2025年10月31日金曜日

[ゲーム][玩具] タカラトミー/ポケットメイト・コレクション~80年代Cafe




[ゲーム][玩具] タカラトミー/ポケットメイト・コレクション~80年代Cafe
◆ フィールドアスレチックス
ポケットメイト13 フィールドアスレチックス・トミー(タカラトミー)
2010-11-03 10:41:58 | ポケットメイト
復刻ポケットメイト13弾『フィールドアスレチックス』です。復刻版のラスト、トリを飾るのにふさわしい傑作ポケットメイトです。登場は、ラインナップも増えポケットメイトの隆盛期ともいえる第3期で76年頃。野球ゲーム、将棋と並んでポケットメイトを代表する一本だと思います。
ゲーム内容は、この当時流行っていたフィールドアスレチックスを、銀玉を使ったミニゲームとして再現したもの。ループ坂、橋、丸太跳び、トンネル、階段、イカダと細かなアイデアとギミックのオンパレードで、この小さなフィールド内によくここまで詰め込んで、アスレチックスの雰囲気を再現したものだと感心させられます。盤面にはイラストが施されていて、箱庭感、ジオラマ感もバッチリで、見ただけで遊んでみたいと思わせるものに仕上がっていました。ポケットメイトに限らず、この手のミニゲームは単純なものがほとんどで、しばらくすると飽きてしまうのですが、これは例外的にやり込み度も高い作品となっていました。
関門ごとにポイントが付されており、ポイントの加算で得点を競うようになっています。今となっては攻略はとても無理なため、以下簡単にコースを紹介していきます。
まず、スタート地点を出てループ状の坂を上っていきます。その後は長い滑り台と橋。
ひょっとすると一番の難関ターンベース。あらかじめ橋側にセットしておいたターンベースに玉を乗せ、くるりと回転させて次のルートへ移動させます。ターンベースには小さなくぼみがありますが、滑り台を降りてくる間に動いてしまったり、勢い良過ぎて落ちてしまったり。
その後はジグザグコース、丸太跳びへと続きます。
丸太跳びは、段差の付いた6つのサークルを順に跳び越していくというもの。ケースの下をコツコツと叩くような感じで跳んでいきます。ここも、勢い良過ぎて飛び出したりと難関のひとつ。
丸太跳びを超えると、玉が一時的に見えなくなるトンネル。
その後は、橋を渡ります。このあたりは雰囲気を出すために設けられていると思われ、特に難しくはありません。
玉を乗せ手動でコースを変える回転盤。
階段。一段ごとでなく一気にいけますが、勢い良過ぎてコースアウトも。
くるりと回って再び回転盤。次はコースでなくイカダ乗り場。
イカダに玉を乗せ、池を移動。イカダは固定されておらず、コースのないところを移動するため最後の難関。イカダ中央に穴が見えますが、ここに玉を乗せ安定を図ります。
反対側の岸にたどり着いたらパチンコちっくな回転羽(回転扉?)を抜けて・・・
最終コーナーを回って・・・
スタート地点横にゴール!となり、この小さなフィールドを一周したことになります。
個人的な思い出としては、当時クラスの誰かが持っていて瞬く間にブームとなり、自分も入手して遊んだ記憶があります。野球ゲームを買った駄菓子屋で、これもパチモノだったと思います。人気があっただけに、エポック社からもブックゲームシリーズ『アセリチック』(79)、ミニゲーム『アスレチック湖コース、海コース』(79)、『アスレチックレース』(79)などが出ており、タカラ社のスクールパンチにもあったようです。本家トミーからは電子ゲームも。密封型ではないオープン型のボードゲームは、ある種の定番となっていて、最近でもトイザらスなどで『アスレチックランドゲーム』(オリジナルはトミー/79で、これも復刻版らしい)として売られていました。また、当時のアスレチックの流行を参考にしたと思われる、TV番組『風雲!たけし城』からアスレチック型のゲームがいくつも発売されていました。
復刻版は、一度に13種ではなく段階的に復刻されていったため、復刻が決まった後もこのアスレチックスを望む声がネット上でもよく見られました。というわけで、ポケットメイトの最高傑作というにふさわしい一品だったと思います。
◆ マーブルキャッチゲーム
ポケットメイト12 マーブルキャッチゲーム・トミー(タカラトミー)
2010-11-01 21:34:45 | ポケットメイト
復刻ポケットメイト第12弾『マーブルキャッチゲーム』です。発売は、75年の第一弾のヒットを受けて、ラインナップが大幅に追加された第二期75~76年頃。パチンコ系のゲームは、第一弾でも複数発売されましたが、こちらはオリジナリティの高い一作となりました。
ゲーム内容は、6個の銀玉をケース上部の受け皿に集め、送りレバーを使って一個ずつ落としてゆき、それをフィールド下部のブルーの玉受けでキャッチするというもの。キャッチした銀玉は、真ん中のポイント穴より落とし、下段ポイント窓に溜まっていきます。キャッチできなかった玉は、ケース下段のミスポイント窓に溜まり、ポイント窓に溜まった玉の数が得点となります。フィールドの中央部は、半分ほどマーブルキャッチゲームのロゴシールで目隠しされており、どこに落ちてくるかは直前までわからないようになっています。
かなり単純なゲームなのですが、マーブルキャッチロゴシールには2箇所だけ覗き穴が開いており、ここでどちら側に落ちてくるか予想を立てるようになっていて、この小さな覗き窓がゲーム性を生んでいます。
ということでシンプルなゲームなのですが、これに類似したものは、ミニゲーム、エレメカとも思い当たりません。強いて言えば、駄菓子屋に置いてあった、10円玉をキャッチするような電気を使わない類のエレメカでしょうか。個人的には、当時は『プロドライバーゲーム』とか、『レーシングゲーム』、『ダービーゲーム』、『つりきちゲーム』のような、盤上やギミックの華やかなものしか目に入りませんでしたので、選択肢には入っていませんでした。これネットでの評価は、面白いというのが多いようですが、盤上が半分目隠しで覆われている関係上、どこか地味な感じは否めなかったかなと思います。
