2003年2月3日月曜日

[機器][携帯電話] NEC/Docomo N2051 ~FOMAケータイ





[機器][携帯電話] NEC/N2051 ~FOMAケータイ
FOMAの「N」と「P」にまた電卓機能の不具合
NTTドコモは,FOMA端末「N2102V」「N2701」「N2051」「P2102V」の4モデルにおいて,電卓機能で連続した四則計算を行なった場合に,条件によって誤まった計算結果が表示される場合があることを明らかにした。
今回の事象は,電卓機能において,連続した四則計算などを行なった場合に,特定の条件下で誤まった表示結果になるというもの。例えば,「5÷2÷2」と入力して,最後の「2」を一旦クリア「C」して,再度「2」を入力すると計算結果が「12.5(正しくは1.25)」と表示される。
FOMA端末では,今年5月にも「P2102V」「N2051」で電卓機能に不具合が確認されている。今回のバグは,5月のバグが修正された端末でも発生するとのこと。
バグが発生したNECとパナソニックの端末は,端末OSが共通のものとなっている。
NTTドコモでは,今回のバグについて順次無償でサポートするという。対処方法や対応時期については「検討中」としている。
関連記事
・ ドコモの「P2102V」「N2051」,電卓機能に不具合
(津田 啓夢)
2003/08/20 20:01
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/

ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/15303.html
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/14807.html
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm

[機器][携帯電話] Panasonic/P2102V ~リボルバースタイルFOMAケータイ



[機器][携帯電話] Panasonic/P2102V ~リボルバースタイルFOMAケータイ
FOMAの「N」と「P」にまた電卓機能の不具合
NTTドコモは,FOMA端末「N2102V」「N2701」「N2051」「P2102V」の4モデルにおいて,電卓機能で連続した四則計算を行なった場合に,条件によって誤まった計算結果が表示される場合があることを明らかにした。
今回の事象は,電卓機能において,連続した四則計算などを行なった場合に,特定の条件下で誤まった表示結果になるというもの。例えば,「5÷2÷2」と入力して,最後の「2」を一旦クリア「C」して,再度「2」を入力すると計算結果が「12.5(正しくは1.25)」と表示される。
FOMA端末では,今年5月にも「P2102V」「N2051」で電卓機能に不具合が確認されている。今回のバグは,5月のバグが修正された端末でも発生するとのこと。
バグが発生したNECとパナソニックの端末は,端末OSが共通のものとなっている。
NTTドコモでは,今回のバグについて順次無償でサポートするという。対処方法や対応時期については「検討中」としている。
関連記事
・ ドコモの「P2102V」「N2051」,電卓機能に不具合
(津田 啓夢)
2003/08/20 20:01
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/

ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/15303.html
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/14807.html
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm

[機器][携帯電話] NEC/N2701 ~FOMAケータイ




[機器][携帯電話] NEC/N2701 ~FOMAケータイ
FOMAの「N」と「P」にまた電卓機能の不具合
NTTドコモは,FOMA端末「N2102V」「N2701」「N2051」「P2102V」の4モデルにおいて,電卓機能で連続した四則計算を行なった場合に,条件によって誤まった計算結果が表示される場合があることを明らかにした。
今回の事象は,電卓機能において,連続した四則計算などを行なった場合に,特定の条件下で誤まった表示結果になるというもの。例えば,「5÷2÷2」と入力して,最後の「2」を一旦クリア「C」して,再度「2」を入力すると計算結果が「12.5(正しくは1.25)」と表示される。
FOMA端末では,今年5月にも「P2102V」「N2051」で電卓機能に不具合が確認されている。今回のバグは,5月のバグが修正された端末でも発生するとのこと。
バグが発生したNECとパナソニックの端末は,端末OSが共通のものとなっている。
NTTドコモでは,今回のバグについて順次無償でサポートするという。対処方法や対応時期については「検討中」としている。
関連記事
・ ドコモの「P2102V」「N2051」,電卓機能に不具合
(津田 啓夢)
2003/08/20 20:01
NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/

ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/15303.html
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/14807.html
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm

[ゲーム] タイトー「究極ハリキリスタジアムEZweb版」~EZweb向けケータイゲーム




[ゲーム] タイトー「究極ハリキリスタジアムEZweb版」~EZweb向けケータイゲーム
タイトー、EZweb向けゲームに「究極ハリキリスタジアム」など
タイトーは、同社のEZweb向けゲームサイト「タイトーゲームエキスポ」内の「オトクアプリ」のコーナーで、「ふわぽん」「究極ハリキリスタジアム」の2タイトルを8月13日より配信する。利用料はそれぞれ1ダウンロード105円(税込)の従量課金制となっており、ダウンロード後は追加料金なしに遊ぶことができる。アクセスは公式メニューの「ゲーム」→「総合」から。
「ふわぽん」は、風船の主人公「ふわぽん」を操作して、「ふわぽん」から出されるエアーを「トゲポン」に当てて移動させ、同じ色の「トゲポン」を2つ以上くっつけて消していきながら進んでいく新感覚のアクションゲーム。シンプルな内容でありながら、ふわふわ浮かぶカラフルなキャラクターによる様々なアクションにより、何度プレイしても飽きないつくりとなっている。
「究極ハリキリスタジアム」は、1988年に家庭用ゲームとして同社が発表した野球ゲーム。携帯電話向けにキャラクター、操作性を一新し、ユーザーの好みで攻撃型、守備型、機動型、平均型のチームを選択、地区予選からトーナメントを戦う。勝ち進むごとに獲得するポイントで選手たちを更に育成していき、全国大会での優勝を目指す。
(太田 亮三)
2003/08/12 13:51

