2021年1月6日水曜日

[SNS] PC版LINEの使い方

[SNS] PC版LINEの使い方
2020-10-21 17:40
PC(パソコン)版LINEの使い方──ダウンロードからログイン、便利テクまで全ガイド
アプリオ編集部
リモートワークの拡大や外出自粛などの動きに伴って、パソコンでLINE(ライン)を使いたいという人が増えています。原則スマホ1台でしか使えないLINEを、PCをサブデバイスとして利用できるのは何かと重宝します。本記事では主に初級ユーザーに向けて、PC(パソコン)版LINEの基礎知識やダウンロード・インストール方法、基本的な使い方から便利テクニックにいたるまで、クイックスタートガイドをお届けします。
ここではMac版LINEの画面をベースに解説していますが、Windows版LINEでもほぼ同様の手順となります。仕様が異なる重要部分には、都度説明を入れています。
■PC(パソコン)版LINEとは?
まずは「PC版LINE」とはどういったものなのか、押さえておきたいポイントを紹介します。
☆スマホ版LINEとPC版LINEは自動で同期される
iPhoneやAndroidスマホで利用するLINEアプリ(スマホ版LINE)とPC版LINEは、同じアカウントでログインすることでトーク履歴やメッセージの既読、友だちリストなどのデータがほぼリアルタイムで同期され、どちらも同じ状態で使えます。端末の故障や紛失などのトラブルが起きてスマホ版LINEが使えなくなっても、PC版LINEで受信したメッセージの確認や返信ができるので、万が一の備えとしてもインストールしておきたいものです。ただ、これは裏を返せば、スマホ版LINEで消してしまった友達やアルバムをPC版LINEから見つけようとしても無駄ということ。自動で同期されないようにする方法はないので、スマホ版LINEのバックアップといった形での活用は難しいでしょう。
☆Windows/Mac版(PC版)とChrome版で機能や特徴が異なる
PCでLINEを利用するには、「Windows版」「Mac版」「Chrome版」のいずれかを入手します。
いわゆる“PC版LINE”と呼ばれるのは、Windows版とMac版です。“ブラウザ版”とも称されるChrome版は、Google Chromeのブラウザ上で使えるLINEなのでパソコンのOSは問いません。基本となるトーク機能はどちらでも利用できますが、Windows/Mac版LINEで使えるアルバム、ノート、自動ログイン、音声・ビデオ通話などはChrome版には対応していません。
一方、Chrome版LINEの魅力はその手軽さです。ChromeブラウザでGoogleアカウントにログインしていれば、WindowsでもMacでもLINEのChrome拡張機能さえ追加すればLINEを利用できます。オフィスや学校のパソコンでLINEを使いたいけれど端末にアプリはインストールできない、という場合にも便利でしょう。
具体的なインストール・ダウンロードの手順は、後述のインストール・ダウンロード方法を確認してください。
☆PC版LINEからはLINEアカウントの新規作成ができない
かつては、パソコンと電話番号さえあればPC版LINE上でアカウントを新規作成して利用できました。しかし、2020年5月にPC版LINEからの新規登録機能が提供終了。これに伴い、スマホ版LINE、もしくはiPad/AndroidタブレットでLINEアカウントを作成してからでないとPC版LINEを利用できなくなってしまいました。PC版LINEはあくまでサブ端末としての扱いなので、スマホ版LINEやiPad版LINEと同じアカウントでログインしての使用が基本となります。LINEの登録方法については、以下の記事を参照ください。
■PC(パソコン)版LINEを使うための準備
PC版LINEを使う前に必要な準備(ダウンロード・インストールやログイン・本人認証など)についてまとめました。
1. PC版LINEをダウンロード・インストールする
PC版LINEを使うには、LINE公式サイトにアクセスし、「Windows版」「Mac版」「Chrome版」のいずれかを利用環境や好みに合わせてダウンロード・インストールします。Windows版、Mac版、Chrome版それぞれの推奨環境は以下の通り。もし満たしていない場合は、アップデートしてからインストールすることをおすすめします。また、PC版LINEは機能の追加をはじめ、セキュリティの向上や細かい不具合の修正などのために「アップデート」が配信されます。PC版LINEを常に安全・快適な状態で使うために、配信されたらできるだけ早くアップデートをおこないましょう。
☆Windows版LINEの場合
