2019年8月27日火曜日
[OS] Windows XP 壁紙「草原」の撮影者
2018/11/16(金) 午前 5:13
無題 練習用
筆者が今も使っている壁紙、
「草原」の撮影者さんを見つけました。
なんだか嬉しいですね。■
巻雲,ココア,PDA。
https://blogs.yahoo.co.jp/cirrus_cocoa/
https://blogs.yahoo.co.jp/cirrus_cocoa/MYBLOG/yblog.html?m=lc&p=15
2019年8月26日月曜日
[動画][資料] レビュー: XperiaZX,Xperia1
【悲報】 まともなAndroidスマホ、ガチでXperiaしか選択肢が無くなる
そうかなぁ・・・
1: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:37:56.08 ID:Do/IBq8Y0.net
中華→貧乏臭い、
Galaxy,LG→国籍を疑われる、
AQUOS→ダサい
4: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:38:17.26 ID:Do/IBq8Y0.net
翻ってXperiaの洗練されたデザインよ
9: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:38:55.73 ID:OwKNl26YM.net
>>4
リモコンw
48: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:44:52.21 ID:PMsfrUOtd.net
>>4
草
3: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:38:17.04 ID:w9eFNg5rM.net
Pixelは?
12: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:39:39.88 ID:l3cZlhFB0.net
zenfone6買うよね
88: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:51:07.70 ID:iWv5XAYX0.net
ZenFone6みたいなノッチなしのフルスクリーンをdocomoで出してくれ
13: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:39:41.16 ID:GJddUe1i0.net
悪いこと言わんからAQUOSにしとけ
33: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:41:57.80 ID:f9ekdKk60.net
正直何を使えばいいのか分からない
情弱すぎて
34: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:42:32.29 ID:UnqNs4JPx.net
>>33
じゃiPhoneでも使っとけ
Androidならgalaxyでええねんgalaxyで
36: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:43:32.25 ID:jqlkQqn70.net
ピクセルでええわ
40: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:43:58.95 ID:OvMLJ9en0.net
銀河は単純に高すぎやろ10万超えてるやん
そんなに金出すなら4万のスマホ+iPadの方が圧倒的にマシやろ
55: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:45:42.24 ID:svpvSGln0.net
ファーウェイのフラッグシップモデルでよくね?
87: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:50:57.11 ID:5fG3ahftM.net
p30ほしいわ
73: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:49:01.67 ID:8wZ5vwQ5r.net
iPhone proにするけど20万近くするんかな…
もうワイのパソコンより高価やんけ…
84: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:50:30.88 ID:FuXNcZAz0.net
Xperiaはありえない
普通GalaxyかAQUOSやわ
95: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:51:46.37 ID:zoVU1tNxr.net
ソシャゲガ○ジやから有機ELなんて選んだらえちえち水着女が焼き付いてあかんわ
AQUOSくらいしかもう選択肢ないの困るで
105: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:55:40.05 ID:OvMLJ9en0.net
>>95
ソシャゲなんて同じ場所にずっと表示されてる訳じゃないし焼き付かんぞ
ホームボタンとか戻るボタンみたいな年中ずっと表示されてるようなのが焼き付くだけ
98: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:53:00.96 ID:7xDTeLgt0.net
Xiaomiのmi9欲しい
104: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:54:29.20 ID:QGhpxp8jr.net
ソフトバンクのプラン的にソフバンで機種変更したいけどiPhone以外選択肢無くてゴミアンドゴミ
106: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:55:56.66 ID:ckXgWXD4a.net
とりあえず5G普及するまで待ちやと思ってる
114: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:56:56.91 ID:P+ZY+EGq0.net
>>106
相当先やぞ
107: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:55:59.14 ID:TnYcx4Sl0.net
日本人なんだからSONY応援しようぜ
ずっとエクスペリア買ってるわ
満足やで
111: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 02:56:28.11 ID:hWaiq+0V0.net
pixelやろ
174: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:24:24.28 ID:weJjK5Ewd.net
Pixelくんにもナイスなケース出してくれませんかね
iPhoneばっかずるいぞ
119: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:09:06.16 ID:PfYEWz56d.net
もうスマホに関しては中華しかないわ
キャリアで扱ってるのロクなのない
122: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:10:58.86 ID:KW15ytmC0.net
中華最強伝説
121: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:10:02.51 ID:JeASDiDZ0.net
AQUOSええけどな
118: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:07:25.32 ID:3S/7Jrfa0.net
どこもデザインきっついわペリアは無駄に長くなけりゃまし
124: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:11:26.82 ID:yKmYzJbDM.net
SIMフリーで5万くらいでええの教えてや
125: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:11:53.93 ID:ZBWokm9H0.net
>>124
ブラックシャーク2定期
133: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:13:18.42 ID:PfYEWz56d.net
>>125
重さだけが気になるところだな
136: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:13:47.17 ID:kiyNPDkL0.net
>>125
スペック良さそうなのにダセェw
140: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:14:14.89 ID:P3W9cOgK0.net
>>124
K20 Pro
128: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:12:48.57 ID:yPfIMfVZd.net
割とマジで日本スマホが低レベル過ぎてGALAXY一択か中華スマホが伸びてくるのを待つだけやでAndroid勢としては
131: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:13:15.62 ID:WYybM5Wha.net
Xperiaの新しいやつ縦長すぎひん?
指つるやん
166: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:22:20.81 ID:dklqH102a.net
>>131
あのままでコンパクトが出ればええのにって思うわ
143: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:15:38.46 ID:U+7UwySoa.net
Vivoとかいうメーカーのやつ買った
168: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:23:04.21 ID:ya+h2bV60.net
でもキャリアスマホにはFeliCaがあるから…
192: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:27:44.98 ID:NOZytc2e0.net
ガラパゴスと嘲笑されようがFeliCaが欲しいねん
SIMフリーにもっと増えてくれ
212: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:33:34.37 ID:1BCa8Ui70.net
ソニーは日本人を馬鹿にしてるで
海外でXperia 1を買うと3万円の高級ヘッドホン(WH-1000XM3)がついてくるんや
でも日本で買うと何もついてこない
218: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:35:02.01 ID:eFfVbLE0M.net
>>212
これほんまクソ
このせいでXperia 1買う気無くしたわ
224: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:35:51.01 ID:ZVXHf3Gbp.net
>>212
日本版は謎分配ケーブルおまけにしてるから…
221: 風吹けば名無し 2019/08/26(月) 03:35:37.65 ID:PSTuRHWT0.net
Xperiaがギリ勝てそうなスマホメーカーってHTCとLGぐらいやろ?
引用元:・
3件のコメント
Xperia、統計でその他になっちゃったなぁ。
まさかの富士通以下とは⋯。
ASUSしか買ってない
次もASUSや
ホントにまともならなんで国内販売シェアがその他に分類されてるんですかね·····?