タイトー 
http://www.taito.co.jp/stop/mobile/

ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/15234.html
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/08/14/niti.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/07/06/cast.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm


[機器][携帯電話] 京セラ/AU A5305K~リボルバースタイルケータイ





[機器][携帯電話] 京セラ/AU A5305K~リボルバースタイルケータイ
au,リボルバースタイル「A5305K」の一部に不具合
A5305K
KDDIは,リボルバースタイルが印象的な京セラ製端末「A5305K」のユーザーに対し,不具合などを感じた場合に最寄のauショップで点検・修理を受けるように促がす内容のダイレクトメールを送付した。
同社は,A5305Kユーザーから今年7月末までに約480件の不具合などの問い合わせを受け,今回のダイレクトメールによる通知に踏み切ったとしている。
ユーザーは不具合などを感じた場合に,auショップで無料で点検・修理を受けられる。
なお,点検・修理には1週間ほど端末を預ける必要があるが,ユーザーには代替機で対応する。代替機の機種はショップの在庫状況などによって異なるとのこと。点検・修理の際もアドレス帳など端末内のメモリに影響はないという。
KDDIでは,今回の不具合をソフトウェアのバグではないとの認識を示している。ユーザーからの問い合わせは,「ボタン入力ができない」「ディスプレイが表示されない」といったものが多く,同社では端末内部の接続工程に問題があったと見ているようだ。
それに加えて,「ユーザーは無理にでも片手で開きたくなってしまう」としており,リボルバースタイルという独特の端末デザインが少なからず影響している点を指摘した。
なお本誌,8月8日のEZweb端末価格調査でも触れたが,KDDIでは先週,今回のユーザー通知の前に量販店などの店頭在庫や流通在庫を回収し,A5305Kのチェックを行なっている。
現在店頭で販売されているA5305Kはチェック済みの製品ということになる。
KDDIによれば,7月末時点でのA5305Kの販売台数は約67,000台とのこと。
URL
auからのお知らせ
http://www.au.kddi.com/news/au_top/information/au_info_20030806192710.html
関連記事
・ au,液晶画面が180度回転するカメラ付きムービーケータイ「A5305K」
・ A5305Kが販売再開
(津田 啓夢)
2003/08/12 14:27

ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/15235.html
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/14807.html
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm






2003年2月2日日曜日

[機器][携帯電話] Sony/Docomo SO505i~メモリースティックDuo対応の180°ケータイ







[機器][携帯電話] Sony/Docomo SO505i~メモリースティックDuo対応の180°ケータイ
ケータイ付きデジカメ!? 「SO505i」
スタパ齋藤
■ 505iにピンと来ないワタクシ
NTTドコモ「SO505i」。この変形で変身で変態な感じの構造が斬新!
キターッ!!ドコモの505iシリーズ!!
どうする何にするどの端末買う!?などと巷ではヒッジョーに大きな話題となった“究極の進化形携帯電話”こと505iシリーズ。
……でも、なんか、俺の場合、ハッキリ申しまして、どーもピンと来なかった。
505iシリーズ共通の新機能は、それぞれ目を引くものがある。例えばFlashへの対応。従来のチープなアニメーションと比べたら、非常に表現力が豊かだし、ページやアプリケーションのインターフェイスとしても大いにメリットがある。と同時にデータ記憶容量もFOMA端末並みに増え、Flashデータはもちろんiアプリ等のデータやコンテンツを、さらに余裕をもって扱えるようになった。
ハードウェア的なところでは、QVGA液晶搭載、外部メモリカードスロット搭載、カメラ機能搭載、赤外線リモコン機能搭載あたり。全機種QVGAですかっ!!んーむ赤外線リモコン機能はけっこー愉快なんだよなぁ……そしてカメラ機能&外部メモリで便利そう!!
とは思うわけだが、俺ったらiアプリとかわりと即飽きちゃうヤツだし、外部メモリとか精細液晶とかカメラって……他のキャリアの端末でもあったりして……そっちのほーがメールおよび画像添付メール使いやすかったりするし……と一瞬高まった物欲が速攻で醒めちゃったりして。
いつものよーに、くわッ!!最新機種シリーズ!!ほほほ欲しい!!欲しいぜ欲しいぜ欲しくてキシャーッ!!ポチっとな!!的な勢いに達するほどは、ピンと来なかった。……ソニー・エリクソン製の端末はちょっと興味があるが、んーむ、どーしよっかな~っと。
中途半端な興味を持つローテンション電話野郎となった俺だったが、505iシリーズのソニー・エリクソン製端末を知ったら、ほんの少しだけテンションが上がった。おおっ久々に変形で変身で変態な感じの構造!!斬新ですな。興味深いですな。
そして、実際にそのSO505iをドコモショップ店頭で触ってみたら、んがッ!!俺のゴーストが財布のジッパーに手をかけろと言う!!そして支払った!!すなわち買ってしまったのかーッ!?てなわけで今回は、俺がピンとキちゃった505iシリーズこと、SO505iについて。
■ どうなのこの携帯……じゃなくて形態
携帯時の折りたたみ?状態。液晶画面が露出しているが、はじめから保護フィルムが貼り付けてあるので比較的安心
SO505iを買ったのは、180°スタイル(ワンエイティスタイル!?)と呼ばれる端末の回転ギミックを“やってみたかった”からであり、携帯電話らしからぬデジカメ機能も“やってみたかった”からだと言えよう。さておき、まずは180°スタイルから。
Webサイト等でその独自の端末形態を知り、考えた時は、ハッキリ言って使いにくそーだと思った。だってテンキーにアクセスするのにいちいち端末回転させるわけでしょ!?ジョグダイヤル等がいつも表に出っぱなしなわけでしょ!?そして液晶面がいつも丸出しなわけでしょ!?使うのにヒジョーに都合が悪そうだ。
が、ドコモショップ店頭で実物に触れると、なるほど、机上の空論っつー言葉の存在を改めて思い起こした。
店頭でいじくってみると、むむむ!!この180°スタイルは、ななな何と片手でクイッと回転させられる!!アレだアレ!!クライミング用ナイフを片手で開くあの感覚でシュキャッ!!と開く!!くぅ~っ、カッコイイ!!
また、意外なほどボタンを誤操作しないこともわかった。机上の理屈においては。恐らくジョグダイヤルを不意に回しちまいまくり(回すとアドレス帳が表示されるヨ!!)で、ヘタすると不意に発信しちゃうカモ!?と考えていたが、SO505iのジョグダイヤルは他のソニー・エリクソン製端末のそれとは違い、やや凹んでいると同時にダイヤル上部に誤操作防止と思われる出っ張りがある。ので、軽く表面を撫でた程度では動かないよーになっている。
液晶面が常に丸出しな端末なので、液晶面への傷は……これは予想したとおりだが、まあ最近の端末は最初から透明度の高い保護フィルム貼ってあったりするし、いいかな、てなわけで、店頭でピンとキて買った拙者なのであった。
買って帰って早速使用開始してみたら、なるほど、世の中そんなに甘くないというフレーズの存在を改めて思い起こした。
結論から言えば、180°スタイルは、ナイフを片手で開くような感じでは、開いてくれないのであった。恐らく店頭にあったサンプル端末(実動機でしたけどネ)は、多くのお客によってクルクル開かれて、ヒンジ部分が適度に緩くなっていたのだろう。なので、片手の親指だけでシュキャッ!!と軽快に開けたのだ。
が、ピカピカ新品SO505iの場合、ヒンジ部分がけっこー固い。片手の親指だけで開こうとすると、いつもだいたいテンキーなどのボタンを押してしまう。俺の場合、1と2、あるいは4と2を押してしかうケースが非常に多く、左手片手親指開きを行なうと、ピポとか音がして画面上に12とか42とか表示されつつ発信直前状態になっているのであった。まあその直後にオンフックボタンを押せばいいだけなので、大した問題ではないですけど、前の表示モードがキャンセルされるとか、細かなスムーズ感がなくてウザい感じはする。
