[通信][pc] ISDNルータを使った家庭内LAN~K's tips
▼家庭内LANのこーちく
VAIOが届いたその日,LAN計画が発動した!と言っても,恥ずかしながら,ほとんど知らない。シロートそのもの。なにをどうするんだろう。そこで,兎に角,PCデボに行くことにした。
まずは,LANのボードを買う。デスクトップ用のと,ノートPC用と,2種類,一個ずつ買う。この程度は知っている。
しかし,...100MB対応のものが出てきているが,それらはとても高い。みんな,1万円以上する。店員さんに聞くと,「自宅でも会社でも,10mb/sで十分です。」と言われた。それなら安い。
デスクトップ用のLANボード。CoregaEther PCI-Tで\1,970。
ノートPC用のLANカード。Corega Ether PCC-Tで,\4,970なり。ところで,このCoregaって有名なのだろうか?(知らないのだ)。
さて,このあと,ケーブルでつなぐのだから,ケーブルが要る。店員さんに聞くと,「ストレートケーブルを買って下さい」と言う。「それ以外の種類は有るんですか?」「クロスケーブルが有ります。ケーブルの中で,線がクロスしてるんです。ストレートは,クロスしていません。」「クロスケーブルは,どんな時に使うんですか?」「直接コンピュータ同士をつなぐときに使います。ハブやルーターを使うときは,ストレートでつなぎます。」
そうかぁ,と言うわけで,LANでは,ストレートケーブルとなる。クロスケーブルと表示していないケーブルが,ストレートだそうだ。(「ストレート」とは出ていない)
これで,\670×2となる。(3mで\470)。
ちなみに,後で,クロスケーブルも買ったのだが(後述),よく見ると,その違いが分かる。
ケーブルの色が同じように並んでいるのが,ストレートケーブル。
色が並んでいないのが,クロスケーブル。ストレートケーブルの同じ長さに比べると,\200高い。
さて,ケーブルも手に入ったし,今度はハブだ。hubは,「車輪の中心部」のことだが,早い話,たくさんのケーブル同士(コンピュータ同士)を接続する,便利な箱だ。むかし,ビデオ3台をつないで,一台から,2台へダビングするAVセレクターが有ったけど,いわば,ハブはそのパソコン版だ。いろいろな種類があった。いまは,スケルトンが流行っているので,やはり,Coregaのものにした。
これで,\3,700。一番左側は,カスケード接続(デイジーチェーン接続みたいに,ハブとハブをつなげる)時に,使う。実は,通常ここは,クロスケーブルでつなぐ,と本で読んだのだが,この機械は,クロスでも,ストレートでも接続できるらしい。
訂正12/27
ハブ同士をカスケードポートでつなぐ場合はストレート,ハブ同士を通常のポートでつなぐ場合はクロスらしい。
写真の真ん中辺りに見える,黒いスイッチで,クロスケーブル(X)とストレートケーブル(=)に切り分ける事が出来る。便利だけど,普通は付いているのかなぁ?知らない。
さて,LANカード,ケーブル,ハブとそろったので,これで,我が家のマシンは,LAN接続できるのだ!やるぞー。ちょっと,その前に本も買おう。おお,高い。本の方が高かったりして。
そう,自宅のマシンは,WindowsNTとWindows98なので,両方見なくてはいけないのだ。くくく。
\1600+\2500=\4100かぁ。
そうそう,やっぱり,マウスが欲しい。VAIOは,マウスポートがない。リプリケータをつければ,良いのだが,携帯用のUSB(Universal Serial Bus)のタイプがいい。どうも,最近純正のVAIOのマウスが出来たらしいけど,店になかったので,取りあえずかった。結構使いやすい。
値段は\3,470なり。ホントに小さくて,便利です。
さて,イメージしているのは,こんな感じです。VAIOもメモリーは128MBにアップしました。もう怖いもの無しです。
いよいよ,2つのPCを,ケーブルで接続して,LANをやることになった。
▼LANアダプターの取り付け
写真中央のボードが,LANアダプターだ。普通のボードの差込と同じ。このボードはPCI用だった。
マニュアルも安っぽいけど,内容はきちんとしていた。ディスケットからのドライバの組み込みも簡単にあっけなく,終わった。
尚,Windows98のマニュアルもついていた。
LANカードの取り付け
LNKは,ケーブルが通電すると,点灯する。ACTは,信号が来る度に,点滅する。カード側にランプが付いている。矢印の部分の四角いのは,ランプではない。
PCMCIAのカード(TYPEii)も簡単だった。差し込むと,「ピコ」というサウンドがして,ドライバ導入が始まる。マニュアルを良く読んで,ディスケットから読み込ませば,簡単に終わる。
▼ハブとの接続
なにも考えず,ただつないだ。ハブにも電源が要る。また,電気ケーブルが増えた。この方が,やだなあ。
▼Peer to Peer