実はこれのバージョン違いには、『パックマン(Puckman、Pacman』があります。こちらは目隠しシールがパックマンのものになっており、画面の華やかさも十分です。トミーは、ナムコよりパックマンが発売される(80)以前に、74年にパックマン貯金箱、76年にパックマンゲームというものを発売しており、その関係でこの当時パックマンの関連玩具をたくさん発売していました。有名なところでは、LSIゲーム・パックマン、ゼンマイ仕掛けのテクノボーイ・パックマン、ゼンマイで歩くTOMYトコトコパックマンなど。このポケットメイトパックマンも、この時期のものだと思います。できれば、こちらの方を復刻して欲しかったですね。他には『King Kong』や『Burger Catch』なども復刻して欲しかったですが、やはり難しいのでしょうね。
ということでシンプルな一作でした。ただポップなマーブルキャッチのロゴは、70'sの楽しげな雰囲気をよく表しており、今の目から見るとなかなか捨てがたい魅力もあるのかなと思います。
◆ スマートボール
ポケットメイト11 スマートボール・トミー(タカラトミー)
2010-10-28 20:55:36 | ポケットメイト
復刻ポケットメイトの第11弾『スマートボール』です。登場は1975年で、ポケットメイトの第一弾として発売されました。発売当時のネーミングは、『アレンジボール』。この第一弾のラインナップ中には、同じようなゲームである『ラッキーボール』も入っていました。これらはノスタルジアをくすぐるゲームとして、パチンコ系のミニゲームには欠かせないもののひとつだと思います。
ゲーム内容は、本体を傾けて玉を一箇所に集めレバーを弾きます。入賞穴には番号が振ってあり、入賞した玉はそれぞれ対応した窓に出てきます。9個の銀玉を打って縦、横の列の合計数を競うというものです。スマートボールは、パチンコやピンボールの仲間である遊技機のことで、現在では温泉歓楽街や観光地というイメージですが、パチスロが出回るまではパチンコ店などにも置いてあったようです。スマートボールとは、正確には5とか15と書いてある入賞口に玉が入ると玉が払い戻され、持ち玉を増やしてゆくゲームのことで、このゲームのようにラインを揃えるものは『ラッキーボール』と呼ばれ区別されているようです。ポケットメイト第一弾のものはまさにこれで、後に『ニューラッキーボール』も発売されています。これらとは別に、『アレンジボール(アレパチ)』というものもあって、これはボールが入賞すると4×4のラインにランプが点滅し、ランプの付き方によってコイン(玉)が払い戻されるというものでした。アレパチは規制により撤去され、現在ではなくなってしまったようです。この復刻版の内容はまさにアレンジボール(アレパチ)のもので、それが『スマートボール』と名前を変更されて復活したのには、この辺りの事情があったのかもしれません。
フィールドの下部に数字が入った入賞口が並びます。
この辺りもスマートボールやピンボールというよりは、パチンコ系の雰囲気。
ちなみに海外版(イギリス)はそのままストレートにPinball、米国版はTic-Tac Scoreというタイトル。Tic-Tac Score(Tic Tac Toe)とは、これのこと。大元となったコリントゲーム(バガテール)が、アメリカに渡ってピンボールへと進化し、このコリントゲーム(バガテール)→ウォールゲームが日本でパチンコ、スマートボールへと進化したという経緯のようです。
個人的には、正式なスマートボールでは遊んだ経験はありません。下手すると実物は見たこともないかも(アレンジボール&アレパチも)。それでもスマートボールという名称と、このタイプのゲームにノスタルジアを感じるのは、寂れた観光地や遊園地に置いてあった、玉を入賞させ列を揃えるピンボール型のエレメカからだと思います。縁日などでも子供向けのものがあったようで、そこから思い出す方もいらっしゃるかも。また駄菓子屋などで売られていたミニゲームの定番でもあって、エポック社からもミニゲームシリーズに『ミニパチンコ(ミニミニパチンコ)』、『ミニラッキーボール(ミニミニラッキーボール)』、『ミニミニアレンジボール』などが発売されていました。そこからも懐かしく思い出すのかもしれません。
ということで、人によって連想するものは異なるかもしれませんが、どこかノスタルジアを感じさせるという点では共通している一本だと思います。
◆ ゴルフゲーム
ポケットメイト10 ゴルフゲーム・トミー(タカラトミー)
2010-10-26 22:16:07 | ポケットメイト
復刻版ポケットメイト第10弾『ゴルフゲーム』です。発売は1975年のポケットメイト第1弾で、全20種中にラインナップされての登場となりました。野球ゲームと並んで、最後期までラインナップに残る人気を誇ったようです。人形(フィギュア)を使った展開型のゲームで、ある意味室内用ゴルフゲームの定番といえるものでした。
復刻されたゴルフゲーム2種です。『ホールインワンゴルフ-9(ナイン)』は、78~79年頃の発売ですから、かなり後から登場したものになります。かたやフィギュアを使った定番のゴルフゲーム、かたやピンボール型のオリジナリティ溢れる意欲作ということで、ゲーム性は全く異なっています。この当時、学研より75年に『パーゴルフ』、株式会社アオプラニングというところより77年に『パーフェクトゴルフ(DELUXE)』というフィギュアを使ったゴルフゲームが発売されており、『ポケットメイト10 ゴルフゲーム』の方は、これらと同じタイプのものになります。このタイプのものは、洋の東西、有名無名メーカー問わず時代を超えて販売されており、現在でもバンダイナムコグループの株式会社ハピネットより『めざせ!かっ飛び王子どこでもファミリーゴルフ』というものが発売されています。こちらはドイツのPITGREEN社のもの。ということで、これらはある意味室内用ゴルフゲームの王道といえるでしょうか。
ということで『ポケットメイト10 ゴルフゲーム』の中身です。例によって未開封品のためパッケージのみで紹介しようと思ったのですが、包装があまかったため破ることなく箱より取り出せましたので、展開していきます。このような感じで、コース、ゴルファー、クラブ、ボール、ピンの旗、木が、ポケットメイトの小さなケース内に収められています。70年代を感じさせるゴルファーのイラストがいかしてます。
