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1988年2月25日木曜日

1988年2月10日水曜日

[TVゲーム][MSX] Etudefor the Killer




Etudefor the Killer
~基本事項~
ステージ攻略以外の、必要知識などをまとめてみました。
攻略にゴリ押し要素が見受けられるのもありますが、
もっとマシな攻略があったらドンドン突っ込んで下さい。
管理人は、テクニカルゲーマーではないので(泣)
■マップの見方
こんなところでしょうか。画像はgif形式&縮小のため、ちょっと見づらいです…。
とはいえ、マップ見ながらならば、大体分かると思います。
むき出し系アイテムは、特に攻略上必要だと思ったものしか書きません。
青玉や指輪、ロザリオ2など、近くにあるアイテムを使えば、だいぶ楽に進める所もあります。
注釈は、※印で引っ張って、地図外に詳しく注釈を書く場合もあります。
■ゲームの進め方
数あるアイテムを駆使しながら、大鍵を取って扉へ向かう、これを繰り返すのが基本的な流れです。
アイテムは効果も様々ですが、必要でないアイテムは無理して取ることはありません。自分が必要だと思ったアイテムを取りつつ、効率良く進めてください。その為にもマップを設けました。
一応、ショートカット攻略も設けましたが、ほんの一例にすぎません。各自巡回ルートなどを考えつつクリアを目指しましょう。
主人公の操作や、敵の倒し方など、最初は戸惑いますが、頑張って慣れて下さい。手抜きだと言われてはそれまでですが、それがアクションゲームなのです。
雑魚対策
ゾンビ
上からの垂直落下での体当たりにだけ気をつければ大丈夫でしょう。
コウモリ
鞭の攻撃判定は、割かし貧弱なので、ジャンプでかわした方がいいかも知れません。

結構厄介。特に上段からのトリッキーな攻めにはてこずると思います。平らな所で待ち構え、落ち着いて迎え撃てば大丈夫ですが、攻撃力は高めなので、極力食らわないようにしましょう。
半魚人
一面のヤツは肌が青白く、妙に生々しくて不気味です。飛び出してくるタイプは、足元から出てくる場合もあり、かなり危険です。一方、徘徊タイプはしゃがんでいれば弾はあたりませんし、問題ないです。
スライム
二面から登場。ロウソクや壁に潜んでます。特に指定がなければ、不安定な所のロウソクは余り壊さない方がいいでしょう。結構ダメージもデカイです。
アーマーナイト
シリーズ中最強(笑)意外と歩行速度が早いので、ヒット&アウェイで。追い詰められたら、ジャンプして頭上を飛び越しましょう。
メデューサヘッド
鞭の攻撃判定は(略)なので、しゃがむかジャンプでやり過ごしても良いでしょう。ただ、足場が不安定な所では、非常に危険な存在です。時計で止めたり、近くのアイテムをうまく使って、落ちないようにはしましょう。
ゴースト
自分の高さ軸に合わせながら接近してきます。落ち着いて倒せば問題ないでしょう。一部屋にしか出てきません。哀れ…。
骨柱
しゃがんでいれば弾は食らいませんが、黄盾所持時は何故か盾に当たります。単体では楽勝ですが、別の雑魚とのタッグが厄介です。
背むし男
かなり厄介です。高い台からの跳びかかりは、真下に入りこめば直撃は免れます。
基本的にはしゃがみながら攻撃してれば問題無いですが、大きく跳んできたらどうしょうもありません(泣)
また、階段を昇りきったところでウロウロしてるやつも、どうしょーもないです(大泣)
スケルトン
場合によっては結構厄介。骨をよく見て内側に入りこんで攻撃しましょう。高さが違う場合は骨だけがひたすら飛んできますが、要は骨を見切るのがコツです。
カラス
自分の攻撃が当たる高さに来たら、迎え討てばOKですが、無理に倒そうとせず、逃げるのも手です。
また、上下に直進してくることは無いです。それほど嫌な所にも出ないので、食らった無敵時間を利用して一気に駆け抜けるのが楽だと思います。
大鳥
4面のコイツは超うっとーCです。背むしの落下軌道が、こちらに直で跳んでくる形なので、少し退いてから攻撃しましょう。でも、沢山来ると、そう簡単にはいかなくなってまいります(TT)
骨竜
正面から挑むと強いですが、胴体は触っても平気なので、裏に回ってから倒しましょう。
しかし、場所によっては無視して通過してもOKです。哀れ。
レッドスケルトン
倒しても何度でも復活しますが、ロザリオでのみ完全に倒せます。動きが速いこともあり、皮の鞭だとキツイです。
アックスアーマー
上段にしか斧を投げてこないので楽です。鞭の場合は、鞭を振り回しながら前進しましょう。
Gバット
そーです。1面のボスです。
6面の道中に登場です。
こっちは皮の鞭しか持ってない状態なので、倒すのは無謀です。攻撃をかわす以外は相手にしない方がいいです。詳しくはステージ攻略にて解説してます。