LINE公式サイトにアクセスして、Windows版をダウンロードからダウンロードのボタンをクリックします。続いて、ダウンロードしたexeファイルをクリックして開きます。
Widows 10専用でユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)版も提供されており、Windows StoreをクリックしてMicrosoft Storeから入手することも可能です。このUWP版は、機能的にはWindows版とほぼ変わりませんが、今後のアップデートなどを考慮すると、基本的にWindows版をダウンロードしておいたほうが無難でしょう。
言語選択の画面が表示されたら、任意のものを選択してOKボタンをクリック。続いて「インストールを開始します」という画面が表示されるので、次へボタンをクリックしてください。
利用規約を一通り確認して、問題なければ同意するをクリックしましょう。すぐにインストールが開始し、「しばらくお待ちください」という画面が表示されます。
インストールが終わり次第、「インストールの完了」という画面が表示されます。閉じるをクリックすると、LINEが起動しログイン画面が表示されます。これでWindows版LINEのインストールは完了です。
☆Mac版LINEの場合
LINE公式サイトにアクセスして、Mac App Storeからダウンロードのボタンをクリックします。続いてポップアップで「App Storeをひらきますか?」というメッセージが表示されるので、App Storeを開くをクリック。
App Store内のLINEアプリのページに移動したら、入手→インストールの順にクリックして進んでください。App Storeへのサインインが要求されるので、Apple IDとパスワードを入力してOKを押すと、インストールが開始します。インストールが完了すると開くボタンが表示され、クリックするとLINEアプリが起動し、ログイン画面が表示されます。これでMac版LINEのインストールは完了です。
☆Chrome版LINEの場合
ブラウザ版(Chrome拡張機能版)LINEを使うには、ChromeブラウザでGoogleアカウントにログインした状態でChrome ウェブストアにアクセスし、「LINE」拡張機能をインストールする必要があります。Chrome版LINEを使うにはGoogleアカウントが必要になるので、もし持っていなければ事前に作成しておくとスムーズでしょう。Chrome版LINEの詳しいインストール方法や使い方については、以下の記事に詳しくまとめています。
2. 本人認証を済ませてPC版LINEにログインする
ダウンロード・インストールが完了したら、早速PC版LINEを起動してみましょう。PC版LINEを立ち上げるとすぐにログイン画面が表示されるので、以下いずれかの方法でログインします。
■PC版LINEのログイン方法
「メールログイン」 →スマホ版LINEに登録しているメールアドレスとパスワードを入力
「QRコードログイン」 →右側に表示されたQRコードをスマホ版LINEで読み込む
「自動ログイン」にチェックを入れる →次回からPCの立ち上げと同時に自動でPC版LINEにログインされるようになる
左:PC版LINEに4桁の認証番号が表示される右:3分以内にスマホ版LINEに入力する
なお、PC版LINEの初回ログイン時には「本人確認」をおこなう必要があります。上の画面が表示されたら、スマホ版LINEに表示された4桁もしくは6桁の認証番号を打ち込んで、本人確認ボタンを押してください。これは、PC版LINEに初めてログインする端末で必要となるプロセスなので、原則として一度認証すれば同端末で再び認証番号による本人確認は要求されません。より詳しいログイン手順については、下記記事で解説しています。
3. 通知の設定をおこなう
スマホ版と同じようにPC版LINEにも、通知機能があります。デフォルトではすべてがオンになっているので、人によっては煩わしく感じるかもしれません。好みのスタイルになるように、カスタマイズしておきましょう。
☆通知のオン・オフを切り替える
左のメニューバーにメガホンアイコンがあります。ここをクリックすることで、LINEにおけるすべてのプッシュ通知のオン・オフを切り替えられるようになっています。アイコンにスラッシュが入っていれば、通知がオフの状態です。個別の友だち・グループトークごとの通知のオン/オフを切り替えたい場合は、トーク画面の上部にあるメガホンアイコンをクリックしましょう。
☆通知が届く条件を変更する