peerは「対等者,同僚」の意味。Client/Serverが,「奉仕を受けるもの」と,「奉仕をするもの」,に分かれるのに対する概念だろう。Peer to Peerで接続しようと思う。
設定は,いま,記憶にないほど,些細だった。
まず,ケーブル接続で,各ランプの点灯を確認した。
プロトコルはTCP/IPで,アドレスは,どうせプライベートアドレスなので,クラスCで,192.168.1.1から192.168.1.2で設定した。(本に書いてあった。)
デスクトップのネットワークアイコンをクリックしたら,なにやら出てきた。(VAIO上で)↓
なんだ簡単じゃん。で,今度は,NTの方から見てみると,出ている同じものが。↓
よし!で,VAIOの中を見たら,なにも出てこない。ああ,共有の指定を忘れた。フォルダーに共有する指定をしないと出てこない。そうそう,NTも見直そう。CD-ROMも共有指定しないと,使えないや。
これで,問題なく繋がった。なんだ,簡単だったんだ...もっと,面倒なのかと思った。きっと,プライベートアドレスを,申請するグローバルアドレスにすると大変難だろう。それに,たった2台だもんなぁ。兎に角,VAIOを買ったその日のうちに,LANは繋がったのだった。
▼携帯電話と接続
カードで携帯電話と接続する事で,モバイルコンピューティングをしてみよう,と考えた。TDKから出ていたが,少し高い。実は,最終的には,PHSで32Kで接続したいのだ。PHS端末は注文中で,まだ届いていない。DDIポケットのカード型のPHS端末だ。(早く来ないかなぁ)
これが来週に届くだろうから,その間つなぎに,携帯と接続してみたいのだ。そこで,NTTのカードにした。
2896P1で,\12,700なり。
最初,なかなかうまくいかず,悩んだ。繋がっても,すぐに切れてしまうのだ。あ,いま,デスクトップでISDNで接続中だ。テレホタイムだったので,つけっぱなしだったのだ。1ユーザーが同時に2セッションをもてないのだ。これで,すんなり接続。本日23日はここまで。ああ,おもしろかった。
▼ISDNルータ
今度は,ISDNのTAを共有して,VAIOでも,ISDNで,インターネットしたい。また明日,PCデポに行こう。もう目当ては有るのだ。明日は有休を取ってある。(今年は,年末年始が忙しいのだ。)
PCデポで,店員さんに聞いてみた。「デスクトップと,ノートPCで,LANを構築したんですけど,ISDNのTAも共有したいんですが,どうしたらいいですか?」と,聞いたところ,其れですと,ルータが必要になります。そこに置いてあります。TA兼ルータがあった。
うーん,あのTAは今年のはじめに買ったのになぁ。まあ,いいや。そこで,一番安かった,OMRONのMT128-NET/Dを買った。しめて,\36,700なり。あと,ケーブルを追加した。クロスケーブルを買って置いたのだ。何かに使いそうだから。
構想1分,完成1日
家に帰り,早速,設定の開始。これが構想図。ハブはなにも使わなくても良いのだが,もったいないので,使った。
DTE接続を残すのは,FAX(アナログ)の為。ISDNを利用されている方はご存じでしょうが,FAXはISDNでは出来ません(それを出来るようにするソフトもあるけど)。そこで,アナログモデムが必要になるのです。
梱包と接続の開始
値段の割に,シンプルな中身...
10BASE-Tポートは3つ,アナログは2つ,DTEポート,ISDN用機器のS/Tポートが2つ。
ドライバもCD-ROMから導入。また,旧TAを取り替えて,前と同じ事が出来るかを,最初に調べた。すぐに確認が出来た。DTEポートにつないでTAでの接続の確認が出来たわけだ。また,アナログ回線は,ナンバーディスプレイに対応していた。それから,このマシンはバックアップは単三電池で出来るので,手軽だ。
▼LAN
さて,問題は,これをルータとして,VAIOでも,G2Kでも利用できるようにしたいのだ。10BASE-Tに,各PCをつなげて,アドレッシングして,LANになるようにすればいいのだ。
アナログポートは後からつけた,器具で,いちいち切り替えないようにした。又,青いケーブルは,ハブへつなぐ,クロスケーブルだ。
設定は,ブラウザから行う。最初,ブラウザの設定をダイアルアップにしていたので,うまくいかなくて,悩んだ。気が付かなかった。ある時,ふと,あそうだ,「LANで接続」っていうオプションが確か,あった。と気が付き,難なく繋がった。アドレスも,このISDNルータが決めてくれる。簡単に繋がった。DTEよりも接続が早いかもしれない。
ふう,これで,ISDNルータを使ってのLAN環境は完成した。プリンターの共有も出来たし,初めてにしては,早々と,うまくいったですよ。
さらに,進化させよう
この後は,外出先から,PIAFSで,このLANに接続するのだが,肝心のカード端末が来ないので,其れが来たら試そう。
続く...