昔は国産が一番ってことで特にXperiaは代表格で指示されてたけどユーザーの期待を裏切り続けてガチの信者しか居なくなってしまったな
ガジェット2ch
http://feedproxy.google.com/~r/gadget2ch/feed/~3/nB_mpJe5Pog/post-136131.html
ソニーはエレクトロニクス部門の統合でXperiaを立て直せるのか
NewsInsight
2019年04月15日 12:55
ソニーは2019年4月1日付けで、スマートフォン部門を、カメラやテレビなどを手掛ける部門と統合し、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション事業としてスタートする。エレクトロニクス関連部門の統合による連携強化で、赤字続きのスマートフォンを立て直せるのだろうか。
テレビ・カメラ主導の事業再編
ソニーは2019年3月26日、ホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)、イメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)、そしてモバイル・コミュニケーション(MC)の3つの事業を統合し、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション(EP&S)事業とすることを発表した。統合は2019年4月1日付けだ。これをもってソニーの持つエレクトロニクス関連3事業が1つに統合されたことになる。
HE&Sはテレビの「BRAVIA」やオーディオ、IP&Sは「CyberShot」「α」などのカメラ、そしてMCはスマートフォン「Xperia」を主に手掛けていた。それら複数のエレクトロニクス事業を統合することで、製品開発や調達などで横の連携を深めるというのが、事業再編の狙いと考えられる。
だが発表内容を細かく見ると、EP&Sを統括するのはIP&Sの石塚茂樹専務で、それを補佐するのはHE&Sの高木一郎専務となっている。つまりIP&SとHE&Sが事業を主導する形となっており、MCが存在感を大きく落としている様子が見えてくる。
もっとも直近の業績を見れば、それはある意味やむを得ない部分もある。ソニーの2018年度第3四半期決算を見ると、HE&Sは475億円、IP&Sは342億円の営業利益を出しており、共に増益を果たしている。一方MCの営業利益はマイナス155億円で、前年同期比でも大幅なマイナスを記録している状況だ。好調が続く他の事業とは対照的に、スマートフォン事業だけが赤字で、その改善の兆しさえ見られない状況が続いている。
今回の統合は不振が続くMCの救済という見方もできるかもしれない。赤字が続くMC事業に関しては、かねてより投資家などから撤退を求める声が挙がっていたし、実際この統合が発表された直後から「スマートフォン事業の赤字隠しではないか」という声も挙がっていた。
ソニーの2018年度第3四半期決算説明会資料より。8つの事業セグメントで唯一、MC事業だけが赤字を記録しているなど、不振が続いている
「Xperia 1」に見る事業再編の効果
だが事業を統合したからといって、スマートフォンにおける市場環境の厳しさが改善する訳ではない。世界的に多くの人にスマートフォンが行き渡り、なおかつコモディティ化と低価格化が急速に進んでいる現在、どのメーカーにとってもスマートフォンの販売を大きく伸ばすのは難しくなっている状況だ。
実際、最近ではアップルがiPhoneなどの販売台数を非公開にしたことが大きな話題となったし、急成長を遂げてきた中国のスマートフォンメーカーも、いくつかが破たんしたり、買収されたりするなど再編が進みつつある。そうした中にあって、スマートフォンの販売を減少させ続けてきたソニーが復活するのは容易ではない。
では、事業統合したソニーはどうやって、この苦戦しているスマートフォン事業を立て直そうとしているのだろうか。そのヒントは、2019年2月に発表されたソニーモバイルコミュニケーションズの新しいスマートフォン「Xperia 1」から見て取ることができる。
Xperiaシリーズはかねてより、イメージセンサーやディスプレイなど、ソニーグループが持つ技術を結集して開発している所に強みがあった。Xperia 1ではそれをさらに推し進め、プロ向けの映像機器開発を手掛ける、ソニーの厚木テクノロジーセンターに協力を依頼している。映画に合わせた21:9比率のディスプレイを搭載したのに加え、プロ用のマスターモニターの発色に近づけた「クリエイターモード」を搭載し、ソニーピクチャーズの映画製作者に評価してもらうなどして、映像に強いこだわりを持つスマートフォンへと仕上げられているのだ。
21:9のディスプレイを搭載したことで注目された「Xperia 1」。プロが使うマスターモニターの発色を実現する「クリエイターモード」を搭載するなど、映像の視聴に強いこだわりを持って作られている
そもそもXperiaシリーズの評価が大きく落ちたのは、2014年に中国メーカーとの低価格競争に敗れスマートフォンの販売が不振となったことを受け、ソニーモバイルが現在ソニーの代表執行役専務CFOを務める十時裕樹氏の体制に代わるなど、大規模な再編がなされて以降のことだ。実際にXperiaシリーズは2016年を境目に、これまでの最先端技術を重視した「Xperia Z」シリーズから、手ごろさや使い勝手を重視した「Xperia X」へと路線を大きく切り替えている。
だがそれ以降、苦戦していた低価格モデルだけでなく、ハイエンドモデルでも急速に製品の魅力を失い、シェアを激減させていった。「明確な理由がない限り複眼カメラは搭載しない」など特定のこだわりを見せるあまり、消費者ニーズやトレンドから離れた端末しか提供できなくなっていたことが、その要因のひとつといえるだろう。
2016年の「Xperia X」シリーズ以降、Xperiaはハイエンドモデルでも市場ニーズとかけ離れた端末が目立つようになり、急速に魅力を失っていった
それだけに、MC単体では難しくなっていたソニー全体の力を生かしたスマートフォン開発ができるようになる今回の統合は、スマートフォン事業を再建する上でメリットに働く可能性が高いといえる。かねてよりソニーはスマートフォンから「撤退しない」と宣言しているだけに、今回の再編によって魅力あるスマートフォンを生み出し、販売改善を図ってくれることを期待したい。
BLOGOS
https://blogos.com/article/379974/
https://blogos.com/article/577398/
ソニー渾身の「Xperia 1」は素晴らしいが、日本では苦戦する? 1/2
NewsInsight
2019年02月28日 19:13
スペイン・バルセロナで開催されたモバイル業界最大の展示会「MWC19 Barcelona」で、ソニーモバイルコミュニケーションズがXperiaシリーズの新製品「Xperia 1」を発表した。
ソニーの技術を結集した「シネマ体験」が売りのハイエンドスマホだが、国内市場ではより手頃な端末の需要が伸びる傾向にある。モバイル事業が苦境に陥っている中、ソニーは新製品で起死回生を図れるのか。
ソニーのプロ用機器の知見をスマホに投入
ソニーが2月1日に発表した2018年度第3四半期決算では、モバイルの苦境が明らかになった。通期での予測は650万台に下方修正し、1350万台を出荷した2017年度から半減する見通しだ。同社はコスト削減により収益改善を図るものの、商品展開にも抜本的な変革が求められていた。
これを受け、MWC19で登場した新製品が「Xperia 1」だ。前モデルのXperia XZ3から製品名を一新し、シリーズで最もシンプルな名前になった。これまでにない縦横比「21:9」の縦長画面を搭載し、ソニーモバイルは「1から生まれ変わった」と自信を見せる。
縦横比「21:9」の画面を搭載
最大の特徴は21:9の4K有機ELディスプレイを中心にした「シネマ体験」だ。テレビや映画の制作現場で使われるプロフェッショナル機器のエッセンスを凝縮しており、シネマ映像やシネマ撮影を楽しめるという。
新たに搭載したディスプレイの色設定機能「クリエイターモード」では、映像制作の現場で使われる「マスターモニター」の技術を投入することで制作者の意図を忠実に再現。
制作者の意図を忠実に再現する「クリエイターモード」
カメラの新機能である「Cinema Pro」では、映画撮影機材と同じカラー設定が用意され、映画のワンシーンのような映像を手軽に撮影できる。誰もがスマホのカメラで写真や動画を撮る時代だが、Xperia 1を手にしたことをきっかけに映画制作に目覚める人が出てきてもおかしくなさそうだ。
