1995年12月19日火曜日

[OS] Windows95

Microsoft Windows 95 日本語版
Microsoft Windows 95 (with Internet Explorer 4.0)
Windows 95が初めて登場したのは1993年12月のこと。
米国CAのAnaheim Convention Centerで開催されたMicrosoft Win32 Professional Developers Conferenceにて、
Windows 4.0 (Chicago)
という仮称で発表された。
完全なマルチタスク、
完全な32ビットOS、
プラグアンドプレイ対応、
それなりにヒットしたWindows 3.1の正統な後継バージョンとして前から注目を集めていた。
実際にはマルチタスク、32ビットについては完全ではなかった。
日本においてもNIFTY-Serve等でベータテスターの一般公募が行われた。
もともとのWindows 95にはInternet Explorerが付属せず、別売のMicrosoft Plus! for Windows 95に収録されていた。
これはインターネットが普及するのはまだ先だろうというMicrosoftのビルゲイツ元会長が下した判断によるもので、
彼は後にこのことを後悔したという(月刊アスキー1998年7月号のインタビュー記事より)。
本ページに掲載しているパッケージは後年に発売されたもので、Windows 95に
Internet Explorer 4.0と
IME 97
がセットになっている。
IE4.0のリリースが1997年10月なので、Windows 95としては末期に登場したものであるが、
収録されているWindows自体は初期バージョン(Ver.4.00.950)のままである。

PC Software Museum
http://island.geocities.jp/cklouch/column/sofmus/win95.htm
http://radioc.web.fc2.com/column/sofmus/win95.htm











Windows 95に関する出来事
1993年12月 - 開発者向け公開カンファレンスにてWindows "Chicago"の概要を発表
1994年11月 - Windows 95 日本語版 ベータ1を提供開始
1995年8月24日 - 米国にてWindows 95(英語版)発売
1995年8月 - Windows 95 日本語版 最終ベータを提供開始
1995年11月22日?23日 - 秋葉原周辺にてWindows 95発売直前記念イベントを開催
1995年11月23日 - Windows 95 日本語版発売
1996年2月 - Windows 95 Service Pack 1 提供開始
1996年11月29日 - MS-IME97とInternet Explorer 3.0 Starter KitをセットにしたWindows 95の新パッケージを発売
1996年末 - OEM向けの新バージョンWindows 95 OSR2(OEM Service Release 2)を供給開始
1997年 - OEM向けの新バージョンWindows 95 OSR2.1を供給開始
1997年11月21日 - MS-IME97とInternet Explorer 4.0をセットにしたWindows 95の新パッケージを発売
1998年始め - OEM向けの新バージョンWindows 95 OSR2.5を供給開始
1998年7月25日 - Windows 98 日本語版発売
2000年11月13日 - 無償サポートでのWindows 95用修正プログラム(QFE)の開発を終了
2000年12月末 - Windows 95パッケージ製品の出荷を停止
2001年3月30日 - Windows 95の無償サポートを終了
2001年12月31日 - 有償サポート契約ユーザーへのWindows 95用QFEの開発・提供を終了

PC Software Museum
http://island.geocities.jp/cklouch/column/sofmus/win95.htm
http://radioc.web.fc2.com/column/sofmus/win95.htm










アップグレードインストールについて
Windows 95のアップグレード対象製品はWindows 3.1日本語版のみである。
Windows 3.1が既にHDDにインストール済み、またはプリインストールモデルの場合は、Windows 3.1上からWindows 95のセットアッププログラムを実行するとアップグレードインストールができる。現行のWindowsとは異なり、HDDにインストールしてなくても新規のPCにインストールすることができる。その場合は自前でMS-DOSの起動ディスクを用意して、そこからFDまたはCD-ROM内のWindows 95のセットアッププログラムを起動することになる。アップグレード版で新規インストールを行う場合は、セットアップ中にWindows 3.1の1枚目のセットアップディスク(FDかCD-ROM)が必要になる。
IBM版のDOSおよびWindowsもアップグレード対象として使用できる。
フロッピーディスク版とCD-ROM版の機能的な違い
CD-ROM版には収録されていてFD版には収録されていないオプションファイルがいくつかある。
それらはマイクロソフトからオンラインサービスを通じて
「CD-ROM Extras for Windows 95」
として配布されていた(現在は入手不可)。
標準オプション : Windows 95 CD-ROM 版で標準でインストールされるオプション
追加オプション : Windows 95 CD-ROM からユーザーが指定して追加するオプション
【標準オプション】
クイック ビューア
文字コード表
ネット ウォッチャー
システム モニター
マウス ポインタ
CD プレーヤー
Windows 入門
Windows オンライン ユーザーズ ガイド
【追加オプション】
製品サポート ツール
Configuration Backup ユーティリティ
Enhanced Print Troubleshooter
Emergency Recovery ユーティリティ
ログ ファイル ビューア
追加 MS-DOS ユーティリティ
MS-DOS 6.x 版 BACKUP
Microsoft 診断プログラム
Windows 95 ロゴ壁紙
管理ツール
ダイヤルアップ ネットワーク用 SLIP およびスクリプト サポート
Windows で MS-DOS の環境変数を使用するためのツール
Backup 長いファイル名用ユーティリティ
システム ポリシー エディタ
パスワード エディタ
ネットワーク モニター エージェント
Microsoft リモート レジストリ サービス

