2014年5月1日木曜日

日本で増えているゾンビ PC とセキュリティ危機の増加の関係

セキュリティ情報
日本で増えているゾンビ PC とセキュリティ危機の増加の関係
昨日のお知らせの記事に少し書きました、ウインドウズの閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー」(以下、 IE )にヤバめの安全性に関する脆弱性の問題が発見されたことについては、予想以上に問題が大きいようで、上の東洋経済オンラインの記事には、
最善の方法は、IEを使わないこと。しかし、現実問題としてIEでしか正常に動作しないアプリケーションを抱えている企業も多い
などの文字が並びます。
確かにインターネット上のサービスなどで IE でしか動作しないものはわりと多そうです。しかし、今回のものは、「結構重いセキュリティ問題」だと思いますので、とにかく IE を極力使わないことに尽きると思います。特に企業では。それでも使い続ける必要がある場合、対策が CNET Japan の「Internet Explorerの脆弱性、日本人ユーザーが対策ソフト公開」という記事に書かれていますが、決して簡単とは言い難い上に、ウインドウズの機能そのものに支障が出る可能性もありますので、やはり IE を使わないのが一番の対策ではないかと思います。
それにしても、最近は急速に「重大なセキュリティ脅威」が増えています。
比較的最近の記事の、
・インターネット史上最悪で、かつ破局的なセキュリティ危機が発覚。個人情報からカード番号、バスワードまですべて流出する可能性が内在する欠陥の存在が明らかに
 2014年04月12日
だとか、昨年は、
・アメリカ国土安全保障省と日本のセキュリティ機関が同時に出した深刻な PC のセキュリティ警告
 2013年01月13日
という記事で、 Java という、インターネットではきわめてよく使われているプログラムにセキュリティー問題が存在していることを記しました。この時にも、米国土安全保障省が使用を控えるよう警告を出しています。
そして、何より、こういうセキュリティ関係の記事を最近多く書く理由は、日本を含めた多くの人たちのパソコンの一部は、すでに「敵の手に落ちている」と感じるからです。
簡単にいうと、「知らない間にあなたのパソコンが乗っ取られているかもしれない」ということです。
それは、たとえば、最近の、
・スパム送信国ワースト12で日本が初のランクイン
 ITmedia エンタープライズ 2014年4月21日
という報道で、2014年1~3月期の「スパム(悪質な迷惑メール)の送信元になっている送信国ワースト12」で、下のように、日本は、アメリカ、スペイン、ロシア、イタリア、中国、ドイツに続いて7位にランクインしています。
しかし、これは「犯罪者が増えたということではなく、乗っ取られているパソコンが増えた」と考えるほうが妥当なような気がします。
上の記事にも以下のようにあります。
なお、「自分の国がランクインしても、あなたの国の人がスパムを送り続けていると決まったわけではない」とセキュリティ企業の英Sophos社は解説。スパム配信はマルウェアに感染した「ゾンビPC」によって行われることが多く、サイバー犯罪者は第三者のコンピュータを「ゾンビPC」として遠隔操作し、スパムを配信している。
上位に初めてランクインした日本やフランスでは、「ゾンビPC」が増加している可能性の高いことも示唆している。
ここに出てくる「ゾンビ PC 」というのは、ウイルスに感染したり、不正侵入者に遠隔操作ソフトを仕掛けられたまま、ユーザがそのことに気付かずに放置されているパソコン。( IT 用語辞典 より)

In Deep
http://oka-jp.seesaa.net/article/395989379.html

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