1996年9月27日金曜日

[改造][機器] PC-9821Xt16パワーアップ作戦


[改造][機器] PC-9821Xt16パワーアップ作戦
パソコンPC-9821Xt16との出会い・そしてXt16のパワーアップ
Xt16のパワーアップ(増設編)
まず、最初に このページではメーカーの保証でない改造が含まれています!自己責任で行いましょう
☆Xt16を購入したとき、緑電子のU-SCSI HDD2GがありましたのでWINDOWS95をインストールして使っていました。SCSI HDDから起動するにはHELP+電源でシステムセットアップメニューを出して、「内蔵固定ディスク装置」を「切り離し」にします。
▼メモリの増設(1998年4月)
WINDOWS95、98では標準の32Mでは少し苦しいです。それでメモリを増設しました。
といっても32Mですけど・・・。メルコのパリティ有り:EMW-32MK(約¥9,000)
☆Xt16はパリティ有りじゃないとダメなのです。パリティエラーが良く出るのはなぜ?
▼SCSIカードの増設(1998年4月)
Xt16は標準でSCSI-2が載っています。SCSI-2の転送速度は10MB/sですがU-SCSIでは20MB/sになるのでメルコのIFC-UPを購入したのですが(約\10,000)・・・転送速度は変わりませんでした。(HDDの性能が低いとカードを変えても効果はありません)
※Xt16標準のSCSI-2の起動BIOSのROMを引き抜かなければ(Cバスの下にあるAdaptecと書いてあるものです)増設したSCSIボードから起動できません。ROMはマイナスのドライバーで少しずつ浮かして取ります。足を折っては元も子もありません。気をつけましょう。
※起動BIOSを抜かずに増設したSCSIボードから起動する方法が「Capsper-01のHome Page」にありますので参考にして下さい(まだ、私は試していないですが)
▼HDD増設(1998年8月)
メルコのU-SDAT(IDEをSCSIに変換する技術)HDDを購入しました(4.3G:\32,000)やはり最新のHDDだけあって転送速度はHDBENCHでRead 9200 Write 7200程行きました。(緑電子のは3000程:Read、Write共)
(IDEのHDDは安いのですが、PC98はUitraDMA/33をサポートしていないですし、4.3Gまでしか増設できません。)
これは、標準のSCSI-2ではRead 7000、Write 6000程なのでU-SCSIカードに変えた効果がありました。でも、今は標準のSCSI-2ですが・・・
PCIバスを1つ使ってSCSIを増設するのはよっぽどのことがない限りよした方がよいかも知れません。(SCSI-2の転送速度で十分かも)
▼HDD増設第2弾(1999年8月)
どうも、WIN98の調子が悪いので、HDDが壊れる寸前かと思い、新しいHDDを購入しました。メルコのU-SDATので、容量は13G(\31,000)
1年で同じ値段で3倍の容量になるとは・・・。
オンボードのSCSIボードで、1つのパーティーションにして起動出来ます。WIN98のインストールも問題なくできます。8.4G以上の領域を確保できない(起動できない)と言うことを聞いていたので不安ではありました。
本当は4.3Gのファイルをまるごと13Gに移動したかったのですが、コピー途中で落ちてしまい、出来ませんでした。
☆丸ごとコピーするには☆ AドライブのファイルをCドライブにコピー
1)WINDOWSのDOS窓(スタートからMS-DOSプロンプト)で、次のコマンドを実施 
XCOPY A:\ C:\/C/E/F/H/I/K/R/S/Y
又は
2)WINDOWSのエクスプローラで、フォルダオプションのすべてのファイルを表示にして、win386.swp以外のファイルをコピー
▼メモリ増設第2弾(1999年8月)
メルコEMW-64MSがなんと\4,980で手に入ったので、これで32M(標準)+32M+64M=128Mとなりました。快適。
▼DVD-ROMへの交換(1999年8月)
DVD-ROM(ATAPI)が\9,800で手に入ったので、早速交換しました。SoftDVD付属だったのですが、インストールに失敗していまい、仕方なく32倍速のCD-ROMとして使うことに・・・。
そこで、WIN98クリーンインストール環境ではSoftDVDのインストールに成功したのですが、起動するとフリーズしてしまい困ってしまいました。しかし、ランドコンピュータのHPのパッチ(K6-2用とDVD-RAM用)を当てたら無事に起動しました。