映画のような動画を簡単に撮れる「Cinema Pro」
このようにXperia 1は、単にスマホの流行を追うのではなく、ソニーが蓄積してきた強みを投入することで差別化した端末といえる。本体デザインはフラットな一枚板に戻り、全盛期に人気を誇った「パープル」の復活など、基本に立ち戻った仕様はMWC19会場でも好評だった。
だが、2019年の国内スマホ市場は状況が一変しつつある。それが端末販売と回線契約を分けた「分離プラン」の拡大だ。
Xperia 1は、MWC19で話題の次世代通信「5G」にこそ対応しないものの、最新のSnapdragon 855、世界初の4K有機EL、3眼カメラなどスペックはてんこ盛りで、販売価格は10万円を超えてもおかしくないハイエンドスマホだ。
それでも、大手キャリアの端末購入補助があれば回線契約と引き換えに毎月2000〜3000円が割り引かれ、「実質3万円」程度で買うことができる。だが、総務省が進める「端末と回線の分離」では、端末の割引を制限し、代わりに毎月の通信料金を下げる方向に議論が進んでいる。
総務省の最終的な方針にもよるが、端末の「定価」販売が基本になれば、一括で買いやすい価格帯の端末が重要になってくる。すでにNTTドコモは「docomo with」で4万円以下の端末を揃えており、今後は各キャリアが中低価格の端末ラインアップを厚くしてくる可能性が高い。
そこで注目されるのが、端末メーカーのミッドレンジ戦略だ。これまでソニーモバイルはミッドレンジ製品を海外向けに展開し、日本市場への投入は否定してきたが、MWC19では初めて「日本市場にも導入を検討する」と姿勢を変えてきた。
MWC19で発表したミッドレンジ端末「Xperia 10」
欧州では199ユーロで売られている「Xperia L3」
ミッドレンジの新製品「Xperia 10」の欧州での価格は349ユーロ、「Xperia 10 Plus」は429ユーロと、いずれも魅力的な価格が設定されている。日本においても、大手キャリアやMVNO各社がミッドレンジのXperiaを広く取り扱う日が来るのか注目される。
BLOGOS
https://blogos.com/article/361050/
https://blogos.com/article/379974/
https://blogos.com/article/577398/
2019年8月22日木曜日
[機器][タブレット] 富士通 Arrows Tab Q509~Windowsタブレット
Q509/VB 企業 | Q509/VE 文教 | |||
---|---|---|---|---|
N4100 | N4000 | N4100 | N4000 | |
CPU | Celeron N4100 (4コア) |
Celeron N4000 (2コア) |
Celeron N4100 (4コア) |
Celeron N4000 (2コア) |
クロック | 1.1GHz MAX2.4GHz |
1.1GHz MAX2.56GHz |
1.1GHz MAX2.4GHz |
1.1GHz MAX2.56GHz |
GPU | UHD 600 | UHD 600 | ||
OS | Win10 Pro(64bit) | Win10 Pro(64bit) | ||
RAM | 8GB LPDDR4 |
4GB LPDDR4 |
8GB LPDDR4 |
4GB LPDDR4 |
ROM | 64GB eMMC カスタム:128GB eMMC |
|||
価格 | 97,200円~ | |||
WAN搭載モデル:120,200円~ | ||||
Q509/VB 企業 | Q509/VE 文教 | |||
N4100 | N4000 | N4100 | N4000 | |
ディス プレイ |
10.1インチ ワイド | |||
1920X1200(WUXGA) | ||||
IPS Alpha液晶(アンチグレア) | ||||
LEDバックライト 静電マルチタッチ |
||||
カスタム アクティブペン対応 |
標準 アクティブペン対応 |
|||
前面 カメラ |
2.0MP | |||
背面 カメラ |
8.0MP(モバイルライト付) | |||
Q509/VB 企業 | Q509/VE 文教 | |||
N4100 | N4000 | N4100 | N4000 | |
USB | USB 3.0 x1 USB 3.1(Type-C)x1 |
|||
映像 出力 |
なし カスタム:拡張クレードル |
|||
Blue tooth |
5.0 | |||
カード | micro SD/SDXC/SDHC (最大64GB) |
|||
無線 LAN |
802.11 a/b/g/n/ac | |||
他インター フェース |
カスタム LAN付軽量スリムキーボード LAN変換アダプタ 拡張クレードル (RGB Mini D-SUB、HDMI、USB x3、LAN RJ-45) |
|||
センサー | 加速度、地磁気 照度、ジャイロ |
|||
WANモデル:GPS(標準) | ||||
Q509/VB 企業 | Q509/VE 文教 | |||
N4100 | N4000 | N4100 | N4000 | |
オー ディオ |
ステレオスピーカー High Definition Audio PCM同時録音再生機能、MIDI再生機能 |
|||
キー ボード |
カスタム:86キーボード | |||
ペン | カスタム スタイラスペン |
標準付属 スタイラスペン |
||
セキュリティ | PTT | |||
カスタム:指紋センサー | - | |||
カスタム:NFC 指紋センサーと同時選択不可 |
- | |||
その他 | 防塵/防滴:IPX5/IPX7/IPX8/IP5X カスタム:耐薬品(エタノール、IPA、次亜塩素酸ナトリウム) |
|||
Q509/VB 企業 | Q509/VE 文教 | |||
N4100 | N4000 | N4100 | N4000 | |
駆動 | JEITA2.0 約12.8時間 | |||
サイズ 高さ 幅 厚さ (mm) |
263 168.9 12.3 |
|||
重量 | 約595g | 約620g | ||
発売 | 2019年2月上旬 |
2019年8月16日金曜日
[スポット][ネットカフェ] メディアカフェポパイ大船店
[スポット][ネットカフェ] メディアカフェポパイ大船店
大船店
SHOP INFORMATION
神奈川県鎌倉市大船1丁目25-35 オフウェーブビル4F
0467-42-4088
メディアカフェポパイ大船店
http://www.media-cafe.ne.jp/tenpo/ofuna/service.htm#service[機器] PasocomMini PC-8001
[機器] PasocomMini PC-8001
PC Watch/ AKIBA PC Hotline!
誕生から40年、N-BASICが動く「PasocomMini PC-8001」が降臨!開発者に聞いた
ハル研究所 三津原所長&郡司氏インタビュー
佐々木 潤
2019年8月5日 14:00
完成した「PasocomMini PC-8001」を持つ二人。左がディレクターの郡司氏で、右が所長の三津原氏だ
8月5日(月)、NECパーソナルコンピュータは"PC-8001へのオマージュを込めた特別モデル"を発表すると同時に、同製品の記念品として「PasocomMini PC-8001」がバンドルされることを明らかにした。このPasocomMini PC-8001はエミュレータにより実際のPC-8001用のソフトがマシン語レベルで動作するというもの。N-BASICまで実装されているという凝りようだ。
開発は株式会社ハル研究所(以下、ハル研)で、同社が2017年に発売したPasocomMiniシリーズに属するモデルとなる。今回は、開発を担当した取締役所長・三津原敏氏(以下、三津原氏)と、開発担当ディレクターの郡司照幸氏(以下、郡司氏)に、いち早く詳細な内容と熱過ぎる思いの丈をうかがった。
まさに手のひらサイズの「PasocomMini PC-8001」だが、その外観は驚くほど精巧。これが動作するだけでもすごいのに、再現度の高さとこだわりの強さにはもっと驚かされる
こちらは実機のPC-8001。往年のパソコンファンの中には強い思い入れのある方も多いに違いない。しかしながら、さすがに今手に入れて動かすのは一苦労。そんなときこそ「PasocomMini PC-8001」の出番
MicrosoftのN-BASICが載る!あのPCG機能も!!