MSX2ドラ攻略
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/4437/msx1.html
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/4437/msxhow.html









Etudefor the Killer
~MSX2版ドラ攻略~
おそらくプレイ経験者が最も少ないと思われるMSX2版のドラキュラ(笑)
実写マップを使ってても、いい加減な解説付きで攻略です(爆)
見づらかったり、攻略が甘ければ、ご一報下されば可能な限り直します。
二周目もこの攻略でいけると思います。
~ステージ1~
当ゲームではかなり簡単なステージですが、慣れないうちは難しいです。
とはいえ、アイテムや敵の特徴を把握すれば、おちゃのこさいさいです(死語)
武器は鎖の鞭、サブアイテムに時計で十分でしょう。
尚、ショートカット攻略はこてぃら
1-1
ここの狼は、下層から来た場合も、上層からの場合も厄介です。前者は下の階段の手前にしゃがんで待機して攻撃で倒しましょう。結構トリッキーに来るので、落下地点にいると危険なのです~。はい~ ええ~(謎)
で、後者は、
こっちが懐に入ると、向こうは飛びます。で、こっちに折り返してくるので、ジャ~ンプ!
また、右下の壁を壊す前に限り、下層から上層へショートカットできます。
1-2
黄緑の四角の壁に、大鍵が隠れてます。半魚人に気をつけてオレンジの矢印のように跳びこみましょう。
一面のわりには、無茶なことやらせるなあ…(汗)
1-3
ボス
下に降りてきたところを、時計で止めてタコ殴りにしましょう。

MSX2ドラ攻略
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/4437/msx1.html
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/4437/msxhow.html


















~ステージ4~
かなり辛いステージだと思います。地形の悪さ、敵の猛攻、マップの複雑さ、どれも一級品です。
鍵の配置もかなりいやらしく、取る手順をミスすると手遅れにさえなります。
武器は前半鎖の鞭、後半は十字架がオススメです。あとは黄盾と聖水もあると便利です。
また、全ステージ中、時計の無い唯一のステージでもあります。
尚、ショートカット攻略はこてぃら
4-1
まさにWalking on the edge な感じです。タイトルつけた人センス最高!ステージと見事にマッチしてます。
やはり、無敵アイテムを活用すると少しは楽です。
また、ここのリフト乗り込み中はしゃがむのが基本です。
4-2
大鳥(というか背むし)がかなり厄介です。慣れないと、ボコボコにされると思います。
また、骨竜の胴体には触っても平気です。
4-3
洞穴の潜り方は、穴の前で↓+ジャンプ です。これが分からなくてウロウロした人もいるのでは?
ちなみに管理人は30分近くさ迷ってました(死)
青玉を取ってから、右下の壁を壊さずに、右上の壁を壊して大鍵を取りましょう。これが一番楽です。
しかし、右下の壁を壊してしまった場合、
十字架でしか右上の壁を壊せない上に、矢印のように骨竜に体当たりしないと取れません。
ボス
画面左端のところから、十字架やら聖水やら投げ込みましょう。特に聖水をうまく当てると一気に減らせます。
背むしの攻撃力はソーソーなので、それほど気にすることもないです。