新着メッセージとメンション通知だけをオンにして、他の動作はオフにしておくといったように、機能ごとの細かい通知設定も可能です。画面左のメニューバー下にあるから設定へ進み、通知タブをクリック。「通知のルール」項目下にある各機能の横のスイッチをオフに切り替えると、その機能の通知だけをオフにできます。
☆通知内容の表示・非表示を切り替える
LINEのバナー通知には、送信者(相手)の名前とメッセージの一部が表示されます。概要や重要性がひと目で分かって便利な機能である一方、通知からプライベートなメッセージなどを見られてしまう危険性も。それを回避する手段として、通知の「内容だけ」を表示させないようにする設定が用意されています。前述と同じように通知の設定画面に進み、「通知方法」項目の下にあるメッセージ通知の内容表示をオフにするだけです。Mac版・Windows版ともに、パソコン側の設定は必要ありません。
メッセージ通知の内容表示をオフにすれば、上の画面のように、LINEの通知が届いても内容が非表示になります。メッセージ通知の内容表示の設定をオンに戻せば、再度表示されるようになります。
■PC(パソコン)版LINEの基本的な使い方
トーク機能をはじめ友だち追加やアルバムやノートの作成、タイムラインへの投稿など、PC版LINEにもスマホ版LINEとほぼ同様の機能が搭載されています。ここからは、PC版LINE特有の使用感にも触れながら、各機能の使い方を説明します。
☆トークメッセージや写真/動画/ファイルの送受信をする
PC版LINEのトークでは、メッセージの改行にひと癖あります。また各種ファイルのやりとり、取り扱いがしやすいのも特徴です。
☆トークメッセージを送信する(改行に注意)
PC版LINEでは、トークルームのメッセージの入力欄に内容を入力し、「Enter」キーを押せば相手に送信されます。ただ、PC版LINEのトークで注意が必要なのが、文章の改行。デフォルト設定のままだと「Enter」キーを打った時点でメッセージが送信されるため、メールなどと同様の感覚でタイピングしていると、意図しないタイミングでメッセージを誤送信してしまう可能性があります。気になる人は、以下2つの方法を試してみてください。
PC版LINEで改行する2つの方法
PCの「Shift」キーを押しながら「Enter」キーを打つ
左メニューバーの設定ボタン→トークタブから「送信方法」の項目でAlt+Enterを選択。Enterキーを打つと改行されるようになり、AltキーとEnterキーを同時に打った時だけメッセージが送信される
☆スタンプを送信する
スマホ版LINEで購入したスタンプの情報はPC版LINEと同期されるので、同様のバリエーションのスタンプが利用できます。
メッセージ入力欄にある顔アイコンをクリックすると、保有しているスタンプが表示されます。使いたいスタンプにカーソルをあわせて、クリックすればスタンプを送信できます。
☆写真・動画・PDFやエクセルなどのファイルを送信する
PC版LINEでは写真や動画のほか、WordやExcel、PowerPoint、PDFなどの文書ファイル、mp3、wavなどの音声・音楽ファイルなどを送信できます(zipファイルも送信可能)。メッセージ入力欄にあるクリップのアイコンをクリックすると、PC内のフォルダが一覧表示されます。送信したいファイルを選択し、開くをクリックすれば送信完了。送信するファイル容量の上限は特に決まっていないようですが、20MBを超える写真や動画は自動で容量が圧縮された状態で相手に送られます。
左クリックしたままファイルを移動して、トークルームの位置でボタンを離す(ドラッグアンドドロップ)
なお、ドラッグアンドドロップでトークルームにファイルをアップロードする方法も便利です。
送られてきたファイルは、PC版はもちろん、スマホに各ファイルの対応アプリ(Microsft OfficeやPDFビュワーなど)がインストールされていれば、スマホ版LINEでも閲覧ができます。ただし、ファイル閲覧には有効期間(7日間)があり、経過すると閲覧・保存できなくなるので注意しましょう。
■グループ・複数人トークを作成する
PC版LINEでグループを新規作成する方法は、スマホ版LINEと同様に以下の2通りのやり方が存在します。
☆グループトーク:メンバーを招待し、参加してもらう
複数人トーク:1対1トークに他の人を追加する
グループトークを作成する
グループトークはメンバーが参加するまで待たなければなりませんが、1対1トークと同様にアルバムやノートなどの機能が備わっています。
左メニューバーの「友だち追加」タブ→グループ作成の順にクリック。別ウィンドウでグループ作成画面が表示されるので、グループ名やアイコンを設定して招待したい友だちにチェックを入れ、追加ボタンをクリックします。これでグループが作成できました。あとはメンバーが全員参加すれば完了です。追加メンバーの招待や退会などは、グループのトークルーム右上のメニューボタンからおこなえます。