PC Software Museum
http://island.geocities.jp/cklouch/column/sofmus/win95.htm
http://radioc.web.fc2.com/column/sofmus/win95.htm








Microsoft Windows 95日本語版
Microsoft Windows 95 (with Internet Explorer 4.0)
種類オペレーティングシステム
必要環境
  • 本体: i486SX以上を搭載するパーソナルコンピュータ
  • メモリ: 8MB以上
  • ハードディスク空き容量: 75MB
  • CD-ROMドライブ
  • 640x480以上表示可能なグラフィックス機能
  • アップグレードする場合はWindows 3.1日本語版とMS-DOS 5.0/V以上
  • NEC PC-9800シリーズ用の動作環境はこちらも参照 → PS98-7001-31
価格(下記参照)
JAN4988648069701 (PC/AT互換機用、アップグレードパッケージ、CD-ROM)
発売年1997年11月21日(Windows 95初回パッケージは1995年11月23日)
メーカーマイクロソフト株式会社, Microsoft Corporation
内容物
  • CD-ROM 3枚(Windows 95, IME 97, IE 4.0)
  • ファーストステップガイド
  • お使いになる前に
  • 同意書/オフィシャルユーザー登録依頼書
  • Microsoft Internet Explorer 4.0 Microsoft IME97 for Windows 95 Upgrade スタートガイド
  • Microsoft IME97 for WIndows 95 Upgrade 日本語入力ガイド
  • Microsoft Internet Explorer 4.0 ユーザーズガイド







Windows 95 および 同時(11月23日)に発売されたマイクロソフト製品の価格表
製品名通常パッケージ発売記念パッケージアップグレードパッケージ
xCD-ROMFDCD-ROMFDCD-ROMFD
Windows 95x29,800円xx13,800円16,800円
Plus!6,800円8,800円xxxx
Office 95 Standard72,000円78,000円32,000円38,000円24,000円30,000円
Office 95 Professional82,000円88,000円40,000円46,000円32,000円38,000円
Works 9510,000円12,000円xxxx












Windows 95 日本語版 ラインナップとパッケージ内容の違い(DOS/V用・PC-98用共通)
/通常パッケージアップグレードパッケージ
/フロッピーディスク版フロッピーディスク版CD-ROM版
メディア3.5インチ 2HD (DMF)3.5インチ 2HD (DMF)CD-ROM
ディスク枚数21枚(起動ディスクを含む)20枚1枚
ライセンス証書CoAなしなし
セットアップ認証CoA記載のKeyを入力UPG対象製品チェックCDケース裏のCDキーを入力

+ UPG対象製品チェック
標準価格29,800円16,800円13,800円




98互換機用EPSON版Microsoft Windows 95
必要環境
  • CPU: 486SX以上
  • メモリ: 7.6MB以上
  • ハードディスク空き容量: 100MB
  • 640x480ドット(256色)以上
  • アップグレードする場合は EPSON 日本語MS-DOS Ver.5.0 Rel.2.0以降
対象機種
  • デスクトップ: PC-486GF/GR/GRS/GR+, PC-486P, PC-486HA/HX/HG, PC-486SE/SR, PC-486FR/FS/FE, PC-486MU, PC-486MR/MS, PC-586RA/RV, PC-486RS, PC-586MV, PC-486MV, PC-486ME, PC-586RX/RT/RJ
  • ノート: PC-486NAS, PC-486NAU, PC-486NAV, PC-486NAT, PC-586NAT
価格
  • 通常版(3.5" FD または 5" FD) : 29,800円
  • アップグレード版(3.5" FD または 5" FD) : 16,800円
  • アップグレード版(CD-ROM) : 13,800円
出荷日1996年2月
入手方法エプソンFAXインフォメーションで申込用紙を入手し、必要事項を記載してエプソンアップグレードセンターにFAXか郵送する。








FM TOWNS IIシリーズ用Microsoft Windows 95
必要環境
  • メモリ: 8MB以上
  • ハードディスク空き容量: 75MB
  • アップグレードする場合は Windows 3.1 および 日本語MS-DOS V5.0以上。
対象機種
  • FM TOWNS IIシリーズ

    モデル ME, MF, MA, MX, EA, HA, HB, HC, Flesh, Flesh-TV, Flesh-E, Flesh-T, Flesh-ES, Flesh-ET, Flesh-FS, Flesh-FT
価格
  • 通常版(3.5" FD) : 29,800円
  • アップグレード版(CD-ROM) : 13,800円
出荷日1996年7月
入手方法
  • 正規ユーザーに送付された「ソフトウェア改版申込書」に必要事項を記入して、料金を振り込んだ後、申込書を富士通ソフトウェアセンターに郵送する。(銀行振込)
  • NIFTY-Serveのオンラインショッピング「富士通レベルアップサービス」(GO LUP)から申し込む。(カード決済)
  • 富士通プラザ(ショールーム)に申し込む。(現金払い)








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