ケースより取り出したところ。9ホールのコースレイアウト表、ケースへの仕舞いかた(収納方法)を書いた説明書、池やバンカーのシールが付属しています。400円にしては凝っている(豪華)といえるかも。
コースは、縦横様々な形で組み合わせができるようになっていて、3つのコースを組み合わせて9ホールをつくります。コースの表面には芝っぽい感触の素材が張ってあり、気分を盛り上げてくれます。
ジオラマチックな感じがいかしてます。ゴルファーが板状なのが残念なところ。学研『パーゴルフ』やアオプラニング『パーフェクトゴルフ』と比べると、こちらはパターゴルフといった趣き。
実際遊んで面白いかというと、どうなんでしょうか。学校の休み時間に、机の上で友達と遊ぶのなら楽しいかも。カップインしやすい様、グリーン周りは凹型になってますね。
実際展開するまでは、圧倒的に『ホールインワンゴルフ-9(ナイン)』の方が好みだったのですが、展開してみると『ゴルフゲーム』の方もなかなか味があってよいです。学研の『パーゴルフ』や『パーフェクトゴルフ』などは、コースに人工芝っぽい素材が使われていたりして、(当時としては)かなり高価だったように思います。子供の玩具というよりは大人向けみたいな(高級な)雰囲気もありました。(思いっきりタイニー版ですが)それらの雰囲気を400円で再現してくれて、子供の手の届く範囲で提供してくれていたわけですから、これが最後までラインナップに残るベストセラーだったというのもわかる気がします。
ということで、基本的に休み時間などに友達とわいわい複数で遊ぶタイプのゲームです。密封型のパチンコ&ピンボールタイプとは、また違った魅力のある一本だと思います。
◆ ターゲットレンジゲーム
ポケットメイト09 ターゲットレンジゲーム・トミー(タカラトミー)
2010-10-24 21:09:48 | ポケットメイト
復刻版ポケットメイト第9弾『ターゲットレンジゲーム』です。登場は、75年の第1弾に続いての第2期目で75~76年頃。オリジナル発売当時は、『ターゲットゲーム』というネーミングでした。同時期にラインナップに加わった『コンバットタンクゲーム』に比べて、こちらは正統派のシューティングゲームでした。
ゲーム内容は、7発の銀玉を使い7つの的を狙って撃つというもので、まんま射的ゲームです。本体を起こして玉を集めシューターにセットします。その時に、的の方も起き上がりますので、全ての的が起き上がったら本体を水平にします。的は端のほうが高得点になっていて、倒した的の得点を競います。元ネタは何かと、いろいろ考えてみたのですが、魚雷戦ゲームだったり、エレメカだったりと似た雰囲気のものはありそうですが、そのまんま夜店や寂れた観光地にあった射的ゲームと考えてもよさそうな気がします。
射的というのは、古くからある遊びのようで、日本に限らずカーニバルの夜店や遊園地など、西洋でもお馴染みのもののようです。イメージとしては、コルク銃ですが、輪投げ、フリスビー、バスケットボール、弓、蹄鉄投げなど、様々なバリエーションがあるようです。ゲームセンターやデパートの遊戯コーナーではお目にかかることのできない遊びで、縁日や寂れた観光スポットというイメージでしょうか。現在では、あまり見かけないイメージもありますが、『射的 スマートボール』で検索すると、温泉地の施設がずらずらっと並び、そのような場所では現役の遊びとして親しまれているようです。ということで、復刻版『スマートボール』とは、ある意味セットのような関係といえるのかもしれません。またカーニバルの遊戯場といったイメージからだと、『コンバットタンクゲーム』のバージョン違いである『Shooting Gallery』の方が、お祭りの楽しげな感じが出ているでしょうか。セガの『カーニバル(Carnival)』(80)は、まんまこのCarnival shooting galleryを題材にしたものでした。
個人的な思い出当時としては、デパートの玩具売り場でポケットメイトシリーズを選ぶ時に間違いなくこれを見てると思いますが、ほとんど印象に残ってません。シューティングならば、インベーダー人気を当て込んだ『ポケットベーダー』や、絵柄や設定が凝っている『コンバットタンクゲーム』、『クレージーマシンガン』の方に惹かれていたからだと思います。また的が磁石という変わったアイデアの、『ムーンターゲット』も印象に残ってます。どちらにしても、いくつも見比べてこれぞ!というものを選ぼうとしている子供には、シンプルすぎ正統派すぎて、物足りなかったのだと思います。
ただ大人になった今の目から見ると、カーニバルの射的を連想させるような『TARGETRANGE GAME』のにぎやかなロゴが、なかなかいい味を出していると思います。さしずめポケットの中の400円のカーニバルといったところでしょうか。
◆ タイムトラップゲーム
ポケットメイト08 タイムトラップゲーム・トミー(タカラトミー)
2010-10-20 17:00:56 | ポケットメイト
復刻版ポケットメイトの第8弾『タイムトラップゲーム』です。登場は、ポケットメイトのヒットを受けて、ラインナップがそれまでの22種から33種まで大幅に増えていた75~6年頃。発売当時は、『タイムアップゲーム』というネーミングでした。迷路というミニゲーム定番のアイデアに、これまたこの頃のボードゲームにはお約束だったタイマーを組み合わせた基本中の基本といえる一台でした。
ゲーム内容は、左端のタイムレバーを引きスタートボタンを押します。タイムレバーが動き出したら本体を傾けて、制限時間内に迷路のA地点からB地点まで銀玉を移動させるというものです。制限時間が近づいてくると迷路自体がせり上がってゆき、時間になるとボールが挟まれストップします。数字は得点のポイントで、制限時間中にどこまで進めたかで得点を競います。シンプルといえばシンプルきわまりないゲームですが、そのことが逆に流用がし易かったのか、後に『日本早まわり』、『小便小僧トイレはどこだ』、『ピモピモ広場』(コミックボーイ)としてリメイクされています。また海外では、それらしいイラストを加えたファンタジー風の『Dragon Trap』バージョンもあったようです。個人的には、この『Dragon Trap』バージョンが欲しいかな。
