2025.12.24
2025.12.25
TBSラジオ『After6 Junction』
◆ リスナー部門ランキング
ー12月25日木曜日クリスマスでございます。 メリークリスマス・ミスターローレンスでございます。 今夜は番組丸ごと年末恒例の特別企画ライブの「シネマランキング2025」第2夜最終夜でございます。早速ですが,リスナー部分トップ10の発表を行きましょう。スペシャルパートナーの奥浜レイラさん,一緒にリスナー部門の順位発表お願いいたします。
ーそれでは行きます。 ライムスター宇多丸のシネマランキング2025/リスナー部門。 投票総数998票から決まったランキング発表します。
第01位: ワンバトルアフターアナザー (115票獲得)
第02位: スーパーマン (93票獲得)
第03位: トワイライトウォリアーズ〜決戦九龍城砦 (90票獲得)
第04位: ウィキッド〜2人の魔女 (75票獲得)
第05位: この夏の星を見る (64票獲得)
第06位: 羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来(59票獲得)
第07位: みんなおしゃべり (48票獲得)
第08位: 今日の空が一番好きとまだ言えない僕は (36票獲得)
第09位: 普通の子供 (35票獲得)
第10位: F1 (32票獲得)
ーよいしょー。2025年リスナー部門トップ10結果発表でした。投票いただきありがとうございます。 この後各作品の投票,コメントなどなどご紹介していきたいと思います。 ライムスター宇多丸のシネマランキング2025。 劇場で公開された映画を批評するコーナー「週刊映画時評 Movie Watchmen」で紹介した50本の中から,リスナーが選ぶシネマランキング。いつも恒例ですね,この第6スタジオからお送りしております。
◇『F1』(第10位, 32票獲得)
ー第10位『F1』です。
ー私の2025年ベスト作品は『F1』です。最高の劇場体験をさせてくれました。 宣伝では「地上版トップガン」と散々言われ,期待値がかなり高かった本作ですが,見事に観客の期待に答えてくれた作品でした。正直私としては『トップガン〜マーベリック』を超えたのではないかと感じたほどです。でも一番は60歳でロマンスシーンを不自然に感じさせないブラピですね。
RN: おでんクン
ーそうですよ。
ー「今時の映画なら,絶対にそこ踏み越えないだろう」っていう一線をサラリと踏み越えちゃうって,これブラピ力だよね。
ーうん。照れが全然ない。
ートム・クルーズであれ誰であれ,あの感じでやったら,ちょい「うわ」ってなる。世界の誰でもアウトなのにブラピだと,もうそれご褒美だから,それは。しかもそれをさ,もうフツーのように保ってんのが,当たり前のように保ってることですよね。
ー実は私来日された時に,色々とイベントを3回ぐらい一緒にやらせていただきまして。本当すごいですよ。2日前に「明後日日本行くから」みたいな感じで,決まっいぇ。3日前かな。「今週行くから」みたいな感じで決まって。そこから大慌てで準備をして。 ご本人は大変せっかちな方でした。
ーせっかち!?
ーあのみんなスタッフが止めてもまだ上映してるのに「もうそろそろ中行っていい?」とか言ってて。 みんなで「ちょっとまだまだ待って,映画終わってから」って言って。
ーそこは『F1』かよ,せっかちだけにって(笑)
ーとってもナイス・ガイでしたよ。
ーだけど昔のハリウッド的というか。ある意味手が届かない世界を「ステキ…」って観る良さもあるじゃないですか。贅の極み,こんな蕩尽の世界もないわけで。 そういう良さ。 景気が良い。
ーうん。だし,中年のその先というか。まあ,その,中年に両足突っ込んだ身としては,これからどう生きていくかという生き方を観せてくれた点は良かったなと思いました。
ー?参考になる?(笑) だって,後進に譲るとかじゃないんだよ。俺がトップだ!みたいな。
ーそうですね(笑) しかも若手とまとってますからね。
ーいや。でもそれがおかしくないのも映画のマジック。
ーそしてブラピのマジックかもしれませんね。
◇ 『普通の子供 』第9位, 35票獲得)
ー第9位『普通の子供 』。
ー今年のマイベストは『普通の子供 』です。環境活動に熱くなる小学生たちを通して,正しさがいつの間にか暴走してしまう怖さとおかしさを子供の目線で最後まで描いた作品でした。 子供にとっては今日の大事件も,大人から見ると意味付け過多だったりして,そのズレがグサっときます。そして何より監督の演出力と子役たちの芝居が,これからの日本映画の中で,さらに1段階進化したと考えさせてくれました。
RN: たーちゃん
ーメイちゃん可愛いなー。
ーあの娘,舞台挨拶でもあのまんまなんですよ。
ーあのノりなんだ。
ーあと主役が島田哲太君やってるんですけど,彼もあの感じなんですよね。
ーでも脇に至るまで素晴らしかったですよ。ですしミポさんはちょっとまた…なんつうの?こんなことこんな映画撮れる?っ映画ですね。 前から上手いけど,にしてもね。ちょっとネクストレベルというか。『僕が来てる2つの世界』も聾唖者という意味で攻めた作品です。
◇ 『今日の空が一番好きとまだ言えない僕は 』(第8位,36票獲得)
ー第8位,『今日の空が一番好きとまだ言えない僕は 』です。
ー前半はぬるい恋愛描写が続き,満席の客席も何となく弛緩した空気であったのが,中盤の伊東蒼さんの台詞で一転。観客全員がスクリーンに吸い込まれるような緊張感あふれる空気に変わる瞬間を体感できたのは,私の今年のベストでした。 なので本作に一票です。
RN: 娘の名前はレイチェル
ーまァでも,前半も普通の撮り方してねェぞ感はありましたよね。極度に音楽がないとか。
ーそうですね。 さっちゃんの暗がりのシーン,これは只ならぬ事がのきてるぞと。
ーやっぱこの原作に対して私はこうだっていう脚色ってこういうことできんのかって。 全く同じ台詞,同じ原作を元にして全く違うところまで照らして見せるっていうか。原作が多分想定してなかったところまで進ん照らして見せる。こんなことできるんだ,映画化ってって思ったり思わなかったり。 なんで,後で話題に出たり出なかったり。
◇『みんなおしゃべり 』(第7位,48票獲得)
ーそしてこちらはこちら第7位ですね。 『みんなおしゃべり 』。のりフジXさんからいただきました。
ー『みんなおしゃべり 』に投票します。 この映画の魅力は一で言えば,あなたが言いたいことがわかるという人類の根源的な喜び,これに尽きると思います。 劇中で何度か訪れるこの瞬間の度に,なぜかウェッと餌付くぐらい感動してしまいました。この映画は単にファンタジー的ないい話ではなく,我々はこのように死力を尽くしてお互いを分かろうとし,分からなくても受け入れ合うしか生きられないのではないか,という超現実的な寓話だと受け止めました。映画的には編集のテンポなど荒い部分もあったと思いますが,今年一番人に勧めめたい映画ならこの1本です。
RN: のりフジX
ーなるほど。 あの,ちょっとここで1つ補足したいことがあるんですが。でも,この話は後で?取っておいた方が?いい。
ー特にうちの番組的には,やっぱり今年すごく話題にさしてもいただきました し,劇場もすごくちゃんと入ってたそうです。そしてまた全国での上映がどんどん決まってっているようで。で,あと新たに見た人が「うわ…これ新しい」って感じで衝撃受けてるなんて話も聞くんで,いいことだと思います。
ーそして実際シネマ・チュプキ・タバタはもう年末まで満席だそうです。
ーこの作品はチュプキで見たい感じもある。
◇『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』(第6位,59票獲得)
ーそして第6位『僕らが望む未来』 。
ー今年ベストにあげるのは『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)2 ぼくらが望む未来』です。今度は戦争だ。冒頭の会館襲撃から死人が多数出る展開で,明確にシリアスなトーンの本作。テクノロジーと,ファン両者の対立と理性的な強制のあり方も前作からさらに深化してるといえます。一方で随所にコメディ要素を盛り込むバランス感覚はさすがの一言です。さらに前作からマシマシになってるハイスピードアクション。ポータルやマンホールといったオブジェクトの使い方1つ1つが論理的でダイナミックのカメラワークを見ているだけで陶然とさせられます。そして,まさかこのシリーズで航空機パニックものが見られるとは。救助ギミックも新鮮ですが,同時にシャオヘイの人間に対するスタンスの違いを明確にするシークエンスでうますぎます。リアルタイムな日中関係でより重く響くテーマではありますが,そんな背景など無関係にあらゆる面で優れた大傑作であるのは間違いなく,アニメーションを1つの到達点として刻まれる名作です。
RN: 飯倉
ー今の政情っていうのは別に俺たちと関係なくやってる事だし。我々が揉めだしたわけではないということがありますし,政情に乗っかる必要は全くないと思っておりますが。
ー私達は,こうやって描かれる文化に支えられてますから。
ーカルチャーは平気で国境超えちゃいますから。
◇『この夏の星を見る 』 (第5位,75票獲得)
ラジオネームじゃあグレートね。
第5位この星のこの夏の星を見る。
ー今年ぶっち切りに好きだった映画『この夏の星を見る 』 です。舞台はコロナ禍真只中の2020年。どうにもならない葛藤や悩みに,自主的に行動を起こし,連帯する学生達に号泣。 さらには台詞でなく映像で語る映画手法がサイコーでした。え,今作が商業長編映画デビュー作とは思えないほど,映画上手男ぶりを発揮した山元環監督に大エールです。
RN: グレート・カテキン
ーこれはいい映画でした。
ーあんなに染みる事あります?