MSX2ドラ攻略
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/4437/msx1.html












~ステージ6~
デンジャラス橋が最難関です。Gバットのパターンを把握しないと落とされます。
でも、そこさえ越えてしまえば、それ程辛くはないと思います。
武器は後半からはナイフで。ラスボスに他の武器ではキツイです(特に鞭では)
時計と赤盾もあってもいいでしょう。

MSX2ドラ攻略
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/4437/msx1.html

1987年6月26日金曜日

[ゲーム][X68000] めぞん一刻-想いでのフォトグラフ~名作恋愛漫画のゲーム版

[ゲーム][X68000] めぞん一刻-想いでのフォトグラフ~名作恋愛漫画のゲーム版
めぞん一刻 想いでのフォトグラフ
マイクロキャビン
Written by 小坊主
めぞん一刻。
それは青春の一ページ。
高橋留美子の名作として、いまもなお語り継がれる恋愛漫画である。
美人の管理人とひとつ屋根の下で生活すると言う、夢の様なシチュエーションにあこがれた男性諸君も多いのではないだろうか?
当時としては、対象年齢層が高かったにもかかわらず、アニメ化もされた。
と、なると・・・ゲーム化と言うお決まりのコースを辿るのは、今も昔も変わらない。
「キャラゲーに名作なし」。
現在では「一度見た技は、聖闘士には二度と通用しない」と同じくらい有名な格言である。
この格言が生まれた背景には、かつて、よくあるタイプのシューティングやアクション系のゲームを人気のアニメキャラにすげ替えただけのゲームが大量に出回り、その結果としてゲームとしてもイマイチ、原作の世界観もブチ恐しまくりという、とんでもない自体が発生した事に起因する。
そんな状況の中、「『めぞん一刻』がゲーム化される」と言う話が持ち上がった時には、一体どんなゲームになるか、想像できなかった。
しかし、製作はマイクロキャビン。
ここはアドベンチャーゲームとしてはかなりの老舗で信頼も厚い。
三重県が日本に誇る優良企業である。
この会社やエニックス、スクウェア社などのマイコンアドベンチャーは、当時はかなり安心できた。
テクノポリス(徳間書店)なら、最初から諦めてるが。
で、実際に完成したものを遊んで見たわけだが、予想以上の出来であった。
プレイヤーは主人公・五代裕作となり、"管理人さん"こと音無響子の部屋にある「写真」を手に入れなくてはならない。
「じゃあ、管理人室にさっさと行って、見てくりゃいいじゃないか?」と言う問題ではない。
なぜならここは一刻館だからだ。
五代に対して、ちょっかいをかけてくる住人たち。
そう・・・ダイナミックオバタリアン・一之瀬のおばさん、正体不明の怪人・四谷さん、ネグリジェ・朱美さんの通称宴会トリオである。
この連中がいると、響子さんと二人っきりで話をすることが出来ない。
そこで、こっちから宴会を開いて住人の機嫌か良くなっている間に管理人室へ直行すると言う、大規模なおとり作戦を展開するのだ。
宴会に必要なものは酒とつまみだ。
スーパーで購入できる。
何処かで見たような店員がいるのは製作スタッフのサービスと知れ!
必要なものが揃ったら、一之瀬のおばさんに渡してしまおう。
すると宴会のはじまりだ~!
宴会が終わったら、急いで管理人室へ!
しかし、ガードが固い事で有名な響子さんは、ゲームにおいても変わらない。
ただ管理人室へ行っても、部屋に入れてくれはしない。
何かの用事を作る必要がある。
下の画像は、響子さん宛てに来たはがきを届けたのものだ。
これでやっと目的地には到着した。
問題はここからだ。
肝心の写真を見なくてはならない。
が、そんな目的も忘れて妄想にふける五代。
原作に忠実といえばそこまでなのだが。
さて、本来の目的である写真を見ようとすると・・・
いきなり邪魔されて、振り出しに戻る。
このゲーム、コレの繰り返しです。
結局、「毎回宴会を開いては用事を作って管理人室へ行き、そのたびに邪魔をされる」という事になります。
さて、このゲームではお金の概念があります。
使うとそれだけなくなりますから・・・当然、金欠状態になります。
しかし、宴会を開くには先立つものがいるわけで・・・
で、どうするかと言うと、借金するんですよコレが。
主に友人の坂本から借金する事になります。
最終的には、ゲームクリアするまで借金を重ね、エンディングで請求される事になります。
最後にひとつ。
このゲームの本来の目的は「響子さんの秘密の写真」を見ることですが、中には「あんなバツイチなんがどうでもいい!俺は若いこずえちゃん派なんだよ~!」と言う方もいるかも。
そんな人のために、ちゃんとこずえと結婚するエンディングもあります。
バットエンディング扱いだけどね。
一応、アドベンチャーゲームなのでミッションクリアを念頭に置いてしまうと「同じ事の繰り返しゲーム」なのですが、システム的には出来のいい一刻館ライフ・シミュレーターだったりします。
余談ですが、PCエンジン(Huカード版)とファミコンにも移植されました。
(ファミコン版)
(PCエンジン版)
それだけ人気があったと言う証なのでしょう。
移植作品としては、かなり辛いものがありましたがね。
続編も作られました。
「めぞん一刻完結編」(画像はX68000版)。
                   
