2013年10月2日水曜日

mixi衰退の歴史

私が目にしてきた「mixi衰退の歴史」を語ろう
mixiがどうしてこんなに衰退してしまったのかをmixiの1ユーザーであった私が自分が体験してきた歴史を踏まえて語っていきたい。
※微妙に時代が合わない人がいるから書き足しておきます。僕がmixiユーザーになったのは2008年で、めっちゃ使ってたのが2011年ぐらいまでです。最近もmixiにアカウント持ってますが、一部の友人との連絡版に使ってるだけです。
by tm2501
はてなブログに投稿しました
さあ、mixiの話をしよう!ーここいらで、mixiが衰退した理由をおさらいしておこうー - とある青二才の斜方前進
http://t.co/7QYSR2w8Cp
tm2501 2013-10-02 22:13:43
mixiが赤字になったことが話題になり、ブログでその話を書いたから、Twitterでも触れておく。今でこそmixiは華がないツールに成り果ててしまったけど、もともとはmixiほど友達と繋がる上で便利なツールはなかった。メッセージ機能や足跡機能・ニュースやオフ会を経由した出会い
tm2501 2013-10-02 23:37:23
mixi自体のポテンシャルはすごく高くて、mixiを通じて僕も友達ができたし、オフ会を通じて交友が続いたり、学生の間では友達関係を維持するための名刺がわりになってた。つながって相手の日記や趣味などをチェックしつつアドレスが知らない人ともメッセージでやり取りして会いに行けた。
tm2501 2013-10-02 23:38:54
mixiの良さはインターネットに接続しながらはてなやTwitterのように殺伐とした空気にならず(あるいはそう言うネットユーザーに触れずに)快適に自分や自分と趣味が合う・顔を知ってる「ほとんど内輪」(友達の友達以上につながりが増えすぎない)ところにあった。閉鎖的だからこそ良かった
tm2501 2013-10-02 23:40:45
@tm2501 FE 
FBに近かったのかな。
ishiikatsuaki 2013-10-02 23:58:38
@ishiikatsuaki 全盛期のmixiはFBよりも手軽かつつながれるサイトでした。匿名OKだったし、コミュニティー経由でオフ会に行ったり、mixiニュース経由で文章を読んでもらえたり「つながるための施策」がすごく優れたサイトでした。
tm2501 2013-10-03 00:01:11
ところが、mixiの「繋がるために便利なツール」は一部の人に悪用された。mixi自体が持っていたポテンシャルの高さは悪意のある人が使えば出会い系サイトであり、いかがわしいイベントを開くツールであり、なによりも最終ログイン時間が分かることからストーキングツールとして有用だった
tm2501 2013-10-02 23:42:56
mixiにとって、本当に改善すべき問題は「最終ログイン時刻」がわかってしまう点であった。ログインする時間や足跡によって投稿しなくても、相手が暇している時間がわかってしまうことで、恋愛関係にある男女などはmixiでつながっていると、相手のmixiを見て相手の行動を観測していたという
tm2501 2013-10-02 23:44:13
mixiが悪用されるようになってからというもの、mixiは悪役になってしまった。2ちゃんねるのように「ユーザーが悪い。ツールは悪くない」と逃げたり、はてなみたいに「個々人の問題だろ?」と言うべきところを、健全なユーザーにまで規制をかけるような形を採用してしまった。そこから衰退した
tm2501 2013-10-02 23:46:22
mixiの運営は「サイトの健全化」で2つの失敗を犯した。1つは招待制の廃止。招待制があるうちはあからさまに営業活動する業者が入ってこなかったが、mixi日記やメッセージを通じた営業活動が展開されて居心地が悪くなった。招待制を廃止して数日の出来事だったので、原因は明らかだといえる
tm2501 2013-10-02 23:49:16