☆複数人トーク
複数人グループはメンバーを参加するのを待たなくてよいので、すぐにトークを始められます。ただし、ノートやアルバムの機能がないため、一時的なトーク向きといえるでしょう。任意の1対1トークルームを開き、右上のメニューボタンから招待をクリック。別ウィンドウで友だちリストが立ち上がるので、招待したい人を選択して追加ボタンをクリックすれば完了です。
☆友だち追加をする
PC版LINEにも友だち追加・グループ作成の機能は備わっています。しかし、現状使えるのはLINE ID・電話番号による検索と友だちの連絡先送信による友達追加のみです。なお、PC版LINEではQRコードの表示はできませんが、相手側からメールなどでQRコード画像を共有してもらえば、後述のキャプチャ機能で読み込んで友だち追加が可能です。
LINE ID・電話番号検索による友だち追加
Windows版/Mac版LINEで友だち検索をするには、年齢確認が必須です。一方、Chrome版LINEでは、年齢確認をすることなく友だち検索機能を利用できます(2020年6月現在)。
画面左にあるメニューバーから友だち追加ボタンをクリックし、友だち検索を選択。
「友だち検索」ウィンドウが立ち上がるので、相手のLINE IDもしくは電話番号を入力し、虫眼鏡アイコンをクリックします。相手側が年齢確認済みであれば検索結果に表示されるので、追加ボタンをクリックして友だち追加は完了です。相手が年齢確認をしてない場合は、ID・電話番号を入力しても検索結果に表示されません。
☆連絡先の共有による友だち追加
共有してもらった連絡先から友だち追加する方法はかんたん。トークルームで共有された連絡先をクリックすると別ウィンドウで友だち追加画面が立ち上がるので、友だち追加ボタンをクリックすれば完了です。自分側が連絡先を共有するには、メニューバーの「友だちリスト」タブから連絡先を送信したい相手を選び、右クリック(Macの場合は「Control」キーを押しながらクリック)してメニューを表示させます。連絡先をシェアを押すと別ウィンドウで友だちリストが表示されるので、共有したい友だちにチェックを入れ、転送ボタンをクリックすれば完了です。
☆アルバムやノートを作る
PC版LINEのバージョン4.0からは、グループでも1対1トークでもアルバムとノートの機能が利用できるようになりました。PC内のフォルダに直接アクセスして写真を選べるので、一眼レフやデジタルカメラなどスマホ以外で撮った写真の共有におすすめです。
アルバムを作成する
トークルームの左上にあるメモアイコンをクリックすると、アルバムとノートのウィンドウが立ち上がります。「アルバム」タブの+ボタンをクリックすると、PC内のフォルダ一覧が開くので、追加したい画像ファイルを選択して、開くをクリック。
または、+マークの付近にドラッグアンドドロップでアップロードしてもOKです。あとは任意でアルバム名を変更し、投稿ボタンをクリックすれば、新規のアルバムが作成できます。
ノートを作成する
テキストをはじめ、写真・動画・スタンプ・リンク・位置情報など何でも残しておけるのが「ノート」機能です。アルバムと同様に、メモマークをクリックして表示されたウィンドウで「ノート」タブを選択。新規投稿部分をクリックすると、入力画面が表示されます。テキストの入力や画像などの挿入が完了したら投稿ボタンをクリックするとノートの新規投稿は完了です。相手のノート投稿へのコメントやいいねなどもおこなえます。
音声通話・ビデオ通話をする
LINEの特徴的な機能である音声通話やビデオ通話は、PC版LINEでもできます。マイク、スピーカー、カメラなどを使うので、利用する前はそれぞれの設置場所や設定がオンになっているかなど確認しておきましょう。
☆音声通話・ビデオ通話を発信する
発信方法は簡単です。通話したい相手やグループのトークルームを開き、画面右上の受話器アイコンをクリック。音声通話かビデオ通話を選択してください。
「通話をしますか?」の確認メッセージが表示されるので、確認をクリックすると相手の呼び出しが始まります。相手が応答すれば通話開始です。
☆音声通話・ビデオ通話に応答する
友だちから着信があると、上の画像(音声通話の場合)のようにポップアップが表示され、応答をクリックすれば通話に出られます。同時にスマホ版にも着信通知が表示されます。グループでのビデオ通話や音声通話がかかってきたら、グループのトーク画面に「グループビデオ通話が開始されました」とメッセージが表示されます。ここで参加ボタンをタップすると、グループのビデオ通話に参加できます。1対1の通話と異なり、グループ通話を着信してもメッセージ通知が届くだけで着信画面は起動せず、音も鳴らない仕様です。グループビデオ通話の着信には、気づきにくいので注意してください。
