1996年9月5日木曜日

[機器][改造] Libretto30のLinux化




[機器][改造] Libretto30のLinux化
Long Lib. Linux! Libretto30 & Linux2.0.0 & X11R6
初版 Nov 30 1996
第二版、第三版 Dec 7 1996
第四版 Dec 28 1996
▼インストール
○用意したもの
TOSHIBA Libretto 30 (20MB memory)
それなりの SCSI PC card (Adaptec SlimSCSI)
任意の SCSI CD-ROM
その他(?)
○『Walking Linux』
「フロッピーレスインストール」のバッチファイル SETUP, SETUP2 の
両方、失敗。
そもそも、Linux 用のパーディションを切り直す必要に気づく (^^;
○フロッピードライブ( PC カード)を追加購入
Libretto は、内蔵ハードディスクあるいはフロッピードライブからしか
ブートできないそうだ。
つまり、内蔵ハードディスクのパーティション分けには
フロッピードライブが必要なのだ。
(ただし、ハードディスクを取り出して、Dynabook シリーズ等に
突き刺せば別の展開がある。Linux のインストール自体も、
その方が楽らしい。)
Window95 を残したまま、Linux のパーティションを切る
方法があるらしい。
まず、一応、内蔵ハードディスクを MO にバックアップ。
Window95 起動ディスク用意。
起動ディスクでいらんプログラムを消しまくる。
代わりに FIPS.EXE をコピー。
スタート-プログラム-システムユーティリティ-デグラフ。
起動フロッピーディスクで起動。
FIPS で Windows95 用パーティションを縮小。
リブート。Windows95 を立ち上げ。
DOS プロンプトにて FDISK で確認。
○『Linux 入門』(トッパン)は偉い
フロッピーレスインストール( LOADLIN を使う)に挑戦。
必要なファイル:
Windows95 にて、内蔵ハードディスク C:\ のどっかにディレクトリを作り、
上記 3 つのファイルをコピー。
スタート → Windows の終了 → MS-DOSモードでコンピュータを再起動する。
C:> us
C:> loadlin zimage root=/dev/ram initrd=pcmciax.gz rw
(あとは、本の通り)
Linux 用ファイルシステムを作る。
ハイバーネーション用の 2x MB の余地を残すこと!!!
/hda 内蔵ハードディスク
    /hda1   250MB  VFAT (Windows95)   ... Linux 側からマウント可
    /hda2    12MB  Linux Swap
    /hda3   180MB  Linux FS
    (残りはハイバネ。ちょっと余らせすぎた?)
ただし、たった 180MB ではフル環境は入らない。
○インストール
SETUP
180MB では、とても全部入らないので、
(たぶん)使わない TeX 、 Tcl/Tk やゲーム等はもちろん、
開発環境やカーネルソース(巨大)にも遠慮していだだく。
JE に含まれる、日本語対応したものも抜かす。
適当にシステム設定。
LILO (Linux Loader) で、Linux と Windows95 を
切替ブートできるようにした。
○やっぱり日本語
JE インストール
▼カスタマイズ
○X-Window System
XFree86 の設定
Walking Linux 著者のページの
<http://www.st.rim.or.jp/?adats/WL/>
設定ファイルをそのまま活用。ありがたい。
<http://www.st.rim.or.jp/?adats/WL/XF86Config/XF86Config_Libretto20>
○PC カード: ATA フラッシュカード
『 Linux 入門』の pcmciax.gz を使うと、カーネルの再構築を
しなくても、(インストールに使った SCSI カードはもちろん)
それなりの PC Card なら使える。
フラッシュノーブランド Flash disk (HITACHI製) を挿すと、
ピッ、ピッと認識。
( # mkdir /mnt )
# mount -t msdos /dev/hdc1 /mnt
抜くときはアンマウントすること。
# umount /mnt
さらに /etc/fstab に下記の登録をすれば、一般ユーザも
自分のユーザ&グループの持ち物として、マウントできる。
# mkdir /flash
# vi /etc/fstab
・・・
/dev/hdc1  /flash  msdos  rw,noauto,user  0  0
カードを挿す。ピ、ピと音がする。
% mount /flash
抜く前に。
% umount /flash
挿したまま、ハイバネすると、最悪の場合、リセットを
余儀なくされてしまう。ちょっと困る。
○Windows95 側も丸見え
msdos としてもマウントできるけど、せっかくなので
長いファイル名な vfat としてマウント。
でも、シンボリックリンクを張れないので注意!
しかしこの、/disc と DOS をひっかけた /dosc ってえのは
シャレてますな (^^;
と思ったら、その後、「 DOS の C ドライブ」という意味
であることが判明。そのまんまやないけ。
# mkdir /dosc
# vi /etc/fstab
・・・
/dev/hda1  /dosc  vfat  defaults,uid=501,gid=6  0  0
デフォルトのままだと root の持ち物になってしまうので、
某一ユーザ(自分しかおらんわ)のモノとしてマウントする。
○ hello, world!
某ソフトをコンパイルするために C 言語をインストールすることに。
find . -size +1000 -print とかしながら、使いそうもない大きい
ファイルを消しまくる。
開発環境( gcc, gcc++ )だけに絞ってインストール。
まずは動作確認。
main()
{
}
これは OK だったが、肝心の某ソフトウェアは...
システム関連のインクルードファイルを使っているのでダメ!
インクルードファイルから、カーネルのソースコードに
シンボリックリンクが出まくっている。
内蔵ディスクは残りがないので、SCSI MO へ、カーネルソースを
インストールすることに。
○ MO に Linux ファイルシステムを!
SCSI PC カード( SlimSCSI )経由で 230MB MO ドライブ
(と CD-ROM ドライブ)を接続。
MO ドライブは(一台だけなら) SCSI ディスクの一台目として、
として /dev/sda となる。
『Linux 入門』を参考に...
# fdisk /dev/sda
# mke2fs -c /dev/sda1
# mkdir /mo
# mount -t ext2 /dev/dsa1 /mo
○ カーネルのソースコード
ターゲットを /mo にして、カーネルソースをインストール。
巨大だ。英知の塊とも言える。
○ インクルードファイル
(/mo)/usr/src/linux-2.0.0/include (うるおぼえ)から、
システム関連で必要なディレクトリ(とは何だったか?)を
内蔵ハードディスクの /usr/src/linux-2.0.0/include 
(うるおぼえ)にコピー。で、 /mo は切り離し。
某ソフトウェアのコンパイルを、本体(内蔵ハードディスク)
だけでできるようになった。
めでたしめでたし
これで、歩きながらでも、満員電車の中でも、公園のベンチでも、
X-Window の上で mule したり、 gcc したりできるようになりましたとさ。
STUFF
SONY Cyber-shot, サイバーショットパソコンアルバム, TOSHIBA Libretto30, Linux 2.0.0, Windows95, ADAPTEC SlimSCSI PC card, No-brand flash disk PC card (HITACHI製), Apple Macintosh PowerBook520 + PowerPC upgrade + PCMCIA extension module, 13inch Color monitor, Graphics Converter, Adobe Photoshop 3.03, Nitemacs
Long Lib. Linux! / ♪きむらかずし / 
    
               
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