――まずは、「PasocomMini PC-8001」の特長についてお聞かせください。
[三津原氏]:一番の特徴的は、N-BASICが載っていることです。MicrosoftのN-BASICです。電源ONでPC-8001とまったく同じ起動画面が出てきます。BASICのバージョンは1.1です。PC-8001初期の頃に載っていた1.0でしか動かないソフトが(少数)あるらしいのですが、より長く使われていた1.1を採用しました。N-BASICが載ったこともあり、今回は残念ながらSmileBASICは搭載しませんでした。さらに、「PCG」(ユーザー定義キャラクタジェネレータ機能を持つ拡張ユニット。当時、ハル研究所が開発・販売していた)の機能を搭載しています。ハル研としては自社製品のPCGということで、こだわりを持って搭載しています。
――エミュレータでは、実機のROMに収められたソフトウェアやBIOSが関連各社のさまざまなしがらみで再現されないことがありますよね。レトロパソコンやエミュレータに詳しい人ほど、今回のPasocomMini PC-8001でN-BASICが実装されるのかは気になったと思います。そして、"PC-8001をハル研がやるならPCGを搭載するでしょ"となるでしょうから、実に的を射た実装と言えます。
[三津原氏]:今回もゲームが何本か同梱されるのですが、当初は16本を予定しています。専用メニューから選択して決定すると即起動します。前作の「PasocomMini MZ-80C」のときは5本でしたが、今回の「PasocomMini PC-8001」はコンテンツを充実させたほうが長く遊んでもらえると思ったので、同梱数を増やしました。
電源を入れると、N-BASICの画面が表示される。搭載バージョンは1.1なので、1.0に存在した一番右の文字が欠けるバグも修正されている
――"当初は16本"ということは、ゲームが追加される可能性があるのでしょうか?
[三津原氏]:はい。権利関係の解決が難しいものは後日の提供になりそうです。本数が増えると当然、権利者との話も多くなりますので、ていねいにやっています。
――さらに増える可能性があるのですね。同梱されるゲームは後ほどまた詳しく見せていただこうと思います。
[三津原氏]:もちろん、ユーザーが作ったプログラムをセーブ、ロードすることもできます。当時の雑誌に載っていたプログラムリストを自分で打ち込んで遊ぶことも可能です。ステートセーブもできるので、当時難しかったゲームの特定のシーンを何度でも挑戦し直すこともできます。
――カセットで提供されていたタイトルは遊べるのでしょうか?
[三津原氏]:ゲームカセットは、WAVファイル化すれば、コンバート機能があるので読めます。内部メニュー上でCMTファイルの読み書きが出来ますので、お手持ちのCMTファイルを読むことができます。
――ということは、カセットのゲームがSDメモリーの速度で読み出されるわけですね。その意味では実機より手軽で快適に遊べてしまう。思い入れがあっても、テープのあの速度だとなかなか起動できないという方は多いと思います。
正式発表に至るまでの苦難の道程。NECパーソナルコンピュータ社長との協議が突破口に
――初代のPasocomMini「PasocomMini MZ-80C」の発表が、2017年5月11日でした。そこから数えると2年3カ月ぶりとなる「PasocomMini PC-8001」ですが、ここに至るまでにどんな苦労があったのでしょうか。
[三津原氏]:とにかく難産でした。頑張ってなんとかなる大変さと、自分たちではどうにもならない大変さの二つがあるのですが、後者の時期が長かったです。
――つまり、前者が開発の大変さで、後者が権利問題の大変さということですね。
[三津原氏]:開発の大変さはディレクターの郡司が語ってくれると思いますが、許諾関係は正直何回もあきらめかけました。大の大人の心が折れるとは、こういうことかと。
――前回の「PasocomMini MZ-80C」を知らない読者もいるかもしれませんので、改めて今回の発表にいたるまでの経緯を教えてください。
当時の文献を前に、完成したばかりの「PasocomMini PC-8001」を持ちながらインタビューに応じる二人。三津原氏は往年のパソコン関連の技術書を数多く保有する収集家だという
[三津原氏]:そもそも、私が手のひらに乗る程度の大きさのパソコンが欲しかった、というのが原点です。その後、メーカーのスマイルブームさんと「電源ONでSmileBASICが起動するハードがあったらいいよね」という話をしていました。手のひらに載る程度の大きさのパソコンで、どうせなら昔活躍した「PC-8001」や「X1」、「FM-7」、「MZ-80C」といった"あの機種たち"が欲しい。しかし、それらを発売するとなれば"誰が見ても本物"かつ"操作手順も本物"という商品を売り出さなければなりません。そういうところが後々、大変な手間になる引き金でもあるのですが……。"あの機種たち"について、誰がどう許可を出したらよいのか(よく分からないから答えられない)という話を、どこのメーカーを訪ねても言われてしまう(笑)。
これらの問題をクリアして2年前に発売したのがパソコンミニの第1弾で、シャープが1979年に発売したパソコン「MZ-80C」を1/4サイズにした「PasocomMini MZ-80C」です。今回の「PasocomMini PC-8001」も企画が立ち上がった当初は、いろいろと先が見えなかったのですが、NECパーソナルコンピュータのデビット・ベネット社長に「PasocomMini PC-8001」を披露できるチャンスをいただき、話し合いの場を設けてもらったことが突破口になりました。これが、ちょうど2018年の9月28日、「PC-8001」発売39周年の日でした。そのときに「来年の今日(2019年9月28日)、「PC-8001」は40周年を迎えます。「PC-8001」40周年の記念イベントをハル研で企画することはできませんが、このようなものがあります」とお伝えしました。そして「PasocomMini PC-8001」の試作品を披露後、「よろしければお手伝いさせてほしい」とお話しをして、最終的に今にいたるという感じです。
――前回の「PasocomMini MZ-80C」開発者インタビューの時には、すでにモックアップという形で「PasocomMini PC-8001」がありました。開発の意欲は、その時点からあったと思うのですが、その後にNECさん側と交渉を重ね、昨年9月28日にGOサインが出たということでしょうか?
[三津原氏]:その時点では、まだそこまでは行っていないです。"検討する"と、かなり前向きのコメントをいただけたという段階です。
――その時点ではどのくらい完成していたのでしょうか?
[三津原氏]:モックアップはできていました。
[郡司氏]:背面部分は、実機「PC-8001」と同じでした。製品版はRaspberry Piの接続端子を出すため、その部分をカットしてあります。
左が、2017年に取材した時点で撮影した「PC-8001」のモックアップ。右は、今回撮影した「PasocomMini PC-8001」だ。背面が変化しているのが分かるだろう
[三津原氏]:ソフトウェアの部分は先行して開発を進めていました。
[郡司氏]:NECパーソナルコンピュータのデビット社長に提案する時点で、エミュレータ本体は普通に動いていました。あとはどこまで完成度を上げるか、追加機能はどうしようかと……。
[三津原氏]:という感じでしたので、(主要な部分は)ほぼできあがっている状態でした。
――搭載されている、Raspberry Piのモデルは何を採用したのでしょうか?