なお、グループ通話の場合、参加前にカメラやマイクのオンオフ・背景パターンの選択などをおこなえます。設定を自分好みにした後で通話に参加するといいでしょう。
☆タイムラインに投稿する
LINEの「タイムライン」とは、自分の近況や知らせたいことなどを、テキストや画像、動画などでLINEの友だちに共有(投稿)できる機能。PC版LINEでもブラウザ版タイムラインが使えるようになっています。画面左のメニューバーから時計のアイコンをクリックすると、ブラウザでタイムラインの画面がひらきます。ブラウザ版のタイムラインもアプリ版と機能や表示される投稿は同じです。上部の「今なにしてる?」の部分をクリックすると新規の投稿画面が表示されるので、内容を入力します。画像やリンク、スタンプの挿入も可能です。
最後に、公開範囲を確認しましょう。デフォルトでは公開範囲が「友だち」になっていますが、誰でも投稿を見ることができる「全体に公開」か自分のタイムラインにしか表示されない「自分のみ」に設定することも可能です。
☆Keep(キープ)機能を使う
LINEのKeep(キープ)とは、写真や動画、PDFファイル、トークメッセージなどを合計1GBまでLINEのサーバー上に保存しておけるストレージ機能です。スマホとPC間でのファイル共有などに役立つでしょう。LINEのトークでやりとりした画像やファイルも、Keepボタンを押すだけで保存が完了します。なお、1ファイルが50MBを超える場合、そのファイルの保存期間が30日間に制限されるので注意が必要です。PC内にあるファイルをKeepに保存したいときは、メニューバーから付箋マークをクリック。別ウィンドウでKeep画面が立ち上がるので、右上の+ボタンをクリックしてファイルの追加を押すか、追加したい画像やファイルをドラッグアンドドロップをすると、Keepに保存できます。また、+ボタンからメモを選択すると、Keep上でテキストファイルを作成・保存できます。これはスマホ版LINEにはない、PC版LINEならではの機能です。
■PC(パソコン)版LINEならではの便利テクニック
ここからは、スマホ版LINEにはないPC版LINEならではの便利なテクニックを紹介します。
☆トーク画面を別ウィンドウで複数同時に開ける
PC版LINEでは、トークルームをドラッグアンドドロップもしくはトークルーム右上の別のウィンドウで開くで別ウィンドウに分けられます。複数のトーク画面を同時に表示・操作できるので、トークリストとトークルームを行き来する必要がありません。
また、別のウィンドウで開いたトーク画面は半透明表示にできます。後ろにあるウィンドウを確認しつつメッセージのやりとりができるほか、第三者からの覗き見防止にもなるでしょう。メッセージを入力しないときは、他のウィンドウを最前列に表示してトークルームのウィンドウを非アクティブ状態にしておくのがおすすめ。非アクティブ状態のトークルームでは、メッセージを受信しても既読になりません。
☆画面キャプチャをトークで共有できる
PC版LINEには画面キャプチャを撮影して、そのままトークで送信できる機能が搭載されています。PC版LINEでのトークや通話中、「今パソコン上で表示している画面を見せて説明したい」と思った時に便利です。さらに、キャプチャした画像のQRコード読み取りやOCR機能によるテキストの書き出しにも対応しており、LINEの使い方の幅が広がりそうです。
キャプチャを撮影するには、トークルームの入力欄にあるキャプチャマークをクリック。マウスを左クリックしたままカーソルを移動して、キャプチャする範囲を選択します。選択した領域の色が変わるので、それでキャプチャ範囲を確認しましょう。キャプチャ画面の右下に表示されるメニューバーからチェックマークをクリックすれば、トークの入力部分に選択したキャプチャが添付されます。メニューバーからは、QRコードの読み取り、OCR機能によるテキストの書き出し、PCへダウンロード、Keepへ保存などがおこなえます。
☆パソコン画面をグループビデオ通話で共有できる(画面シェア)
LINEでのグループビデオ通話中にパソコン画面を共有できるのが「画面シェア」機能です。リモートワークや外出自粛などにより、LINEでグループ通話が盛んにおこなわれている状況を受け、新たに追加されたものです。