ーいや傑作でございました。 後日山元環監督にインタビューする機会がありまして。こういう話を取っておくべきです。 トークショーやったんですけど,やっぱり例えば台詞に頼らない映画的表現だよみたいなのは,もちろんものすごく意図的にというか,ご自身の映画観というか「映画ってこういうものだ」という一言一言がとてもとても素晴らしかったから。必然的に捉えてる傑作だなと思いました。
◇『ウィキッド〜2人の魔女』(第4位,75票獲得)
ーさあ,そしてそして第4位ですね。
ー4位は『ウィキッド〜2人の魔女』です。
ーパート1ですね。
ー元々ミュージカルというジャンル自体,そこまで得意でなかったのですが,今回の『ウィキッド〜2人の魔女』には本当にうちのめされました。 パフォーマンスと圧巻の歌唱シーンに至るまで,その一つ一つ思い出すだけでも感情が込み上げ涙が溢れてしまいますね。
RN: 茨のポニョ
ーはい,他にも力丸さんからいただきました。
ー『ウィキッド〜2人の魔女』に1票です。 劇場で鑑賞した際,隣の女性(おそらく複数回ご覧になっていると思われる方)が開始5分で泣いていたのが印象的でした。私もそれに見合う出来だと思います。続編が今から楽しみです。
ーはい,待ちきれないよ。これ本当にそうで,まもちろん話の行き先を知ってればいるほど,もうオープニングからそれは悲しい切ない。
ーそうですよね。だってあそこに行き着く話でしょ。それを説明する。 あのアリアナ・グランデ(グリンダ役)の明るさと,その裏にある悲しさ,切なさ,そして反省みたいなものが。
ーそうね。あとみんなその名前を呼んできたやつさ。 それがさ,それも,いや,それってそういうことじゃ…みたいなさ。先回りして悲しい部分もあるし。パート2(2026年3月公開)ね。 もちろんシナリオ自体は,昔からある原作小説があって,ミュージカル版があることだけども,こういう風に映画版という風に畳んでくれるのか楽しみ。
ーエルファバとグリンダが,こうやって映画で描かれるっていうことで,まず私は胸アツでしたよ。 やっぱり敢えて女同士の友情が描かれるっていうことで,ちょっと後編は2026年3月公開なんで,まだ観られないですけど,楽しみにしてます。
◇『トワイライト・ウォリアーズ〜九龍城砦決戦』(第3位,90票獲得)
ーみんな大好きというかね。もう日本でもファンダムができましたね。
ねえ。
ー『トワイライト・ウォリアーズ〜九龍城砦決戦』に投票します。 こんなにアツくて切ない映画だと思っておらず,面白すぎて思わず鑑賞後拍手してしまいました。 最近はあまり香港映画観ていませんでしたが,サモ・ハンやルイス・クーのような年長組から若手組へのバトンを描くストーリーに今後の香港映画の未来を重ねました。 香港の新参たちに出会わせてくれたことに感謝の気持ちです。
RN: 茨のポニョ
ーアクション,美術,役者陣の顔つき…観てるうちにあまりに面白いと思えるシーンが連打され,脳が痛風になってしまいました。
RN: ガイ
ー(笑) 面白さ養分摂りすぎちゃってみたいな。やっぱり我々ちょっと常に心を片隅みによく通っていきたいですよね。 いや,でも面白かったな。
ー最高でしたね。
◇『スーパーマン』(第2位, 93票獲得)
ー続きまして『スーパーマン』。獲得票数は93票ですね。
ー今年のベストは『スーパーマン』です。ヒーロー映画として素晴らしかった。人を救うって綺麗事。それを大声で言うのがヒーローだよね。ありがとう。ジェームス・ガン。 これからのDCが楽しみ。クリプト最高。
RN: 黒蜜
ーわかるよー。
ークリプトはね。あの『スーパーガール』でも大活躍のようですから,楽しみです。
ー原点にして頂点。最強にして最もピュアなスーパーマン。政府は腐り,金持ちが蔓延り,排外主義が蔓延する中,スーパーマンは葛藤しながらも,ただ純粋になすべきことをなす姿勢に胸を打たれました。いくら最強とはいえど1人で世界は救えない。 だからこそ,世界や誠実なジャーナリズム,何より今この時代を生きる我々1人1人が行動を起こすことが重要なのだと,まさかスーパーマンから教わるとは。スーパーヒーロー斜陽の中,ストレートかつ純粋に人間の善性について解くこの作はまさにパンクロッカーだと思いました。
RN: 黒蜜
ーええ,本当ですよ。 もう皆さん言ってくださるから。本当にこの通りですよね。
ー私も『スーパーマン』すごい好きでしたね。人間がちゃんと活躍するっていうか,ちゃんとやるとこも含めてね。
◇『ワンバトルアフターアナザー』(第1位,115票獲得)
…というわけでこの時間では,冒頭に発表したリスナー部門トップ10を投票,コメントとともに振り返っていきたいんですが。 1位。投票コメント読んでいきたいと思います。『ワンバトルアフターアナザー』ですよ。強い。115票獲得。
ーうん。 これ週刊文春シネマの読者ランキングベスト10でもこれ1位になってました。
ー脚本,衣装,アクション,コメディ,メッセージ,どれをとっても最高初回観終わった後,冒頭から最後までのシーンをほぼ全て脳内再生という人生,初めての快挙を達成しました。PTA/ ポール・トーマス・アンダーソン監督により計算された精巧な脚本により,全てのシーンがいい意味を持って繋がっているということだったのだと思い知らされました。 私は恥ずかしながら本作がPTA初作品。 アトロクリスナーにあるまじきド素人ですが,本作で感銘を受け初期作品『ハードウェイト』からのPTA作品,マラソン観劇して楽しく過ごしています。
RN: サンセット・モーメント
ー1回目観て最初から最後まで思い浮かべられたってぐらい全部が強力だったってことかな。 いいね。 だし,やっぱり通底するものみたいなのもあるよね。
ーありますよ!確実に見て取れるんじゃないですかね。
ーもう1個行きましょう。
ー『ワンバトルアフターアナザー』が今年のベストです。何と言っても余裕のないディカプリオが大好きで,今回のボブ演じるディカプリオは真骨頂でした。やはり彼の最高にかっこいい顔は,追い詰められてこそ輝くのです。 追われて,キレて,走って,充電して…のディカプリオは見ていて楽しくて仕方なく,そこに『ノートルダムの鐘』のフローローのような歪んだ性癖を纏ったショーン・ペンがいるのだから面白いに決まってます。 また,後の語り草確定演出の高低差を利用したカーチェイス。 あれを映画館で観た時には,あまりの新しさに「ああ…こういうのに出会えるから映画が好きなんだな」と自分を見つめ直すほどワクワクしました。 面白さはもちろん,このワクワク感までも与えてくれる映画はそう多くないので,今年ベストは『ワンバトルアフターアナザー』で決まりでしょう。
RN: アルク・フィクション
ー(笑) ダメプリオ。これね。
ー今ね,奥浜さんと私が,何故こうフニャフニャしてるのかというと,週刊文春シネマの読者ランキングベスト10でも『ワンバトルアフターアナザー』が1位。リスナーランキングでも『ワンバトルアフターアナザー』が1位。じゃあ宇多丸さん,あなたの1位は?…フニャフニャってとこです。でも強力な一本ってのは間違いない。PTA/ ポール・トーマス・アンダーソン監督の作品,どれも面白いけど,こんな映画撮っちゃう?みたいな。
ーポール・トーマス・アンダーソン監督だもんね。こんな感じでございます。はい,はい。でもリスナー投票はやっぱしいいね。なんかちゃんと抑えるとこ抑えた上でポピュラリティ的なとこあってさ。
ー私ラジオネームで投票したんですけど入ってませんでした。
ーあら! ラジオネーム何何?投票した?