[三津原氏]:今回はRaspberry Pi Zero WHを採用しました。前回はRaspberry Pi 1 model A+を使用しましたが、これは当時Raspberry Pi Zeroの大量入手が出来なかったことによる選択です。今回は当初から意図していたRaspberry Pi Zero WHを調達できたのですが、高さがギリギリで、筐体に収まるかドキドキしました。
――高さがギリギリに?
[郡司氏]:ギリギリです。この調整には、かなり時間がかかりました。Raspberry Piの基板上のピンが筐体上部の裏側に当たってしまうのです。ピンを切ってほしいという交渉をしたのですが、そうすると思ったよりもコストがかかってしまい……最終的には、「PasocomMini PC-8001」の筐体裏側に穴をあけて、そこに基板裏のハンダ付け部分がはまるようにすることで、ピンが当たらないようにできました。
――底面に穴をあけたというのが、ブレイクスルーになったのですね。
[郡司氏]:はい。ピン自身はハンダで接着されているので、その高さがバラバラなんです。ギリギリを狙って貫通させずにハンダ部分だけをへこませたバージョンも作ってみたのですが、うまくいかない。だったら、もう穴を完全にあけてしまおうと。穴をあけることにより少々強度が落ちてしまったので、ネジ穴の位置をギリギリまで攻める必要が出てきましたが……逆に、穴をあけたことで放熱もできるから、よかったかと思っています。
[三津原氏]:当然ながら、こちらが勝手に形を変えるわけにはいかないので、その辺りは非常に気を使って作りました。
――底面の完成度も、非常に高いですよね。
[郡司氏]:足も塗装しましたし、基板を留めているカードスペーサーは銀色で着色し、実物っぽく見えるようにしています。天板のスリットは、後期バージョンの"十字"にしています。当初手元にあったPC-8001が縦スリットだったので、モデリングも縦スリットで作っていたんですが、その後箱付きのPC-8001を手に入れたら十字だったので、そちらに修正しました。またスリットもただの溝だと立体的な陰影がつかず、質感が落ちるのできちんと穴を開けています。
正面から撮影した写真を見ると分かるが、スリットは完全な縦溝ではなく、裏側に横棒が当てられている後期型のデザイン。筐体上部を外すと、中に入っているRaspberry Pi Zero WHが見える。底面には穴があけられており、これのおかげで高さがギリギリ間に合った
こちらは実機の底面と背面
――非常に精巧な筐体ですが、製造は前回と同じく今回もアオシマ(青島文化教材社)でしょうか?
[三津原氏]:そうです。
――構造面でのアイディア出しは、アオシマと共同で行なったのでしょうか?
[郡司氏]:チーム内で精密測定後3Dモデリングし、NC機器を使ってパーツを削り出してモックを作り、それを元に「このようにできますか?」と伺いながら金型で再現できるラインを詰めていってます。そして後から気付いたのですが、「PC-8001」は微妙に側面のラインが斜めなんですよね(正面から見ると、左右が"ハ"の形になっている)。最初は分からなくて"アレ? おかしいな"となりました。精密測定中に気がつきまして、なるほどなと(笑)。
――前回の「PasocomMini MZ-80C」ではスリットの本数を減らしたということがありましたが、今回はそういうことは一切なく?
[郡司氏]:「PasocomMini MZ-80C」は、実機どおりに作ると細くなりすぎてしまい強度が出なくなるので本数を減らしましたが、今回は十字スリットにすることにより強度を補完できたので、できる限り同じ数になるようにしています。
――「PC-8001」は、このスリットの下に横長の電源が入っていますよね。
[郡司氏]:そうですね。そこにコードネーム"PCX-01"と書かれています。
――銘板に、NECのロゴが入っていませんね。
[三津原氏]:ロゴは、NECのご判断により入らなくなりました。本来ならば箱にもNECと入ってはいるのですが……。
――確かにそうですね。何かありそうなスペースが(笑)。
[郡司氏]:訓練されたPC-8001ユーザーなら、ここにNECさんのロゴが見えるはずです(笑)。ちなみに、PC-8001の実機の箱は、MZ-80Cの実機と同時に入手していました。
[三津原氏]:どうせ作るのであれば、本体を見て喜ぶのはもちろんのこと、買って手にした瞬間からうれしいほうがいい。だからこそ、本物そっくりの箱にもこだわりました。
[郡司氏]:この頃の印刷は今ほど精度が高くなく、ゴム版を押したように少し文字が曲がってしまってます。それも再現していますので、じっくり見ると少々曲がっている感じで印刷されているのが分かると思います。気付く人は、どのくらいいるのかな(笑)。
当時収納されていたダンボールも再現している。"パーソナルコンピュータ"の書体が、昭和を思い起こさせる
実機より便利?今こそカセットテープのゲームを掘り起こせ!
――カセットテープの扱いについて、もう少し詳しく教えてください。
[郡司氏]:CMTファイル(カセットテープをWAVファイルとして保存した後、エミュレータなどで使用できるカセットテープのイメージファイル形式に変換したもの)が読めますので、手元にCMTファイルがある人は、それが使えます。N-BASICのコマンドであるCSAVEとCLOAD、マシン語モニタでのWとLコマンドのI/Oポート経由で入出力するデータは、μPD8251Cエミュレータ上で処理し、ファイルへの書き出し読み込みを行なっています。テープのエミュレーションではないですが、マシンのメモリやICの状態を保存するステートセーブという機能があります。ステートロードすれば、その時の状態に復帰させることが可能です。たとえば昔のゲームは理不尽(?)なものが多いですが、それでもクリアしたいという人も多いと思います。そんな時はこのステートセーブ機能を使ってリトライを繰り返せばクリアができるのでは?と思います。
また、自分でプログラムを組んでいる時、CSAVEするよりステートセーブするほうが、メモリー状態もそのまま復帰するので開発しやすいと思います。もっとも、プログラムを新規開発する人が、どのくらいいるかですが(笑)。
――さすがに、もういない気がします(笑)。
[郡司氏]:さらに今回、コンバートという機能を用意しました。あらかじめ今時のパソコンで、当時のカセットテープからWAVファイルで録音しておきます。これを、microSDカードのあるフォルダにコピーして、「PasocomMini PC-8001」の"CONVERT"というメニューからコンバートを行なえばCMTファイルに変換されますので、実行することができます。
microSDカードにWAVファイルをコピーしてCONVERTメニューを選ぶと、そのファイルが表示されるようになっている。ファイルを選んでCONVERTボタンを選択すれば、手元にあるゲームソフトなども「PasocomMini PC-8001」で遊ぶことが可能だ
――これは驚きのサービスですね。
[郡司氏]:プログラムは、もちろん自前で開発しています。対応しているボーレートは、「PC-8001」標準の600ボーですね。
[三津原氏]:倍速セーブなどには対応していないです。
[郡司氏]:実機で読み込めているテープなら、ほぼ大丈夫だと思います。
――録音フォーマットは決まっているでしょうか?
[郡司氏]:サンプリング周波数、量子化ビット数などは、ある程度柔軟に対応しています。詳細は、「PasocomMini PC-8001」がお客様の手元に届くまでにはパソコンミニ公式Webサイトで公開する予定です。
――データレコーダの需要が増加しそうですね(笑)。
[郡司氏]:確かに、モノラルヘッドのデータレコーダのほうがよいかもしれません。さらに、今回もゲームパッドに対応しているのですが、ボタン配置をキーボード図上で選べるようになっています。「PasocomMini MZ-80C」のときはIOポート番号でしたが、今回はビジュアル的にしました。その部分のグラフィックは、私がドットを打ちこみました。
――設定メニューはリッチな画面を使っていませんが、これはなぜでしょうか?
