2005年2月22日火曜日

[市場] CLIEの歴史に幕~ソニー、新機種投入を終了

[市場] CLIEの歴史に幕~ソニー、新機種投入を終了
ニュース
2005/02/22 17:53 更新
CLIEの歴史に幕~ソニー、新機種投入を終了
ソニーが、CLIEの新機種の投入を終了する。現行機種は7月末で生産を終了。修理などの対応は最終出荷終了後6年間継続する。
ソニーは、同社のPalm OS搭載PDA「CLIE」シリーズについて、新機種投入を終了すると発表した。
現行ラインアップの「PEG-TH55」(2004年4月の記事参照)「PEG-TH55DK」(2004年8月の記事参照)「PEG-VZ90」(2004年9月の記事参照)は、7月末で生産を終了、修理に関しては、製品の最終出荷終了から6年間継続するという。なおネットワークサービスやコンテンツ販売、CLIEドメインのメールアドレスなどは、今後もサービスを提供するとしている。
CLIEは、Palm OSを搭載したコンシューマー向けPDAで、2000年に最初のモデルとなる「PEG-S500C」「PEG-S300」が登場。
直観的なインタフェースと操作性のよさ、豊富なコンテンツなどが好評で注目を集めた。
しかし、最近では高機能化する携帯電話などに押され、マーケットが縮小。
「マーケットが期待していた規模の拡大に至らなかった」(ソニー広報)ことから、国内での新機種投入を断念した。
なお海外向けモデルは、2004年6月に新機種投入の終了がアナウンスされている(2004年6月の記事参照)。

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[市場] スマートフォンは急成長、PDAは縮小へ――IDC予想
スマートフォンは急成長、PDAは縮小へ――IDC予想
2005/03/17 09:37 更新
スマートハンドヘルド携帯電話が2004年10~12月期の世界PDA市場で68.6%を占めた。
市場は機能豊富なスマートフォンに向かいつつある。(IDG)
スマートハンドヘルドデバイスは2005年を通じて力強い成長が見込めるとIDCは予想、従来型のPDAの販売は落ち込むと示唆している。
2004年10~12月期の統計によれば、従来からあるペン入力型のオーガナイザーが市場で占める割合は31.4%。
これに対してスマートハンドヘルド携帯電話は68.6%を占めている。
全体ではこの四半期中に、スマートハンドヘルドの販売は42.7%増加した。
スマートハンドヘルドの中で群を抜いているのは音声中心のサブカテゴリで、7~9月期から10~12月期にかけて89%の伸びを示した。
Nokiaはこの市場で30.7%と最大のシェアを記録。
次いでHP(17.4%)、
PalmOne(10.6%)、
O2(8.9%)、
Motorola(8.4%)
が上位5社に入っている。
PCハードウェアアソシエートアナリスト、マーシー・クレメント氏は、クリスマス商戦中の堅調なコンシューマー需要によってハンドヘルドの販売が押し上げられたと解説する。HPのiPaqやPalmOneのデータオーガナイザーといったペン入力式のモデルも、この商戦の恩恵を受けた。
しかし2005年はこの分野では最低限の成長しか見込めないと同氏は予想、市場は機能豊富なスマートフォンに向かいつつあると指摘した。
「ペン方式のデバイスはスマートフォンと違って、真のキラーアプリが存在しない」と同氏。
IDCは2005年、スマートハンドヘルド分野で55%の成長を予想している。

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