2つ目がmixiが「廃止する機能を間違えた」ことだ。ログイン時間の機能でなく、よりによって足跡機能を廃止してしまった。「足跡機能」を廃止したことでストーキングしている奴がわからなくなったばかりか、ユーザー同士のつながるチャンスまで奪ってしまった。これがmixiの独自性を失くした
tm2501 2013-10-02 23:51:42
mixi の全盛期と言われていた時期からTwitter・Facebook・ニコニコ動画などの時代へと移管する際、mixiは自らの独自性であり、武器だったものを廃止してしまった。その上で、Facebookの真似で「いいね!」をつけたり、Twitterの真似で「ボイス」を開始した。
tm2501 2013-10-02 23:54:39
@tm2501 mixiがTwitterの真似をしたことで、僕などはむしろTwitterへ誘導された印象があります。よくわからんうちは新規登録とか面倒ですし興味なかったのに、あれで「なるほど今mixiから人がどんどん移ってるTwitterってこういう感じなのか。僕も移るか」と
nun0nun 2013-10-03 00:05:47
*
@nun0nun それはすごく正しいです。「高速道路や鉄道が田舎に通ると、都会に人が流出する」という現象が世の中にはありますが、当時のmixiでは同じことが起こりました
返信 RT お気に入り
tm2501 2013-10-03 00:10:09
補足:ストロー現象とは交通網の開通により都市が発展したり衰退したりすることを指す。
参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E5%8A%B9%E6%9E%9C
mixiが魅力的でない理由についても2つ。1つはパクリサイトに成り果ててしまったことで、mixi自体の独自性がないこと。Facebook・line・Twitterなどの機能を取り入れるだけ取り入れたはいいが、機能が多く重たい上になおかつ独自サービスがない。そのため使い勝手が悪い
tm2501 2013-10-02 23:57:41
衰退したもうひとつの原因は「ユーザー同士の交流」がオンライン・オフライン問わずなくなってしまったこと。業者がオフ会を主催するようなトピックが増え、足跡機能がなくなったことで、自分を見に来てくれているユーザーの顔も見えなくなり、mixiでつながることが困難になってしまった。
tm2501 2013-10-02 23:59:43
Twitter連携機能でmixi日記の価値が薄れて情報がスカスカになった。上場の際に出会いやアダルト関連のコミュニティを根こそぎ潰した。スマホ対応で内容が薄い自己紹介投稿がコミュニティを席巻するようになったって印象 http://t.co/HmHlssZg1S #mixi
miraihack 2013-10-03 03:42:50
そのネタは知らなかったです。案外、mixiが見習うべきはFC2だったのかもしれませんね…。過度に健全化しすぎずに、悪も飲み干すべきだった @miraihack 上場の際に出会いやアダルト関連のコミュニティを根こそぎ潰した http://t.co/zBL1w7Ikz0 #mixi
tm2501 2013-10-03 05:00:45
人間、やはり裏の面もあるのでWEBサービスも清濁併せ持つことが大事なのかな〜と思います。特に同性愛者など性的マイノリティの人達は、実質コミュニティが支援と交流の場として役立っていたように観察していたので、あの運営対応は残念でした。 @tm2501
miraihack 2013-10-03 05:31:28
今のmixiはわかりやすく言えば、「メニューが多いけど、看板メニューがないラーメン屋」なんです。醤油・塩・味噌全部やってくれるし、トッピングも多いんですが…マズイ!そういうラーメン屋に入ったことありません?客ガラガラで店が汚く古びてるダサいラーメン屋。あの感じなんですよ。
tm2501 2013-10-03 00:02:59
【告知】この記事があまりにも伸び、1000を超える反響が来たため、反響だけをまとめた記事を作りました。よかったら、そちらもあわせてご覧ください。
tm2501
IT・Web インターネット 編集可能