[郡司氏]:実は、あえてやっています。プログラムを組んでいるときに見るならば、同じような文字フォントのほうが見やすいからです。見た感じは、1990年代によく使用されていたファイラーソフトなどのオマージュです。なので、背景がちょっと青くなっています。
[三津原氏]:「PC-8001」のフォントを利用してメニュー画面を作るのもおもしろいよね、という話もしていましたので。
[郡司氏]:くわえて今回は、BASICマニュアルも付けました。説明文に関しては、私が文章を起こしました。現状、フロッピーディスクドライブやプリンタには対応していないので、関連コマンドは省いてあります。プログラミングに必要になると思われる、キャラクタ表とキーボードマトリックス表も入れてあります。表示位置の切り換えなども考えたのですが、固定で問題ないかなと。
コマンドのマニュアルやキーボードマトリックス表は、オーバーレイで表示される。プログラムを入力しながら参照できるため、使い勝手は良好だ。画面の大きさは、"Full"や"dot by dot"など複数から選択が可能
――キャラクタ表は、"あの"高橋はるみさんが見ていたら大喜びしそうですね(笑)。
[郡司氏]:そう思います(笑)。
――今、テレビに画面が表示されていますが、解像度はいくつでしょうか?
[郡司氏]:1,280×720ドットです。出力カラーも設定メニュー上で変更できますので、目に優しい色にすることも可能です。またテンキーが省略されたキーボードのことも考えて、設定メニューからNumロックのON/OFFも選べます。PCGに関してですが、ジャンパ設定のON/OFFも用意しました。ONにすれば、ソフトウェアでPCGのON/OFFが制御できます。
内蔵しているPCG8100に関しては、ON/OFFだけではなくジャンパ設定も変更可能
高いレベルのエミュレーション。実機のROMイメージをそのまま搭載
――今回も、マシン語レベルでいじっても問題ないエミュレーションなのでしょうか?
[郡司氏]:はい。今回は素の「PC-8001」なので、前回のようなSmileBASICによるデバッガ支援はありません。
――エミュレータ部分に関しては、郡司さんの製作ですか?
[郡司氏]:はい。可能な限り、調べられるだけ調べて対応しました。実機と比べると若干の違いはあるかもしれませんが、全体的には遜色ないものに仕上がっていると思います。
[三津原氏]:「PasocomMini PC-8001」には、実機のROMイメージがそのまま載っています。マシン語のエミュレーションの上にN-BASICが搭載されているだけですので、BASICを動かすために何か頑張ったというわけではなく、完成度を高めていったらBASICも動くということです。
[郡司氏]:ハードウェアエミュレーションをきっちり行なうと、中のN-BASICは当時と同じように動くはずというのがもともとの考え方です。その上で「えっ、なんでこんな挙動に!?」ということが開発中にあるので、そこで実機に戻って確認する。
――エミュレータと実機を行ったり来たりなんですね。
[三津原氏]:回路図は見ていたよね。
[郡司氏]:回路図は見っぱなしですね。回路図はそのハードの設計図なので、まずはあれを読み込まないと。分からなければ回路図をチェック。ただ、回路図だけではダメでそこに載っているチップの情報も必要です。ところが、その資料が世の中にないんです。買おうと思っても買えない……ただ、ハル研が昔パソコン関連のハードを手掛けていたということもあって、当時のICの規格表が残っていたんです。それを見て「やっぱり!」と確認したり、誤表記もあったりするので実機上の動きと違いがないかチェックして、それが確認できたらハードウェアエミュレータをそのとおりに作るという、二重三重のチェックをした上で製作を進めていました。
[三津原氏]:クリエイティブな仕事というか、職人芸というか……。
[郡司氏]:たとえるなら考古学ですね(笑)。当時の文献をあさり、目の前のものを少しずつ発掘し解析していく。そんな感じですね。
[三津原氏]:ハル研には"新しいものはどうすれば作れるのか?"を常に考えている人のほうが圧倒的に多いです。ところが、このプロジェクトに関しては"これは昔はこうだったから、それをマネするためにはどうするか?"という考えで、通常とは脳の使い方が大きく異なります。ここは本当に、郡司が一人で違う方向で頑張ってくれていたと思います。
――開発時、とくに苦労した実装は何だったでしょうか?
[郡司氏]:N-BASICでコマンドを入力したとき、そのとおりに動かないことがあるのですが、それはエミュレータが悪いのか、それともそれ以外に原因があるのか? その切り分けが難しかったです。
[三津原氏]:たとえば、とあるゲームが動かないというとき、ソースを追いかけても間違いが見付からないことがあります。もとのプログラムに問題があるのかと調べたら、問題ない。調べると、ハードウェア的には実はこういう解釈をするのが正しいです、というのがいくつもありまして、それらを一つずつつぶしていくのに非常に時間がかかりました。これを、郡司は頭を抱えながらずっと作業していましたので、後半はそうとうに頭から湯気が立っていました。
[郡司氏]:技術だけではなく、当時のハードウェアのお作法も発掘しなければならない。これが、エミュレータを作る上での苦労ですね。
同梱タイトルには、当時有名だった"あの人!"の作品も
――今回、16本のタイトルが同梱されますが、それらの解説を簡単にお願いします。
[三津原氏]:はい。まず、「平安京エイリアン」と「JUPITER LANDER」に関してですが、これは当時ハル研が作ったものでもあるので収録しています。くわえて、PCGに対応しているということも後押しになっています。「モールアタック」はモグラ叩きですが、これは当時ハル研のオリジナルタイトルとして作っていまして、担当したプログラマはいまもハル研にいます。
――この3本が、当時のハル研作品ということですね。
「平安京エイリアン」は、碁盤の目状に描かれた道路に徘徊するエイリアンを、検非違使を操作し穴を掘って落とし、埋めていく
「JUPITER LANDER」(ジュピターランダー)は、着陸船を上手に地表に着陸させるゲーム。非常に難易度が高いので、成功したときの喜びはひとしお
「モールアタック」は、俗に言うモグラ叩き。当時は、「PC-8001」とは思えないリッチなグラフィックが表示されることから話題を呼んだ
[三津原氏]:「LUNAR CITY SOS!!」、「SNAKE WORLD」、「ASTEROID BELT」、「SPACE MOUSE」の4本は、芸夢狂人さん作ですね。当時、「PC-8001」用プログラムと言えば工学社さんの雑誌「I/O」が有名だったかと思いますが、そこで活躍されていた芸夢狂人さんのタイトルを同梱しています。
――芸夢狂人さんが投稿する「PC-8001」用のゲームを、毎月心待ちにしていた読者も多かったですよね。
当時、さまざまな機種に移植された「LUNAR CITY SOS!!」(ルナシティ SOS!!)は、芸夢狂人氏の代表作。今プレイしてもおもしろい傑作
画面の左右に出現するスネークを、ジャマするサソリから逃げながら倒す「SNAKE WORLD」(スネークワールド)。こちらも数多くの機種に移植された
「ASTEROID BELT」(アステロイドベルト)は、当時としてはめずらしく敵の攻撃パターンが4種類もあった。撮影時にブレてしまうほど、動作も速い
「SPACE MOUSE」(スペースマウス)も、氏を代表する作品。250階あるビルの屋上を目指して駆け上がるアクションゲーム。シンプルゆえ、すぐにルールを飲み込めて熱くなれる
[三津原氏]:続いては「SPACE SHIP」、「SUB-MARINE」、「MARINE BELT」、「CHECK.P」、「PARACHUTE」、「PC-ジャン!」、「ROCKET BOMB」です。作者は、今風太(こんぴゅうた)さんですね。たくさんのオリジナルゲームを投稿されていた方で、私の個人的な思い入れの強さもあり、今回同梱しました。今風太さんの作品はPCGを使ってないのですが、お会いして話をうかがったところ「当時のPCGは高くて買えなかった」とおっしゃっていました。なお、「ROCKET BOMB」は4方向にスクロールする、「PC-8001」ではめずらしいゲームです。
「SPACE SHIP」(スペースシップ)は、オーソドックスな固定画面シューティング。4面クリアすると、アーケードゲーム「ムーンクレスタ」風のドッキングミッションが発生する
画面内の敵潜水艦を破壊する「SUB-MARINE」(サブマリン)。潜水艦からの容赦ない攻撃を避け、機雷を投下しまくろう
画面下半分を上下左右に移動しながら、画面上方に出現した敵を倒す「MARINE BELT」(マリンベルト)
自機を操作し、ステージ内の旗をすべて通過すればクリアとなる「CHECK.P」(チェックポイント)。敵に追い付かれそうになったら、煙幕で動きを停止!