198X
http://www5d.biglobe.ne.jp/~t-suzuki/vol.9/mezon.htm







1985年9月10日火曜日

[ゲーム][PCゲーム] MSXゲーム裏技


MSXゲーム裏技
アルカノイド (ROM) New タイトル画面で[←]+[→]+[↑]+[↓]+[INS]を押しながら[SHIFT]+[カナ]を 4回押すと表示は 6機だが242機になっている。
エグゾアII ウォーロイド (ROM) [SELECT]+[BS]+[INS]で次の面に進む。[SELECT]+[BS]+[DEL]で前の面に戻る。[SELECT]+[B]を一回押すとマイキャラがボール型になる。二回押すと敵がボール型に、三回押すと両方ボール型になる。
ゼクサス光速2000光年 (Tape) Load "CAS:"[Return]でゲームをLoadしたら
40 [Return] RUN[Return]続きをLoadしたら POKE &HC41A,xx[Return] SCREEN
2,2:DEFUSR=&HC400:I=USR(0)[Return]でゲームスタート、これで xxの数だけマイシップが増える。xxは0~255。
ボンバーマンスペシャル New パスワード入力画面に入り
BABABABABABABABABABAと入力すると隠し面の 0面にいける。
魔城伝説 (ROM) New タイトル画面で[SELECT]+[I]+[N]+[←]+[→]を何回か押し GAME STARTの文字が点滅したら同じ 5つのキーを押しっぱなしにするとマイキャラが 25人になる。
さらにゲーム中[SELECT]を押すと99カウントの間 透明で無敵になる。(1ゲーム中 3回まで)
ライズアウト (ROM) [CTRL]+[SHIFT]+[1]でマイキャラが増える。[CTRL]+[SHIFT]+[2]で次の面に進む。[CTRL]+[G]でマイキャラが死ぬ。
ライズアウト 別バージョン (ROM) [CTRL]+[SHIFT]+[2]でマイキャラが増える。[CTRL]+[SHIFT]+[3]で次の面に進む。[CTRL]+[R]でマイキャラが死ぬ。