で、機動戦艦ナデシコのDVD-ROMを再生したところ、紙芝居状態・・・。ウインドウを小さくしたりしてやっとコマ送り状態。GAを交換しないととてもじゃないけど鑑賞に堪えないです。DVDソフト再生をPC-9821で使用についてのHPは、緋都詩 純さんの悠久館を参照にして下さい。(非常に役に立つページです)
音源をPCIサウンドボードに換え、Directx6+WCOD+ライトアロケートで、かなり改選されましたが、コマ落ちが多いため、動きの激しいシーンは見づらいです。かなりと言っても、まだ満足のいくレベルじゃないですが・・・。
そこで、GAをアイオーのバンシーに換えたら、かなり鑑賞に堪えられるようになりました、少しのコマ落ちある程度。(SoftDVD付属の画像)
しかし、ナデシコを再生してみると、ミレニアムよりましですが、コマ落ち多いです・・・。ATAPI接続のDVD-ROMでは、CPU負担が多いためであると考えられます(PC-98シリーズはUitraDMA/33をサポートしていないため)。SCSI接続にすれば改善されるかも?
ところで、VARO DVDの体験版では、動きの激しい場面で残像がありますが、SoftDVDよりは再生レートが上がっているのがわかります。ちなみにVARO DVDは3D-NOWに対応しています。
▼DVDデコーダーボード増設(1999年9月)
アイオーのDVDボードGV-DVD/PCI(PC-0821対応製品)を手に入れたので、早速取り付けてナデシコのDVDを再生。コマ落ちのない再生を観ることが出来ました。
DVDデコーダボードには、モニターへの出力がついているので、21インチの家庭用TVに接続してみました。TVで観た方が色合いがよく見えます。アニメではこちらの方が良いかも。(9月17日追記)
▼UltraATAインターフェイスボード増設(1999年11月)
アイオーのUIDE-98を取り付けてみました(対応機種ではないので保証外行為です)
このボードは、NECのPC-9821シリーズでは、UltraATAインターフェイスを搭載していないため、転送速度が遅くしかもCPUの負荷が高い方式なので、これをDMA転送出来るようにしたものです。HDDは8.4Gまでしか使えませんが、BIOSをアップデートすることによりそれ以上の容量が扱えます(UIDE-98Mと同等:最大32MBのHDD)
Xt13/16では、このボードではパリティエラーが出るという評判のものですが、実際どんなものか試してみました・・・。HDDを繋ぐとダメらしいので、DVD-ROMを繋いでみたところ、音楽CD-ROMとして認識してしまい、やはりダメなのね・・・と思ったのですが、メモリチェック後に[CTRL]+[GRPH]+[Z]キーでBIOS設定画面を表示し、デバイス設定項目のデータ転送モードを「AUTO」から「DMA2」に変更したところ、きちんと認識しました。
そこで、SoftDVDを再生したところ、少しコマ落ちする程度で鑑賞レベルに何とか達しました。やはりATAPI接続が足を引っ張っていたようです。
1.6GのHDD(IDE)を繋いでみましたが、認識せず。(UIDE-98のマスター・スレーブ共)HDDのジャンパは、マスターのままだったのですが、それでもUIDE-98のマスターに繋いだら認識すると思ったのですが・・・。オンボードのSCSIのROMを引き抜くしかないのかも。検討課題としておきます。
現在は転送をUDMA2に設定していますが認識してます。どうやら、ドライバのバージョンに依るものだったようです。Ver1.04では認識しないのがver1.10では認識しました。たまに起動時にバリティエラーの赤い文字が出てきます(12/28)
▼DVD-ROMの交換(SCSI DVD-ROM) (2000年1月)
パイオニアのDVD303S(SCSI)です。内蔵型なので、Xt13/16用の専用固定ディスクドライブ接続ケーブル(PC-9821-K11)も買って接続しました。DVDの再生ですが、ATAPIのDVD-ROMをUIDE-98経由で接続したものよりも良いです(見た目でも判るくらいです)
ただし、MS-DOSでは認識していません、ドライバを組み込む必要があるので・・・。DOSからインストールの時はATAPIのDVD-ROMに交換した方が良いかも(WIN98の起動ディスクで認識できるため)
★DVDの再生状況はこちらにまとめてあります
※メモリとHDDの増設でファイルアクセスの時間が短縮されるのでかなり使い勝手が良くなりました。
▼HDDの増設その2(2000年5月)
13GのHDDが残り容量が1Gを切ってしまい、ゲームをインストールするために他のものをアンインストールするのも面倒なので30GのHDD(メルコ:外付け)を増設しました。久しぶりに増設したので、WINDOWSのDOS窓でフォーマットしないと使うことが出来ないのになかなか気づきませんでした。