ー『リアルペイン』。
ーやっぱいいですね。ということで,まだまだメッセージ募集してます…
◆ 宇多丸シネマランキング
第01位: ワンバトルアフターアナザー
第02位: ウィキッド: 2人の魔女
第03位: 普通の子供
第04位: スーパーマン
第05位: アプレンティス: ドナルド・トランプの創り方
第06位: ルノワール
第07位: 無名の人生
第08位: シンシン/SING SING
第09位: アイム・スティル・ヒア
第10位: みんなおしゃべり
ーここから宇多丸シネマランキングです。 …いや全部1位。映画に順位なんてない(笑)
ー全部違うらしい(笑) これ違うんですか?
◇『みんなおしゃべり 』(10位)
ーやり直します(笑) いや,大雑把に振り返って…そうですね…例えば『顔を捨てた男』って映画が,普段我々が観てる映画ってとってもなんていうか,コントロールされた絞られたもんだったな,それを問うてもいないってことに気づかされたし,やっぱり映画がいかに限られた視点でしか作られてないものだったか?という事。映画ってある意味,限られたもんであることを気づかせてくれたし。でもさこれって,別に例えば聾唖の人とか,言葉が通じづらい外国圏の方…この映画で言えばクルド人とか,他の人も出てきますけど,そういう人って,じゃあ我々がフツーに例えば路上にカメラを向けたら,いろんな社会にフツーに最初からいるんですよ。だからいかに我々がそういうものを取りこぼして来たのかって事。それをバンバンバンぶち込んでいく。だから今までに見たことがないタイプのストーリー・テリングに当然なってく。最初から話が通じないっていう。ってか誰とも話通じないっていう。で,さらにはまた違う形で話が通じない人が出てくる。じゃあ話が通じてると思ってる人同士も,意思疎通出来てるのか?っていうと,全然。ってところで,そこからさあ,どうなんの?というようなのも含めて。だから話の構造もとっても良くできてるし,川井監督の計算もバッチリハマってる。なんていうかな…ある意味,意識高い/コンシャスでありつつ,しょーもないコメディっていうか。 参りました。素晴らしかった。
◇『アイム・スティル・ヒア 』(9位)
ー『アイム・スティル・ヒア 』ですかね。ブラジルの独裁政権下,「よっと来てください」なんて警察に呼び止められて「じゃ,ちょっと警察でちょっと取り調べ受けてくるよ,大丈夫。悪い事してないし」って,そっから帰って来ませんでした。どうなってんの?って事で,奥さんとパートナーが調べて調べて。でもなかなか手掛かりはないっていう実話で。でもまァこれは,俺がどこがいいとかいうまでもない立派な作品で。こういう重いテーマながらも,やっぱここまで観客入ってるだけあって,やっぱこんな話だけど面白い。なんだろうな…家族の長いスパンの事を,お母さん視点で語ってくっていう。さらには大家族の子供達の視点も入ってく事でサスペンス味も深まる。さらには,時代が変化してくのを音楽で表現してく事による奥行き感。僕ブラジル音楽詳しい訳じゃないけどなんかそういうスマートさ。もちろん演技は素晴らしい。 本当にこれぞ映画という。
もしご覧になってない方観てください。
◇『シンシン/SING SING』(8位)
ーえっと『シンシン/SING SING』ですねけど。 これは,特に男性の自己開示の下手さってのがある中での,演劇による自己開示。
ー演劇の役の上での自己開示ならいいんだっていう。
ーうん。自己開示をしていく上での救いを,当事者出演でやるっていう。それを踏まえた上で最後まで辿り着くと…。いい映画そうなルックスだからいい映画じゃんって思うでしょ?ところが…(笑) 思ってるより全然いいから。現実に想像する希望っていうか。
◇『無名の人生』(7位)
ー時間まずいな…『無名の人生』。 一人で作られたってう。これ,やっぱしこんなこんな面白さの醸し出し方があるんだっていう。こんなストーリーテリング。 言っちゃえば定点カメラでの100年間定点観測。
それでこんな。でも日本の現在,過去と未来をめちゃくちゃどんだけ照射してる感じが。ひっくりかえりました。
◇『ルノワール』(6位)
ー最高『ルノワール』どうしてもこれ入れときたくて。ひょっとしたら他の人入れたりしないかって思ってて。 俺は『ルノワール』。まず1人っ子映画の金字塔来る。 俺の考える一人っ子感。女性と男の子っていうのあるけど。今年一番ヒヤヒヤしたっていうか。サスペンスっていうか。
◇『アプレンティス: ドナルド・トランプの創り方』(5位)
ー『アプレンティス: ドナルド・トランプの創り方』最高でした。一代記ものって色々あるけど,トランプの本質捉えてると思うし,非常に都合が悪いと思いますし,トランプなるものを捉えつつ,ピカレスクロマンとして
一代記ものとして色々なタイプあるけど,面白いと思った。ニューヨークの移り変わり捉えた映像表現面白いし。俺的には普通に面白い映画枠っていうか。 『国宝』みたいな一代記ものが良いと思った人にはおすすめです。ここを観て非常に気分は悪くなるかもしれませんが。 あと終わり際に,あなたこれ伝記にならいんスけど?みたいな(笑)「人間動物だから人にやっぱ勝つのがはみんな好きだから」って(笑)
◇『スーパーマン』(4位)
ー私は 『スーパーマン』のハードル高い人ですけど。クリストファー・リーヴ好き過ぎて。だけど私の考える限りの最高値叩き出してくれたと思うし,ヒーロー映画ってか,今どき絵空事映画なんか観てられっかっていう状況下,敢えてヒーロー映画っていうことを高らかに宣言してくれた作品でした。
◇『普通の子供 』(3位)
ー上位3位はカタかった。3位『普通の子供 』。近江某監督が,もう画期的な子役演出。歴史的演出。
◇『ウィキッド: 2人の魔女 』(2位)
ーこの時代のエンターテイメントの仕事として,もう文句なし。歴史修正主義に対する警告も入っていて。サイコーでした。
◇『ワンバトルアフターアナザー』(1位)
ーああ,もう時間がやばいですね。そして第1位は! チキショーやっぱり『ワンバトルアフターアナザー』!え何? 全部入ってて全部面白くて観た事ない映画。映画って面白いって思わなかった? チキショーありがとうございます。
◆ Ms.メラニー・シネマランキング
第01位: ワンバトルアフターアナザー
第02位: 国宝
第03位: レンタル・ファミリー
第04位: KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ
第05位: 教皇選挙
ー…この時間はこの方のシネマランキングお伺います。アカデミー賞ウォッチャー・Ms.メラニーさんです。いらっしゃいませ。
ーよろしくお願いいたします。
メラニーさんは某映画会社に務める会社員でありながら,アカデミー賞ウォッチャー,アメリカのアカデミー賞のウォッチャーとして活躍中。予想をして楽しんだりするという,この番組ではお馴染みの方でございます。2020年1月にはご自身のメソッド,どうやって予想するのか,そういうのを予想してどこに入れる?って考えたりとか,色々調べたりするのが楽しいんだよと。より映画観るのは楽しくなるよというご著書『なぜオスカーは面白いのか? 〜受賞予想で100倍楽しむアカデミー賞』を発売するなど,様々なメディアでアカデミー賞要素の面白さ,ひいては映画の面白さ広めていらっしゃいます。この番組ではアカデミー賞特集は,この村山章さんと「レオナルド・ディカプリオ総選挙」大いに盛り上がりました。 スペシャ楽しかったですね。スペシャルきっちり聴取率も叩き出してよかったという感じでございます。ということで,メラニーさんはい,今年もたくさんご覧になったと思いますが…