アンテナの収納も凝ったデザインになっている
■ 意外にイイかも180°スタイル
ソニー製SO505iであるから記録メディアは当然メモリースティックDuoを採用
180°スタイルという新ギミックに対する不満は、今のところ“片手での開きにくさ”という点くらい。これはいずれヒンジ部がヘタってきた頃解消されるよーな気もしている。それ以外については、この180°スタイル、思ったよりも使いやすいと感じている。
例えば発信と着信だ。SO505iは閉じた(というか短い)状態でも通話できる。が、やはり通話時は端末を開いた(というか長くした)状態にするベキなんだろうなァと思っていたが、実機を見たり使ったり舐めたり嗅いだりしていたら、ああそうか、開いた状態でも閉じた状態でも“同じ”だ、と。
てのは、SO505iのスピーカーとマイクの位置。スピーカーは液晶上部にあり、マイクはちょうど回転部分の下に隠れている。比較的に多くの二つ折り端末は、イヤホンが液晶部パーツの上方、マイクがテンキー部パーツの下方にあって、開いた状態だとイヤホンとマイクがちょうど耳と口の位置に来る。しかしSO505iの場合、マイクがヒンジのところにある二つ折り端末と同じように、開こうが閉じようが、イヤホンとマイクの位置関係は変わらない。ので、通話時に端末を開いた状態にしても、別に特になんかメリットがあるわけではないのだ。
逆に、通話時には口から若干マイクの位置が離れてしまう(頬のあたりにマイクが来ちゃう)ので、俺的印象から言えばSO505iで通話すると“相手に声が伝わりにくいことが多い”と感じた。具体的には通話相手から「あ、すいません、もう一度言ってください」と言われる頻度がやや高めで、要は声が小さめに伝わりがち。スピーカーとマイクの距離がストレート端末よりも短いかもしれない端末なので、まあそのあたりはしょうがないかもネと諦めたりして。
さておき、閉じたままでも通話ができるのは、結局便利である。まず着信を受ける場合、電話がかかってきても端末を開く必要がないこと。オンフック以外のボタンを押せば着信を受けて通話ができる状態になる。キーロック状態ならオフフックボタンを押すだけだ。
発信時は、電話帳に番号を登録してさえあれば、他のソニー・エリクソン製端末と同様にジョグダイヤルの操作のみで電話をかけられる。もちろん、そのときもSO505iを開いた状態にする必要はない。
細かいコトではあるが、このスムーズさはストレート端末と同じだ。大きな液晶画面を搭載でき、かつ、テンキー部分に余裕を持たせられるというメリットがある二つ折り端末の難点のひとつは、通話時に端末を開かなきゃイケナイという点。コレがイヤで現在もストレート端末派って人は少なくない。で、SO505iの場合、閉じた状態のままで発信も着信もできる。通話操作のスムーズさはストレート端末並み……いやジョグがあるからソニーのストレート端末(ってもう売ってねーか)並みに良いと言えよう。
てなことを実感すると、なるほどもしかするとこの180°スタイルってイイかも!!と思う。基本的には閉じたままでコンパクト&クイックに使えて、テンキーが必要な時だけ開く。二つ折り端末とストレート端末のメリットを両取りした、実は、よーく考えられたカタチなのかもしれない。
ちなみに、閉じた状態でのジョグダイヤル操作も予想以上に快適である。当初は、閉じた状態では画面の下、本体の端っこにジョグが来ちゃうので、なんか操作しにくいかも!?と思っていたが、特にそういうことはない。フツーに快適に使えますヨ!!ただ、開いた状態でジョグを使うと、テンキーとジョグの位置が(他一連のソニー・エリクソン製端末と比べて)若干離れているので、ビミョーに使いにくいよーな気もする。
■ ケータイ付きデジカメ!?
こう持つとまるっきりデジカメにしか見えない
実はSO505iを買うにあたって、背中をポンと押した人物がいた。それは拙者のメル友でありProToolsフレンドであり物欲仲間とも言えるラジオ番組ディレクターことコバジュンさんっつー人だ。その人、デジタルガジェットを発売日に速攻購入しちゃったりする人なのだが、SO505iも発売日ゲットであって、ゲット直後に「SO505iおもしろいっスよ~携帯電話というよりデジカメのオマケとして携帯電話が付いてる製品っぽい」というメールが、もちろん彼のSO505iから送られてきた。
ええっ!?カメラ付きケータイじゃなくて……ケータイ付きカメラってコト?そのニュアンスは聞き捨てならん!!ぜひ拙者もその触感を知っていきたい!!行くぜドコモショップ!!ということで本記事書き出しあたりの状態になる。なんか今までのカメラ付きケータイとは違いますヨという点に興味がわいた。
で、どんなモンかとSO505iのカメラ機能を使ってみたら、なるほどこれはケータイ付きデジカメかもしれないと納得した。それは外観であり、使用感であり、画質であり、機能であった。
外観的には、言われてみれば、SO505iはデジタルカメラそのものだ。iとかαとか他の電話関連マークを消したら、たぶん誰もがデジカメだと思うであろー。また、テンキー面裏側、レンズがある面なんざぁこれはもーサイバーショットUとよーく似ているわけである。しかも豪勢にレンズバリアまで装備。非常にデジカメっぽいケータイ付きデジカメと言える。ついでに本格的なフラッシュも付けちゃえばいいのに~と言える。でもそんなことしたら電池がもたないかも~と言える。
基本的な使用感もデジカメ然としている。カメラモードに移るには、メニューを辿るか、シャッターボタンを長押しすればいい。シャッターボタン長押しの場合だと、カメラモードへの移行時間(デジカメにおける起動時間ですな)はおよそ3秒弱。で、その後はフルオートデジカメな感じでシャッターボタンを押すだけで撮影できる。