UFOからPARACHUTEで落下してくるエイリアンを撃ち落とす「PARACHUTE」(パラシュート)。エイリアンに地上を占領されるとゲームオーバーだ
「PC-8001」の160×100ドットという限られた解像度で麻雀牌を再現した「PC-ジャン!」。PCGを使用しなくても、牌の判別が付くのが素晴らしい
「ROCKET BOMB」(ロケットボム)は、ステージ内を4方向に移動しながら敵を見付け、倒すゲーム。固定画面アクションが多かった時代に、4方向スクロールを実現していた
収録のため日産自動車に直談判した「走れ! スカイライン」
[三津原氏]:続いて市販ソフトですが、「走れ! スカイライン」は、今見てもよくできていると思うのと、「PC-8001」の中では特徴的なゲームでもありましたので、ぜひ同梱したかった。実は、ゲーム中どこにも「スカイライン」という文字は出てこないのです(笑)。でもタイトルには使われているので、お話しをするために日産自動車へ行きました。会社を訪れて話をすると、昔のことすぎて当時を知る方がいらっしゃらない。そこで、まずは「PC-8001」とはどういうものかということからスタートしてご説明したところ、最終的にはよいお返事をいただけました。
そして、「オリオン80」です。当時、そうとうに高い技術力で作られていることと、「PC-8001と言えばオリオン80」という人も中にはいるだろう、ということで同梱しています。
コムパックから発売されていた「走れ!スカイライン」は、「PC-8001」向けの数少ない背面視点のレースゲーム。挙動も、当時としてはリアルだった
当時としては、「PC-8001」とは思えない技術力で作られていた「オリオン80」。スクロールのなめらかさなどは、今プレイしても感嘆のため息が出るほど
――実際に作者にお会いして、許諾をもらったということですね。
[三津原氏]:はい。しかし、これが捜すのが大変でした。40年前の雑誌に、本名ではなくてペンネームだけが掲載されているわけですからね。実は、前回も協力してもらった80mkII会(数十人が数カ月に一度「PC-8001mkII」などを持ち寄り一日遊ぶ会)のメンバーに、今回も作者捜しでご協力いただきまして、かなり助けてもらいました。見つけた後は、その方が住んでいるところまで出向いて話をしました。とくに、今風太さんはこれまでメディアに出たことがない方でして、顔出しもありませんでした。雑誌に何度も投稿し掲載されていたけれども、出版社を訪ねたことはなかったそうです。
――当時の人としてはめずらしいですね。
[三津原氏]:ええ、そう思います。ほかにも大勢接触している人がいるのですが、権利関係のクリアが難しかったりして時間かかっているタイトルに関しては、まとめて次の機会にと考えています。ということで、ソフト追加は今後バージョンアップされる予定があります。ただし、本数は事情により増減することがあるかもしれません。
――「PasocomMini PC-8001」の、ハル研さんからの単体販売はあり得るのでしょうか?
[三津原氏]:NECさんが、記念品として提供した反応を見て決めたいです。もちろん、好評であればうれしいです。
――気になるところとしては、この当時のNECのパソコンは、ほかにも「PC-6001」シリーズや「PC-8801」シリーズ、「PC-9801」シリーズなど数多くの人気機種があり、ユーザーからのミニ化の希望も多いです。それらのPasocomMiniシリーズに関しての、今後の展開を教えてください。
[三津原氏]:現時点では未定です。
――「PasocomMini MZ-80C」発表時には、「MZ-80C」と「PC-8001」、そして「FM-7」のモックが登場していましたが、残っている「FM-7」についてはどうでしょうか?
[三津原氏]:現段階では未定です。
――口が堅いですね(笑)。今はゲーム機の復刻ミニ機が流行していますし、再来年には「PC-6001」と「PC-8801」の40周年、その翌年となる2022年は「PC-9801」の40周年が控えていますので、期待が膨らみます。続報、首を長くして待ちます。
[三津原氏]:最後に、とんでもないプレッシャーをかけられたような!?