方法は簡単で、PC版LINEでグループビデオ通話中、画面左下にあるシェアボタンをクリック。あとは共有したい画面を選択すれば、自分のパソコン画面が共有されます。シェアをやめるときは、画面右下にある停止をクリックすればOKです。なお、画面をシェアするユーザーは、Windows/Mac版ともにバージョン5.23.0以上でなければなりません。
☆ビデオ通話中にバーチャル背景を適用できる
LINEビデオ通話中の背景を自由に変えられる背景エフェクト(バーチャル背景)機能を利用できます。家が散らかっていたり、同居人が入り込んでしまったり、といった都合の悪い部分を隠すのに便利です。ビデオ通話中、ビデオ設定ボタンから背景エフェクトと進むと、デフォルトのバーチャル背景6種類が表示されます。好みのものを設定してみましょう。また、+ボタンからPC内にある画像ファイルを背景エフェクトに追加することもできます。
☆特定のキーワードを含むメッセージを通知してくれる
多人数のグループトークで大量のメッセージが飛び交っているケースで重宝するのが、「キーワード通知」の機能。指定したキーワードが未読メッセージに含まれている場合に、トークリストにタグのようなマークと指定キーワードが表示されます。自分の名前や「急ぎ」などのキーワードを設定しておくことで、メッセージの確認漏れ防止や、優先的に返信したいメッセージのピックアップに役立つでしょう。
設定方法は簡単。メニューボタン→設定→トークの順にクリックして進み、キーワード通知の項目で+キーワード追加ボタンから任意の単語を入力するだけです。キーワードは20個まで追加可能となっています。
☆テキストのフォントを自由に変えられる
スマホ版LINEでは、Androidスマホの一部機種でのみしかトークの文字フォントを変更できません。これがPC版LINEであれば簡単に、それも豊富なバリエーションの中から好みのフォントに変更できます。トークメッセージのテキストだけでなく、「既読」や送信時間などの文字も指定したフォントに変わります。なお、フォントが変更されるのは自分のトーク画面のみ。メッセージを送った相手のトーク画面のフォントは変わりません。
メニューボタン→設定→基本設定の順にクリックして進みます。「フォント」の項目をクリックすると選択可能な種類が表示されるので、好みのものを選択すれば変更完了です。パソコンがMacかWindows PCかによって、フォントのバリエーションは異なります。
☆トークでやりとりした内容を翻訳できる
スマホ版LINEでは、公式通訳アカウントを通すことでメッセージを翻訳しますが、PC版LINEには、トークルーム自体に翻訳機能が搭載されています。翻訳したいメッセージを選び、右クリック(Macの場合は「Control」キーを押しながらクリック)して表示されたメニューの中から翻訳を選択。別ウィンドウで翻訳の画面が立ち上がるので、翻訳前の言語と翻訳後の言語を選択して 翻訳ボタンをクリックすると、翻訳された文章が表示されます。ただ、日本語から翻訳できるのは英語、中国語、韓国語のみ。英語からであれば、さまざまな国の言語に翻訳が可能です。短い単語はもちろん、長い文章もすぐに訳してくれます。「文法やニュアンスまで完璧」というわけにはいきませんが、概要を把握する程度であれば充分に活用できるでしょう。
☆パソコンと連動してダークモードを適用できる
PC(パソコン)版LINEでは、モバイルアプリ版と同様に「ダークモード」を設定できます。アプリ内で手動でカスタマイズできるほか、パソコンの設定モードと連動させることも可能です。
手順はWindows版・Mac版ともに共通で、画面左下のメニューボタンから設定と進み、基本設定のタブを開いて、「画面表示モード」の項目を確認します。
「システム設定と同期」の項目でチェックが外れた状態では、手動でLINEを「ライトモード」か「ダークモード」にするか選択できます。一方で「システム設定と同期」の項目をオンにした場合、パソコンの画面表示設定に従って自動でモードが選択されます。
■PC版LINEでよくあるトラブルの対処法
最後に、PC版LINEを使っているときに遭遇しがちなトラブルの事例と、その対処法を紹介します。
☆ログインできない
PC版LINEでログインできない理由として多いのが、メールアドレスやパスワードを忘れたというケース。メールアドレスやパスワード未登録、あるいはそれらでうまくログインできない場合、QRコードログインを試してみましょう。表示したQRコードをスマホ版LINEで読み取ることで、その都度ログインができます。このほか、ログイン許可の設定がオフになっていることや、古いバージョンのアプリを利用していること、端末・アプリ・ネットワークなどの一時的な不具合などが挙げられます。詳しくは、以下の記事にまとめているので参考にしてください。
