1997年12月7日日曜日

[改造][PC] NEC,PC-9821にPentiumIII-800(Coppermine)を載せてみた


[改造][PC] NEC,PC-9821にPentiumIII-800(Coppermine)を載せてみた
ゲーム(PC)の改造。P2B-LS
1997
このマザーに搭載不能と言われてた、PentiumIII-800(Coppermine)を載せました。
■はじめに・・・
この方法はCPU、またはマザーボードを壊してしまう可能性があります。
一応、人柱として私が独断で行ったもので、これにより動作不備、破損等々の苦情は一切受け付けませんので。
■P2B-LSとCoppermine・・・
このマザーは大雑把に見ると、初期、中期、後期と3種あるようです。(実際にはもっとあると思いますが)
まずは、初期の時代は、当然CoppermineのCPUは動作しません。
中期は、使用しているチップ(電圧変更をするためのもの)が対応していれば、動作は可。
後期は、特に問題なく動作するそうです。
■理屈・・・
もともと、この方法はクロックアップ改造等のページで見つけたものだったのですが、何も考えずに動いてしまったので、詳しくは知りません・・・
ま、そう言う内容では、私も、これを読まれている方々にも申し訳ないので、一応調べてみました。
まず、マザーの初期、中期に使用されているであろう電圧コントローラーHIP6004ACB。
それから、中期、後期に使用されているであろう電圧コントローラーHIP6004BCBが鍵です。
これらは、CPUが要求する電圧を伝えるもの(詳しくは知らない・・)ですが、ACBの方はCoppermineの要求する1.65Vにする事が出来ません。
最小で、約1.8Vのようです。(「約」と付けるのは訳があります)
そこで、先ほどにも出た、クロックアップの話になります。
クロックアップをする際、通常より多くの電圧を与えることにより、動作可能になる事は良く知られています。
ま、その際、当然CPUの加熱もあるので、より強力なCPUファン等が必要にはなりますけど・・・
1.8Vまでしか出ないのであれば、それに近い数字を要求させれば良い訳です。
■方法・・・
CPUのエッジ部分にA1とか、A121とか、B1とか、B121とかがプリントされていると思われます。
ま、ごらんの通り、A1~A121とコネクタが並んでいるのですが、そのA119、A120、B120に注目して下さい。
Coppermineの場合、その3つの端子をマスク(つまり絶縁)させてしまうことにより要求する電圧を変更できます。
この表より、マスクするコネクタが判ると思います。
私の場合、1.75Vに設定してありました。(こういう意味での「約」付けです)
現状・・・
この方法にて、3ヶ月動作以上動作させていますが、問題は全くありません。
心配していた、発熱による強制リセットも無く、純正のファンでOKです。
それと、マスクに使用したのは、通常売られているセロテープです。
かなり危険な方法ですね・・
ま、動いてしまっているので、さわらぬ神に祟りなしと言いますし。。。

9AGE
http://www.netlaputa.ne.jp/~xelvis/index.html



 
電圧A119A120B120
1.70MASKMASKMASK
1.75MASKMASK
1.80MASK MASK
1.85MASK

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