2000年4月18日火曜日
[OS] MS Windowsミレニアム版(Win Me)
Windows ミレニアム版 (Win Me) リリース
作成:2000 年 9 月 27 日
著者:Silvino Orozco
カテゴリ:コンシューマエレクトロニクス
9月14日、Microsoft は、最新版のコンシューマ OS、Windows ミレニアム版 (Win Me) を正式に一般にリリースしました。
このサイトのほとんどのレビューは、 コンシューマレベルのハードウェアを中心にしているので、
この新しい OS がリリースされたとき、この新しい OS のテストは、私の側での確認を少し行うに留めようと決めました。
主な関心事は、 「もっと馴染み易い」ユーザインターフェースを作成する、というこの新しい OS の不相応に膨れ上がった作りのために、一般的なパフォーマンスが下がっただろうということでした。 また、全体的として不安定な OS のために将来、テストで時間を浪費するつもりもありません。
今回は、この OS が提供する新しい機能を調べ、 ベンチマークを行い、分かったことをお伝えします。
■新しい点/ムービー編集
早い話、Win Me は、デジタルメディアサポートの更新と システムリストア機能、それにドライバサポートの少々の更新を加え、 ブートを少し速くした Win98 です。
このようなことでは、実際に大きな興味を抱かせるものは、よくて2つしかありません。
この新しいデジタルメディアサポートは、基本的には、 Media Player 7 と Microsoft Movie Maker が標準として追加されたものです。
Media Player 7 は、すでにダウンロードすれば使用可能になっており、したがって、 Win Me に固有のものではありません。
これは、今日もっとも人気のあるフォーマットのデジタル再生、 および CD の焼き付けとリッピング機能を提供します。
MS Movie Maker は、基本的には、その名のとおり、 ムービー編集ツールです。
このツールを使用すると、ホームムービーの作成や編集が、 サウンド付き、またはサウンドなしで行えます。
私は、 ウェブカメラでビデオを非常に速く作成することはできていましたが、 壁に突き当たっていました。
残念ながら、保管には 1 つのフォーマット、 Windows Media Video Format (*.WMV) しかありませんでした。
お分かりのように、 私は気に入りませんが、
Microsoft は、私たちの OS どころかその他についても管理したいと思っているのは確かです。
静止画像は JPEG として取り込む、または保管することしかできません。
明らかに目新しいことはなにもありませんが、 無料で使用することはできます。
■新しい点/Microsoft System Restore
Microsoft System Restore を使うと、ユーザは、さらにいうなら Windows は、「記録ポイント」を作って、ある時点でのシステム全体をバックアップすることができます。 システムを不安定にするやっかいなインストールを行ったとき、これは便利です。明らかに、 これは、私たちがしばしば遭遇する、珍しくもないクラッシュを防ぐために Microsoft が安全機能として設けた試みです。System Restore を使えば、 さほど骨を折らなくてもマシンを以前の状態まで戻すことができます。私はこの機能に関して、 ちょっとした試験を行いましたが、何の問題もなく動きました。ですが、 これを可能にすることに非常に大きな障害が伴っているかもしれません。
コンシューマ向け OS の Win Me がリリースされて、Windows 98 に置き換わろうとしているが、 これは変えるだけの価値があるものだろうか。
今回は、Microsoft の最新の提供製品を取り上げ、これが安定性やパフォーマンスにどのように影響するかを調べた。
System Restore を長い間使っていたら、不思議なことに、ディスク容量が少なくなり始めました。この問題の原因は何だったでしょう ? それは、System Restore が情報を蓄積するのに使用する _RESTORE ディレクトリでした。はじめの頃の試験用ディスクに、私は試験のため少数のプログラムをインストールし、削除していました。 これを全てやり終わった後、リストアディレクトリの合計サイズをチェックしてみたところ、バックアップデータで 150MB まで膨れ上がっていました ! このディスクが数時間前に空であったことに注意して下さい。これは直接的には 3D パフォーマンスに影響しないかもしれませんが、日単位で定期的にバックアップされていく無駄なデータがつもりつもれば、 ディスクパフォーマンスにひどい悪影響を及ぼすでしょう。
もう一つ注意すべき点は、Sysmark 2000 を走らせている間はこの機能が使用できない、ということです。 最初私がそのまま放っておいたら、 _Restore ディレクトリは 1 GB をこえるデータで膨れ上がったのです ! この鳴り物入りの機能のおかげで、Sysmark 2000 はすべて動かなくなってしまいましたが、理由は明らかです。
ほかに私が気づいた小さな利点は、OS に組み込まれたシステムデバイス用拡張ドライバサポートと、わずかに速くなった起動時間です。 私は今回のテストプラットフォームを走らせるのに、Win98SE を試験したときほど数多くのドライバを必要とはしませんでした。標準的な試験ディスクの起動時間はたったの数秒速くなっただけでしたが、それでも速くなったことは速くなったのです。
■新しい点/ "DOS" が使用できない
最後にふれておきたいのは、Win Me では "DOS" が使用できないということを見逃してしまう人がいるのではないか、ということです。
手の込んだ方法 (たとえば Start->Run-> "command") で DOS コマンドウィンドウに入れないこともありませんが、DOS は起動あるいは終了時のオプションリストでもはや使用できません。
tom's hardware guide
http://tom.g-micro.co.jp/
http://tom.g-micro.co.jp/consumer/00q3/000927/index.html
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