☆音声・ビデオ通話ができない/途切れる
「○○からの着信がありました。通話の許可がOFFになっているため、応答できません」というメッセージがトークに表示されている場合は、「通話の着信許可」の設定がオフになっています。いわゆる“着信拒否”の状態になるので、応答画面が立ち上がらず、音声通話やビデオ通話に出ることができません(自分から相手発信することは可能)。
設定画面を開き、「通話の着信許可」にチェックが入ってなければクリックしてチェックを入れましょう。なお、通話の着信許可設定はスマホ版LINEと連動しており、どちらか一方の設定を変えるともう片方の設定も変わります。
また、ビデオ通話は最大200人まで参加可能ですが、同時に接続する人数が増えれば増えるほど通信が不安定になり、音声や映像が途切れるといったトラブルも起こりやすくなります。多数の人が接続する公衆Wi-Fiなどを介してグループビデオ通話をするのは、なるべく避けたほうがよいでしょう。有線LANはWi-Fiに比べて接続が安定しているので、有線LANをパソコンに繋いで使うのも一つの手です。
☆通知が来ない
パソコン側で通知の各項目が無効になっていると、LINE側の設定で通知を有効にしたにもかかわらず、思うように通知が受信できません。以下では、Mac、Windows PCそれぞれでチェックしておくべき通知の設定を紹介します。利用しているOSに合わせて確認してください。
Mac PCで通知の設定をチェックする
Macのアップルメニューからシステム環境設定→通知の順に進んでアプリの一覧から「LINE」を選択します。ここで通知スタイルが「なし」になっている場合、ポップアップ通知が届かなくなります。ポップアップ通知を受け取りたいなら「バナー」や「通知パネル」に設定してください。そのほか、通知音やバッチ表示など、好みの設定になるようにカスタマイズしましょう。
Windows PCで通知設定をチェックする
Windows PCでは、Windowsメニューから設定ボタン→システムの順に進んで、通知とアクションタブを開きます。「送信元ごとの通知の受信設定」にあるアプリ一覧から「LINE」の状態を確認してください。ここがオフになっていると、バナーやサウンドによるLINE通知が一切届かなくなります。
身に覚えのないログイン通知が届いた
PC版LINEにログイン、またはログインに失敗するたび、スマホ版LINEに公式アカウントから通知が届くようになっています。これは、第三者がPC版LINEから不正にアクセスを試みたケースを洗い出すための通知で、届かないようにする設定はありません(ブロック不可)。
通知にはログインしたPC名、IPアドレス、アクセスした国・地域が記載されます。なお、国・地域はIPアドレスから割り出されたおおよその位置情報です。もし違う地域などが表示されていても、PC名やログインした時間が自分のものであれば心配はないでしょう。ただ、まったく身に覚えのない「LINEにログインできませんでした」もしくは「LINEにログインしました」の通知が届いたら、不正ログインの標的になっている可能性があります。その際は、早急に以下の記事を参照して対策してください。
☆動作が遅い・安定しない/特定の機能が利用できないなど
PC版LINEでは、セキュリティの強化や機能追加、不具合修正のため、定期的にアップデート(バージョンアップ)が提供されます。あまりにも長い間PC版LINEをアップデートせずに放置していると、特定の機能が利用できなかったり、動作が遅い・安定しないなどの不具合が発生したりする可能性があります。PC版LINEに異変を感じたら、まずは最新版にアップデートされているかを確認してみましょう。
PC版LINEを立ち上げたらメニューボタン→設定→LINE情報の順にクリックします。ここで、過去のアップデート履歴と現在のバージョンを確認できます。アップデートが配信されている場合、Mac版はApp Storeに移動、Windows版は今すぐアップデートボタンが表示されるので、これをクリックしましょう。すぐにアップデートファイルのダウンロードが開始されます。なお「最新バージョンです」と表示されている場合は、すでに最新版なので更新は不要です。
PC(パソコン)版LINEをアップデートする方法【Windows/Mac/Chrome】 appllio.com
検証バージョン:Windows版LINE 6.0.3(Windows 10)、Mac版LINE 6.0.3(macOS Catalina 10.15.5)
※「QRコード」は(株)デンソーウェーブの登録商標です。

アプリオ

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