SO505iのカメラ機能には、まあ他のカメラ付きケータイもだいたい同様だが、AFとかいう概念がないのでシャッターボタン半押しの概念もない。ので、シャッターボタンを押せば即撮影。レリーズタイムラグも非常に短いようで、けっこー動きのある被写体でも(十分に明るい状態なら)カンタン&キレイに撮れたりする。
撮影できる画像サイズはiショット用の120×120ドットと288×352ドット、505iシリーズの待ち受け画面サイズとなる320×240ドット、640×480ドット(VGA)、1280×960(半端なSXGA!?)となる。なお、1280×960ドットのサイズで撮影した場合、画像の保存時間には約7秒かかる。もーちょい速く保存して欲しぇーッ!!と思うが、イラつくほどでもない。
肝心の画質は、既に各Webサイトにサンプル画像が出ているので参照していただきたいが、っていうか撮った写真が比較的にプライベートっていうか肖像権保護のためっていうかお出しできなくて残念なんですけど、携帯電話で撮った写真とは思えないクオリティがある。明るい屋外などで写真を撮ると特にそうで、色鮮やかで十分に“思い出の写真”と言える画像になってくれそうだ。
ただし、やや暗い場所ではノイズっていうかザラザラ感が目立つ。また、レンズがパンフォーカスなのだろうか、被写体や被写体までの距離によっては微妙に“ネムい”画像になる=ピントの切れがいまひとつと思うケースがある。
だけれどもしかし、こういう解像度の写真が撮れちゃうとなると、他の30万画素前後の撮像素子を持つカメラ付きケータイの魅力はガコーンと下がってしまう。どーせ撮るならある程度高解像度のほーがいい───キレイだしツブシが利く。また、デジカメの代替えともなってくれる。
■ けっこーイケてるカメラ機能
メガピクセルを搭載しただけではなく、携帯電話のデジカメ機能として非常に高機能な設定や撮影モードを搭載しているのだ
あとですね、SO505iの主機能と言いたくなるようなデジカメ機能、ヘタなメガピクセル機よりもずっと高機能&便利かも!?と思わせる機能と使い勝手がある。
まず機能。ほとんどの機能をメールボタンで呼び出せて、各機能をジョグダイヤルを中心に変更・設定できる。機能としては、撮影モード(通常撮影、連続撮影、ムービー撮影、フレーム付き撮影)の変更、画像サイズ変更、夜景モード、セルフタイマー、ピクチャーエフェクト(ネガ、ソラリ、セピア、モノトーン)、保存先フォルダ選択、フォトライト、ホワイトバランス(オート、室内、蛍光灯、屋外)、スポット測光(!!)、シャッター音(3種)、オートカメラオフ(30秒、1分、2分、3分)、ファイル番号リセット、アルバム起動などがある。要は、携帯電話のデジカメ機能としては、ヒッジョーに高機能なのだ。
それから使用感。上記の機能群は、ソニー製デジカメと良く似たインターフェイスで使える。画面下に機能群がならび、そのひとつを選ぶと機能の内容がポップアップするというインターフェイスだ。ハードウェアインターフェイスの面では、ジョグダイヤルおよびその左右のボタン、それからiモードボタンとメールボタンの5つのボタンを非常にうまくデジカメ機能操作用に割り当てていると感じた。使用開始直後は若干戸惑うが、すぐに慣れ、実に快適に使いこなすことができる。ソニー製デジカメ使ったことある人なら一発で使いこなせそうな印象。それと、撮影時にはジョグダイヤルで露出補正ができ、ジョグダイヤル左右のボタンでデジタルズームを使用できるあたりも、んーむ、カメラとしてよくこなれている感じ。
26万色表示の2.2インチ液晶をファインダーとし、上記の各機能群を利用し、メモリースティックDuoに画像を保存でき、てなあたりで既に130万画素のサイバーショットUことDSC-U10を凌駕しまくっているSO505i。サムネイル表示可能なアルバム機能や画面の見やすさ、それから全体的な使用感を考えると、ちょっとしたデジカメ以上の扱いやすさがある。もちろんiショットなんかも使えるわけで、SO505iはやっぱりケータイ付きデジカメかもしれない。
てなわけで、一見キワモノ的に見えるSO505iだが、その形状は意外なほど理詰めで作られており、カメラ機能もバッチグー。また、携帯電話としての操作感・実用性を見ても、一連のソニー・エリクソン製端末と同様に使いやすい。ちょいと厚めで重めという難点と、電話関連機能のソフトウェアインターフェイスの表示が荒くてせっかくのQVGA液晶が生かし切れていないとも思うが、実際の使用感から言えばこのスタイルの端末が主流になってもおかしくないような気もする。
そー言えばWRISTOMOにしろSO505iにしろ、最近の端末メーカーはアグレッシブかも!!などと再び携帯電話系ガジェットにオモシロミを感じ始める今日この頃である。こういう風変わり端末がどんどん出てきて、市場がさらに活気づいていくと愉快ですな。
■ URL
 SO505i製品情報(ソニー・エリクソン)
 http://www.sonyericsson.co.jp/product/docomo/so505i/
 SO505iニュースリリース(NTTドコモ)
 http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0602.html
■ 関連記事
・ SO505i(サイバーシルバー)
・ ドコモ、「505i」シリーズを発表
2003/07/14 17:01

ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/14807.html
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm
















 

[通信] VoIP通信(IP電話)やってみた~スタパ齋藤・スタパMobile




[通信] VoIP通信(IP電話)やってみた~スタパ齋藤・スタパMobile   
IP電話は安いし簡単だし料金的にもナイス!!
スタパ齋藤
■ IP電話使ってみようかなぁ……
今年の2月から光ファイバー回線を使い始めた俺。具体的にはNTT東日本のBフレッツはニューファミリータイプだ。上りも下りも高速で快適!!とFTTHによるネット利用の快適さを堪能中である。
拙者環境の場合,Bフレッツでのスループット値は,フレッツスクウェアでの計測時(地域IP網内での数値ですな)は最速で81.65Mbps。最近はやや落ちて70Mbps前後という感じ。
速度計測サイトでの計測時(インターネット経由での数値ですな)は,ばらつきがあるが,50~60Mbpsという感じ。プロバイダーはぷららを使っており,地域IP網的エリアとしては埼玉になる。
さておき,Bフレッツとしてはかなり速いスループット値が出ているのだが,上記の数値くらい速いと“速すぎてムダ”だと言える。二股,三股,四股……と,多数サーバへと同時にアクセスしてダウンロード等しまくりな人なら良いが,ウェブ利用とメールとFTPくらいしか使わない拙者=だいたいいつもひとつのサーバに対してアクセスするという使い方なので,70Mbpsとかゆー速度が出ても,その速度を生かせるサーバなんざぁちっともありゃしねえ!!せっかく速度出てるのに超モッタイナイ!!と。
そして突然話は変わるが,最近なーんか電話代がかさみがち。細かい話は端折るが,家の電話から県外通話しまくりなのだ。仕事上の打ち合わせや連絡でかな~り電話代がかかっちまってる。月に平均して2万円くらいだろうか。明細を見ると,県外通話のところでガガガッと料金が嵩んでいる。
で,前述の“過剰スループット値モッタイナイ説”と,この“電話代モッタイナイ説”。両方同時に考えた瞬間浮上するものと言えば,IP電話だ。余ったスループット値をIP電話の帯域として使っていきたい!!そしてIP電話で通話しまくって電話料金を節約したい!!てなわけで,IP電話に手を出すことに。
■ 安いし簡単だし!?
NTT東西が5月からフレッツユーザー向けに提供を開始した「VoIPアダプタ」
IP電話というのは,ご存じのように“IPを利用した音声電話サービス”だ。IPネットワーク技術を使った音声電話サービスは全部IP電話で,インターネットを電話回線代わりに使ってお話しちゃえというインターネット電話もこれに含まれる。でもまあ,今の状況でIP電話と言えば,電話回線代わりに使うのは専用のIP網を使ったサービスだろう。つまり,VoIP専用のネットワークを使って通話(というか音声データの送受信)をするので,ある程度は帯域が保証される=音質が良くて音声遅延なんかも超少ない……と言われている。
ていうかソレってホント!?音質いいの?遅延ないの?これまでいくつか,ネット経由でのリアルタイムなコミュニケーションシステムを試した俺だが,いつもだいたいギリギリのクオリティとパフォーマンスだった。用途を考えて工夫すれば,まあまあ使えるかも,みたいな。このテレビ電話システムはスゲェ!!このボイスチャットは素晴らしい!!とかいうサービスには全然遭遇できなかった俺なので,IP電話に対しても少々不安があったりして。
ともあれ,試してみなきゃわからない。さいわい,フレッツでIP電話を使うためのアダプタ類は,けっこー安い料金でレンタル可能。また,現在使っているプロバイダーのぷららはフレッツのIP電話サービスに対応しており,通話料金以外は実質的に無料。ダメモトで手を出しやすい状況にあるので,スコッと申し込みを済ませた。
実は,申し込みから少々待たされた。なんでもIP電話用アダプタの出荷が遅れたとかで,一カ月くらい待った感じ。もしかしてIP電話大人気?申込者殺到?あるいはアダプタの不具合とか!?まあさておいて,アダプタが届いたので,早速セットアップ……したらスコッと終了。
使っているルータはNTT-MEのBA8000Proで,これがUPnP対応だったので,ルータ方面の心配は何もせずに済んだ。IP電話のためのアダプタとしてはNTT東日本のVoIPアダプタをレンタルしたが,こちらの設定もウェブブラウザからツツツッと行なえた。また,ぷらら側の申し込み・設定も容易で,ウェブページ上のガイドに従って個人情報等を入力していくと,VoIPアダプタ上の設定が自動的に行なわれるという感じ。ふうぅぅぅぅ~ん,IP電話ってこんなに簡単に使い始められちゃうんですな,と意外に思った2003年6月1日であった。
■ おおおっ!!使えるじゃん!!
さぁさぁ準備完了だぜ使うぜ試すぜ通話するゼ!!いろんな人に電話をかけまくった。いわば通話マニアモード。
