[機器] IBM WorkPad 30J(Palm OS)
書庫中華タブレット
カテゴリその他コンピュータ
2012/3/23(金) 午前 1:39
中華PADとか触っていたらこいつの存在を思い出した。
いわゆるPDAという奴なんだが、現在のスマホはコイツに電話機能を付けた物だと思えばよい。
こいつもオプションでPHSユニット内臓すれば今のスマホみたいになるんだけど、
当時はそんな金のかかる事をする個人はあまりいなくて企業向けと思われた。
当時はそこそこ売れたPDAだが携帯電話にiモード,eメールやスケジュール(PIM)機能が
標準装備されると急速に存在意義がなくなっていった。
Palm OSはなかなか使いやすくて良かったのだが今見れば欠点も多かった。
・現在当たり前のMP3や動画再生がこのモデルでは出来なかった。(Palm OSの後期機種は出来たが)
そもそも4MBしかメモリも搭載していない。(MP3一曲が約4MB)
・サウンド機能も無くBeep音(ブザー)しか鳴らないのにはガッカリした。
・モノクロの低解像度160x160だったので電子ブック端末としては使えなかった。
(JPEG表示アプリすらプリインストールされていなかった)
・最大の欠点が電池切れるとFlashROMの内容が消えアプリが初期化される事
(毎回母艦PCからバックアップを書き戻すのが面倒)→不揮発性のメモリが普及する前だった。
※「xtra xtra Pro」→ 拡張スロットを使う増設メモリ。(うち不揮発性メモリ2MB)
RAM 4MB → RAM 8MB + FLASH ROM 2MBになる。
乾電池が切れてもデータやアプリ消えない。すげぇ!欲しい。
・CPU:Motorola MC68EZ328(DRAGON BALL EZ)16MHzでは、ゲームボーイエミュレーターなど入れたが遅くて使い物にならなかった。
・現在のMicroSDみたいな外部ストレージが使えないので母艦PCとのやり取りが大変(クレードル経由RS232 Serial)
・PHSユニットが無いとメールやWebがPDA単体で、できないので何のメリットも無かった
(メールは下書きが母艦PC接続時に転送され送信できPCの未読メールをPDAで読めたが…。)
※当然当時「WiFi」機能などは無い。
・ハードウェアキーが十字キーでは無いのでゲームをする時やりにくい。
上下キーはあったのだから操作性では非常に惜しい。
良かった点
・ハードウェアキー操作が多かった時代にタッチペンでアイコンをタップするという
先進的なインターフェースはスマートだった。
・電池の持ちがレジュームして1週間程度と(比較的)良かった。
・赤外線学習リモコンになるアプリ「リモコンコン for Palm OS」(シェアウェア)
が面白かった。
・買ったときにすでに型落ちでえらく安く買えた(たしか5千円以下)
・スタイラスペンが本体に収納できて外装が頑丈だった。
・Androidのようにフリーソフト等を入れる事により環境を自由にカスタマイズできた。
・GUIがアイコン形式でとっつきやすかった。
・電子辞書や乗り換え案内アプリが便利だった。
・起動が早く軽量設計のOSは省電力でレジュームからの復帰も一瞬だった。
WorkPad 8602-30J
発売:1999/02
RAM:4MB
Dynamic Heap:128K
Flash ROM:2MB
OS Ver.:3.1
CPU:Motorola MC68EZ328(DRAGON BALL EZ)16MHz
Display:16 greyscale TDF film , 160 x 160 pixels
電源:単四×2
Size (mm):119×81×18
Weight (電池含):162g (190g)
Interface:RS232 serial
拡張機能:背面拡張スロット
IR (赤外線):あり
【漫画をPDAで・・・】
http://blogs.yahoo.co.jp/ichikara_rc/36705537.html
104のBLOG
https://blogs.yahoo.co.jp/ichikara_rc/45933180.html
https://blogs.yahoo.co.jp/ichikara_rc/47529296.html
0 件のコメント:
コメントを投稿