ーそれがね。今年観てないんですよ。 全然実は忙しくて。私これ後の方で言うべきことなんですけど,新刊を出すんですね。 で,その執筆を,夏の間ずっとしてたんで,実は7月から9月一度も映画館に行かなかったんですよ。家でトムクルーズのネタばっかりやれたんで…
ー…大変だったと思いますが。トップ5。 5位からお願いいたします。
◇『教皇選挙』(5位)
ーはい,えっとまず5位は『教皇選挙』。
ーこれ,去年出さして頂いた時もそうだったんですけど,オスカー関係の作品って難しい。シーズンが終わるともうほぼ振り返ることがないんですね。 もう過去のものになっちゃってて。 だからあんまり今年もこの間のオスカーのものは入れたくないなというところがあったんですが,とは言いつつも結局去年のこの時にはまだ観てないっていう作品の中で,『教皇選挙』は本当に面白かったんですね。 前回97回アカデミー賞の作品の中では,私はこれがダントツで面白くて。でなんと言っても,内容的には多分もうかなり前の映画なんで皆さんご存知だと思うんですけれども,大ヒットしましたね。 ロバート・ハリスの原作で,教皇が亡くなって,そのコンクラーべをやって誰が次になるかっていうところの,中でのいろんな駆け引きとか,そういうようなことで最終的に誰がなるかっていうようなことを見せていく作品なんですけれども。 なんと言っても本当にこの作品がすごかったのは,これ日本での興行が11.5億行ってるんですよ。 私それはすごい嬉しくって。本当に今ミニシアターの作品って難しいんですね。 非常に劇場公開して,そのお客さんがなかなか入らないっていう中で,10億とか行く映画なんて本当にないんで。洋画の話なんですけど,ないんですね。 その中でただこの映画は,もう本当に「映画っていうものはこういうものであるべき」っていうような映画だなと私は思ったんですけれども。 もう本当に脚本も脚色賞をオスカーで取ったんですが,脚本も素晴らしいし,それから演技も…演技って結局は演出なんだと思うんですけれども,その監督のその力量もすごいし。あと絵が綺麗で,もう本当に絵になる。切り取って色だったりとか,スチールにした時に魅力的に見えるような。 もう絵が本当に綺麗だから絵もいいし。 あとこれスコアもすっごく良くて,音楽なんかもうとにかく映画ってこういうもんだよねっていう。観終わった後に興奮して誰かに話したくなるような映画って,私一年にそうないんですけれども,この作品はそうだったんですね。 今年の1月に試写で観たんですけれども,この映画,まァでもこういうのはとても難しいんだろうなっていう風に思ってたら,もちろん,実際の教皇が亡くなって,実際のコンクラーベが行われたっていうすごいタイミングでした。そう,すごいタイミングで。だから話題性みたいのもあったし。 もちろんそのオスカーノミネートされたっていう話題性もあったし。でもこれ脚色賞しか取ってないんですよ。 で,普通その結構本名視されているオスカー作品が取れなかった場合って,逆に働いて,すごく期待が大きかったのに結局取らなかったら…っていうので入らないことが多いんですね。 でもこれ興収11.5億行ったっていうのが,なんかちゃんと日本の観客がいいものをいいと思って観に行くっていうで,口込みで広がって,みんながちゃんと評価するっていうのが数字に現れたっていうのがなんか本当に嬉しくて。というので,これはちょっとやっぱり話しておきたいなと思いました。内容的にも本当に面白かったですね。宗教について考えさせられることでもあるし。 あと,本当になんかその結局こんなに古い体質もというか,カソリックのチャーチの中で,新たなその改革派みたいな人たちの考え方みたいなのが出てきたりとかするじゃないですか。すごく意外性があるっていうか,びっくりするような内容だったんで,本当に面白かったんで,まだご覧になってない方は是非見ていただきたいなと思います。
◇『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』(4位)
ー4位『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』。ネットフリックスで配信されて,そして多分来年のグラミーすら席巻するといわれるアニメ。
ーそう。まさにそこポイントです。私実はアニメが苦手で,ほとんど観ないんですよ。何故観ないかっていうと,苦手意識があるっていうのもあるんですけど,実際に見てあんまり感動したことがなくて。なんかこうすごく世間一般にヒットしてる作品とかでも,観てあんまり感動とかしないんで,そもそも観ないんですよ。 だけど,たまにこうやっぱ社会現象になるような作品は観た方がいいなとか,観なきゃなっていうのがあって。で,これに関して言うと,正直アメリカで本当にすごい社会現象になっているので,オスカーに絡んでくる可能性が結構高いと。
ーまあね。結構でも一番最有力じゃないですかね。
ー長編アニメでいうと『ズートピア』とか,他にも強い作品はあるんですけれども,ただ,それも多分入ってくるだろうなというところで,観なきゃいけないなと思って。 割と私今回あんまり観てないので,やっぱアカデミーウォッチャーの責任感で観た映画が多いんですけど,それで観てみたらめちゃくちゃ面白くて。すごいなって思ってちょっと感動してしまったんですね。で,確かに『スパイダーマン〜スパイダーバース』を何年か前に観た時も「こんなアニメが出てきたんだ最近」と思って。で,あれもソニーのアニメーションなんですよね。 で,これはネットフリックスとソニーていうことで。 オスカーの長編アニメーションって,基本的にあのディズニーが作ったものというか,ディズニーのために作ったような賞なんですけれども。 やっぱりディズニーとか,ピクサーってもディズニーの傘下だったりして,そこが一人勝ちしてても面白くないじゃないですか。 で,そこでこのソニーアニメーションが本当に最近,他とは違う面白いアニメを作るっていうところが,ああさすがだなと思って。でもちろんその出来の良し悪しだけじゃなくって,やっぱりその配給だったりとか,いろんな要素が絡むための力学条件っていうのがあるんですけども,ただ,これは本当になんか結局ティーンの子供がいる家は,これ何百回とか家でかけられてるらしくて。だからみんなゴールデン歌えるみたいな。で私この作品に関してすごく良かったのが,歌がすごくキャッチーで,実際にグラミー席巻すると言われるぐらいにヒットしてるじゃないですか? アカデミー賞のそのオリジナルソング賞っていう歌曲賞っていうものって,本来そういうみんなが歌えたりとかヒットした歌であるべきなんですよ。 で,80年代とか本当にそういうのばっかりだったんですよ。 『トップガン』の『Take my bless away』とか…
◇『レンタル・ファミリー』(3位)
ー第3位『レンタル・ファミリー』これめっちゃ観たいと思ってる。