togetter.com
http://togetter.com/li/571838







mixi衰退の最大のミスは足跡機能廃止にあったという、いまさら解析いかがですか?
永江一石
2013年01月09日 10:02
実はあと3ヶ月くらいでα版をリリースするのですが、ソーシャルサービス作ってます。とはいってもFacebookとかPath、Google+とは全く異なり、日本に特化したある意味、かなり特殊なヤツです。乞うご期待なわけですが、これのコンセプトを設計するにあたり、「栄えるWEBサービスに必要な要素」はなにかを考えました。いつにもまして真面目なエントリーだな、こりゃ。
わたくし思うに、「依存度を高める」ということだと思うんです。依存度というとヤクやパチンコみたいなネガティブなものを考えますが、そういうものばかりじゃない。一昨日のエントリーでなぜAmazonは100万冊売っても6000万円の粗利にしかならない1円本を売っているのかという事を書いたけど、Amazonだってユーザーの依存度を高めることに必死に注力している。携帯ゲームのコンプガチャもそうだし、そもそもAjaxなる技術だってそのために使われている事が多い。ありとあらゆるWEBサービスは、顧客の依存度を高めるためになりふり構わない。と書いてる間にもYahoo!オークションから「オークションアラート」のメールが来ましたよ(笑)
Facebookも依存度を上げるために必死だ。「やれ、あんたの友人はこんなことしてるぞ、お前はいいのか」とか「あんたがウオッチしている誰々がこんなこといってるぞ」と次々ご注進してくる。自分もかなり依存している。仕事のメッセージもFacebook経由で来るし、来たら警告音が鳴る。内容見るまで鳴り続けている。うるさいぞ、Facebook。しかし依存させられているから1日ずっとタブは開きっぱなしだ。
しかし、ここに、「依存度を敢えて下げてしまった」故に、負け組になってしまったWEBサービスがある。なにかといえば・・・やっぱりmixiです。
いまさらですが、mixi衰退の理由については諸説ある。しかし「依存度」についてのみ考えれば、2011年6月の「足跡機能停止」が決定的なミスだったと断言できる。
ユーザーの口から出る足跡機能停止の最大理由は、「誰がアクセスしているか分からないのは不安」というものが多い。しかし毎日のように足跡をチェックしていた自分の意識の根底にあったのは実は
○自分が書いた日記は人気だったのか,何人が読んでくれたのか
○誰々に自分の日記を読ませることができたか(特にあまり仲良くない友人に)
○誰々は自分のことを気にしているかどうか
のような、他人の意識動向チェックであった。
だから毎日せっせと日記を書き、足跡をチェックしたのである。誰が見たかもわからない日記をせっせと毎日書くヤツなんているか?! サイトのアクセスを気にしないで毎日更新するヤツがいないのと同じである。だから誰も日記を書かなくなった。
mixiは足跡機能を廃止するときに「いいね」がついたから同じと言い訳していたが、「いいね」を付けてくるのはポジティブな反応だけであって、大半はなにも行動を示さない。Facebookページは1投稿について何人が見たかが分かるが、5000人が見た(タイムラインに流れた)っていいねを押すのは数人〜数十人程度だ。つまり「読んでもなにも行動を起こさない」人の方が絶対的多数で、「いいね」押してくる決まった顔ぶれの情報なんて知っても仕方ないのです。
ではなぜ、mixiは、「自社サービスへの依存を断ち切る足跡機能廃止」をしたのか。これは本当に謎です。
サーバ負荷軽減といってもいまならクラウドに移行すればいいし、そもそも大規模に落ちたのは1回だけで、それほど落ちた記憶はない。出会い業者が足跡使っていろいろな悪さをしたからとも言われているが、だったらそっちをたたき出せば良かった。後期には変な嫌がらせ足跡もたくさん来て辟易したが、通報が溜まれば自動でアカウント停止するとか、いくらでもやり方があった。そうしたことをせずに最大の依存度の要素を断ち切ってしまったのは、笠原君の最大のミスではないかと思います。
去年の10月にmixiは1年半停止していた足跡機能の復活をテストリリースすると発表している。しかしすでに遅しである。
いまや大半の登録ユーザーはmixiに依存していない生活を送っている。いまからmixiで日記を書く気には少なくともわたしはなれません。だって書いてもいまのmixiじゃ数人しか見てくれないから。
mixiは余力があるうちに、なんか別のサービスを開発するべきだと私は思います。または「もっとmixiに依存する魅力的なコンテンツ」の搭載しか未来はないです。そんなわけで、自分が開発するソーシャルメディアは依存度満載にしたいと・・・汗
    
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ネットという手のひらからソーシャルの先を睨む
藤川真一
2014年06月05日 00:58
mixiやFacebookはクローズドだ。得られる情報も自分が発信して到達する範囲も決まっている。
Twitterはオープンだが、フォローフォロワという枠を作ることで、情報に囲いを作っている。
今流行っているサービスは、一見、オープンのようでクローズドだとも言える。
多分、それは現実の投影だったのだろう。「世界中にホームページで情報伝達だ!」と言ったところで家族の紹介や家庭菜園、所有してる車の紹介だけだったら現実的に見てくれる人は限られていた。
それではせっかく見てくれる可能性のある人にさえ到達しないかもしれない状態を放置するよりは、到達可能な人たちの間の情報到達性と密度を上げ、「いいね」でその行為を心地よいものにしようというのが、今のソーシャル・ネットワーク成功の方法論だ。
たまに「インターネットって面白いよね!」というコメントがつく話題が流れる。大抵、そういう時は自分の観測範囲外にすごく面白いコンテンツがあった時に言われてる言葉だ。
つまり、インターネットは広い世界で、多様な人がいるという期待から来ているのだと思う。その割には日常の可処分時間はソーシャルを通じて「自分が興味がある人脈や情報源からの情報」に身を委ねている。
検索でさえも、「自分が検索可能なキーワードの情報しか検索できない」という問題を抱えているのに、これでは自分の興味や知識の範囲に見合う情報しか得られないではないか。所詮、ソーシャルは「インターネットの全て」ではなかった。人間を最適化する装置ではあっても、人間を拡張してくれる装置ではなかったのかもしれない。
ソーシャルに向けて情報伝達を最適化するメディアにみんなの可処分時間を「釣られている」現状、そろそろソーシャルとの付き合い方を考えなおしても良いのかもしれない。
今度、7/7にWebSigのイベントで、「日本のソーシャルネットワーク10年」というイベントをやります。
mixiニュースの立ち上げなどmixiをずっとを支えてきたそわなかさん、数少ないインターネット大好きを公言しながらビジネスでも大活躍中の、nanapi社長のけんすうさん、そして、WebSig代表の和田と、僕、モデレータは技術評論社の馮さんでソーシャルネットワークを考えるイベントをやります。
別にこんな重たい話をするわけではなく、楽しく、これまでのソーシャルの変遷を懐かしむというスタンスで全然OKだと思います。楽しい時間の中から「ネクストソーシャル」のヒントが見えてきたら良いなぁと思っています。
    
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