何よりも意外だったのが,通話品質の良さである。結論から言えば,音質は非常に良い。クリア。声がキレイに聞こえてくるし伝わっている。話し声はもちろんしっかりやり取りできて,それ以上に,例えば相手が何かを飲む音や,相手の部屋の小さな物音まで聞き取れる(電話機の性能ってのもあるとは思いますが)。以前試したパソコン対パソコンのインターネット電話とは全然別物という感じっていうか,IP電話の音は電話の音質として十分認められる。
ちなみに,かけた相手には最初IP電話だっつーコトを知らせていなかった。で,こちらが真相を打ち明けるまで,その全員(って十人くらいですけど)が一般の加入回線からの通話だと思いこんでいた。それほど違和感ナシってわけですな。ついでに「IP電話だと思って音質とかを聞いてみて,違和感ありますか?」と言っても,なにか特に指摘を受けることはなかった。
が,ただひとり,「ある!!凄い違和感だ!!声がロボットボイスになってるしマトリックスのスミスさんに盗聴されているし電話が切れると死ぬ!!」と言ったのは地獄から来た死と惨劇の念力絵師金子ナンペイさんなのでこれは狂言だなぁと思った。
もうひとり,「アンタいつも電話の話ばっかりだよ!!この電話マニア!!ちったぁオレのケータイのことも考えてよ!!電池がすぐ切れるよ!!予備電池ちょうだい予備電池ちょうだい予備電池ちょう(以下無限ループ)」と答えたのは地獄から来た死と惨劇と電池切れの編集者アカザーさんだったから電池切れのままほっとこうと思った。
ただ,IP電話だっつーコトを意識しまくって重箱の隅を徹底的につつくようなことをすると,まず微妙な遅延があるような気がする。えーとですね,フツーの電話で電話してると,受話のボリュームなどによっては,向こうに伝わったこちらの声が再度こちらまで戻って聞こえることがあるじゃないスか。一般の加入回線なら,ちょっと反響がかかったように聞こえる状態。音のフィードバック,とでもしておこう。
IP電話の場合,音のフィードバックが,一般の固定回線とは少々違う。反響するという印象ではなく,ほんの一瞬のごく一瞬,遅れて自分の声が小さい音で跳ね返ってくる感じだ。その音を聞くと,「あ,IP電話だからかな!?」と思ったりする。しかし,多くのケースでフィードバックせず,しても非常に小さい音なので,よーく注意していなければわからないし,聞こえてきても気にならない程度だ。原因が電話機によるものなのか,あるいはネットワーク上の何かなのかはイマイチわからないが,まあわかんなくてもいーかなと思えてしまうくらいの,些細な事柄だ。
それから音質に関しては,ISDNの加入回線やPHSと比べると,IP電話は時々ホワイトノイズのようなノイズが聞こえる時があり,また,たまーに超一瞬だけ音が途切れたりノイズになってしまう時がある。要するに,ISDNやPHSでの通話と比べると,ほ~んの少しクリアさに欠けるという音質だ。でも,ハッキリ言ってイイ音だし,通話に支障は全然ナシ。
ノイズは,ISDNでの通話と聞き比べないとわからないレベルのもので,常に聞こえるわけでもない。ある程度聞こえがちなケースでも「相手がエアコンを使ってるのかな」くらいの音だ。音声の途切れは,インターネット経由のボイスチャットや携帯電話にあるような大きな途切れではなく,ほんの一瞬のもの。「コンチクショウのクソッタレ」というフレーズが「コンチクショウの_ソッタレ」に聞こえるかそれ以下程度なので,実用上問題はないと思う。なお,この途切れ部分が一瞬「ザッ」というノイズとして聞こえることもたま~にある。
ともあれ,IP電話の音質は予想外に良かった。実用的。これなら常用の電話として十分に使えると感じた。
■ 料金的にもナイス!!
マジな話,県外に電話をかける頻度が非常に高い俺の場合,IP電話の通話料金は非常に有り難い
前述の“地獄から来た死と惨劇の念力絵師金子ナンペイさん”は文字通り絵師だが,この人と電話することが多い拙者。彼が登場するコラムのネタを取材(!?)したり,イラスト関連の打ち合わせをしたりするのに,電話をかける。
で,拙者から金子さんに電話すると,昼間は3分で40円,夜間は3分で30円の通話料金がかかる。通話している時間はまちまちだが,たいていの場合は30分以上,長いときは1時間以上通話している。
それから,前述の“地獄から来た死と惨劇と電池切れの編集者アカザーさん”ともたびたび電話する。仕事や趣味絡み等々で。通話料金は金子さんにかけるのと同じで,頻度・長さも金子さんとの通話と近いものがある。
その他,仕事関係知人関係の不特定多数に通話し,その多くのケースが金子さんに電話するのと同じ料金がかかる。マイライン等を使ったり,必要以上に通話しないようにするなど,通話料金節約もしているが,でも,結局,なーんか毎月1万円くらいの通話料金(基本料等は除く額)がかかっており,忙しい時期には2万円近くの通話料を払っている拙者。
IP電話の通話料金は,ぷらら(ぷららフォン for フレッツ)の場合,このよーな料金になる。一般の加入回線なら3分で8円。一方,拙者がこれまで加入回線でかけていた料金は(上記の“かけがちな相手”の場合で)3分40円(夜は30円ですけど)。昼間の通話料金は1/5になる。