ーあ,まだご覧になってないですね。 お話し的にはハリウッド俳優のブレンダー・ブレイザーが,日本で俳優として一応なんかコマーシャルに出たりとかそういうようなことをしながら生活してるんだけど,すごく孤独を感じていて。で,そんな中で,レンタルファミリーって,実際に役者を雇って何かの役割を演じてもらうお仕事みたいの請ける会社が日本にはあるらしいんですけれども,そこで頼まれて,誰かのお父さんだったりとか,誰かの息子だったりとかいうのをやってくださいって言われて。彼がその中でいろんな気持ちになるんだけれども,まァいろんな出会いがあって…みたいな感じのお話なんですが,すっごくいいのが,HIKARIさんが監督だっていうところで,日本がなんかなんちゃって日本じゃ全然ないんですね。ちゃんとした日本なんですよ。 で,これ言ってみれば,なんか『ロストイントランスレーション』みたいな話というか,ちょっとそんな感じの映画なんですけれども,その『ロストイントランスレーション』を外国人の側から撮ってるんではなく,ちゃんと日本人が外国人の気持ちもわかった上で撮ってるっていうものなので,非常に日本の描き方が正しいですね。 でプラス,ブレンダー・フレーザーの日本語すごいうまいし,出てる方々の英語もすごいうまいし,なんかおかしなところが非常に少ない作品で。それだけで大変好感度が高いんですが,日本映画のいいところっていうか,私すごくこの映画が良かったのは,悪物が出てこないんですよね。 悪役というか。アメリカの映画とかって,やっぱりそのプロタゴニスト…主人公がいて,でとっても悪い悪役がいて,その対抗関係みたいな,対立関係みたいなところが話になっていくものが多いと思うんですけども,日本の映画って,寅さんとかがそうだと思うんですけど,そうじゃないところにちゃんと話を作っていく,ドラマを作っていくっていうのがすごくうまいと思うんですね。 で,そのなんかエッセンスがすごくある作品で。だから,とっても観ていて気持ちがいいんですよ。でもう涙あり笑いありで。あともうなんかやっぱ柄本明さんとか素晴らしいんですよ。で,なんかブレンダ・フレーザーもいんなとこでインタビューとか受けて柄本さんのこととかも絶賛してるんですけれども,なんかそういうハリウッド映画で日本のそのすごいいい俳優がちゃんと実力を見せるみたいなところがすごく良くて。なんか柄本さんには本当泣かされる。
ーということで『レンタル・ファミリー』来年の2月27日公開。これ僕もめちゃくちゃ楽しみしてます。
◇『国宝』(2位)
ーはい。第2位『国宝』。
ーこれはもう,なんか1つ日本映画入れたいなと思って。でやっぱり興収180億行くとか,そんな映画なかなかないので。
ーまァこんな言い方あれだけど,すごいちゃんとした映画です。
ーいやすごい映画自体良かったけど,ちゃんとした映画でこんな行くなんてね。やっぱりこれは乗せとくべきだなって。今年はすごい日本映画の豊作の年だったなと思っていて。
ー『敵』とかね。
ー一番最初に観た映画か『敵』なんだったんですけど,とかなんかいい映画がいっぱいあったんですよ。 『遠い山並みの光』とか,なんか色々入れたかったんだけど,でもやっぱ『国宝』かなと思って。多くを語らずもこれは皆さんご覧になってると思うので。よかったっていう。
ー映画業界の人でもあるから,ちゃんと映画館に人戻ってきたね。そういうことですよね。
ーそう,そうなんです。だから私今回選んだのは,ほぼ1位だけはぶっち切りで好きだったから選んだだけなんですけど,他は結構本当に映画業界に貢献してくれたから。で『国宝』はオスカーの賞リストに残ったんで。まだ外国部門の5本の1本に残る可能性がありますんで。
ーそれはもっと話したかったんだけど,これ僕の票で,本人がやるアクションスタントってワンダーがあるから,トムクルーズ推すって分かるような気がする。それでトム・クルーズに観てほしいと。そうそう,そう,そうそう。この人だったらわかってくれる。この俳優たちがどんだけ苦労してこれをやったかっていう,その価値を分かってくれると思って。で観てほしいと思って,ダメ元で渡辺謙さんにお願いして。でその甲斐あって,そしたらトム・クルーズ観てくれて,気に入ってくれて,ああいうことになったっていう話らしい。 すごい話だなと思っていて。までもそれぐらいの価値のある研究だと思います。
ートム・クルーズ繋がりで(笑)
ーそうなんですね。もうトム・クルーズのことばっかり見てるから(笑)
◇『ワンバトルアフターアナザー』(1位)
ー第1位『ワンバトルアフターアナザー』(
ーこれはもう文句なしで。もう本当に面白かったんで,これこそこれぞ映画の醍醐味みたいな。 もう観た瞬間からなんかもう次へと何が起こるのかわからない。この『ワンバトルアフターアナザー』って映画って,観る前何の映画だか全然わかんないじゃないですか? で観始めたら最初から衝撃で,思ってもいない方向にどんどん話が展開していくっていう。 なんかこれこそ本当に映画の醍醐味だなっていう作品を,大好きなPTAが観せてくれたってっていうところが,やっぱりもうね。ぶっち切りで今年の1位なんで。もうぜひ今年のオスカーこれでいいやっていう。
ーそうだよね。 これからなんだもんね。しかもこれはそれこそ普通に観て面白い。 でも批評家筋もみんな喜ぶ。
ーそう。PTAって,今までは批評化筋には受けるけど,一般的にはお客さんはついてこれないみたいな作品が多かったわけじゃないですか。 そこをきちんとエンターテイメント性を入れて,彼がきちんと作った映画ってこんなにすごいんだっていうのが改めてあの分かったのは本当に嬉しくて。もう何度でも見たいなと思う。映画に正解があると変なんだけど,色々そこも含めてそうだけど笑えるし,なんかちゃんとドラマもあるし。
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批評家が選ぶ2025年のベスト映画トップ10発表
映画 公開日 2025/12/31 11:00
2人の批評家が選んだ1位(左から)『ワン・バトル・アフター・アナザー』,『Dreams』
2025年もたくさんの映画が公開された。米エンターテイメント専門誌「VARIETY」が,同誌の批評家2人がそれぞれ選ぶ2025年のベスト映画10作品を発表した。2025年を象徴するベスト映画を選出したのは,同誌で映画批評を手掛けるピーター・デブルージとオーウェン・グレイバーマン。映画の好みは人それぞれだが,それを反映するように2人のチョイスも異なる。
デブルージが選んだ今年最高の作品は,日本で9月に特集上映「オスロ,3つの愛の風景」でトリロジーの前2作とともに公開された『DREAMS』。今年のベルリン国際映画祭にて,ノルウェー作品として初めて金獅子賞を獲得した同作は,女性教師に恋をした17歳少女の赤裸々な初恋手記をめぐる物語が綴られる。彼はこのほか,5位にダニー・ボイル監督による人気サバイバル映画シリーズの最新作『28年後...』,8位にNetflix映画『トレイン・ドリームズ』を選んだ。
一方,グレイバーマンが1位に選んだのは,レオナルド・ディカプリオが名匠ポール・トーマス・アンダーソン監督とタッグを組んだ『ワン・バトル・アフター・アナザー』。うらぶれた生活を送る元活動家の男が,何者かに一人娘を狙われたことから,状況が一転。次々と襲いかかる危機を乗り越え,愛する娘のもとに駆け付ける。ゴールデン・グローブ賞に最多ノミネートを果たしており,前出のデブルージも3位に選んでいる。
2位には,デブルージも6位に選出したティモシー・シャラメ主演の話題作『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』をチョイス。そして6位に『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』,8位には大ヒットホラー『WEAPONS/ウェポンズ』を選出した。