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1985年2月15日金曜日

[ゲーム][MSX] XANADU DRAGON SLAYER II

[ゲーム][MSX] XANADU DRAGON SLAYER II
■STORY
はるかなる昔ザナドゥという王国があった。
長きに渡り平和が続き、祝福にあふれた美しい土地。そこで暮らす人々は皆幸福に包まれ、日々が喜びに満たされていて、一年中飽くことを知らないぐらいでした。
輝かしき永遠の地ザナドゥ。
しかしながら、ある時を境に預言者達が不吉な未来を訴えるようになりました。
それと時をほぼ同じくして、ザナドゥの地ではありえなかった事がおき始めたのです。
温暖で穏やかなはずのザナドゥの地は、深い雲に覆われ、海は荒れ果て、大地は実りをもたらさなくなりました。 
そのような最中、「大いなる災いの到来に備えよ!」との預言者達の声は、人々の心に大きく圧し掛かり不安を広げました。
時の王は人心を乱す輩として、預言者達を残らず獄に繋ぎ、それをもって人々の不安を取り除こうとしました。
しかし、何一つ変わる事の無い現実に人々はやがて正気を欠いていくようになり、一月を待たずして地上の楽園ザナドゥは、欲望と悪徳に満ちた世界となってしまいました。
そして時が来ました。預言者達の思いも虚しく、虚無の世界の主たるキングドラゴン・ガルシスが手を伸ばしてきたのです。
桃源郷。地上の楽園とまで呼ばれたザナドゥの地は、瞬く間に魔族の手に落ち焦土と成り果ててしまいました。
魔族達はザナドゥの地を荒廃し尽くすと、キングドラゴン・ガルシスの名の下、現ザナドゥの王であるジュリデン王に魔族が立ち去る条件と引き換えに三つの要求をしてきたのです。
「一つ、XANADU地下にある”聖なる洞窟”を要塞化した上で我らに明け渡すこと」
「二つ、XANADUの統治者たる証し、”レビック” ”クォージィ” ”タイタン” ”サグリュイレス”の四つの王冠をよこすこと」
「三つ、XANADUで穫れる各生産物の六割を我らに納めること」
ジュリデン王は王家の威信や屈辱よりも幾万の民の命を思い、魔王ガルシスの要求を呑まざるを得ませんでした。
こうして苦難の時代が始まり、数十年もの月日が流れました…。
王家もただ黙って魔族に屈し続けていたわけではなく、秘密裏に幾度となくガルシスを倒すべく試みを繰り返していましたが、そのどれもが敵の強大さを知るだけの、無残な結果となっていました。
「ガルシスを倒す事のできる者は、もうこの世界にはおらんのか・・」
王の弱々しい言葉を前に、皆がうなだれていました…。
ある時、王の側近のサミュエルは、預言者達が牢獄の壁に残していた詩を見つけました。
”三百年に一度シリューガの三つの星が三ヶ月の間一点に交わる時、シリューガの目に守られし者によりこの地は光を取り戻す…”
サミュエルはこの予言を王に伝えました。詩の啓示が確かなら、この時こそがガルシスを討てる唯一のタイミングであるはずだと。
その言葉に希望を見出した王と家臣一同は、密かに事を運ぶため、魔術師達に夢による啓示を行うように命じました。
かくして予言の時は来ました。夢の啓示に導かれた若き勇士達によって王城の広間は溢れかえっていました。
勇士達は戦意も高く、すぐにでも地下城砦に赴かんとする勢いでしたが、王はガルシスの”負”の波動に負けないよう彼等を鍛えるようにサミュエルに命じ、勇士達に七つの道場で過酷な訓練を施しました。
想像を絶した訓練にもかかわらず、勇士達の中で脱落した者は誰一人としておらず、訓練を終えた勇士達は魔族に悟られぬよう、ひとり、またひとりとガルシスの地下城砦へと降りていきました…。
こうしてザナドゥ奪還の幕が切って落とされたのです。
あなたは勇士達のひとりとなって、ガルシスを倒しザナドゥに光を取り戻さなければなりません。
ガルシスを倒す為には、神々が遠い昔、ある王に与えた幻の剣”Dragon Slayer”が必要となることでしょう。
まずは伝説の剣を探すため、唯一の手がかりである精霊の王達の四つの王冠を手にする事です。
神々の祝福があなたの上に多からんことを…。
■マイコンゲームの金字塔
今回はマイコンゲームの超有名作品であるXANADUの記事を書いていこうと思います。
 発売は日本ファルコム。
ジャンルはアクションRPGになります。
マイコンゲーマーだった世代に本作の事を聞いてみると、まずは「名作だ!」だとか「超ヒットした怪物ソフト」だとかの返答が高確率で返ってくるのではないでしょうか?
