・クロックアップ:1998年12月19日(土)はれ
手順:
0.用意するもの。
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・リブレット30本体。
・マイナスドライバー。小さめの精密ドライバーが使いやすい。
・プラスドライバー。同上。
・はんだごて。先の細い 20~30W くらいのが使いやすそう。 ぼくが使ったのは、30W のピストル型のだけど、先が太めでやりにくかった。
・はんだ。これも、細いのがいいですね。
・放熱器(アルミの板など)。CPU の放熱用。
・シリコン・グリス。放熱器を CPU に固定するため。
・自分でやるからには、無保証であることを覚悟する気持ち。だれも責任は持ちません。
1.本体を分解して、基盤を取り出す。
(1)とりあえず、ハイバネーションの設定は、OFF にしておいた方がいいです。
(2)まずは、AC電源とバッテリーを外しておきます。
(3)最初は、キーボードの上部にある細長いカバーを外します。
押すと拡大 最初は、外れにくいかも知れませんが、隙間に細いマイナスドライバーを入れて、 カバーを折らないように気を付けながら外して下さい。 一度、外すと二度目以降は外れやすくなるようです。 押すと拡大
(4) 細長いカバーを外した後に、真ん中辺りにキーボードを留めているネジがひとつあるので、 それを外します。
ネジを外すと、キーボード自体は簡単に外れます。
(5) 左のキーボードから出ているフラットケーブルと右のパネルから出ているフラットケーブルを 外します。
キーボードのケーブルは、ケーブルを留めてある両側の白いポッチを引くような感じで 外します。
パネルのケーブルは、留めてある茶色の板を立てるようにして外します。これが、キーボードとパネルのケーブルを外した状態です。
この次は、裏蓋を外していきます。
(6)裏蓋を外します。
まず、まだバッテリを付けたままなら、それを最初に外します。
次に、6箇所のネジを外します。
ネジを外した後は、裏蓋を外しますが、バッテリが入っていた両側と赤外線通信部分の 両側などに爪が有りますから、折らないようにうまく外して下さい。
押すと拡大 キーボードと裏蓋を外したところです。
左から、キーボード、本体、裏蓋。
押すと拡大 (7)本体からマザーボード(?)を取り外します。
裏蓋が外れれば、簡単に取り外せます。
(8)クロックICの 16番ピンをはんだごてを使って、うまく基盤からはがします。
(9)外した 16番ピンを隣の 15番ピンに、半田付けします。
この時、他のピンやもとの 16番ピンが付いていたパターンに くっつかないように注意します。
以上で、クロックアップは終了です。
分解した順番と逆に、組み立て直します。
とくに、パネルからのフラットケーブルをつなぎ直すときは、ケーブルが アダプターにまっすぐに入るように注意深く作業をして下さい。 ちょっとでも曲がってしまうと、液晶画面に何も写らず焦ります。
また、キーボードを取り付ける前に、CPUに張り付けてある、白いプラスチック カバーをはがして、代わりにシリコングリスを付けたアルミ板 (10円玉でも大丈夫なようです)などの放熱版を付けます。
クロックアップすると、CPU が熱くなり、そのままでは、保護回路が働いて クロックダウンしてしまうので、改造した意味が無くなってしまいます。
面倒でも、放熱対策はしておきましょう。
KITAYA's LAB.
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1313/libcup.html
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1313/libtop.html
My Libretto 30
ぼくが、普段持ち歩いているマシンは、東芝のリブレット30です。
いろいろなホームページを参考にして、クロックアップとハードディスクの換装 (Libretto 用フロッピー・ドライブの無い環境です)を したので、その手順をレポートしたいと思います。
リブレット30を持っていて、同じ様なことをこれからやってみたい、という人に 参考になれば幸いです。
■クロックアップ
概要:
リブレットの クロックアップに挑戦してみました。
半田をはがして、付け直すのも、ピンが非常に小さいので大変でしたが、 パネルにつながっている茶色のフラットケーブルが意外に堅くて、取り付けが大変でした。 堅いために少し斜めにはまってしまったようで、最初に組み立て直したときには、 パネルのランプがつかずに焦りました。
結局は、次の日に落ち着いてケーブルをまっすぐになるように付け直して、 うまく動きました。ちなみに、CPUの放熱のために、改造のホームページでは、 10円玉を使用しているようですが、ぼくはアルミの板を切って使用してみました。 とりあえず、クロックアップした分、速くなったようです。
■ハードディスク換装
概要:
HDD(DKLA-24320)を乗せ換えようと、フォーマットしてみましたが、 見事に失敗しました。
参考にしていたホームページに書いてあったのが、HDD の 設定は NORMAL とする。ということだったのですが、普通、4096シリンダを 越える物(ちなみに今回使用したものは、8944シリンダ)は、 LBA の設定じゃないとうまくいかないよ、と言われ、 ダメなら、初期不良交換して貰うつもりで、やってみました。
すると、なんとも、あっさりと、FDISK→フォーマット→元の HDD の内容をコピー →リブレットでの立ち上げまでうまく行きました。 (アドバイス、ありがとうございました。> Cedry)
よく考えると、参考にしていたホームページの作者は、 Linux も共存させている環境であり、 デスクトップで作業中に、LBA の設定にしたとき、 BIOS のメッセージで、ある種の OS(SCO-UNIXなど)は、NORMAL の設定じゃないと 動かない場合がある、というようなことが表示されているのに気づいて、 納得してしまいました。
Windows や DOS の FDISK で HDD を設定する場合、大容量の HDD のときは、 LBA の設定にしておかなければ、うまくいかないということなんですね。
その後、勉強のために、Linux(plamo) を共存させてみましたが、 LBA の設定のままで、何の問題もないことが確認できています。
ハイバーネーション機能も何の問題もなく使用でき、 ハイバネーションできる Linux システムとして、動いています。
KITAYA's LAB.
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/1313/libtop.html
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