VARIETY誌の批評家が選ぶ2025年ベスト映画トップ10は以下の通り。
【ピーター・デブルージ選】
1位 ダーグ・ヨハン・ハウゲルード監督『Dreams』
2位 ボリス・ロジキン監督『Souleymane’s Story(英題)』
3位 ポール・トーマス・アンダーソン監督『ワン・バトル・アフター・アナザー』
4位 マシャ・シリンスキー監督『Sound of Falling(英題)』
5位 ダニー・ボイル監督『28年後...』
6位 ジョシュ・サフディ監督『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
7位 ジャファール・パナヒ監督『It Was Just an Accident(英題)
8位 クリント・ベントリー監督『トレイン・ドリームズ』
9位 ハサン・ハディ監督『The President's Cake』
10位 ティム・ミーランツ監督『スティーヴ』
【オーウェン・グレイバーマン選】
1位 ポール・トーマス・アンダーソン監督『ワン・バトル・アフター・アナザー』
2位 ジョシュ・サフディ監督『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
3位 ヨアキム・トリアー監督『センチメンタル・バリュー』
4位 ヨルゴス・ランティモス監督『ブゴニア』
5位 アガット・リダンジェール監督『Wild Diamond(英題)』
6位 クリストファー・マッカリー監督『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
7位 アレックス・ラッセル監督『Lurker(原題)』
8位 ザック・クレッガー監督『WEAPONS/ウェポンズ』
9位 スティーヴン・ソダーバーグ監督『ブラックバッグ』
10位 リチャード・リンクレイター監督『Nouvelle Vague(原題)』
クランクイン
https://m.crank-in.net/news/179021/1
2025年映画興行収入ランキング
2025.12.31更新
2025興行収入ランキング
2025年の映画興行収入ランキング(洋画/邦画/アニメ)と世界興収、おすすめ映画やヒット作の評価一覧です。興行成績や評価の順番で並替え可能。2025年通期(上半期と下半期)。映連基準(前年末の映画も含める)にも対応。2025年1月から12月まで(上半期と下半期を含む通期)に日本国内で公開開始の映画興行収入ランキングと話題作です。リンク先はネタバレあり注意。
◆ 2025年映画興行収入ランキング(日本国内の興行成績)
01位: 劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来(387.1億)
02位: 国宝(183.5億)
03位: 名探偵コナン 隻眼の残像(146.6億)
04位: 劇場版 チェンソーマン レゼ篇 (100.0億)
05位: ズートピア2(81.2億)
06位: ミッションインポシブル ファイナル・レコニング(52.6億)
07位: 劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室 南海ミッション(45.3億)
08位: 8番出口(51.5億)
09位: ジュラシック・ワールド 復活の大地 (48.9億)
10位: 映画ドラえもん のび太の絵世界物語 (46.0億)
映画ドラマ評価ピクシーン
https://pixiin.com/ranking-japan-boxoffice2025/
◆ 『この夏の星を見る』
辻村深月さんの同名小説を原作とした実写映画『この夏の星を見る』は,2025年7月4日に公開されました。コロナ禍の2020年を舞台に,部活動や行事が制限される中で「星」を通じて繋がろうとする中高生たちの姿を描いた感動の青春群像劇です。
映画の基本情報
* 公開日: 2025年7月4日
* 監督: 山元環
* 原作: 辻村深月『この夏の星を見る』(KADOKAWA刊)
* 主題歌: haruka nakamura + suis from ヨルシカ「灯星(ともしび)」
* 上映時間: 126分
あらすじ
2020年,新型コロナウイルスの流行により,茨城県立砂浦第三高校の天文部員・亜紗(あさ)たちは,目標としていた合宿や大会が中止になり,絶望の中にいました。「このままでは終われない」と考えた亜紗たちは,オンラインで繋がりながら,同時に天体観測を行う競技「スターキャッチコンテスト」の開催を企画します。東京の中学生・真宙(まひろ)や,長崎・五島列島の高校生・円華(まどか)など,場所は離れていても同じ空を見上げる仲間たちが,画面越しに心を寄せていきます。
主要キャスト
若手実力派俳優たちが,当時の葛藤を抱える学生たちを瑞々しく演じています。
溪本 亜紗/桜田ひより
茨城の高校2年生。天文部。コンテストの企画者。
飯塚 凛久 /水沢林太郎
亜紗の同級生。望遠鏡作りに情熱を注ぐ。
安藤真宙/黒川想矢
東京の中学1年生。ひょんなことから理科部に入る。
長嶺 円華/中野有紗
長崎・五島の高校生。実家の旅館経営に悩む。
作品の見どころ
「あの頃」のリアルな描写:マスク越しの会話やオンライン授業など,コロナ禍を経験した誰もが共感できる「失われた日常」と,その中での希望が丁寧に描かれています。星空の映像美:実際の天体写真家が監修に入っており,スクリーンに広がる満天の星々や,ISS(国際宇宙ステーション)を捉えるシーンは圧巻です。群像劇の繋がり:茨城,東京,長崎と,遠く離れた場所で同時進行するドラマが,一つの「星」を通じて結びついていく構成が非常に感動的です。
> 豆知識: 原作は多くの新聞で連載されていた人気作で,映画公開に合わせ「角川文庫」や「角川つばさ文庫」でも発売されています。
>
◆ 『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)2 ぼくらが望む未来』
映画『僕らが望む未来』は,2019年に社会現象を巻き起こした中国アニメ映画の続編『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)2 ぼくらが望む未来』のことですね。日本では2025年11月7日に,日本語吹替版と字幕版が同時公開されました。前作から2年後の世界を舞台にした,待望の新章です。
作品のポイント
* 公開日: 2025年11月7日
* 監督: 木頭(MTJJ),顧傑
* キャスト(吹替): 花澤香菜(シャオヘイ),宮野真守(ムゲン),悠木碧(ルーイエ),水瀬いのり(ナタ)ほか
* 上映時間: 124分
あらすじ
前作で深い絆を結んだ黒猫の妖精シャオヘイと,その師匠である執行人ムゲン。二人は小さな村で穏やかな日々を過ごしていましたが,ある「会館」が襲撃された事件をきっかけに,妖精と人間の共存を揺るがす危機に巻き込まれます。任務によってムゲンと離れ離れになったシャオヘイは,姉弟子のルーイエと共に,真実を求めて新たな冒険へ。厳しい試練の中で,シャオヘイは自らが「望む未来」のために,究極の選択を迫られることになります。
見どころ
* 進化したアクション:空間を操る能力を駆使したバトルシーンは,前作以上にスピード感と迫力が増しています。
* 新キャラクターの登場:シャオヘイの姉弟子ルーイエをはじめ,物語の鍵を握る魅力的な妖精たちが多数加わっています。