――私個人の期待です(笑)。今日はありがとうございました。
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PC Watch
2019年8月15日木曜日
[機器] NEC PC-8001誕生40周年
[機器] NEC PC-8001誕生40周年
PC-8001誕生40周年
2019/8/6(火) 午後 2:38 お知らせ その他趣味
日本パソコン史のはじまりとも言える、NEC PC-8001の誕生を振り返る(Impress Watch) - Yahoo!ニュース
2019年8/5(月) 20:07配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190805-00000159-impress-sci
NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は8月5日、NECの本格的なパソコン事業(=PC-8001誕生)が40周年を迎えるにあたり、都内で記者会見を開催し、
豪華ゲストとともに過去を振り返りつつ、未来について展望をした。
【大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」】ビル・ゲイツとの密会、サードパーティ戦略。
いま振り返る「PC-8001」成功物語 - PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/1199709.html
日本最初ではなかったが、圧倒的な売れ行き
だが、PC-8001は、日本で最初に登場したPCではない。
1977年8月には、精工舎が国産パソコン第1号となるSEIKO 5700を発売し、
同年9月には、ソードがM200を発売。
さらに、1978年5月には、日立製作所がベーシックマスター・レベル1を発売、
同年12月にはシャープがMZ-80Kを発売している。
また、海外からはAppleIIや、CommodoreのPET-2001、Tandy Radio ShackのTRS-80といった御三家と呼ばれたPCがすでに日本に輸入されていた。
PC-8001の発売以降も、IBM、三菱電機、富士通、松下電器(現パナソニック)などが市場に参入。
群雄割拠の時代がまたたくまに訪れたのだ。
PC Watch
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/1199709.html
私の写真帖
https://silicon7565.blog.fc2.com/
日本パソコン史のはじまりとも言える、NEC PC-8001の誕生を振り返る
8/5(月) 20:07配信 Impress Watch
NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は8月5日、NECの本格的なパソコン事業(=PC-8001誕生)が40周年を迎えるにあたり、都内で記者会見を開催し、豪華ゲストとともに過去を振り返りつつ、未来について展望をした。
【この記事に関する別の画像を見る】
冒頭では、NEC PCの代表取締役執行役員社長を務めるデビット・ベネット氏が挨拶。ちなみに折しも同氏も1979年生まれで、PC-8001とともに歳を重ねてきた。
「NECは過去に世界初の製品を継続的に投入し、日本のパソコン市場を牽引してきた。
40周年を迎えるにあたって、LAVIE Pro Mobileの40周年特別バージョンと、PasocomMini PC-8001を投入し、これを記念したい」とし、新製品を掲げた。
ちなみにLAVIE Pro MobileおよびPasocomMini PC-8001の詳細については、
別記事(NEC PC、PC-8001生誕40周年を記念した「LAVIE Pro Mobile」、細部まで再現し、BASICが動作する「PasocomMini PC-8001」)
を参照されたい。
デビット・ベネット氏のプレゼンテーション 渡邊和也氏と後藤富雄氏による振り返り
続いて、「NECパソコンの父」と呼ばれる渡邊和也氏と、PC-8001の開発をリードした後藤富雄氏、そしてPC-8001にMicrosoftのBASICを載せようと売り込んだ元アスキー社長の西和彦氏が登壇し、PC-8001登場時の背景などを振り返った。
こちらに関してもすでに弊誌で大河原克行氏がインタビューを行なっており(ビル・ゲイツとの密会、サードパーティ戦略。
いま振り返る「PC-8001」成功物語)、詳細はそちらに譲るが、時系列に簡潔にまとめると以下のようになる。
・1966年~無線通信事業部を夢見て、後藤氏がNECに入社。
ところが現実は半導体事業部へ配属され、渡邊氏のもとで働く。
しかしそこには若手を大切に育てようと思う先輩や仲間がおり、「自由に泳がせてくれた」のだという。
・1969年頃~後藤氏はLSIテスターのコントローラであるミニコンの「PDP8」を習得していたが、当時半導体開発のペースは遅く、テストする半導体が完成しないため、PDP8を実際に使う機会がなかった。そのため、PDP8の骨をしゃぶり尽くすまでに独学で知識を習得した。
・1971年~Intelからi4004が登場。
後藤氏は、ミニコンからマイクロプロセッサの時代へ突入することに将来性を感じるとともに、プログラミングの重要性を認識した。
・1976年~マイコンブームが開始。NECは当時、半導体部門しかなかったが、その半導体をより普及させようと、開発者教育のための教材としてトレーニングキットTK-80を発売。
しかしこれが開発者の枠を超えて、マニアや一般人にも広く受け入れられ大ヒットする。
・秋葉原にマイコンサービスルーム「ビットイン」を開設したところ大盛況。
マイコンショップ網も広島でスタートさせ、全国のすべての都道府県で1店舗ずつの展開を目指していたが、200店舗を超える盛り上がりを見せた。
後藤氏のプレゼンテーション
・TK-80は設計図などを公開するオープンポリシーで挑んだため、それまで存在しなかったサードパーティーが登場。
ハードからソフトまで展開を見せかつてない盛り上がりを見せる。
・そうしたなか、TK-80の上位機種を求める声がユーザーやメディアのあいだで多くなり、渡邊氏へのPC-8001開発のプレッシャーとなった(今でもそういう声が脳裏に蘇るという)。
・アスキーの西和彦氏がTK-80のマイコンキットに感動を覚えた。
そしてTK-80の空きROMソケットにBASICを載せようと企み、Tiny BASICで挑戦したが、「Tinyすぎて何もできない」ことに気づく。
・1977年~NECから「TK-80 BASIC Station」が発売されたが、「搭載されるBASIC、キーボード、インターフェイスともに最悪で、グラフィックスもなかった。渡邊氏に悪口を書いて持ってこいとまで言われた」(西氏)。
・1978年~西氏の勧めで、渡邊氏が米Microsoftを訪問し、ビル・ゲイツとポール・アレン氏と対談。デファクトスタンダードの重要性に気づく。
・1979年~NECがついにBASICを搭載した「COMPO BS/80-A」をリリースするも、「デザイン(そのデザインをした下請けのデザイナー、故人)、BASIC、キーボード、グラフィックス、インターフェイスなど、あらゆる点で気が入らなかった。それまでのPCは1人のデザイナーが顔を出してコンセプトが完成していた。アスキーからの提案をどんどんしていって、実現していったところ、NECとのコラボが実現し、PC-8001の発売にたどり着けた。
渡邊氏のプレゼンテーション
渡邉氏によれば、PC-8001の成功は「NECが(パソコン業界の)先頭に立って走ったから、先駆者がおらず自由に走れた。そしてオープンポリシーやサードパーティーなど、非常識を常識に変えたことで実現できた」と振り返る。「こうした非常識を常識に変えることを、今後もNECに期待し、コンピュータの進化につなげてもらいたい」とエールを送った。
後藤氏は「パソコンはスタンドアロンからネットワーク、モバイルへと進化し、地球規模で人間の知的能力、コミュニケーション能力を高める手段となった。NEC PCには、今後も人類が抱えるさまざまな問題の解決に向けて、コンピュータを届けてもらいたい」とした。
西氏は、「NECが社内でPC-9800シリーズを強くプッシュするようになってから、アスキーとNECの関係は薄れていった。そのためMSXを投入した経緯もあるが、今後の40年に向けて、NECとのコラボを続けていきたい」と語った。
西氏のプレゼンテーション 西氏プレゼンテーションの余談
ちなみに西氏のプレゼンテーションのなかで、余談として面白かったものを紹介しておこう。
・MSXの「MS」はMicrosoftの略なのだが、松下電器産業に企画を持っていくさいには「MSのMは松下」、ソニーに企画を持っていくさいは「MSのSはソニー」だと言ってアピールした。
・MSXの「X」は、のちの「Xbox」の名前の由来ともなっている。
・デジタルリサーチに出資し、MS-DOSのクローンのDR-DOSを開発。Ms.は未婚女性への敬称なので、Dr.はドクターへの敬称だと言い張った。
・ビル・ゲイツに半導体を作る話を持ちかけるも断られたため、CompaqとKleiner Perkinsらと「NexGen」を立ち上げ、マイクロプロセッサを開発。
その後AMDに買収され、K6、Athlon、Opteronなどへと続く。
西氏プレゼンテーションの余談 NEC PCとして今後はゲーミングPCも投入
最後にNEC PC 商品企画本部 プロジェクト「炎神(エンジン)」 総合プロデューサーの森部浩至氏が登壇し、近々投入する予定の「炎神」について語った。
PC-8001は多くのPCゲームを生み出すきっかけとなったマシンであり、そういった意味ではいまやメジャーとなっている「ゲーミングPC」の原型とも言える。そして同氏はフェニックスのビジュアルイメージと、「PC Engine」のロゴを彷彿とさせるスライドを公開し、ゲーミングPC市場に近々参入することを紹介した。
森部氏のプレゼンテーション
著名企業の著名人によるビデオレターも多く寄せられ、発表会を盛り上げた。
業界著名人からのビデオレター
歴代の製品など
40周年記念のLAVIE Pro Mobile PM750/NAA40周年記念品のPasocomMini PC-8001
PC Watch,劉 尭
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細部まで再現し、BASICが動作する「PasocomMini PC-8001」
NEC PC、PC-8001生誕40周年を記念した「LAVIE Pro Mobile」 ~旧NECロゴ採用。直販500台限定で「PasocomMini PC-8001」が添付
PC Watch
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コンピュータ情報,$NEC PC-8001
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