復刻版として復刻された迷路もの2種です。かたや迷路自体を動かすもどかしさ、かたやタイマーによる制限時間とゲーム性は異なります。オリジナル発売当時に、タイマーを使ったゲームとしては、制限時間内にブロックをはめ込む『パーフェクション』(1972/エポック社)があり、任天堂からも同じようなゲーム性を持つものが『タイムショック』の名称で発売されていました。このパーフェクションのアイデアを使ったものは、他にもタイム5(ファイブ)の名称で、ポケットメイトにラインナップされていました。
この作品の現代的なリメイクといえそうなのが、タカラトミーより2002年に登場した『電脳迷路ゲーム A~!』です。現在2010年には、『電脳迷路ゲーム A~!!』が発売されています。制限時間内に球体の中に作られた立体迷路を攻略する内容で、ある意味ポケットメイト『フィールドアスレチック』のリメイク版ともいえそうです。ただタカラトミーより発売されていますが、HASBRO/Tiger Electronics社の表記がされており、開発はこちらのようですから直接的な関係はないようです。
タイマーと迷路を組み合わせて、制限時間が来ると銀玉が迷路とスクリーンに挟まって止まってしまうという単純なアイデアなのですが、それだけで魅力的なゲームになってしまうのは流石です。ゲームとはアイデアなのだということを再認識させてくれる一本といえそうです。
参考:POCKETMATE collection、TNCおアソビ探偵団、The Online Guide to Pocketeers、Wiki HASBRO/Tiger Electronicsの項
◆ クリーンテニス
ポケットメイト07 クリーンテニス・トミー(タカラトミー)
2010-10-19 02:05:35 | ポケットメイト
復刻版ポケットメイトの第7弾『クリーンテニス』です。発売は、じわじわとポケットメイト人気が盛り上がって、多彩なラインアップが揃っていた76年頃。後に、少年マガジンとコラボしたコミックボーイ版『フィフティーンラブ』としてもリメイクされたようです。パチンコ、ピンボール型の多いポケットメイトとしては珍しい(数少ない)展開型のゲームでした。
これパッと見ただけでは、どのように遊ぶのか外見からは見当がつきません。表側のグリーン部分は、当然コートになるのですが、ラケット、ボール等は内部に収納されています。まず二つ折りのコート部を拡げ、ラケット、ネット(ボール)部を組み立てる必要があります。ボールは軸に繋がっていて、中央のネット部分に固定されます。コートの両端に設置したラケットでそのボールを打ち合うというゲームです。文字だけの説明ではわかりずらいですが、残念ながら未開封のため展開した写真はありません。復刻当時、このようにネタにすることを考えてなかったため、残念ながら保存用と遊び用までは買ってませんでした。組み立てた状態の写真は、こちら。また、1人用の多いポケットメイトとしては、珍しい2人用のゲームでもありました。
似たような原理のゲームは、エポック社からもミニテニス、ミニピンポンとして発売されていました。こちらはピストル型になっており、両方から握ってタイミングよく引き金を引くことで、ボールを打ち返します。当時クリーンテニスも、このミニテニス、ミニピンポンも遊んだことがあるような気がするのですが、どうも記憶が曖昧です。また、業務用のエレメカにも、このような軸に繋がったボールを打ち返すタイプのものがあったような気がするのですが、見つけられませんでした。どちらにしても、妙に郷愁を誘うゲームだと思います。
展開型としては、ゴルフゲームも復刻されています。他には、『ブローダート』(吹き矢)、『ビートップゲーム』(ベーゴマ)、『ボウガン』、『D-51ヨーヨー』、『レーシングヨーヨー』などがあったようです。これらは、初期のラインアップに集中しており、あまり人気がなかったようで2期分からは生産中止となったようです。やはりポケットメイトの魅力は、屋外に持っていって遊んでも玉などの紛失の心配のない携帯性にあるのでしょう。
ということで、外見からは魅力の伝わりにくいゲームですが、(妙に郷愁を誘う)懐かしさという点では捨てがたいものがある一品だと思います。
◆ コンバットタンクゲーム
ポケットメイト06 コンバットタンクゲーム・トミー(タカラトミー)
2010-10-12 22:37:33 | ポケットメイト
復刻版ポケットメイトの第6弾『コンバットタンクゲーム』です。発売年は、大ヒットとなった75年の第1弾に続いて、第2弾にラインナップされており76年頃。これも人気があって、息の長い商品となったようです。また、後にリニューアル(リデコ)されて、『ゴキブリハンター』として再登場していたようです。
ゲームの内容は、タンク(砲台)より玉を発射してジェット機、ヘリコプター、戦車、自走砲(高射砲?)を狙って撃つというゲームです。それぞれの的にはピンが付いており、そこを狙って撃つと的が回転し撃墜した絵柄になるという仕組みです。これ以上ないといって良いくらい単純なギミックですが、ゲーム盤に描かれたプラモデルの箱絵のようなイラストも綺麗で、タンク(砲台)で空と陸の敵を攻撃するという世界観もまとまっていて、なかなかよい雰囲気(箱庭感、ジオラマ感)を醸し出していると思います。
自走砲(高射砲?)とヘリコプターの的ですが、ピンにヒットするとそれぞれ撃墜された絵柄に変わります。
敵を壊滅してゲームクリアです。傾けると的がひっくり返るため、簡単にリセットできます。ポケットメイトには、元になったゲーム(エレメカなど)があることがありますが、ゲーム性としては魚雷船ゲームっぽい感じでしょうか。(エポック社のミニゲームシリーズには、ミニ魚雷船ゲームが出ています)。世界観も地獄の黙示録やランボーではなく、年代的にTV映画『コンバット』(Combat!)とかあの辺りの雰囲気を醸し出しているような気がします。また個人的には、デパートや寂れた観光地の片隅に置いてあった、模型の戦車で標的(電飾のボタン)をタッチするセガの『Sega Attack、Attack II』(日本での販売名も同じ)を思い出します。
