PC-8801mk2SRで発売されたPaintTool
◆G-EDIT
デジタル8色200ライン対応。
PC-8801mk2シリーズの、カーソルキーにて操作。
このカーソルキーでの操作がクセモノでして、というのも88のカーソルキーは、今の98のキーボードの拡張ファンクションキー(vf.1~vf.5)に当たる場所に横並びしていました。
今考えると、非常に使いにくい操作感覚でしたが、LineやPaintなどBasic命令でのCGがメインだった当時には、結構画期的だったんですよ。
こーゆーToolが出るまでは、方眼紙などに予め絵を描いて、それを見ながらBasicでプログラムを組む…という作業を、視覚的に出来るようにしたというだけのPaintToolでした。
偉そうに書いてますが、実を言うとG-EDITって、ロクに使ったことないんです。中古で800yen出して購入したモノで…(^^ゞ
◆ダ・ビンチ
デジタル8色200ライン対応。
当時一世を風靡したペイントツール。しかし、当時はコレしかなかったという声も…(^^;)
シリアルマウスに対応していたが、当方がマウスを探した頃には、既に市場ではシリアルマウスは絶滅していたので、マウスでの操作感は不明。
何れにせよ、一ドットずつ打つのに最適なSystemだったので、粘着性高分子樹脂フィルム(一般にはクレラップとかサランラップと呼ばれている)使って、今では懐かしいラップスキャンするのに向いていたTool。
確かこのPaintTool、抜き色Load出来なかった筈でしたが、後に故POPCOM誌上で、バージョンアップ用のProgramListが掲載されてました。
◆LALF
バスマウス対応。アナログ512色中8色使用可。
88史上に燦然と輝くPaintTool。
LALFで描いた落書きです。 ただ、かなり高機能なだけあって、FRなどの4MHzのマシンでは些か処理が重かったのが難点でした(と言っても、当時はそれが普通でしたが)。
故テクノポリスによると、LALFの動作時、88のMainMemoryが、わずか2Bits(Bytesではない)しか余っていなかったとか??動作時と言っても、どーゆー動作している時の事か判りませんが…。
98版LALFの発売も噂されていましたが、どうやら開発段階で潰れたらしい…残念。
で、これを使って約30分で描いてみた絵(^^)
バスマウスで作業可能なので、絵心(&慣れ)さえあれば、ラップスキャン無しでも、どーにかなった。→LineToolをチマチマ繋げて輪郭描くって方法ね。この絵も、そーやって描いてます。
ドットが荒いので、修正も楽だった(ドット一つで表情が変わる事もあるので悩むことも多々あり)し、今までで、最もお手軽に楽しんで描けたPaintToolです。
また、このLALFの最も優れた所は、マスク機能です。
一言で説明すると、他のPaintToolのマスク機能はパレットを指定するTypeで、LALFの場合は形状を指定するTypeだという事です。
通常、88用PaintToolでも98用PaintToolでも、マスクってのはパレットに対応していました。
このTypeの最大の欠点は、[Fパレット]をマスク色に指定した後から[Fパレット]を使って色を塗ると、その部分にまでマスクが掛かってしまうという事です。また、Loadする時に抜き色を指定する事で、絵同士の合成を可能にするtypeも、抜き色用にパレットが一つ必要になります。
LALFの場合は、CelMode(白黒専用)とColorMode(8色使用可)の二つの画面を備えて、CelModeで輪郭を描いてColorModeで彩色、CelModeで人物などの前景を真っ黒に塗りつぶし、ColorModeに背景を描くと、前景に影響を及ぼす事なく背景を塗れます。早い話が、今のPaintToolでは常識となったレイヤ機能の雛形を、すでに10年以上も前に開発していたのです。
ちなみに、98用のPaintTool「エスキース」も、形状を指定するTypeでした。当方が、最も愛用したPaintToolの一つです。
ぶるぶるWeb Page
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/very/88paint.htm
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/very/main.html
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