▼TWO LINK DATA
PHSのカード型電話+モデムが届いた。これ一枚で,電話兼モデムになる。約14000円なり。しかも,PIAFS(PHS Internet Access Forum Standard;ピアフ)で32Kなので,電子メールだけではなく,ネットサーフィンも可能となる。これはすごい。また,カード表面に印刷されている「TWO LINK DATA」とは,DDIが行っているサービスで,発信先を3カ所まで事前登録して,そのほかに発信できないかわり,月々の基本料を980円にするものだ。
このジャックに,マイク+イヤホンを差し込めば,着信して,会話も出来る。着信するときの相手は,どこからでもよい(TWO LINK DATAであっても)。しかし,自分は携帯電話(自動車電話)を持っているので,このカードは通信以外には使う予定は無い。
このように,差し込むと,約2センチ強飛び出す。これは仕方ないだろう。アンテナが必要だからだ。
▼繋ごう
これは,モデムなので,ダイヤルアップの定義をすればいい。しかし,電話番号(アクセスポイント)は,通常の番号ではない。PIAFSは,普通のモデムのプロトコルと互換性が無いので,PIAFS専用のアクセスポイントがある。そこに電話することになる。あとの定義は,ダイアルアップとほとんど同じ。TCP/IPの設定とか,モデムの特性などは,このカード電話のマニュアルに出ていた。そして,あっという間に,繋がった。(あっけないくらい)
接続中は,Tの横の赤いランプが点灯する。点滅は電波が弱い。常灯は,電波状態が良いらしい。自宅では,窓の近くなので,点滅しないが,会社では,窓から離れていてるため,ゆっくり点滅する。横を人が通ると,エラーが起きたりする。でも,接続した後は,無線とは思えないくらい,早い。よしよし,予定通りだ。(ちなみに,Vaioはキーボードにカバーしています。おせんべの粉がキーの間に落ちると,「や」なので。)
▼自宅に繋ぐ
もう一つ,試したかったのは,自宅のLAN環境に,このカード電話から繋いでみたい,と言うことだった。別に,目的は無い。でも,どうしても試してみたい。ダイヤルアップルータは,PIAFSに対応していると,箱にも出ている(実は,このダイヤルアップルータを買うときに,これをみて,これを買うと決めていた)。
でも,どうやって繋ぐのかよく分からない。そこで,NTTのMN128-SOHOに関する本を買った。設定の仕方の画面が,不思議なことに,このMN128の本の内容と,ほぼ同じなのだ。実は,あとで知ったのだが,このOKIのダイヤルアップルータはNTTのと同じなのだそうだ。(SL10の一個前のモデルのOEMらしい...)。この本のおかげで,結構簡単に,設定は終わった。
しかし,繋がらない。いや,繋がって,すぐに切れてしまう。最初,自宅から自宅のPCに繋いだのだが,電話の呼び出し音がしないので,電話を書けていないのかと思った。しかし,よく見ると,着信のランプが付いている。カード電話の電話番号の最後に##3を付け加えるとPIAFSのプロトコルになるのだが,この##3をはずすと,呼び出しベルが鳴ることが分かり,PIAFSにすると,呼び出し音がしないのだ,ということを知った。
その後,なにをどういじったか,覚えていないのだが(多分,ネットワークの定義を削除して,追加したのだと思う),「再立ち上げ」の要請が出て,REIPLした後,急に繋がった。本当は,原因が気になるけれど,もう繋がってしまったので,気にしないことにする。
これで,どこからでも,(電話で立ち上がる機能は無いので,本体のみ立ち上げておけば,)自宅のPCにアクセス出来るようになった。なんか,うれしい。なにに,利用するかは,これから考える...?!
K's tips
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan02.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan04.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/index.html
Colossus の夢
2000年1月19日、我が家に、小さなコロッサスがやって来ました。あだ名は、COLO(コロ)。名前の由来は、ある映画から。アメリカのColossusと、ロシアのGuardianって、その映画の主役のコンピュータでしたね。こいつ、時々、夢を見るらしいです。どんな、夢なのか、覗いて見ましょう。
K's tips
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan01.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan02.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan03.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/lan04.html
http://iseries.fc2web.com/colossus/index.html
http://iseries.fc2web.com/toppage/index.html