IP電話だと念力絵師金子に1時間電話しても160円!!これまでは800円!!夜間でも600円!!IP電話だと440~640円もお得!!このお得感が一ヶ月のうちに何度も何度も到来!!これ気分ヨシ!!非常にヨシ!!通話料金のストレス激減!!って何か電話のCMみたくなってますけど,マジな話,県外に電話をかける頻度が非常に高い俺の場合,IP電話の通話料金は非常に有り難いのであった。
使っていてひとつ不便だと感じるのは,発信までにやや時間がかかること。ISDNなら,TAの設定で[電話番号]+[#]とダイヤルしたりすれば,即,発信する。が,拙者が使っているタイプ・機器では,ダイヤルし終えた時点から数えて,IPでの発信に7~8秒,加入回線経由(VoIPアダプタの自動判別による)で20秒近くかかる。急いで電話をかけたい場合,この発信までの時間にはちょいとイラつく。
■ IP電話で複雑な心境です
ところで,ぷららフォン for フレッツの場合,ウェブサイト上で通話明細を見られる。電話をかけた相手の番号,通話開始・終了日時,通話時間,それから通話にかかった料金の一覧表だ。一般の加入回線の通話料金のことを考えつつ,この通話明細を見ていると,もーホントにIP電話ったらお安くて嬉しいったらありゃしやがらねえ拙者なのかーッ!?と喜べるわけだが,同時に,電話をIP電話だけに絞りたいような気がしてくる。
しかし,IP電話はまだまだ“電話としての汎用性”に欠ける。てのは,現在のところ,かけられる電話番号に制限があるからだ。1で始まる番号はダメ=110番や119番にかけられない。携帯電話やPHSにもかけられない。0120のフリーダイヤルにもかけられない。それから,ぷららフォン for フレッツだと,一般の加入回線から050で始まるIP電話番号へもかけられない。
IP電話はADSL回線とセットで使うユーザーが多いわけだが,その場合,ADSL回線自体がインターネット接続用とIP電話用と通話用にまとまるので,違和感はない。安く発信するならIP電話,特殊な番号への発信はADSL回線のアナログ通話,インターネットするのもADSL回線。IP電話ではかけられない番号があるが,その場合はADSL回線で従来と同様に通話できるから,IP電話自体に電話としての汎用性がなくても大した問題ではない。
ちなみに発信については,IP電話で発信可能な番号の場合はIP電話での発信となり,110番などの場合は自動的にアナログ回線(やIP電話アダプタに接続した一般の回線)での発信となるので,意識して回線を使い分けることはしなくて良い───フツーの電話と同じよーに,フツーの電話機で,フツーにダイヤルすれば使えるのだ。
なので,現状では,ADSLユーザーがIP電話を導入することは良いことばかりな感じ。ADSL回線=アナログ回線に,激安で電話をかけられる新たな方法が加わるだけの話だ。
が,俺の場合,ADSLではなくFTTHなのだ。FTTHはADSL回線のようにフツーの電話回線としては使えないのだ。すなわち,FTTHとは別に,何かしらの電話回線がないと困っちゃうのだ。んじゃあその問題を,FTTH上で実現可能なIP電話で……とはいかないのだ。
前述のように,IP電話だけだと,かけられない番号がけっこーある。またその番号にはかかってもこない(今のところは)。FTTHユーザーである俺にとってのIP電話は,単に激安で電話をかけられる“だけ”の存在。ADSLユーザーにおけるIP電話のように「ウチのADSL回線にIP電話機能が加わってお得感倍増な感じ!!」ではない。
俺の場合は,「ウチの光ファイバー回線にIP電話機能が加わったけど,ISDN回線は結局まだ必要だけど,でもISDN回線で通話することすげー少なくなったけど,でもでもISDN回線の基本料金とかは従来と一緒だけど,でもでもでも携帯電話を家の電話にしちゃうってのもありだけど,でもでもでもでもIP電話事情これから激変したらあーもースッキリしねえなぁもう!!」という複雑な心境だ。
IP電話に一般加入回線的汎用性が備わるのを待つばかりの拙者です。
■ URL
 「ぷららフォン for フレッツ」サービス情報
 http://www.plalaphone.com/flets/index.html

ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm











スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し,高校時代にコンピュータ野郎と化し,大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。
特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。
収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。

ケータイ Watch
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/06/14/jphone.htm
http://k-tai.impress.co.jp/news/2001/05/11/so503i.htm