ザナドゥの初出はPC88版の1985年秋。その洗練された見た目やゲームとしての完成度は、当時の周囲のゲームと比べ何十歩もリードしていて、かなりの注目を集めました。当然雑誌などでも相応にもてはやされ、特集や攻略記事などが1年以上も続くという今では考えられない事態を引き起こしました。
しかし、その絶大なる熱狂振りを信じて、初心者が本作を実際に手にとってプレイしてみると、何がなんだか分からないという状況に必ず陥ると思います。
たいていのゲームはやってさえいればゲームをクリアできるのですが、このゲームはだらだらやっているとすぐにハマリ(クリア不可能状態)になります。基本的に本作はプレイヤーを完全に突き放していて全然優しくありません(笑)
地形でハマって身動きとれずにゲームのやり直し。食料難に陥ってにっちもさっちもいかなくなってやり直し。武具が購入できず敵の強さに対処できなくなったからやり直し…、初心者は散々な目に遭う事は確実でしょう。失敗を重ねて、試行錯誤を繰り返して、仕様を少しずつ体に染み込ませて、そこまでやってやっと本作が始まるのです。
この、試行錯誤を強いられる、やり直しを当たり前とするスタイルは、今現在のゲームのスタイルとしてはあまり歓迎されないでしょう。今の時代ではユーザーにできる限り強いてはならないというのが基本であり常識なのですから。
きっと今現在のゲームユーザーに”当時は大流行した”という事以外を告げずに本作をプレイさせてみたら、9割以上の人間は「これがどうして大ブレイクしたのか理解できない!」と憤慨するか本気で首を傾げるのではないでしょうか?
当時は購入したゲームはクリアできなくても普通という時代でしたから、ユーザーに厳しいタイトルも多かったです。
製作サイドの方は、アクションやシューティングは無理を感じたらそこで終了すればいいという考えだったし、アドベンチャーやRPGはとにかく難解にしてクリアが容易にできないようにする事は当然でした。
ユーザー自体も、当時は今現在のように大漁のゲームタイトルが発売されていたわけでもなく、また気に入らないからと言って気軽に中古屋に売りに行って、帰りに安価な別のゲームを購入、といったような事ができたわけでもなかったので、購入したゲームがどのようなモノであっても、なんだかんだとやり込んでしまうという事が結構普通でした。
試行錯誤や繰り返しプレイが当たり前な時代だったという事も、本作が大ヒットした要因のひとつではないかと、少なからず管理人は思っています。洗練された見た目はともかく、本作はゲームとしての完成度を体感できるまでに時間が掛かりますから。
管理人自身も今でこそザナドゥの魔力に魅了された一プレイヤーではありますが、そこにたどり着くまでには当然の事ながら、
「なんだ? このわけの分からん、ややこしいゲームは!!」 
だとか、
「やっぱりザナドゥなんて手を出さずに止めておけば良かった…」
だとか何度も何度も何度も何度も思いながらプレイしていました(笑)
さて、実際にプレイをして苦難を経験して本作の理解度を少しずつ深めていき、1度は中盤程度の位置まで進めたプレイヤーならば、ひとつの事実に気がつく事でしょう。「ゲームクリアまでの道筋がひとつではない」という事に。
本作は必ずしも順番にクリアしていく必要があるわけでもないですし、ステータス配分も余程極端ではない限りなんとかなります(笑)
称号が無ければ開かないケーブも Pendant を使って無理やり開ける事もできるし、敵がいくら強くても Demons Ring で透明になれば一方的に攻撃できます。Mantle を使えば踏破しにくい地理だろうが壁を無視して進む事も可能なのです。
アイテムの使い方以外でも敵の強さを把握する事で、その敵の処理を後回しにできるし、敵が有限である事や、レベルアップにより発生するデメリットも、中長期的な戦略によりコントロールができます。慣れてくると、制限や面倒さが多い本作も、意外と自由度が高く、やりたい放題ができるという事に気がつくと思います。
いろいろと挙げましたが要するに経験と知恵で本作は如何様にもプレイができてしまうわけです。
それが本作の大きな長所であり、最大の魅力です。
ザナドゥにおける一番の楽しさは、どのような状況であっても、それに応じた戦術・戦略を練る事ができる事にその妙があると管理人は思っています。それ故にプレイヤー自身の経験値や本作への理解度が増えれば増えるほど、ザナドゥは魅力的になゲームへと化けていくのではないでしょうか? 
以前ザナドゥは面白くない! との意見を当時からの古参ゲーマーより聞いた事がありますが、一度や二度の躓きや、間口の狭さによる取り付き難さで、ザナドゥを面白くないと断ずるのは勿体無いかと思います。

