm_source=mag_W000000003_thu&utm_campaign=mag_9999_0516
https://news.infoseek.co.jp/article/mynavi_1909766/

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