ポケットメイトには、78年~80年にかけてビデオゲームがブームになった頃にインベーダー、ギャラクシアン、パックマンなどが登場していました。ただ年代的、構造的に(スマートボール、ピンボールなど)エレメカや駄菓子屋ゲームから移植された(元ネタとなった)ゲームが多いですね。そのあたりも、ポケットメイトが一種独特の懐かしさを醸し出す理由なのかもしれません。
◆ クレージーマシンガン
ポケットメイト05 クレージーマシンガン・トミー(タカラトミー)
2010-10-11 20:41:24 | ポケットメイト
復刻版ポケットメイトの第5弾『クレージーマシンガン』です。オリジナルの登場は、ポケットメイトがヒットして勢いのあった76年頃。前年に『ターゲットゲーム』、『コンバットゲーム』が発売されており、砲台より銀玉を発射するシューティング(射的)ゲームがラインナップに加わっています。その翌年に発売されたこれは、射的というパチンコに続く新しいギミックと、動く標的というアイデアの詰まった一本になりました。
ゲーム内容は、ターゲット(ギャング団の乗った車)を狙ってシューター(砲台)より銀玉を発射して、ターゲットに命中させアジトに追い込むというものです。まずシューターに銀玉をセットします。未開封のため写真には出ていませんが、上部にリセットレバーが付いておりターゲットをSTARTの位置(右端)にセットします。ターゲットの下部にスイッチが付いており、ここに玉が当たると1マス左に動きます。全ての玉(8個)をあてると、ターゲットがアジトの位置に戻ってゲームクリアとなります。玉を一発あてるごとにギャングの乗った車が左に動くため、(逃げる)ギャング団の車をアジトの位置まで追い込むといった設定なのでしょうか。
START位置より番号が振ってあって、アジトの位置は8マス目。用意された玉は8個しかありませんので、一発も外さず当てる必要があり、難易度はそれなりだと思います。また単純な内容なので面白さもそれなりだとは思いますが、単にターゲットに当てるだけでなく、それに一捻り加えてあるところが肝ですね。ギャング団と逃げるターゲットという道具立て(設定)も素晴らしいと思います。
この砲台を使って玉を発射する射的型のゲームは、『ムーンターゲット』、『ポケットべーダー』など何種類か発売されています。復刻版ポケットメイトにも『ターゲットレンジゲーム』、『コンバットタンクゲーム』として復刻されています。その中でもターゲット下にスイッチを付け、動くターゲットとしたギミックの凝りようでは、これが一番なのではないかと思います。もう少し高い価格帯の玩具なら、ゼンマイや電池でターゲットの方を動かしていたと思いますが、当てることにより動くようにしたアイデアの勝利ですね。
これは当時デパートの玩具売り場で、手に持って買うかどうか小一時間悩んだ覚えがあります。結局買ったかどうかは覚えていませんが、(電子ゲームより買ってもらいやすかったとはいえ)当時は玩具を選ぶのは真剣勝負だったんですね。
◆ ホールインゴルフ-
ポケットメイト04 ホールインゴルフ-9・トミー(タカラトミー)
2010-10-09 21:40:35 | ポケットメイト
復刻ポケットメイトの第4弾『04 ホールインゴルフ-9(ナイン)』です。ラインナップに加わったのは結構遅くて79年頃のようです。一目でゴルフゲームとわかるグリーンを基調としたデザインの良さと、そのオリジナリティの高さからシリーズ内でも人気がある一本です。野球などと並んで、ゴルフゲームもこのようなミニゲームの定番だったと思います。
店頭でパッと見て、面白そう、遊んでみたいと思わせる目を引く1本ですが、どうやって遊ぶのか見ただけではわかり難いゲームでもあります。パチンコのようにも見えますが、ケース下にスタンド(足)が付いており、垂直に立てるのではなくピンボールのように傾けて遊びます。丸い緑の輪っかがグリーンセレクターで、これがゴルフカップです。その下のホールナンバー(写真では見えてない)に合わせてホールごとにセットします。緑の円(フェアウエイ)と茶(バンカー)を側面のダイヤルで調整してボールの行方をコントロールし、グリーンセレクター(ゴルフカップ)を狙います。上の数字はホールごとのPARスコアで、上部にはスコア表示用のダイアルも準備されています。池のイラストと、茂みのイラスト、バンカー内には穴もあって、ここに落ちた場合は一打プラスされます。(つまりOB・WHですね)。
ということで、(パチモノにはあるかもしれませんが)これに類似したものは見たことがない、オリジナリティの高い1作です。ポケットメイト内で一番難易度が高いともいわれているようで、ゲームとして成立しているかは微妙なとこですが。75年のポケットメイト第一弾にもゴルフゲームがあり、他社のものはこれと同じようにミニチュア人形を使ったタイプが多かったよう思います。またポケットメイトの魅力のひとつとして、箱庭の楽しさもあると思いますが、これだけ小さな中にフェアウエイ、バンカー、茂み、池ポチャとゴルフの各要素が詰め込まれていて、箱庭感(ミニチュア感)も十分備えていると思います。
エレメカからビデオ(TV)ゲームまで数多くのゴルフゲームが作られていますが、80年代のゴルフゲームといえば任天堂のGOLFがひとつの定番(完成形)でしょうか。右は、PCで数多くのゴルフシミュレーションを発表していた老舗T&Eソフトが、バーチャルボーイで発売した変り種『ヴァーチャルゴルフ』。個人的には、この『ホールインワンゴルフ』を見ると、バンダイのLEDゲーム「ゴルフコンペ」(GOLF COMPE)を思い出します。(奇しくも同じ頃に発売されてます)。ゴルフの複雑なルールをLEDゲームやミニゲーム内に、何とか落とし込んだ(再現した)点が共通しているのかもしれません。
ということで、当時遊んだことはありませんでしたが、この『ホールインワンゴルフ-9』は、オリジナリティ、箱庭感、ミニチュア感のどれをとっても名作といえる一本だったと思います。
                     