ドナドナを聴きながら








■MSX版以外のXANADUについて
MSX版ではグラフィック能力の制約上で見た目が極彩色となっているのですが、本来のXANADUの見た目は青と黄色をメインにした統一感のある美しいカラーリングになっています。
アイテムやキャラクターなどには複数の色が使われているのですが、よく見てみると同じ色の使いまわしで表現されているので、見た目が落ち着いていて統一感があり、なぜか高級感を漂わせているかのような錯覚を覚えます。
それゆえ、この洗練されたグラフィックがザナドゥだ! と思われている方も多いことでしょう。
実際後にリバイバルと銘打ってリメイクされた時も、ハードを考えたらもっと様々な色が使えるというのに、頑なに2色系統内での色数を控えたカラーリングを守っていました。管理人にとっても、青と黄色のカラーリングでないザナドゥはザナドゥに見えません。
「じゃあ、MSX版のザナドゥは何?」
と言われそうですけど、管理人の感覚では、あれは移植版ザナドゥです。[
青と黄色で構成されている多機種版のザナドゥこそが”ザナドゥ”であって、MSX版のアレンジされている(ハード性能上仕方なくではありますが)ザナドゥは”移植されたザナドゥ”として認識しています。MSX1を贔屓目で見てしまう管理人でも、この部分は曲げようがありません。
とは言え管理人はMSX1版のザナドゥのほうが思い入れも強いし、気に入っています。
やはり一番最初に触れたモノに愛着を持ってしまうのはしょうがないのでしょうw
XANADUがMSX1に移植されたのは、XANADUが初めてリリースされてから約2年ほど経った後です。
そのせいか見た目以外でもいくつかバランス調整が入っていて、他機種版とMSX版のXANADUとでは変更点がいくつかあります。
・レベル0のフィールドに戻れない
 MSX版と違いトレーニンググラウンドに戻れないので、魔法のアイテムを売っている店に何度も通う事ができないです。
・画面構成
 MSX1版は、現在何を装備しているのかが、アイコンでも表示されるようになって、視覚的に分かりやすいです。
・BGM
 BGMは基本的に1つで、これを戦闘中や移動中などのシーンなどでBGMの音色やリズムを変化させています。メインがあって、他のシーンではそのメインのアレンジに努めているわけです。脳みそに強制的に刷り込まれるので通称悪魔のワルツと言われていますw
 逆にMSX版はシーン毎に別個にBGMが用意されています。
大きな部分ではこのあたりでしょうか? 
他にもキャラクターメイキング時の支払う対価が違うだとかありますが、管理人がすぐに気が付いたあたりはこの程度です。
探せば他にも細かい部分で違うところはいくつもあると思います。
BGMはMSX版のほうが種類も多く、このBGMを聴く為だけでもMSX版はプレイする価値があると思いますが、統一感のあるXANADUのグラフィックやBGMという、XANADUの美点はMSX版では微塵も味わう事ができません。良し悪しですね。
幸いな事に、XANADUの操作性や戦略性といったゲームの根幹の部分に関しては、全然違和感無くMSX版でも同じ感覚でプレイができるので、グラフィックとBGMの差異さえ理解しておけば、そう頭を悩ませる必要もないかと思います。

