1992年3月3日火曜日

[通信] ダイヤル通信,モデムを受話器に直接接続する


 




[通信] ダイヤル通信,モデムを受話器に直接接続する
■モデムを受話器に直接接続する
モデムを使って通信したいと思っても,オフィスなどの電話がモジュラー式になっていないと,少々面倒です。適当な速度(1200 ボー以上)で動作するモ
デムはすべてモジュラー接続にする必要があるからです。解決策のひとつとして,モデムを標準的な受話器の送話口に接続する,という方法があります。
送話口のねじを外し,標準的な受話器からマイクを取り外すと2つの金属端子が現れます。これに手製のケーブルで受話器の金属端子とモデムのモジュ
ラー式 RJ11 ジャックを接続することができます。ケーブルを作るには,両端にRJ11 コネクタが付いた標準モジュラー式電話コード(カールした受話器用
ケーブルではありません),小型わに口クリップ2個,ワイヤーストリッパーまたは小型のナイフ,はんだごて,はんだを用意します。最初に電話コードを
2つに切ってください。次に注意しながら一方のコードの切り端から外側のプラスチックの外皮を2、3インチ取り除き色の付いた4本の線が見えるようにしてください。緑と赤の線から絶縁をはがし,それぞれにわに口クリップをはんだ付けしてください。黄色と黒の線は使いません。
手製のコードは、図11-2のように、わにロクリップを受話器の端子に取り付け,モジュラーコネクタをモデムに差し込んでください。電話回線がトーン式(ブッシュ回線)の場合には,モデムをモジュラージャックに接続したときのように操作してください。差し込んだ電話がダイヤル式でも,トーン機能が働く場合があります。電話回線がパルス式(ダイヤル回線)の場合には手動で番号をダイヤルしなければなりません。モデムにコマンドを送れる通信ソフト(MicroPhone,White Knight,FreeTerm など)ではコマンド ATH1を入力してモデムをオフフックします。このとき,モデムコマンドは必ず大文字で入力してください。受話器を受け台からはずし,手動で番号をダイヤルします。モデムにスピーカが付いている場合にはダイヤルしたパルス音が聞こえます。相手のコンピュータからのキャリア信号が聞こえたら,すぐにコマンドATO(ゼロではなく、英宇のO)を入力して回線に接続してください。
手動でダイヤルする場合,常に ATHI コマンドが必要というわけではありません。このコマンドを省略してもAppleTalk,MacNet,CompuServeNavigator では手動でダイヤルすることができます。これらのソフトウェアはたいていダイヤル呼出しプロセスを自動化しているので,自動的にダイヤルする電話番号を大文字の0に設定してください。たとえばAppleTalk では,Network メニューの Setupコマンドで電話番号を設定されると番号を手動でダイヤルしすぐに標準的な接続手順を始しめます。AppleLink で同様の操作をするには,Network メニューから"Connect"を選び,パスワードを入力し,Connect To Network ボタンをクリックします。
わに口クリップをはんだ付けするのが面倒なら,Black Jackコネクタを買ってすますことができます。このコネクタは送話口を一時的にモジュラージャックに変えてくれるので,標準のモジュラー式電話コードを使ってモデムを取り付けることができます。Digital Systems社は全世界でこれらのコネクタを23,000個以上販売したと発表しています。
図11-2 モジュラー接続ができない場合
モジュラージャックがない場合には,電話コードの赤と緑の線を吸熱の出口の内側にある端子に接続することができます。
ーMacintosh Big Book, 1992

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