2021年1月13日水曜日

[社会] 官庁統計でゲームを見る(2001)

[社会] 官庁統計でゲームを見る(2001)
官庁統計でゲームを見る
総務省などの各省庁で定期的に行われる調査の集計結果をもとに,テレビゲームに関係するデータを見てみるコーナーです。
分析以前の「こんなデータがあるよ」みたいな紹介になってますが。
「こんな分析してみたらどうか」「このデータを自分はこう見た」のような御意見をお待ちしております(mail)
総務省「家計調査」より。「がん具」「テレビゲーム」支出金額の推移(02/04/30)
総務省「家計総世帯集計」より。収入階級別に見た「テレビゲーム」支出金額(02/05/11)
総務省「社会生活基本調査」より その1 平成8年と13年の行動者率,平均行動日数(02/10/09)
おまけ 総務省「平成8年社会生活基本調査」より「第20-1表 男女,教育,ふだんの就業状態,卒業者の年齢,趣味・娯楽の種類別行動者数」をExcelで入力しました。分析に使ってやって下さい。lha圧縮で,解凍すると約240KBになります。[DLする]
総務省「社会生活基本調査」より その2 平成8年の学歴,仕事,男女別行動者率(02/10/20)
総務省「社会生活基本調査」より その3 平成13年の学歴,仕事,男女別行動者率(02/11/12)
総務省「社会生活基本調査」より その4 平成13年のふだんの就業状態,男女別行動者率と平均行動日数(03/02/23)
■「がん具」「テレビゲーム」支出金額の推移
総務省「家計調査」より。「がん具」「テレビゲーム」支出金額の推移
[「官庁統計でゲームを見る」インデックス][「ゲームを語ろう」インデックス]
まず,軽いところで趨勢データでも。
総務省統計局で毎月集計され,公表されている「家計調査」で品目の中に「テレビゲーム」が入るようになったのは平成7年から。それまでは「がん具」に含まれていたわけです。下のグラフは昭和53年から平成12年までの「全世帯の年平均支出金額」。「がん具計」は平成7年以降は「テレビゲーム」「その他がん具」の合計値で出してあります。
年平均2500円~4000円程度。単身者世帯を含まないとはいえ,平均するとこんなもんなわけです。
興味深いのは,昭和63年から平成4年の間の「がん具」支出金額の上昇。平成7年以降のデータを見ると,テレビゲームの分だけ増えたように見えなくもありません。つまりテレビゲームは,がん具を購入するようには購入されていなかった,ということ。
ちなみに,次回出す予定の「家計総世帯集計」(家計調査(2人以上の世帯を対象とする)と単身世帯収支調査の結果を合わせたもの)によれば,収入階級五分位(収入の低い順に順位をつけてならべ,総数の5分の1ごとに区切っていく)別に見て,「勤労者世帯の第1分位(一番収入の少ない層)」だけが「その他がん具」よりも「テレビゲーム」の支出金額が多くなっていました。
こちらは平成12年から始まった集計なので,趨勢を示すことはできないのですが,近いうちに収入による消費性向の違いを見てみたいと思います。
って今回はグラフ示しただけで,分析もなにもやってない…。
■収入階級別に見た「テレビゲーム」支出金額
総務省「家計総世帯集計」より。収入階級別に見た「テレビゲーム」支出金額
[「官庁統計でゲームを見る」インデックス][「ゲームを語ろう」インデックス]
【使用データ】
平成12年および13年「家計総世帯集計(品目分類)第11表 1世帯当たりの品目別支出金額,購入頻度及び年間収入五分位階級別品目別支出金額(全世帯・勤労者世帯)」
【データの場所】
平成12年分:http://www.stat.go.jp/data/sousetai/2000n/zuhyou/11.xls
平成13年分:http://www.stat.go.jp/data/sousetai/2001n/zuhyou/11.xls
【データについて】
家計総世帯集計は,平成12年から発表されるようになったデータです。
もともとのデータは総務省「家計調査」「単身世帯収支調査」で,そこから算出した推定値を集計したものなわけです。 
ちなみに「家計調査」は昭和27年から行われていますが,「テレビゲーム」が支出品目に加わったのは平成7年。
それまでは「がん具」に入れられていたのが分かれた…これは前回のデータの話ですね。
ゲームをするのはどんな人? 総務省「社会生活基本調査」より
その1 平成8年と13年の行動者率,平均行動日数
【使用データ】
 平成8年および13年「社会生活基本調査」
【データの場所】
平成8年分:http://www.stat.go.jp/data/shakai/zuhyou/05e4-24.xls( II - 4 男女,年齢,趣味・娯楽の種類別行動者率)ほか,調査報告書より入力
平成13年分:http://www.stat.go.jp/data/shakai/zuhyou/kodo-z/a059.xls(第 20 表 男女,趣味・娯楽の種類,頻度別行動者数,平均行動日数及び行動者率)
ゲームが好きで,同じくゲーム好きな仲間がいたりネットで情報集めたりすると,ちょっと見えにくくなってしまうのかも知れないが,ゲームと無縁の生活をしている人は結構多いもんである。家計調査データでも見たけれど,全国平均にならしてしまえば,かける時間も費用も大したものではない。
ならば,そんな中でゲームを時間や金を使う対象としてわざわざ選ぶのは,どんな人たちなのか?
というわけで,今回は「社会生活基本調査」。食事や睡眠,仕事や通勤,趣味や勉強,スポーツなど,時間をどのように使っているのかという調査だ。5年に1度行なわれるのだが,「趣味・娯楽」で「テレビゲーム」を扱うようになったのは平成3年から。 平成8年は「テレビゲーム(家庭で行うもの。携帯用も含む) 」の他に「ゲームセンター」も項目となっていたが,13年には消滅した。
いろんな切り口があるので,少しずつ出していこう。停滞している間(学歴と職業と年齢と性別と…と細かい分類に踏み込み過ぎてデータに溺れてました)に13年の報告まで出てきたんで,まずはそこから。
平成8年と13年では,ゲームをする人としない人の割合はどう変わってきているか。性別で分けたものを挙げてみる。過去1年間にゲームをしたことがある人を「ゲーム行動者」とする。何らかの趣味・娯楽活動をした人の数(「総行動者」と呼んでおく)から「ゲーム行動者」数を引いた数を「ゲーム非行動者」として,ゲーム行動者と非行動者の割合を平成8年と13年の男女別に出したのが,以下のグラフだ。  

沢月亭
http://homepage1.nifty.com/sawaduki/game/data/data.html
http://homepage1.nifty.com/sawaduki/game/data/st1.html
http://homepage1.nifty.com/sawaduki/game/guest/moon.html
http://homepage1.nifty.com/sawaduki/game/guest/clove_r.html
http://homepage1.nifty.com/sawaduki/game/goebbels/essay/game2.html
http://homepage1.nifty.com/sawaduki/game/goebbels/goebbels.html















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