[機器][Apple] Apple Macintosh LC630~マルチメディア対応Mac
1994.12
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[OS][Mac] HFS(Hierarchical File System)~Macintoshのファイル管理システム
Macintosh
■OS とハードディスク
MacOS から見ればハードディスクといえども一つの外部記憶装置にすぎません。しかしもはや必須となったハードディスクに関してはやはり他と異なる注意は扱われています。
MacOSは一部が基盤上のROMに書き込まれているとはいうものの,大部分はハードディスク上にあり,バードディスクから起動されるのが普通です。これはかつてフロッピーディスクやCD-ROMなどからハードディスクにインストールして使っていたのでした。その後Performaシリーズ発売以降のMacintoshではシステムがインストール済みとなっています。これをアップル社では「ハッピーマック」と呼んでいます。初代 Macintosh にはハードディスクは標準内蔵ではありませんでした。 ハードディスクの価格は当時まだ高価であったことが理由と思われますが,標準装備になるのに時間がかかりませんでした。
OS側からみるとハードディスクの管理はフロッピーディスクやMOなどと大差はないのですが,容量が桁違いに大きいのが最大の違いだと言えます。
例えばファイルをやフォルダを管理しようとすると内部的には数値で管理することになります。コンピューターの場合「何個まで」というような管理用の数字は何ビットといった内部的なサイズが固定になっているのが普通です。従って管理できる数に制限があります。
例えば記録の最小単位であるブロックを65000個まで管理できるように設計したとしましょう。
1ブロックのサイズが500バイトだとすると最大で3250万バイト。つまり32.5MBの容量しか管理できないことになります。 これでは困るので
1セクター=1ブロック
ではなく「アロケーションブロック」という考え方を導入して
1アロケーションブロック=複数ブロック
として最小管理単位を複数ブロックとすれば「65000個まで」という制限は同じとしても扱える容量は大きくなります 。
■ファイルシステム
Macintoshでは1985年のSystem2.0で既に2GBのディスクをサポートしましたが,当時のMS DOSはまだ30MB程度のディスクしかサポートしていませんでした。
OSの中でこういうこういった仕事をする部分はファイルシステムと言います。ファイルシステムはこの他にも
・ファイル名の最大長さや扱える文字種
・ファイルフォルダの階層構造
などを取り扱いますが目に見えない部分の仕事もたくさんあります。もともとMac OSはデバイスも全てファイル/フォルダという概念で一元的に管理しようとするシステムですから,裏方としての仕事は多岐にわたっているのです。
Macintoshのファイルシステムは当社の「MFS(Macintosh File System)」からすぐに「HFS(Hierarchical File System)」に移行して今日にいたっていますが,改良型のHFS Plus がMac OS 8.1から採用されて従来のHFSと選択できるようになりました。使用するOSのバージョンによって扱える最大ボリュームサイズが異なる点は押さえておかなければなりません。
ーMacintoshハードディスク徹底活用テクニック,1999,
tuuuuuu pc
[機器][通信] SCSI規格とIDE規格
SCSI(Small Computer System Interface)はMacintoshユーザーにはお馴染みのインターフェースでしょう。初代Macintoshにこそ採用されませんでしたが Macintosh Plus以降の全てのMacintoshに搭載されています。と言いたいところですが実際にはPowerBook Duoと新しいiMacには搭載されていません。しかし数少ない例外といってよいでしょう。
SCSIはハードディスク専用のインターフェイスではなく汎用的なインターフェースの規格で,CD-ROMやMOをつなぐことも,スキャナーやプリンターを接続することもできます。しかし一つの端子に数珠つなぎに接続していくことができるので拡張性の点からも好ましく,データの転送速度も当時の規格としては高速でした。したがって Macintoshに接続するハードディスクといえば長い間SCSIというのが常識であったのです。
しかしSCSIは汎用的なインターフェースですから,ハードディスクだけに使うのには少々もったいない部分もあるわけです。ハードディスクやCD-ROMドライブのことだけを考えて設計すればもう少し安い安価なインターフェイスが設定できます。それが E-IDEなのです。と言ってもE-IDEはMacintosh用に設計されたものではなくてIBM PC互換機用に開発されたものです。元々はIDE(Integrated Drive Electronics)という規格があって,1台あたりの容量や接続台数を拡張したのが現在のE-IDEというわけです。
E-IDEは最大4台までのドライブしか接続することはできませんし,最高速度のSCSIと比較すると転送速度も落ちます。しかし規格を拡張して高速化を図っており,1~2台のハードディスクを接続するにはSCSIと比較して大きく劣るということはありません。Macintoshでは古いIDEを使うことはありませんし現在では IBM PC互換機の製品でも新しいものは全てE-IDEです。
Macintoshの世界ではPower PCを搭載し始めた頃からエントリーモデルを中心にIDEドライブを搭載し始めました。CPUがG3となってからはPowerBookからデスクトップ型までIDEを搭載しています。ミドルタワー型もIDE搭載モデルができましたが,最上位モデルだけは未だにSCSIドライブを内蔵しています。
PC互換機との最大の違いは,PC互換機はSCSIを標準では装備しないが,Macintoshでは標準装備であるという点です。
ーMacintoshハードディスク徹底活用テクニック,1999,
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Mac OS Web共有
Mac OS8からシステムに標準装備となった機能の一つに「Mac OS Web共有」があります。
この機能はその名前の通りMac OS上でWWWサーバーを稼動させてWebページをLAN・インターネット上に公開する際に使用します。
Personal Web Server(PWS)と比較してFTP サーバーがない点が残念ですが,Mac OS Web共有ではそれに代わる機能としてPersonal Net Finder CGIを標準装備しています。この機能を利用するとファイルにハイパーリンクを設定したHTMLファイルと作成する場面と異なってリソースフォーク中のアイコン画像や作成したアプリケーション名も Web ページ上に正しく表示することができます。
またMac OS Web共有ではPersonal Net Finder CGI以外にもMacintosh上で動作する本格的なWWWサーバーの「WebSTAR 1.3」ベースのCGIを利用可能です。
定点観測で撮影する静止画像をWebページにリアルタイム配信する「Mac Webcam」やクリッカブルマップの作成に便利な「Mapserve」といったCGI を利用して凝ったLAN内Webページを作成するのも良いでしょう 。
ーWinMac接続文書,海上忍,1999
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