80年代Cafe
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雑居空間
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腕の差はキャラでカバー(改)by楓
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薙空間
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フィールドアスレチックス




マーブルキャッチゲーム



スマートボール







ゴルフゲーム





ターゲットレンジゲーム




タイムトラップゲーム




クリーンテニス









コンバットタンクゲーム






クレージーマシンガン




ホールインゴルフ-






     
     
      

[ゲーム][TV] ゲームガジェット・コレクション~80年代Cafe



[ゲーム][TV] ゲームガジェット・コレクション~80年代Cafe
◆システム10
Coming Soon
2013-10-28 18:01:42 | レトロゲーム機1975-
TVゲーム機関係の備忘録です。時間のある時に作成するため(多分)、とりあえず置いておきます。任天堂より1977年に発売されたカラーテレビゲーム15。その名の通り15種のゲームで遊べた。
任天堂は、これのヒットに気をよくしたのかレーシング112、ブロック崩し、コンピュータTVゲームと次々と投入していきます。
カラーテレビゲーム15と同時期に発売された廉価版カラーテレビゲーム6。
当時一万円を切るという戦略的価格で登場しました。
ダイヤル式の操作スイッチ。
中身はカラーテレビゲーム15と同じなのですが、外部のスイッチで6種類にゲームが制限されて、コントローラーも本体直付けに。
テレビゲームの老舗エポック社よりカラーテレビゲーム15に対抗する形で1978年に発売されたシステム10。その名の通り10種のゲームで遊べます。
なんともかっこよい付属の光線銃がそそります。
高級感を漂わせるなんとも大きな本体。
こちらは、玩具メーカーの老舗バンダイから同時期1977~78に発売されていたTV JACK。
そのシリーズの中でも一万円を切る価格で発売されていた廉価版のTV JACK1000。
この頃は、TVゲームのプチ・ブームであり、トミーからもTV FUNという似たシリーズが出ていました。FCが発売される5年以上前、それどころかG&Wなどの電子ゲーム以前のこと。
こちらは、エポック社からシステム10に続いて1979年に発売されたテレビ野球ゲーム。
取扱説明書。
本体より分離可能な操作ボタン。
野球のゲーム化というよりは野球盤のゲーム化といった感じでしたが、ポンやブロック崩しばかりの中にあって、人型のキャラクターが動かせるというのは確かに新鮮で魅力的ではありました。
こちらは、米国マテル社が1980年に発売したマテル インテリビジョン Intellivision。日本では、1982年にバンダイよりインテレビジョンとして販売された。当時の日本での価格は、49,800円という破格なもの。あまりに高価だったため売れなかったのか一年ほどで撤退し、翌年にはアルカディアという香港製のゲーム機が19,800円で発売された。
本国アメリカでは1991年頃まで売られていて150本以上のソフトが発売さている。シューティング、アクション、スポーツ、テーブルなどの定番だけでなく、ダンジョン&ドラゴンズのシステムを採用したRPGまで揃っている。
インテリビジョンの最大の外見上の特徴は、この電話機みたいなコントローラー。アルカディアでも似た形を採用していた。様々なソフトに対応できるように、この時期なりに拡張性を最大限に考えた結果だと思う。
スイッチとリセットボタンと、本体はかなりシンプル。本体横は、Atari2600と同じく木目調のプラスチックが貼ってあって、高級機であることをアピールしている。
インテリビジョン最大の特徴は、ソフトにコントローラーに被せるオーバーレイが付いているところ。プラスチック製のカードみたいな物が付いています。コントローラーに差し込んで、0~9まである10個のボタンのうち対応するものを使用するという仕組み。ファミコンのコスト的にも操作的にもシンプルで優れた十字キーに淘汰されてしまいましたが、アイデアとしては面白いと思う。
ベースボールのオーバーレイ。それぞれの守備位置に対応したボタン配置となっている。これは視覚的にもわかりやすい。
◆ PAXパワーグローブ
PAX パワーグローブ(PAX Power Glove)・パックスコーポレーション
2011-07-17 23:42:03 | レトロゲーム機1975-
PAX パワーグローブ(PAX Power Glove)は、パックスコーポレーションより1990年に発売されたFC用の周辺機器。当時の販売価格は、19,800円。
米国製との話もありますが、箱には製造販売元パックスコーポレーションと記してあり、Active Electronics Corpとの記載もあって、開発元はちょっとわかりませんでした。米国ではマテル社より販売されていたそうです。
チープなサイバー感が、いかにもな感じを受けて現在ではネタ扱いされることが多いですが、PCの入力デバイスとしてデーターグローブというものがあり、これはそれの玩具版ということのようです。発売が1990年とFC最後期のため、当時実際に目にしたり、遊んだことのある方は少ないのではないかと思われます。どちらかというと、FCネタをやる際のマニアなネタアイテムとしての方が、有名な一品と言えるでしょう。
箱を開けたところ。TVに設置するセンサーと、FC本体との連結器、パワーグローブ本体。グローブには、連結器に接続するためのコネクターがついています。
サイバーな感じがイカス取り扱い説明書、グローブの取り付け方や注意書きを記した紙。
TV上に設置するLEDパネルと、そこから左右に伸びるチューブ端に2つのセンサー。イメージからだとグローブのみで使えそうな感じがしますが、えらくおおごとになってます。
TV上に設置するLEDパネル。グローブを上下左右に動かすと対応したLEDランプが点灯して、信号を正常に受信できていることを知らせます。
チューブ先端のセンサーと、FC本体、グローブとの連結器。連結器を介してTVに設置したセンサーとFC本体、グローブとをつなぐ必要があり、現在の体感ゲームのように簡単にはいきません。
取説の設置図。たかだかコントローラーを使うために、えらいことになっています。おまけにセンタリング(基準となる中心位置)を出す必要もあったりします。
パワーグローブのコントロール装置。パワーグローブ用の14のプログラムを選択するために使用します。普通のコントローラーとしても使えて、取説にはRPGのパスワード入力に使えとも記してあります。またデザイン上の重要なポイント(アクセント)にもなっているかと思います。これを使った方が早いという、つっこみはお約束。
装着したところ。ゴム製のため軽いです。サイバーな雰囲気とは裏腹に、ゴム手袋をした時にもっとも近い感覚。
握るアクション。コロコロコミックやボンボンのFC漫画的なかっこよさがあります。ギャバンとか、80年代の宇宙刑事ものを思い出させてくれます。
腕のアクションが、画面上でどのような動きに対応しているかは、あらかじめ設定されたプログラムにより決定します。ボクシングゲームだと、腕を前後に動かすことによりパンチを繰り出します。
あまり見ることのないパワーグローブの裏面。サイバーなゴムカバーは、実は表のみで、裏はリストバンドで閉めるようになっています。手袋部分も布製。せめて合皮でしてほしかったところ。
あまり長く装着しているとかゆくなってきました。
センサーを使用しているということで、ブラウン管ではない液晶画面でもいけるのでしょうか。まず使う機会はありませんので、どちらでもいいことですが。その後の体感ゲーム、Wiiなどの流れを見ると、アイデアとしては悪くなかったのだと思います。ただ時代が早すぎた、技術やコスト面が追いつかなかった、ということなのでしょう。今だったら、もっと安くセンサーなどもなしでいけそうな気がしますので、任天堂かHORI社あたりにNEWパワーグローブを期待したいところだと思います。
                     