* 師弟の絆:離れているからこそ浮き彫りになる,シャオヘイとムゲンの揺るぎない信頼関係が,物語の核として描かれています。
> 【参考】タイトルが似ている作品
> もしこちらが探していたものと違う場合は,同じ2025年に公開された辻村深月さん原作の映画『この夏の星を見る』(7月公開)や,主題歌の歌詞に似たフレーズがある『君を愛したひとりの僕へ』(2022年公開)などと混同されている可能性があります。
◆ 『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』(原題: K-Pop: Demon Hunters)についてご紹介します。
この作品は,ソニー・ピクチャーズ・アニメーション(『スパイダーマン: スパイダーバース』などの制作スタジオ)が手掛けた長編アニメーション映画で,2025年6月20日からNetflixで独占配信され,世界的な大ヒットを記録しました。華やかなK-POPの世界と,ド派手なアクションが融合したミュージカル・ファンタジーです。
* あらすじ:
世界的な人気を誇るK-POPガールズグループ「HUNTR/X(ハンターエックス)」の3人(ルミ,ミラ,ゾーイ)。彼女たちの正体は,歌とダンスを武器に,人間の魂を狙う邪悪なデーモンと戦う「デーモン・ハンター」でした。彼女たちは,ファンを守るために正体を隠して戦ってきましたが,ある日,圧倒的な人気を誇るライバルのボーイズグループ「Saja Boys(サジャ・ボーイズ)」が現れます。しかし,その正体はデーモン軍団が化けた姿。HUNTR/Xは,音楽と世界の命運をかけた史上最大の戦いに挑みます。
主な登場人物とキャスト(声優)
豪華な韓国系俳優や,日本版では人気声優が声を担当しています。
ルミ/リーダー格(実は半分デーモン)/アーデン・チョー/寿 美菜子
ミラ/クールな振付担当/メイ・ホン/田村 睦心
ゾーイ/元気なラッパー/ユ・ジヨン/渡谷 美帆
ジヌ/Saja Boysのリーダー/アン・ヒョソプ/石川界人
作品の魅力と特徴
* 革新的なアニメーション: 3DCGでありながら,日本のアニメやコミックのような表情豊かな2D風の演出が取り入れられており,特にダンスシーンのクオリティが非常に高いと評判です。
* 本格的な楽曲: 劇中歌は,BLACKPINKなどの楽曲を手掛けるTHEBLACKLABELなどが制作に関わっており,本物のK-POPシーンさながらの楽曲が楽しめます。
* 興行的成功: Netflixでの視聴回数が過去最高レベルに達したほか,あまりの人気に映画館での「応援上映(Sing-along)」も実施されるなど,2025年を代表するアニメ作品の一つとなりました。
もし特定のキャラクターや,劇中で流れる曲についてもっと詳しく知りたい場合は,お気軽にお聞きください!
◆ 『レンタル・ファミリー』
映画『レンタル・ファミリー』(原題:Rental Family)は,日本を舞台に,アカデミー賞俳優ブレンダン・フレイザーが主演を務める感動のヒューマンドラマです。監督は,デビュー作『37セカンズ』でベルリン国際映画祭のパノラマ部門観客賞を受賞し,世界的に注目を集める日本人監督のHIKARIが務めています。実在する日本の「代行サービス(人間レンタル屋)」を題材に,孤独と人との繋がりをユーモアと切なさを交えて描いています。
* ストーリー:
東京で暮らしながら,鳴かず飛ばずの落ちぶれたアメリカ人俳優フィリップ(ブレンダン・フレイザー)。仕事もなく自分を見失いかけていた彼は,ひょんなことから「レンタル・ファミリー」という,他人の家族や友人の役を演じる仕事に就くことになります。「日本での代役なら,白人の俺がぴったりだ」と,最初は割り切って始めた仕事でしたが,レズビアンの女性の結婚式の新郎役や,孤独な老俳優の聞き手,さらには父親のいない少女の「偽の父親」役などを通じて,フィリップは演じているはずの「偽物の絆」の中に,本物の温もりと自分の居場所を見出していきます。
主なキャスト・スタッフ
ハリウッド俳優と日本の実力派俳優たちが共演しています。
* 監督・脚本: HIKARI
* 主演: ブレンダン・フレイザー(『ザ・ホエール』『ハムナプトラ』)
* 出演:
* 平岳大: レンタル業者のオーナー
* 山本真理: 同僚のレンタルスタッフ
* 柄本明: 孤独な元名優
* 森田 望智 / ゴーマン シャノン 眞陽
公開情報(2025年現在)
この作品は,世界的な映画賞レースでも話題となっており,日本では以下のスケジュールで注目を集めています。
* 2025年11月: 第38回東京国際映画祭(TIFF)にて「ガラ・セレクション」としてアジアン・プレミア上映。
* 2026年: 日本全国での一般公開が予定されています。
見どころ
* ブレンダン・フレイザーの演技: 日本の文化に戸惑いながらも,人々と心を通わせていく不器用な男を,彼ならではの優しさ溢れる演技で体現しています。
* 東京の風景: HIKARI監督による,美しくもどこか切ない東京の街並みの切り取り方も高く評価されています。
* 「本音と建前」への洞察: 日本特有の文化を,外国人俳優の視点から描くことで,普遍的な人間の孤独や愛を浮き彫りにしています。
この映画の具体的なロケ地や,HIKARI監督の過去作(『37セカンズ』など)についても興味がおありでしたら,ぜひお知らせくださいね。
◆ 『無名の人生』
映画『無名の人生』(英題:JINSEI)についてですね。
この作品は,アニメーション映画『音楽』の岩井澤健治監督がプロデュースし,新鋭・鈴木竜也監督がほぼ独力で作り上げた,圧倒的な熱量を持つ長編アニメーション映画です。
✔ どんな映画?
ストーリー: 仙台の団地で暮らすいじめられっ子の少年が,ある転校生との出会いを機に,かつての父親の背中を追って「アイドル」を目指します。そこから始まる波乱に満ちた100年の人生を全10章で描く壮大な物語です。
「名前」のない主人公: 主人公は生涯を通じて,蔑称や源氏名など様々な呼び名で呼ばれますが,一度も「本当の名前」で呼ばれることがありません。そんな彼が最後に目にする景色とは何なのか……という点が大きなテーマになっています。
現代社会への鋭い視点: 高齢ドライバー問題,芸能界の闇,戦争,孤独死など,現代の日本が直面するセンセーショナルな社会問題を背景に,一人の男の悲哀と美しさが描かれます。
✔ 注目ポイント
驚異の個人制作: 鈴木竜也監督が監督・原案だけでなく,作画・美術・撮影・音楽・編集までをほぼ一人で担当。章ごとに画風(タッチ)や色彩が変化していく,実験的かつ情熱的な映像体験が話題となりました。
異色のキャスティング: 主人公の声を担当したのは,孤高のラッパーとして知られるACE COOL。さらに宇野祥平,津田寛治,中島歩,毎熊克哉といった実力派俳優陣が脇を固めています。
作品データ
* 公開日: 2025年5月16日
* 監督: 鈴木竜也
* プロデュース: 岩井澤健治(『音楽』監督)
* 上映時間: 93分
北野武監督の作品に影響を受けたという,静寂と暴力性が同居するような独特のテンポも魅力の一作です。
◆ 『ウィキッド: ふたりの魔女』
映画『ウィキッド: ふたりの魔女』(原題: Wicked)についてですね。
世界中で愛されている名作ブロードウェイ・ミュージカルを、2部作の壮大なスケールで映画化したファンタジー大作です。
✔ どんな映画?