ゼロ分のゼロ
http://w3.dreams.ne.jp/pc2800/memori.htm









Xt16MMX化
その1、MMX Pentium200を載せよう(保証外行為です)
Xt16はPentium166ですが、買ったときにはもう時代遅れで、最新機種はすでにMMX Pentium166が最低のラインになっていました。
MMX対応のソフトも出るだろうし、やってみようと言うことで挑戦しました。
▼Xt16にMMX Pentium200を載せようと思ったのですが、この機種に合うODPはどこからも出ていませんでした(1998年6月の時点)
で、パソコン雑誌やインターネット上で情報を収集したところ、どうやらIDEを外してALL-SCSI化すれば良いことがわかりました。
☆Xt16はチップセットがWildCatでSoket7ですがMMXには対応していないためこの様になります。IDEが有るとなぜか起動しないのです。機種によってはBIOSを書き換えることによって可能な物もありますが・・・。標準でSCSI-2を持っているのでこの際HDDもCD-ROMもSCSIにしてしまった方がパフォーマンスも上がります。
☆ただ、どうしてもIDEを使いたい人はソフトを使えば可能とか・・・。(詳しくは使っていないのでわかりません)
▼必要なもの
・MMX Pentium200(パッケージ版:ファン付き):今や売っているところあるのかな? 
・電圧、倍率変換ゲタMCUK(MALTIMEDIA CPU UPGLEAD KIT)TYPE P55C-K6-S(CPUとゲタで\23,000)
▼取り付け方法
・本体のカバーを外して、CPUクーラー、CPUを外します。(ここまではマニュアル:ガイドブックに書いています。)
・MCUKにMMX200を向きを間違えずに、隙間が0.5ミリ以下になるまで平均に力を掛けます。(私は、ペンチを使ってやりました)
・電圧を2.8V、倍率を3倍に設定します。JP3 1-2、JP4 2-3をそれぞれ付属のジャンパーピンでショートします。
・Soket7に差し込んでレバーを降ろせば完了です。電源はHDDから取りました。後、HDDとCD-ROMの接続ケーブルを外します。
これをしないとSCSI HDDから立ち上がらなくなります。
・HELP+POWER ONでシステムセットアップメニューを出して、内蔵固定ディスク装置を切り離すにします。
・WINDOWSが立ち上がったら、マイコンピューターを右クリック→プロパティ→デバイスマネージャー→ハードディスクコントローラーを選んで削除します。これでIRQ9が解放されます。
☆CPUは精密部品です衝撃かつ静電気に弱いです、取り扱いには十分注意しましょう。
▼ベンチ結果  HDBENCH2.56での測定です。浮動と整数のみ結果を挙げます。
CPU
ペンティアム166(ノーマル)
11491
10250
ペンティアムMMX200
13997
12386
HDBENCHでは少ししか違いませんが、体感では速くなった感じがします。
<おまけ>ちょっと危険な事なので、自己責任で行って下さい。(1999年8月27日追記)
N3下駄(クロックを1.5倍又は2倍にする機能付き)で、MMX Pentium200をオーバークロックしてみました。
結果はすべて玉砕・・・。電圧は2,8V、MCUKを使用
1)66*1.5*2.5=250MHz・・・メモリカウント後、2ndキャッシュエラーで、リセット繰り返し。
2)66*1.5*3=300MHz・・・同上
3)300MHzより上の設定・・・ピポとも言わない・・・。
 
ゼロ分のゼロ
http://w3.dreams.ne.jp/pc2800/memori.htm










 

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