80年代Cafe
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雑居空間
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腕の差はキャラでカバー(改)by楓
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薙空間
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◆ ファミリーコンピュータ ロボット
ファミリーコンピュータ ロボット(FAMILY COMPUTER ROBOT)・任天堂
2011-05-26 19:17:16 | レトロゲーム機1975-
ファミリーコンピュータ ロボット(FAMILY COMPUTER ROBOT)は、任天堂より1985年に発売されたファミリーコンピュータ用周の辺機器。
ディスクドライブが発売される前、ファミコン光線銃、ファミリーベーシックの後に登場しており、初期のファミコンを語る際には外せない周辺機器のひとつだと思います。開発者は、光線銃の横井軍平氏で、当時9,800円という価格で発売されました。
箱より取り出したところ。プラスチック製のトレーに囲まれる形で収まっています。
前面。胸部が上下左右に動き、このロボットの動きは、基本的にこことアーム部分の開閉だけで成り立っています。顔も上下に上げ下げ可能。これは手動で、TV画面との調整用。
横。円形の土台に棒状の支柱、頭部という足のないロボットなんですね。逆にいうと、これでロボットっぽく見せているのだから、大したものだと思います。
後ろ。土台から伸びているコードがロボットっぽさを強調。
土台。電源スイッチがあります。マイクロコンピュータ(頭脳)は、ここに内蔵。
FAMILY COMPUTER ROBOTの金文字がイカス。
足(土台)裏。電池ボックスがあります。
取扱説明書。これだけでは遊べませんので、TVの前でのセッティング方法や、内部構造についての解説になってます。専用ソフトは、『ブロックセット』『ジャイロセット』の2本のみ発売。TV画面からの信号を頭部センサーで拾い、頭部内のアンプで増幅、背中のコードを通して台座のCPUへ伝えます。ここから内部のモーターへ指示が出て、ロボットが動く仕組みになってます。アーム開閉でブロック等を挟み、胸部の上下移動で上げ下ろし、胸部の左右回転で左右に運びます。かなり単純な動作を組み合わせて、ロボットらしい動きを作り出していることがわかります。またTV画面からの信号を拾うところは、光線銃よりの応用。
こちらは、専用ソフトのひとつ『ブロックセット』。『ジャイロセット』の方は、コマ(ジャイロ)が入っており、かなり大型のセット箱になります。ブロックセットも、ジャイロセットも、昔からいまひとつ遊び方がピンときません。当時から有名でしたが、実際に持っている人はまわりにおらず、実際に遊んだことはなかったからかな。
何かに似ていると思ったら、日本伝統の茶運び人形っぽい。一度見たら何か忘れられない日本人の琴線に触れる形なのかも。
つぶらな瞳。ゲーム機にロボットをセットして遊ばせようという奇抜なアイデアは、今でも十分インパクトがあります。横井軍平氏のアイデアは、いつも進みすぎていて、時代や技術が追いつけなかったという気もします。またG&Wにしても、光線銃やこのファミコンロボット、ゲームボーイ、バーチャルボーイにしても、共通している点はデザインの良さ。この時代を超えてしまうデザインの良さは、氏の美学の表れだったのでしょうか。レトロゲーム遊びの助手に欲しい一台。
◆ ファミリートレーナー
ファミリートレーナー・バンダイ
2007-07-21 11:58:25 | レトロゲーム機1975-
ファミリートレーナーは、株式会社バンダイより1986年に発売されたFC用の周辺機器のひとつ。
80年代にはFCの大ブームを受けて、ファミリーベーシックやロボット、ディスクシステムなどの周辺機器も多数販売されました。コントローラー(入力装置)もジョイスティック型の本格的なものや、連射機能付き、はては“パワーグローブ”などの変り種も登場しました。このファミリートレーナーも、変り種コントローラーの一種だと言えるでしょう。
箱を開けたところ。新品時、どのように収納されていたかはわかりません。
広げたこところ。結構でかいです。こちらはA面。
こちらは裏面のB面。数字が並んでいます。リバーシブル仕様なんですね。
ファミコンに挿すケーブル。ファミコン周辺機器というのをアピール。
基本セットの内容は、マット、専用カセット(アスレチックワールド)、説明書となっています。これはマットを床において、手の変わりに足で入力をするという装置で、発売された専用(対応)ソフトは全部で10本、①アスレチックワールド、②ランニングスタジアム、③エアロビスタジオ、④ジョギングレース、⑤迷路大作戦、⑥マンハッタンポリス、⑦ファミトレ大運動会、⑧突撃!風雲たけし城、⑨風雲!!たけし城2、⑩来来!キョンシーズ。こうしてみるとスポーツ系の体を動かして遊ぶ(イメージの)ゲームが多いです。この当時は、子供が家の中で飛び跳ねたりすることが敬遠されてかそれほど売れなかったようです。それでもバンダイの宣伝が上手だったのか、インパクトがあったためなのか、なぜか印象に残っているFC機器のひとつですね。
アスレチックワールド。おねーさんも楽しそうです。個人的には、この手のソフトで遊ぶ年代は過ぎてましたので、実際に遊んだとか身近に持っている人がいたという経験はありません。ただこのアイデアは、かなりのインパクトがあったのかゲームセンターの体感ゲームとして、その後も何度か採用されたようです。特に“DanceDanceRevolution”のヒットの裏には、ちょうど子供のころにこれで遊んだ(インパクトを受けた)層が、ゲームセンターで遊び始める年代になっていたということがあったのかもしれませんね。また、体の動きを使ってゲームに働きかけると言う意味では、任天堂wiiに通じるところもあるかもしれません。ひとりで遊ぶよりも、家族や友達、ギャラリーとともに遊ぶためのものと言う意味では、ある意味もっとも“ファミリー”コンピュータらしい周辺機器だったといえるでしょうか。これを懐かしいと感じる人には、多分そういう思い出がくっ付いていると思います。
