おのれ頼朝、われ地獄より甦りたり
源平討魔伝
ナムコ
1986年10月より稼動
■遊び方
操作は8方向レバーに A=剣ボタン B=跳ボタン
横モードでは跳ボタン連打でジャンプの飛距離を伸ばす事ができます。
また、BIGモードではレバー上で剣を上段に構えて振り下ろしたり、
剣ボタンを押したままにして構え移動をする事ができます。
横モードで穴に落ちると黄泉の国へ落とされるので注意してください。
左下のロウソク(体力)が無くなるとGAMEOVERです。
どこかに隠されている三種の神器を集めないと頼朝は倒せません。
・ステージは全47ヵ国で、1周は約23ステージ(分岐選択方式)
・コンティニューあり エンディングあり
・1周エンド
横モード。穴に落ちると閻魔大王の裁きを受けることになり、生き返っても京都からやり直しになる。
■主なアイテム
≪紫の玉or刀≫
剣力(攻撃力)UP。硬い物を斬ると減るので注意。
≪緑の玉≫
銭。一部のアイテムや得点と引き換えに使用する。
≪青の玉or米俵≫
命のロウソク(体力)を回復する。米俵を取るには銭が必要。
≪茶色の玉≫
ロウソクのバイタリティUP。ボーナス面でしか手に入らない。
≪巻物≫
横モードと平面モードでは衝撃波、BIGモードでは旋風剣を使える。
≪ロウソク≫
命のロウソクのバイタリティがUPする。
≪三種の神器≫
八咒鏡、草薙の剣、八坂瓊曲玉の3つ。どこかの国に隠されている。
平面モード。迷路になっているため、手際良く進まないと時間切れになってしまう。
■初心者向け攻略メモ
最短攻略ルートは
地獄1→地獄2→長門→豊前→豊後→伊予→讃岐→淡路→備前→播磨→摂津→丹波→
山城→京都→若狭→越前→越中→信濃→甲斐→駿河→武蔵→相模→鎌倉 の順です。
横モードの動く岩や要石に乗っている時は降下中にジャンプできなくなるので気をつけましょう。
琵琶法師殺しや弁慶大落下など、面白い裏技もたくさんあるので関連サイトで調べてみてください。
※攻略や裏技はこちらのサイトでどうぞ → GAME de LINK
1コインクリアの難易度 ★★★★★ 1周にかかる時間=約20分
最短攻略ルートとボスの倒し方、横モードで穴に落ちないコツを覚えてしまえばそれほど
難しい所はありません。アーケードのアクションとしては比較的簡単な方だと思います。
≪近年の移植作品≫
「ナムコミュージアムVol.4」「Wiiバーチャルコンソール」
Arcade Fan
http://www.geocities.jp/arcadon765/genpei.html
1986年
今週は1986年の時代にタイムスリップしたよ。
1986年と言ったらこのゲームをやるしかないわね。
え?なになに?
滅びし平氏の恨み・・・忘れたわけではあるまい・・・ヒャッヒャッヒャッ!
うわーっ!お姉さんがゲームの中に入っちゃったー!!
あたしはここにいるわよクソボケが!(怒)
な~んだ。ナムコの源平討魔伝だったのか。
このゲームはアクションゲームの中でもあたしのお気に入りの1つなのよ。
源平合戦。日本人なら誰でも知っている天下分け目の大合戦だ。
でもこのゲームの舞台はそんな源平合戦にあらず。
源氏との戦いに敗れた平家。そんな平家の一人、平景清が地獄の底から甦り、
怨み深き源氏に復讐すべく鎌倉を目指すという山田風太郎の小説のようなストーリーが痺れるよね。
景清を待ち受ける源氏の一門もなぜか魔道に落ちているのよね。
弁慶、義経、琵琶法師、頼朝…などなど魅力的なキャラクターが独特の魔臭を放ってデザインされているわ。
この世界観だけでも小便垂れるほどにカッチョイイーーッ!!(ジョーーー・・・)
つーか、もう垂らしる!垂らしてる!
地獄からスタートして、各地名ごとに日本地図を鎌倉に向けて登っていくの。
ステージごとに通常の横スクロールアクションステージ、トップビューのアクションステージ、
デカキャラの格闘アクションステージに分かれているってわけ。
これらがテンポよくポンポンと進むのよね~。
お姉さんの肌年齢もテンポ良く老化してるけどね。
ロウソクの本数で表された体力が無くなるとゲームオーバーよ。
また、刀にも耐久力があって、攻撃すると減っていくの。
無くなりはしないけど攻撃力が下がってしまうから、意図的に耐久力UPアイテムを集めていかなければ攻略は難しいのね。
だけど難易度は決して高いってわけじゃなくて、
攻略ルートを覚えてしまえば1コインで京都(全体の真ん中ぐらい)までは到達出来ると思うわ。
ああ、言いたい事が多過ぎて舌噛みそう。(ブチッ)
今日のお姉さんはいつもよりも饒舌だね。
つーか、もう噛んでる!噛んでる!
それとこのゲームにとって効果的に使用されているのはボイスよね。
「ヒャッヒャッヒャッ」とか、
「諸行無常」とか、
「バーカめぇっ!」とか、
「これで勝ったと思うなよ」とか、
「ウヒョーヒョヒョヒョヒョーッ(義経)」とか。
「お前の力はそんなものか!」とか。
うわーっ!お姉さんが二人いるーーっ!!
違うっつってんだろうが!
と・に・か・く。
…何年経っても耳にこびりついて離れないのよね~。
興奮し過ぎてゲロ吐きそう。(エレエレエレ)
もう・・・女やめちゃえ。
やあ、みんな元気かい?帝王のお兄さんだよ。
この『源平討魔伝』というゲームは、抜群のセンスで和風魔界を作り出し、
奇跡の構成力で高品質のアクションゲームを作り上げてしまった傑作だね。
このゲームを初めて知ったのは『マイコンBASICマガジン』という雑誌で組まれた特集記事だったな。
めくるめく和風な物の怪(もののけ)ワールド。『黄金の城』に匹敵するデカキャラ同士の剣舞。
記事見ただけでちびりそうになったのは事実さ。
完成度の高いゲームというものは、時代が経過してもそれが古くならないものだと思うね。
この『源平討魔伝』も、グラフィック的にもシステム的にもそれを感じない一作だ。
“源平プロジェクト”と呼ばれたこの開発チームは、のちに『超絶倫人ベラボーマン』を生み出す事になるんだ。
さて、そんな『源平討魔伝』だけど、PCエンジン、X68000、プレイステーション(ナムコミュージアムVol.3)、
といった機種にそれぞれ高品質な移植がなされているよ。強いて言うなら68版が一番イイかな。
だけどPCエンジン版でこの作品の魅力を再確認した人が多いんじゃないかな?
こうした移植には恵まれた本作だけど、シリーズ化にはことごとく失敗しているね。
なぜかスゴロクゲームになってしまったファミコン版とか、
単なる大味ゲームと化してしまったPCエンジンの『源平討魔伝 巻の弐』とか。
何か不可思議な力でも働いたんだろうかね(^^;
次回もまた見てね~!
大帝王時代
http://enjoy.pial.jp/~tei2/
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