ストーリー: 名作『オズの魔法使い』の前日譚。のちに「善い魔女」と呼ばれるグリンダと、「悪い魔女」と呼ばれるエルファバ。全く正反対の二人が、魔法大学での出会いを通じて深い友情を築き、やがて運命に翻弄されていく姿を描きます。
圧倒的な歌声: 主演は、圧倒的な歌唱力を誇る実力派シンガーのアリアナ・グランデ(グリンダ役)と、トニー賞受賞経験を持つミュージカル界の至宝シンシア・エリヴォ(エルファバ役)。全編を通して彼女たちの圧巻のパフォーマンスが楽しめます。
豪華なキャスト: 監督は『クレイジー・リッチ!』のジョン・M・チュウ。ミシェル・ヨーやジェフ・ゴールドブラムなど、脇を固める俳優陣も非常に豪華です。
✔ 日本での公開スケジュール
本作は2部作となっており、日本では以下の日程で公開(予定)されています。
* 第1部『ウィキッド ふたりの魔女』: 2025年3月7日公開
日本語吹替版では、エルファバ役を高畑充希さん、グリンダ役を清水美依紗さんが務めたことも話題になりました。
* 第2部『ウィキッド 永遠の約束』: 2026年3月6日公開予定
完結編となる第2部では、彼女たちが「善」と「悪」の道に別れ、あの『オズの魔法使い』の物語へと繋がっていく様子が描かれます。
> 豆知識: 劇中の名曲「Defying Gravity(自由を求めて)」は、映画ならではの視覚効果とシンシア・エリヴォの魂の歌唱が合わさり、世界中の映画館で鳥肌もののシーンとして絶賛されました。
> 第2部の公開まであともう少しですが、第1部をご覧になった感想や、吹替版・字幕版どちらに興味があるかなど、ぜひお聞かせください!
◆ 『シンシン/SING SING』
映画『シンシン/SING SING』についてですね。
この作品は,ニューヨークにある実在の最重警備施設「シンシン刑務所」を舞台にした,実話に基づく感動的なヒューマンドラマです。
どんな映画?
* ストーリー: 無実の罪で収監された主人公ディヴァインGが,刑務所内の更生プログラムである「舞台演劇」を通じて,仲間たちと共に希望を見出していく姿を描いています。
* 驚きのキャスティング: 主演のコールマン・ドミンゴなど数名のプロ俳優を除き,出演者の多く(約85%以上)が実際にこの刑務所に収監されていた元受刑者であり,演劇プログラムの卒業生たちが本人に近い役柄を演じているのが最大の特徴です。
* 高い評価: 北米ではA24が配給を担当。主演のコールマン・ドミンゴがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど,世界中の映画祭で絶賛されました。
作品データ
* 日本公開日: 2025年4月11日
* 監督: グレッグ・クウェダー
* 出演: コールマン・ドミンゴ,クラレンス・“ディヴァイン・アイ”・マクリン,ポール・レイシー ほか
刑務所映画といっても脱獄モノのようなバイオレンスではなく,芸術が持つ「人間を再生させる力」を静かに,かつ力強く描いた名作です。
もし特定のシーンや,実際に演じている元受刑者たちのエピソードについてもっと詳しく知りたい場合は,お気軽にお聞きくださいね。
◆ 『アプレンティス: ドナルド・トランプの創り方』
映画『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』(原題: The Apprentice)についてですね。
この作品は,元アメリカ大統領ドナルド・トランプの若き日を描いた,非常にスキャンダラスでスリリングな伝記映画です。
どんな映画?
* ストーリー: 1970〜80年代のニューヨーク。父の会社が倒産寸前に追い込まれ,野心はあるもののナイーブだった青年トランプが,悪名高い辣腕弁護士ロイ・コーンと出会うところから始まります。
* 「3つのルール」: コーンはトランプに,勝者になるための非情な鉄則を叩き込みます。
* 攻撃,攻撃,ひたすら攻撃しろ
* 非は絶対に認めるな
* たとえ負けても,勝利を主張し続けろ
この教えによって,トランプがいかにして現在の「怪物」へと変貌を遂げたかが描かれます。
注目ポイント
* 驚異の憑依演技: 主演はマーベル作品のウィンター・ソルジャー役で知られるセバスチャン・スタン。トランプ特有の口調や仕草を見事に再現し,絶賛されました。
* 師弟関係の皮肉: 師匠であるロイ・コーン(『キング・オブ・メディア』のジェレミー・ストロングが怪演)との,あまりに非情で複雑な関係性は,単なる成功譚ではない深みを与えています。
* トランプ陣営が反発: 内容が過激(私生活のショッキングな描写を含む)であるため,トランプの弁護団が**「上映を阻止する」**と警告したことでも大きな話題になりました。
作品データ
* 日本公開: 2025年1月17日
* 監督: アリ・アッバシ(『聖地には蜘蛛が巣を張る』など)
* キャスト: セバスチャン・スタン,ジェレミー・ストロング,マリア・バカローヴァ(元妻イヴァナ役)
「なぜ彼があのような人物になったのか」という謎を解き明かすような作品です。
もし,トランプ本人の反応や,劇中で描かれた「衝撃的なシーン」についてもっと詳しくお知りになりたい場合は,続けてお伝えできますよ。
◆ シネマ・チュプキ・タバタ
東京都北区にあるシネマ・チュプキ・タバタ(CINEMA Chupki TABATA)は,日本で唯一の「ユニバーサルシアター」として非常に有名な,温かみのあるミニシアターです。お問い合わせいただいた作品との関連や,劇場の特徴についてまとめました。
1. 上映スケジュールについて
現在(2025年12月30日),『この夏の星を見る』や『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』の具体的な上映状況は以下の通りです。
『この夏の星を見る』: 2025年7月に全国公開された作品ですが,チュプキでは話題作を数ヶ月遅れて丁寧に「バリアフリー版(音声ガイド・字幕付き)」として上映することが多いため,2025年末から2026年初頭にかけてのラインナップに含まれている可能性が高いです。
『羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来』: 2025年11月公開の新作です。前作もチュプキで非常に人気があったため,今作も順次上映されることが期待されます。正確な時間は,公式サイトの上映スケジュールを必ずご確認ください。チュプキは座席数が20席と非常に少ないため,事前予約を強くおすすめします。
2. シネマ・チュプキ・タバタの特徴と魅力
この劇場は,単に映画を上映する場所ではなく,「誰でも一緒に映画を楽しめる」ための工夫が凝らされています。
* 完全バリアフリー: すべての映画に「イヤホンで聴ける音声ガイド」と「日本語字幕」がついています。目が見えない方,耳が聞こえない方も一緒に鑑賞できます。
* 世界一優しい音響: 木の振動を活かした「フォレスト・サウンド」を採用しており,体に響くような優しい音響が特徴です。
* 小さなお子様連れも安心: 防音の「親子鑑賞室」があり,赤ちゃんが泣いてしまっても安心して映画を観ることができます。
* こだわりの内装: 劇場の入り口やロビーは森の中にいるような手作りの温もりがあり,非常にリラックスできる空間です。
3. アクセス情報
* 住所: 東京都北区東田端2-8-4(JR山手線・京浜東北線「田端駅」北口から徒歩約5分)
* 定休日: 水曜日
* 座席: 20席(車いすスペースあり)
田端の商店街の中にある,とても素敵な映画館です。もし『この夏の星を見る』や『羅小黒戦記2』をここで鑑賞できれば,作品のメッセージ性がより深く心に響く体験になると思います。
by gemini, 25.12
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