ファミコンでスポーツ!?楽しいファミトレ。いいコピーです。
これを現在遊ぶのはなかなか難しいと思いますが、流行の“脳トレ”+プラグイン型TVゲーム機として現代に復活しているようです。『川島隆太教授監修 脳と体を鍛える体感頭脳ファミリーマットレ』e-Toyレポートの紹介記事。
※ファミコンと同年代として分類しています。
◆ ツインファミコン
ツインファミコン(twin famicom)・シャープ
2007-07-08 16:03:08 | レトロゲーム機1975-
ツインファミコン(twin famicom)は、シャープ株式会社が発売したファミリーコンピュータの互換機。ファミコン本体とディスクシステムを一体型にした機種で、1986年に定価32,000円で登場しました。
ファミコンとディスクシステムがひとつになった!
ROMカセット挿入口。開閉式になり高級感を漂わせます。
電源とリセット、真ん中がカセット取り出し用イジェクトスイッチ。
ディスク挿入口。
イジェクト上のスイッチで、ROMとディスクを切り替えます。
背面に窪みが。コントローラーの収納は、左右からここに移動。
誇らしげなFAMICOMのロゴ。シャープより互換機が発売された経緯としては、諸説あるようですが“ファミコン”の商標をシャープが先に取得しており(オーブンレンジのものだったとか)、この後玩具の区分でも取得、その商標を譲ってもらう代わりに任天堂が許可をしたということのようです。※商標関係の詳しいいきさつはこちらに解説があります。またG&Wの液晶もシャープが担当しており、以前から任天堂との結びつきが強かったこともあるのでしょう。
表面には凹凸がなくシンプルなデザインですが、端子が沢山あります。
側面の拡張端子B、端子Aとは形が異なります。
背面のRFコンバータ拡張端子と、AV出力端子、ACアダプター用端子。
下部にも、拡張端子Cと拡張端子Dが。これは何に使うのかわかりません。
この機種の最大の特徴としては、任天堂のファミコン本体とディスクシステム両方の機能を兼ね備えており、これ1台でロムカセットとディスクカードのゲームを遊べるという事です。またもう一つの特徴として、ファミコンが映像出力がRF方式のみであるのに対して、RFコンバータ拡張端子と、AV出力端子を備えているという事。そのため高性能な映像と音声出力が可能になっています。その後、任天堂からもニューファミコン(AV仕様ファミコン)が発売されましたが、この当時としてはちょっと嬉しい装備でした。また後期型には、連射機能も装備されていたようです。この当時高橋名人の全盛期で(ツインファミコンの広告チラシにもTVのCMにも登場してます)、連射機能を持ったパッドが発売されたりしていました。ということでこの機種は、様々な機能を追加した高性能型ファミコンという位置づけでよいかと思います。実際にファミコン本体とディスクシステムを別々に買うより、本体価格が高くなっています。色は赤と黒の2色があり、前期型と後期型があります。写真のものは前期型。
当時、デパートの家電売り場には、ツインファミコンの箱が積んでありました。
ほとんどの家庭では、ファミコン本体をまず買ってもらい、ディスクシステムが登場すると追加で買ってもらうという経緯をたどっているでしょうから、この本体を持っていた人が身近にいた記憶がある方は少ないのでは。個人的にも、この機種にはほとんど縁がなく、当時はデパートの試遊機でデモっているのを眺めていたくらいでした。20年ぶりに今更手にしてみて思うことは、意外と高級感がある(玩具っぽさが少なく、しっかりした作りになってる)ということでしょうか。実際これは玩具扱いではなく、家電扱いになるのだそうです。そのため現在でもシャープで修理を受けることが可能だそうですが、修理費も(家電のため)高いのだとか。大きさ、重さ的にはセガ・サターンに近い感じです(セガサターンにも、日立やビクターより互換機が出ていました)。また後継機であるスーパーファミコンの互換機(CD-ROMと一体型になったもの)は、ソニーより発売される予定になっていましたが、その契約が破棄されたことからPSが誕生したというのも有名な話ですね。
お金持ちの証?自宅にはピアノとか置いてありそう。ということでこの機種、個人的にはお金持ち(御坊ちゃん)の持ち物という印象があります。この当時は、友達のうちでPC-88で遊んでおり、MSXとセガマークⅢを所有していましたので、これが欲しかった記憶というのはありません。4096色発色のFM-77AVやMZ-2500などが登場していた頃で、そちらに目がいっていましたね。87年にPC-ENGINE、88年にメガドライブが登場してきますので、発売時期としても(遅くはないが)微妙な時期だったのではないでしょうか。その割には、強い印象の残っていたりする不思議な機種でもあります。
※86年発売ですが、FCと同時期として分類しています。
                     
80年代Cafe
https://blog.goo.ne.jp/80-cafe/c/bef9ae444a8ee34f7c026d13a6cf58da
https://blog.goo.ne.jp/80-cafe/c/ef779eb1a9cb81f398380f983c0f3d6a/1
      
雑居空間
https://tawa-tower.seesaa.net/
https://blog.goo.ne.jp/tawa_tower/e/418f176cda4955bca1adb18636041714
                     
腕の差はキャラでカバー(改)by楓
https://blog.goo.ne.jp/sddkaede/e/29428a9f783c25e7edc7dca052ac2abe
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薙空間
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