2003年8月15日金曜日

[機器][PDA] SONY Clie N700C



[機器][PDA] SONY Clie N700C
SONY clie N700C
2010/2/4(木) 午後 7:27
無題 練習用
clie N700Cです。(本体は売り払っていないはずですが、見つからないのでソニーのページから画像を拝借)
200LXやザウルスを使っている間も、他の端末には興味があって、Win CE やPalmの情報もチラ見していました。
その頃のパームは電子手帳一本槍で、必要な機能のみをマシンに実装し、余分な機能は一切つけないというストイックな思想を貫いていました。そのため画面もローレゾで(160*160ドット)、アルファベット文化圏ではそれでも問題ないでしょうが、漢字表示にはきつかったこと、また、入力手段である「グラフィティ」が敷居が高い感じがしたので、「私には向いていないな」と評価していました。
ソニーがどうして電子手帳分野に参入したかは知りません。ただ、その頃の一般的な考え方では、OSとしてWindowsと相性のよいWin CEを採用するのが無難な線ですが、マイクロソフトが大嫌いなソニーのこと、PalmOSのライセンスを取って、自慢のジョグダイアルを装備させ、クリエを発売するという荒技に出ていました。
ソニー製品があまり好きでなかったこと、PalmOSを積んでいたこと等により、クリエについては、あまり興味を持っていませんでした。が、たまたま職場の近くの家電量販店に寄ったとき、N700Cが展示品処分で投げ売られていました(確か7Kくらい)。「これなら、ゴミになっても痛くないか」とすぐ購入。
家に帰って最初に立ち上げて気づいたのが、「あれっ、こいつハイレゾ?(320*320ドット)」。参入第一弾こそ本家と同じローレゾの液晶を積んでいましたが、日本語表示が不満だったのか、OSを独自に拡張してハイレゾ表示ができるようにしていました。なるべく自社の強みであるマルチメディアに振りたいソニーは、その後も独自拡張を続け、clieは本家に先行して、音楽や動画の再生も可能になっていきます(ここら辺は、win CEであれば独自拡張をしなくてもできた部分でありますが)。
今でこそ2Gのメモリーカードが千円を切り、メモリーカードに音楽をため込んで、それを楽しむのがポピュラーですが、この頃のメモリースティックは値段が高く、N700Cには16Mや32MのMS使っていたように思います。リモコン付きイヤホンも付いていて、「さあ、音楽を聴け!」な機械のはずですが、66kのatrac3でもMSの容量が少なくては入る曲が少なく、DRMもガチガチだったので音楽プレーヤーとしては使いませんでした。
脱線しましたが、パーム独特の一筆書き文字入力「グラフィティ」は、1時間くらいで慣れてしまいました。PIMも、デフォルトのままでは月間表示で予定が文字で出てきませんが、それを補うフリーソフトが出回っていることが判明しました。それまで知りませんでしたが、パームにはシェア・フリーのソフトが多数あり、使い方に関しても大量の情報がネット上にあることがわかってきました。
「むぅ、こいつ電子手帳としては最強かも」。動作が軽く、ボタンが多いので必要な機能をすぐ呼び出すことができる。これ以降PIMについては、現在に至るまでPalmOSで通しています。
あっという間にメインの電子手帳になったN700Cですが、不満もありました。炎天下の屋外で使うかもしれない機械だからでしょうが、これ、反射型の液晶を積んでいます。ただの反射型だと暗いところで見えないので、フロントライトが付いています。今となっては全く見かけない「フロントライト付反射型液晶」ですが、画面が美しくありません。また、フロントライトのせいか、本体が分厚くやぼったい感じがありました。
それでも、PIMとしてはいい機械でしたので、しばらくメインで使っていました。

はんぺんのPDAどつぼ (-_-;)
https://blogs.yahoo.co.jp/bungo7l/10266837.html

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