ドナドナを聴きながら
http://www.geocities.p/galfned/xanadu/xanadu.htm







■A new type real time role playing game
MSX版のザナドゥはマイコン機種の中では最後に発売され、ようやくザナドゥ熱が治まった頃、
PC88版から見てほぼ2年後に発売されました。
媒体もフロッピーではなくメガロムとなり、ゲーム性はそのままに、見た目やBGMなどいろいろな点はMSX仕様となりました。
当時の管理人のザナドゥ経験と言えば、レンタルソフト屋(当時はこういう業種が存在していました)からMSXのROM版をレンタルしてきて2~3日ばかり触れた程度でしかありませんでした。
ゲーム画面や内容は雑誌などでさんざん見知っていたのでよく知っていたのですが、当時は実際に触れてみてもあまり面白いとは感じなかった事を記憶しています。
このドナドナを開設してこのかた、
「名作と名高い本作に手を出そう」、
「一度はクリアしてみよう」、
と何度も試みたのですが、毎回本作を下調べしているうちにやる気が失せていました…。
敵が無限ではなく有限だというのが、管理人にはかなり気に入らなかったのです。
敵が有限だから、落ちている物も含めてアイテムやお金の量も有限です。
もちろん当然のことながら経験値も有限です。
また自キャラのレベルアップにデメリットがあるという事も、憂鬱なものでした。
基本的に管理人は自分のペースで、だらだらできないゲームは苦手なんですよ。
本作は中期的・長期的戦略が必要になってくるゲームなので、きっちりとした計画を立ててプレイする必要があるんですよね。
そんなこんなで、どう調べても「素人お断り」「一見さんお断り」的な雰囲気に、毎回毎回二の足を踏んでいたのです…。
しかしながら、折角レトロゲームのサイトを持っているのに、ハイドライドだけに触れて本作を避けて通るというのも、何かしら片手落ちになるなぁ…。と思い、気が重く、気乗りしないながらもプレイしていったわけですが、プレイ時間が長くなるほどに、「レベルアップする前に鍵を買い溜めしよう」だとか、「今レベルアップするよりもう少し先に進んでからレベルアップしよう…」だとか、「やべぇ! 脳みそ全滅させちまった! 防具上げられねぇやん!」だとか、いつの間にかきっちりとザナドゥをしていました(笑)
なんだかんだ言いながらも、最終的にはザナドゥを楽しむ事ができていたのには驚きですよ。
当時クリアできなかった無念を晴らす事もできたしホッとしていますw
敵の強さや、所有アイテム、塔内に配置されているアイテム、得られる経験値など、様々なデータを得て、それをベースに行動をしていく。多少ずれたプレイや極端なプレイに走っても、知識を元に戦術・戦略を練って踏破していく…。アクションもある事はありますが、基本的にこのゲームは頭脳ゲームとして一級品なんだと思います。
本作はARPGというジャンルのゲームですが、人によっては本作を優れたパズルゲームだと謳う人もいます。
管理人も本作の本質はARPGというより、シミュレーションや将棋・チェスなどの戦略的ゲームだと思っています。
ファルコムもイースばかり移植していないで、ザナドゥも移植して欲しいですね。
素材はしっかりとしているので、変な弄り方さえしなければ、工夫次第で売り物になると思うけど…。
などと管理人は記事を書いている時に何度も思ったりしていました(笑)

ドナドナを聴きながら
http://www.geocities.jp/galfned/castle/excellent.html
www.geocities.p/galfned/xanadu/xanadu.htm